校長だより

今日の出来事

6月を迎えて

 新学期が始まってからちょうど2ヶ月が過ぎました。通学路の桜の景色は緑に様変わり。

5月には中間考査もあり、4月から引き続き、ほどよい緊張の中で皆が学校生活を送っています。

総合体育大会では、陸上競技部と女子バレーボール部が近畿大会への出場を決めました。

他の部活動においても2回、3回、4回と勝ち進み、大健闘しました。

(特に、男子バスケットボール部,剣道部は僅差で近畿大会出場ならず)。まさに文武両道。

 今週末には文化祭もあります。「~みんながリア充~ 青春したい宣言」のテーマ

を掲げて取り組む生徒の様子は、明るく楽しそうで、うらやましいばかりです。

 

年度の初め

年度初めには、着任式・始業式・入学式・離任式・対面式といったたくさんの式がありました。特に、入学式に参列いただきましたご来賓の方々、保護者の皆様には、大変感謝いたしております。ありがとうございました。期待と楽しみ、緊張と不安の中、始まった新年度。保護者、生徒、教職員、皆が同じ心境です。こういった節目を迎えることで、新学年になった2,3年生も含め、新しい環境の中、生徒は大きく成長してくれることだと思います。

通学路の桜もきれい咲き誇り、新入生、在校生の登校を、微笑ましく見守ってくれているようでした。

新着任のご挨拶

あいさつ


 兵庫県立神戸鈴蘭台高等学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。

 この度、第9代校長として着任いたしました横山清隆(よこやま きよたか)でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

 本校は、六甲山系の「自然の中に溶け込んだ」と表現できる立地を有する、全日制普通科高等学校です。大都市神戸にありながら、緑に囲まれた落ち着いた環境の中で、学習や部活動に励み、学校生活を過ごすことができます。

 その歴史は、昭和 38 年創立の鈴蘭台高等学校と昭和 55 年創立の鈴蘭台西高等学校とにさかのぼります。平成 19 年、両校は発展的な統合を遂げ、教育理念を引き継ぐ新たな高等学校「神戸鈴蘭台高等学校」が開校しました。

 鈴蘭台高校の校訓「勤勉であれ 健全であれ 優雅であれ」と鈴蘭台西高校の校訓「至誠 協調 創造」とから継承した「優雅」「創造」に、新たな教育理念である「共生」が加わりました。知力と豊かな人間性を有し、変化の激しい予測困難な社会において、将来を担える若者を育成すべく「共生 優雅 創造」を校訓に掲げ、二校の伝統から培われた「自主自律」の精神を尊重する教育活動に取り組んでいます。

 国際コミュニケーションコースを設置しており、国際社会の舞台で大いに活躍できる人材の育成をめざしています。日々移り変わるグローバル社会のさまざまな事象を、多角的かつ総合的な視野で捉える力と、あらゆる場面において的確に意思疎通を図ることができるコミュニケーション能力とを身につけることを目的としています。この国際コミュニケーションコースは、令和7年度の新入生を対象に、学際領域に関する新しい学科として、「文理探究科」に改編します。これまでコースで培ってきた学びの特色を基盤とし、成果を継承しながら、今後さらに国際化、情報化、多様化が進むことを先見して生徒のニーズに応えられる学科です。現コースでも新学科の教育内容を先取りしながら、準備を進めております。

 豊かな自然環境の中で、じっくりと自己の在り方と将来を見つめ、世界に目を向け、前向きに生きる人材の育成に、今後も真摯に取り組んでまいります。前身の二校から受け継いだ伝統と校風を大切に守りながら、一人一人の生徒を大切に、その成長をしっかりと支え、「魅力ある学校」「信頼される学校」として、さらなる発展を目指して教職員一丸となって努力してまいります。今後も、皆様の一層のご協力とご支援を賜わりますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

第9代 学校長 横山 清隆

春 ~ともに新たなるステージへ~

 ウグイスのさえずりが間近に美しくこだまする季節となりました。令和5年度に別れを告げ、新たな年度を迎えようとしています。

 5月8日に新型コロナウイルス感染症の感染法上の位置付けが2類から5類へと引き下げられて以降、教育活動の正常化がいっそう順調に進みました。普段の学校生活、そして文化祭や体育祭に神戸鈴蘭台らしい賑わいが戻ったことを本当に嬉しく思います。

 令和6年度は、年次進行で導入を進めた「BYOD(1人1台端末)」がいよいよ全学年での実施となります。また、令和7年度の文理探究科設置に向けた準備の仕上げの年でもあります。平成19年度の鈴蘭台高校と鈴蘭台西高校との発展的統合以来の校史に残る大きな転換点が再び神戸鈴蘭台に訪れます。豊かな自然に抱かれた神戸鈴蘭台での高校生活に新たな彩りがまたひとつ加わることになります。神戸鈴蘭台への進学をめざしている中学生の皆さんには、笑顔と元気がいっぱいの青春の日々を心待ちにしてもらいたいと思います。

 神戸鈴蘭台に赴任して早や2年が経ちました。PTAや同窓会の役員の皆様、学校評議員会や学校安全保健委員会の委員の皆様、近隣にお住まいの方々、北区役所をはじめとした関係諸機関の担当者様より手厚いご支援をいただきながら、安心感と充実感を持って学校経営に携わることができました。本当にありがとうございました。この場をお借りして心より感謝申し上げます。4月1日には新しい校長先生をお迎えして新たな1年が始まります。神戸鈴蘭台がさらなる飛躍を遂げるための準備は万端です。無限の可能性を秘めた輝く未来に向けて歩みを進める神戸鈴蘭台への変わらぬご支援をいただけましたら幸いです。

 最後に、神戸甲北高校に次ぐ県下で2番目の標高(350m)に位置する本校の屋上からの美しい眺めを分かち合い、お別れのご挨拶とさせていただきます。2年間本当にありがとうございました。

 

 

第2学年総合的な探究の時間成果発表会

 2月9日(金)5・6時間目に「第2学年総合的な探究の時間成果発表会」を開催しました。

 本校は、グラデュエーションポリシーとして、「『自律心』と『行動力』を生かして自らの夢や希望を実現できる『自立する人』の育成」を掲げています。

 それを実現するためのカリキュラムポリシーの核に据えているのが、「総合的な探究の時間」を始めとした探究活動です。とりわけ、外部の専門家の方々のお力を借りながら、より高度で実践的な探究活動に取り組むことに重点を置いています。

 国際コミュニケーションコース以外の普通科クラスでは、年度前半を用いて学年全体でSDGsを共通テーマに探究活動を進め、10月下旬からは高大連携協定(神戸学院大学、流通科学大学、神戸常盤大学、神戸松蔭女子学院大学、神戸芸術工科大学)や神戸市北区役所地域協働課よりアドバイザーの先生方をお迎えし、それぞれの先生方の専門領域に関わる課題をテーマに探究活動を進めました。

 国際コミュニケーションコースでは、通年で神戸大学、兵庫県立大学、関西学院大学、神戸学院大学、神戸松蔭女子大学よりアドバイザーの先生方をお招きし、ゼミ形式で探究活動に取り組みました。

 総合的な探究の時間での取組を通じて、生徒の皆さんは、自ら課題を発見し、様々な工夫を重ねながら主体的に課題を解決する力を身に付け、「なりたい自分になる」ことの大切さにあらためて意識を向けることができたようです。

 生徒の皆さんの今後の更なる成長が楽しみな成果発表会となりました。ご指導いただきましたアドバイザーの先生方にこの場をお借りして心よりお礼申し上げます。