みかげブログ

2024年7月の記事一覧

第10回シアトル語学研修旅行 最終日・帰国

7月28日(日)。いよいよ、ワシントン大学の学生寮を出て帰国の途につきます。

朝、大学での最後の朝食をとり、いつもよりゆっくり、でもいつも通りバタバタもしなからロビーに集合、帰国に向けての確認をすませます。そして、レイクユニオン湖畔にある Gas Works Park という、古いガス会社の製油所の塔を残して作られた、ちょっと変わった公園に向かい、ここでそれぞれ持参した昼食を食べます。今日は曇り空で少し肌寒かったのですが、製油所の塔だけでなく、湖の向こうに見えるシアトルのビル群なども印象的で、すぐに時間が過ぎました。

その後、最初から一緒に行動し、初対面の時のぎこちなさがウソのように仲良くなった篠山鳳鳴高校の一行と別れ、空港に向かいました。

空港では、飛行機の搭乗口まで付き添ってくれたペリーさんに本当に別れを告げ、機内へ。生徒たちは、有形無形の様々なものをたくさん持って、同時に、離れがたさと寂しさとともに日本へと帰ります。

羽田空港では、神戸への便の乗り継ぎに余裕がない上に、荷物がなかなか出てこず、ANAの職員さんに先導していただいたりしながら、何とか予定の便に搭乗することができました。定刻を少し遅れて到着した神戸空港では、保護者の方々の出迎えを受け、第10回の御影高校シアトル語学研修旅行は、無事に終了しました。

生徒たちのスーツケースには、お世話になった国際交流協会から渡された手作りのタスキがつけられています。歴代の参加者のスーツケースにつけられ、生徒たちが無事に帰るように見守ってくれてきたものです。このタスキを目印に、空港でのピックアップも、協力しながらスムーズに行うことができました。が、それだけでなく、このタスキは、今回の語学研修参加者の絆を象徴するものでもあったように思います。第10回語学研修旅行参加者は、日常の中で、それぞれの旅を続けていきますが、来年、また新たな生徒がこのタスキを受け取って異文化の中に身を置き、新たな経験をしてくれることを願ってやみません。

 

第1回文理探究科説明会

令和6年7月22日(月)御影公会堂および、御影高校で第1回文理探究科説明会を開催いたしました。今回の説明会では、御影高校の2年生が中心となり、中学3年生の皆さんに一緒に文理探究科で行っている活動を少しだけ体験していただきました。たくさんの中学生、保護者の皆さんにご参加いただき、ありがとうございました。

参加者のコメント

・司会者の人がすごく堂々と喋っていたので自分もそのようになりたいと思いました。

・体験授業を実際にして自分の意見を言えたのがすごく楽しかったです。

・先輩方が優しく接してくれたのでとても楽しく活動できました。ありがとうございました。

第10回シアトル語学研修旅行 6日目

7月27日(土)。今日は、大学を出て、午前中は 地下鉄に乗って Pike Place Market へ、午後は大学近くにある University Village に行くという観光とショッピング中心のプログラムです。

Pike Place Market では、定番ですが、まずスターバックス1号店に向かいます。すでにできている行列に並びますが、結局入店まで1時間あまりかかりました。その後の昼食は、自分たちで、どの店で何を食べるかということを決めて、実際に注文しなければなりません。土曜日ということもあって、マーケットはすごい人出でしたから、実は、このミッションが、今回の研修の中で一番難しかったかもしれません。異文化の中にあって、相手の意図を読み取り、自分の考えや気持ちを伝えるために不可欠な想像力と、その基盤となる「正しい情報」を得る力を、そしてそれを実際に活用する勇気を、生徒たちには、この研修をきっかけとして、さらに豊かで確かなものにしてほしいと願っています。

午後の University Village は、いわゆる郊外型の大型ショッピングモールといったところなので、生徒たちもリラックスして最後のショッピングを楽しんでいました。

そして、寮に帰って、これまでお世話になったペリーさんに、感謝のカードと花束を贈り、全員で記念写真を撮りました。

いよいよ、明日は学生寮をチェックアウトし、シアトルを後にします。

 
   

第10回シアトル語学研修旅行 "Seattle Diary"より

Seattle Diary

Day 5  25th July

 In the morning, we had a English class.  Today, we decided the topic of the presentation.  Our topic is comparison of daily schedule between American and Japanese.  We will ask them, “Can you tell use your daily schedule?”  After the interview, we will make pie chart about it. 

 

We went to Bainbridge Island.  We learned the history there.  I though war is horrible.  I am also interested in American history.  We interviewed with some people in America, but they don’t know about Japanese culture much.  I wanted people to know more about Japanese culture.

 

 After the class, we went to Bainbridge Island.  I ate a vanilla ice cream.  It tastes so rich like a custard.  Before I ate dinner, I heard an important story from Perry.  The story is about Japanese American.  They were discriminated by the American government.  But people in Bainbridge Island didn’t discriminate against them.  Their bond was so strong that they could make Japanese American happy.  I learned about the Second World War.  I believe this kind of war must not break out again. 

第10回シアトル語学研修旅行 6日目

7月26日(金)。語学研修のESLクラスは、いよいよ最終日。今日は、班ごとに設定したテーマに関するプレゼンテーションの最終仕上げと本番です。本番では全員が同じ教室に集まって、順番にプレゼンテーションを行い、その後、それぞれの講師の先生から修了証が手渡されました。

明日はPike Place Market に出かけて昼食をとるので、大学で昼食をとるのは今日が最後になりました。生徒は図書館にあるスターバックスや学生生協の地下のフードコート、センターテーブルというメインダイニング、またはコンビニで好きなものを買うなど、思い思いの場所を選んでいました。

午後はまず、NHKでも特集された「隻眼のパイロット」前田伸二さんの講演を聞くことができました。圧倒的な迫力で、ご自身の経験に裏打ちされた「生き方」を、熱く語っていただきました。生徒たちは、現代社会を生きる上で、いかに「正しい情報を得ること」「諦めないこと」、そして、自分を支えてくれる人の存在の大切さを、深く心に刻んだのではないでしょうか。

続いてのプログラムは、連日我々をガイドしてくださっている現地代表者ペリーさんを囲んでの青空座談会と、大学内を歩いてそこにいる人に質問をしてみるというもので、二つの班に分かれて交互に行いました。ペリーさんの、温かくて人間味あふれるお人柄と、さまざまなことを知ってほしいという情熱に、生徒たちも真剣に応えようとしてくれているようです。

今日で大学での研修活動はすべて終了しました。ワシントン大学は緑や花々があふれており、ごく普通にリスや野ウサギが走り回っていますし、さまざまな鳥たちもたくさん見ることができます。ここはまさに、自然と人が共存しつつ学問に向き合えるという理想的な場所なのかもしれません。ほんの短い期間ですが、そのような場所で「人間」や「文化」に触れることができたことは、生徒たちにとって、得がたい経験となっていくことでしょう。