〒651-1102 兵庫県神戸市北区山田町下谷上字中一里山9-107
TEL 078-591-1331 FAX 078-591-1332
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今年も残すところ二ヶ月を切りました。今年は、長い夏から一挙に秋を飛び越してしまったような季節の移り変わり。登校後の体温調節などもふくめ、気温の変化に対応するのにも一苦労です。思い返すと、一学期の文化祭、二学期の体育祭といった大きな行事に、生徒も先生も懸命に取り組んでいる姿がありました。本校生は、普段の授業や行事を通して、少しずつ成長してくれているようです。節目まであと少し。風邪をひくこともなく、元気で過ごしてくれますように。
二学期のはじまり
9月に入り、朝夕だけは少しばかり過ごしやすくなりました。今年の夏空もそろそろ見納めになりそうです。自然に溶け込んだ学校に通っていると、四季の移り変わりを敏感に感じ取ることができるようになりそうです。夏季休業中、1、2年生は地域で貢献をしたり、近畿大会を勝ち取ったりした部活動がありました。3年生は受験に向けて人間的にも大きく成長してくれたでしょうか。一学期に引き続き、生徒みんなが元気で学校生活を送ってくれればと思います。
一学期が終わり、暑いさなか終業式がおこなわれました。大変な盛り上がりを見せ、大成功に終わった文化祭のあと、すぐに切り替えて勉学に励んでいる生徒の姿が見受けられました。部活動では全国大会(編集部、女子ビーチバレーボール)、近畿大会(書道部、女子バレーボール部、陸上部)出場や、一歩及びはしませんでしたが、好成績を残す多くの活躍(男子バスケットボール部、男子ハンドボール部、野球部など)がありました。勉学、学校行事、部活動に打ち込めるエネルギーは、無限大だと感じさせられます。夏休みを健やかに過ごし、更に成長した姿を皆で讃え合えればと思います。
新学期が始まってからちょうど2ヶ月が過ぎました。通学路の桜の景色は緑に様変わり。
5月には中間考査もあり、4月から引き続き、ほどよい緊張の中で皆が学校生活を送っています。
総合体育大会では、陸上競技部と女子バレーボール部が近畿大会への出場を決めました。
他の部活動においても2回、3回、4回と勝ち進み、大健闘しました。
(特に、男子バスケットボール部,剣道部は僅差で近畿大会出場ならず)。まさに文武両道。
今週末には文化祭もあります。「~みんながリア充~ 青春したい宣言」のテーマ
を掲げて取り組む生徒の様子は、明るく楽しそうで、うらやましいばかりです。
年度初めには、着任式・始業式・入学式・離任式・対面式といったたくさんの式がありました。特に、入学式に参列いただきましたご来賓の方々、保護者の皆様には、大変感謝いたしております。ありがとうございました。期待と楽しみ、緊張と不安の中、始まった新年度。保護者、生徒、教職員、皆が同じ心境です。こういった節目を迎えることで、新学年になった2,3年生も含め、新しい環境の中、生徒は大きく成長してくれることだと思います。
通学路の桜もきれい咲き誇り、新入生、在校生の登校を、微笑ましく見守ってくれているようでした。
あいさつ
兵庫県立神戸鈴蘭台高等学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。
この度、第9代校長として着任いたしました横山清隆(よこやま きよたか)でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
本校は、六甲山系の「自然の中に溶け込んだ」と表現できる立地を有する、全日制普通科高等学校です。大都市神戸にありながら、緑に囲まれた落ち着いた環境の中で、学習や部活動に励み、学校生活を過ごすことができます。
その歴史は、昭和 38 年創立の鈴蘭台高等学校と昭和 55 年創立の鈴蘭台西高等学校とにさかのぼります。平成 19 年、両校は発展的な統合を遂げ、教育理念を引き継ぐ新たな高等学校「神戸鈴蘭台高等学校」が開校しました。
鈴蘭台高校の校訓「勤勉であれ 健全であれ 優雅であれ」と鈴蘭台西高校の校訓「至誠 協調 創造」とから継承した「優雅」「創造」に、新たな教育理念である「共生」が加わりました。知力と豊かな人間性を有し、変化の激しい予測困難な社会において、将来を担える若者を育成すべく「共生 優雅 創造」を校訓に掲げ、二校の伝統から培われた「自主自律」の精神を尊重する教育活動に取り組んでいます。
国際コミュニケーションコースを設置しており、国際社会の舞台で大いに活躍できる人材の育成をめざしています。日々移り変わるグローバル社会のさまざまな事象を、多角的かつ総合的な視野で捉える力と、あらゆる場面において的確に意思疎通を図ることができるコミュニケーション能力とを身につけることを目的としています。この国際コミュニケーションコースは、令和7年度の新入生を対象に、学際領域に関する新しい学科として、「文理探究科」に改編します。これまでコースで培ってきた学びの特色を基盤とし、成果を継承しながら、今後さらに国際化、情報化、多様化が進むことを先見して生徒のニーズに応えられる学科です。現コースでも新学科の教育内容を先取りしながら、準備を進めております。
豊かな自然環境の中で、じっくりと自己の在り方と将来を見つめ、世界に目を向け、前向きに生きる人材の育成に、今後も真摯に取り組んでまいります。前身の二校から受け継いだ伝統と校風を大切に守りながら、一人一人の生徒を大切に、その成長をしっかりと支え、「魅力ある学校」「信頼される学校」として、さらなる発展を目指して教職員一丸となって努力してまいります。今後も、皆様の一層のご協力とご支援を賜わりますよう、よろしくお願い申し上げます。
第9代 学校長 横山 清隆
ウグイスのさえずりが間近に美しくこだまする季節となりました。令和5年度に別れを告げ、新たな年度を迎えようとしています。
5月8日に新型コロナウイルス感染症の感染法上の位置付けが2類から5類へと引き下げられて以降、教育活動の正常化がいっそう順調に進みました。普段の学校生活、そして文化祭や体育祭に神戸鈴蘭台らしい賑わいが戻ったことを本当に嬉しく思います。
令和6年度は、年次進行で導入を進めた「BYOD(1人1台端末)」がいよいよ全学年での実施となります。また、令和7年度の文理探究科設置に向けた準備の仕上げの年でもあります。平成19年度の鈴蘭台高校と鈴蘭台西高校との発展的統合以来の校史に残る大きな転換点が再び神戸鈴蘭台に訪れます。豊かな自然に抱かれた神戸鈴蘭台での高校生活に新たな彩りがまたひとつ加わることになります。神戸鈴蘭台への進学をめざしている中学生の皆さんには、笑顔と元気がいっぱいの青春の日々を心待ちにしてもらいたいと思います。
神戸鈴蘭台に赴任して早や2年が経ちました。PTAや同窓会の役員の皆様、学校評議員会や学校安全保健委員会の委員の皆様、近隣にお住まいの方々、北区役所をはじめとした関係諸機関の担当者様より手厚いご支援をいただきながら、安心感と充実感を持って学校経営に携わることができました。本当にありがとうございました。この場をお借りして心より感謝申し上げます。4月1日には新しい校長先生をお迎えして新たな1年が始まります。神戸鈴蘭台がさらなる飛躍を遂げるための準備は万端です。無限の可能性を秘めた輝く未来に向けて歩みを進める神戸鈴蘭台への変わらぬご支援をいただけましたら幸いです。
最後に、神戸甲北高校に次ぐ県下で2番目の標高(350m)に位置する本校の屋上からの美しい眺めを分かち合い、お別れのご挨拶とさせていただきます。2年間本当にありがとうございました。
2月9日(金)5・6時間目に「第2学年総合的な探究の時間成果発表会」を開催しました。
本校は、グラデュエーションポリシーとして、「『自律心』と『行動力』を生かして自らの夢や希望を実現できる『自立する人』の育成」を掲げています。
それを実現するためのカリキュラムポリシーの核に据えているのが、「総合的な探究の時間」を始めとした探究活動です。とりわけ、外部の専門家の方々のお力を借りながら、より高度で実践的な探究活動に取り組むことに重点を置いています。
国際コミュニケーションコース以外の普通科クラスでは、年度前半を用いて学年全体でSDGsを共通テーマに探究活動を進め、10月下旬からは高大連携協定(神戸学院大学、流通科学大学、神戸常盤大学、神戸松蔭女子学院大学、神戸芸術工科大学)や神戸市北区役所地域協働課よりアドバイザーの先生方をお迎えし、それぞれの先生方の専門領域に関わる課題をテーマに探究活動を進めました。
国際コミュニケーションコースでは、通年で神戸大学、兵庫県立大学、関西学院大学、神戸学院大学、神戸松蔭女子大学よりアドバイザーの先生方をお招きし、ゼミ形式で探究活動に取り組みました。
総合的な探究の時間での取組を通じて、生徒の皆さんは、自ら課題を発見し、様々な工夫を重ねながら主体的に課題を解決する力を身に付け、「なりたい自分になる」ことの大切さにあらためて意識を向けることができたようです。
生徒の皆さんの今後の更なる成長が楽しみな成果発表会となりました。ご指導いただきましたアドバイザーの先生方にこの場をお借りして心よりお礼申し上げます。
1月26日(金)午後、第2回学校評議員会を開催しました。
PTA会長の須藤様、PTA役員の同窓会である「鈴蘭会」会長の柿本様、元高砂市教育長の佃様に学校評議員としてご来校いただき、新型コロナウイルス感染症の5類への移行に伴い正常化が一段と進む教育活動の様子や学校評価結果などについて管理職及び各部署のチーフからご報告をさせていただきました。
会議に先立ち2年生の総合的な探究の時間の様子も見学いただき、教科指導や進路指導の現状、授業でのICT機器の活用状況等についてもご質問やご提案をいただきました。
学校評議員の皆様をはじめとして、様々な形で外部関係機関や地域の方々から学びの機会をいただきながら、本校生徒は明るく健やかに成長しています。引き続き、目標とする学校像の実現に向けて、教職員一同真摯に日々の教育活動に勤しんでまいります。学校評議員の皆様におかれましては、今後とも本校の教育活動の推進にご助言を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。この度はご多用の中お時間をいただき誠にありがとうございました。
昨年5月8日の新型コロナウイルス感染症の2類から5類に引き下げ以降、教育活動の正常化が順調に進んでいます。学校行事の2本柱である文化祭と体育祭、高校生活のハイライトである修学旅行は言うまでも無く、日々の授業や部活動においても神戸鈴蘭台らしい穏やかな日常が戻って来ました。明るく元気に溌剌と高校生活を謳歌する生徒たちの様子を目にするたびに、ありふれた日常の大切さをあらためて実感しています。
校舎入口に掲げる横断幕に演劇部の活躍を讃える4枚目が加わりました。文化祭において、優れた脚本、創意工夫を凝らした大道具・小道具、そして熟達した演技で観衆を魅了した演劇部の皆さんが、三重県で開催された近畿高等学校総合文化祭2023において持てる力量を遺憾なく発揮してくれました。横一文字に並ぶ4枚の横断幕は壮観です。通学や授業、部活動の際に目にする生徒にとって大いなる励みとなっています。
ご支援いただきましたPTA後援会の皆様、ありがとうございました。引き続き生徒たちの頑張りを後押ししていただけましたら幸いです。
9月28日(木)、第15回体育祭を開催しました。この度の体育祭では、6月の文化祭に引き続き、保護者の方々をお招きすることができました。保護者の皆様にお子様が青春を謳歌する姿を間近で見ていただけたことを心から嬉しく思っています
コロナ禍対応の局面が変わったとはいえ、とりわけ災害級の真夏日が続いた今年度については、より適切な熱中症対策が求められました。このような状況に対応するため、従来までのスタンドでの観戦を取り止め、グランド東側にテントを設置する形に変更しました。また、スタンドでの応援合戦も開催時間の短縮のため、実施しないこととしました。神戸鈴蘭台らしい一致団結した応援合戦を行えなかったことは大変残念ですが、体育祭の安全で安心な開催に向けての取り組みですので、より良い体育祭の在り方を次年度に向け模索していきたいと考えています。
生徒の皆さんそれぞれが、「自律心」と「行動力」発揮し、互いの個性を尊重しながら、ともに行事を盛り上げ、成功へと導いてくれました。「元気」と「やる気」、そして「本気」に溢れる立派な体育祭でした。若さと躍動の中で、人とのつながり、「絆」の大切さをあらためて実感できたに違いありません。体育祭での「学び」や「気づき」は、そ れぞれで異なるはずです。しかし、「今、この時」を共有したということは紛れもない事実です。人は人と関わり合う中で成長していきます。生徒の皆さんには、体育祭で得たそれぞれの「学び」や「気づき」を更なる成長の糧にしてもらいたいと思います。
体育祭は、年度後半を勢い良く駆け抜けるスターティングポイントになります。体育祭での「学び」と「気づき」を糧に、年度後半を充実したものにしてくれることを心から願っています。
昨年度に引き続き、PTAより全校生徒へ飲み物の差し入れをいただきました。この場をお借りして心より感謝を申し上げます。
昨年度末からの校舎外壁の改修が一段落しました。校舎を覆っていたシートも取り外され、きれいに塗装された校舎が青空に映える日々が戻ってきました。生徒の皆さんの活躍を讃える横断幕も校舎入口にまた掲げることができます。
書道部の岩坪結朱さんが兵庫県高等学校総合文化祭書道部門で近畿総文推薦賞を受賞した旨の報告が今になりました。書道部の皆さんは6月の文化祭でも感動の書道パフォーマンスを披露してくれています。神戸鈴蘭台高校を力強く支える書道部の今後の飛躍が楽しみです。
女子バレーボール部の北村莉奈さんと久斗優花さんペアが、2年連続で近畿ビーチバレーボール高等学校選手権大会に出場しました。結果は6位。立派です。日頃の努力の積み重ねの成果です。さらなる高みをめざして歩みを進めてください。
編集部は全国高等学校総合文化祭新聞部門で昨年度に引き続いて優良賞を受賞しました。今年度の全国総文は鹿児島県で開催され、全国各地から139校が参加しました。鹿児島県の歴史・自然・伝統工芸を題材に取材を行い、他校の部員の皆さんと共に交流新聞の制作に取り組みました。その様子は、鈴高miniプレスを通じて全校生徒に紹介しています。
横断幕をお贈りいただいたPTA後援会の皆様、そして夏の強い日差しのもと横断幕を掲出してくれた校務員さん、ありがとうございました。
8月21日(月)と22日(火)の両日で、夏季英語集中講座(Summer English Seminar)を開催しました。本校在籍の2名のALTに加えて、他校(東灘高校、御影高校、神戸甲北高校、尼崎高校、尼崎西高校、宝塚西高校、芦屋国際中等教育学校)から7名のALTの先生方にご来校いただき、小グループに分かれて様々なプログラムに取り組みました。
本講座は、国際コミュニケーションコース在籍の1・2年生を対象にしています。他校のALTの先生方の力をお借りして、他国の文化を知り、自国の文化を客観的に捉えることを一つ目の目的としています。二つ目の目的は、同じコースに在籍する先輩と後輩間の交流を深めることです。
1年生と2年生をそれぞれ1日目グループと2日目グループに分け、それぞれの日のグループをさらに8つの小グループに分けて、グループ毎に1名のALTの先生についていただきワークショップを進めました。午前中に50分×2コマ、午後に50分×2コマの計4コマの集中講座です。午前中はALTの先生方の指導のもと、自己紹介や学校紹介、自国の文化紹介などのスピーキング活動に取り組みました。午後は、次の3つのトピックから1つを選んで、ショートムービーを制作しました。
1. Select your favorite spot in Kobesuzuranndai High School to share with your teacher.
2. What summer activity do you recommend? Please provide a tutorial guide for the activity you suggested.
3. Japan has a lot of great places to eat in. Please create a list of eating spots in Japan and provide simple explanations for each spot.
短時間での作業でしたが、どのグループも手際よくコンテンツを仕上げていく様子に、次世代を担う若者たちのICT活用能力の高さを垣間見ることができました。
残暑厳しい中、講師としてご来校いただいたALTの先生方、派遣を承認いただいた各校の校長先生方、生徒たちに貴重な学びの機会を与えてくださり本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
7月13日(木)、韓国より順天(スンチョン)高校の皆さんをお迎えして、交流行事を行いました。
昨年度各学期に実施した計3回のオンライン交流を経験した16回生(現2年生)の生徒たちは、順天高校の先生方や生徒の皆さんに直接お会いしたいという強い思いを抱いていました。
5月8日より新型コロナウイルス感染症の感染法上の位置付けが2類から5類に引き下げられ、社会経済活動、そして教育活動の正常化が大きく進みました。その流れの中で今回の対面での交流が実現したことを本当に嬉しく思います。
韓国の皆さんは、日本のことをより深く知りたいと思ってくださっています。そして私たち日本人も、韓国のことをより一層詳しく知りたいと思っています。互いに理解し合うためには、実際に出会って、言葉を交わし、ともに行動することが本当に大切です。両国は、ともにめざましい発展を遂げる一方で、急激な少子高齢化などの共通の悩みも持っています。次世代を担う若者たちには、両国で共通する様々な課題の解決に向けて、未来志向のもと、手に手を取って進んでいってもらいたいと思います。
両校交流の架け橋となってくださった兵庫県国際交流協会学校交流コーディネーターの高繁様、学校交流プランナーの季様、北斗様に、心よりお礼を申し上げます。
7月11日(火)、第1学年生徒を対象に、校内レシテーションコンテストを開催しました。同コンテストは、今年度で3回目の開催となります。論理・表現Ⅰの授業内で予選を行うため、すべての生徒がクラスの仲間を前にして英語で話をする経験をすることになります。人前で話すことに慣れず緊張した生徒もいたに違いありませんが、このような経験は今後の高校生活に必ずや生かされると確信しています。
クラス予選を経て、普通科の各クラスからはそれぞれ2名、国際コミュニケーションコースからは3名の計15名の代表者が英語による暗唱スピーチの技を競い合いました。題材には、昨年度と同様に、史上最年少でノーベル平和賞を受賞した人権活動家のマララ・ユスフザイさんのスピーチが選ばれ、発表者は、発音や抑揚、そして表現の豊かさなどに気をつけながら、聴衆にとって聞き取りやすい発表となるよう心がけました。また、聴衆は、発表者の言葉を聴き漏らさないように集中して聴くこと、そして大切な部分はどこか、発表者が伝えたいことは何かをしっかりと聴き取ることを心がけました。
発表者と聴衆が心を合わせることで、より一層学びが深まります。その思いを胸に、それぞれの発表者がスピーチを終えるたびに、仲間の努力を労う拍手が会場に響きました。新たな母校となった神戸鈴蘭台での高校生活を学年全体で一体感を持って過ごしてもらいたいと強く感じることができた素晴らしいコンテストとなりました。
6月21日(水)放課後、「フラワープロジェクト」を実施しました。
本校では、全県の県立学校が取り組む「高校生ふるさと貢献・活性化事業」の一環として、神戸市北区をフィールドとした「クリーン&フラワー大作戦」を企画・実施しています。地域の清掃活動や植栽活動を通じて地域社会の環境美化や活性化に貢献することをめざしています。
昨年度の「フラワープロジェクト」では、陸上競技部とソフトテニス部の生徒たちが活躍してくれました。今年度は、書道部、演劇部、福祉活動部の生徒たちが取り組みました。
今年度も、学校近くの園芸店「ポピー」の澤店長様にご指導いただきながら、神戸電鉄鈴蘭台駅前交番の東側に置かせていただいているプランターに、ビンカ、ベゴニア、ペンタス、ジニア、マリーゴールドの苗を植え付けました。慣れない手つきで懸命に取り組む生徒たちの穏やかな表情がとても印象的でした。この取組の様子を、同行した編集部の生徒たちが取材をしてくれています。このあと発行される「鈴高miniプレス」が楽しみです。「鈴高miniプレス」は、学校通信「Go Global通信」とともに、駅ビル「ベルスト鈴蘭台」の3階の多世代交流スペース「すずらん広場」に置かせていただいています。神戸鈴蘭台高校生の日頃の生活の様子を紙面を通じて是非ご覧いただければ嬉しく思います。
6月16日(金)と17日(土)の両日で、文化祭「神戸鈴蘭台高校祭」を開催しました。新型コロナウイルス感染症の感染法上の位置付けが2類から5類に引き下げられ、文化祭にも待ちに待ったコロナ前の賑わいが戻ってきました。
今年度のテーマは、「愛/Iにできること」。このテーマには、チーフの前川麻衣さんを始めとした文化祭実行委員の皆さん、そして生徒会役員の皆さんの「それぞれが自分自身にできることに愛情を持って全力で取り組んで欲しい!」との強い思いが込められています。
1日目は「校内祭」、2日目は保護者を始めとした生徒のご家族の方々、そして卒業生の皆さんを招いての「一般祭」としました。この形での開催は、実に4年ぶりです。学校薬剤師の上田先生のご指導の下、引き続き換気等の適切な対応にも努めながら、準備の段階から今日に至るまで、同じ場所と同じ時間を共有するすべての人が、心から楽しみ、そして自らの成長を実感できる文化祭となりました。
各種ドリンクの販売でお世話になった同窓会「翠鈴会」の皆様、ホットドッグの販売でお世話になったPTAの皆様、心のこもったご支援をいただきましたことに心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
4月11日(火)、離任式に引き続いて、2・3年生が17回生の後輩たちを迎え入れるための対面式を行いました。
コロナ対応も新たに局面に入ったため、従来の形である体育館での実施も考えましたが、自然に囲まれた神戸鈴蘭台高校を体感してもらいたいとの思いから、昨年度と同様にグランドでの実施としました。新入生の皆さんには、あいにくの曇り空の下ではありましたが、神戸鈴蘭台高校の恵まれた環境を実感してもらえたと思います。
対面式後の全校生徒が参加する○×クイズ、「神戸鈴蘭台高校生クイズ」も大いに盛り上がりました。対面式を企画実施してくれた生徒会役員の皆さん、周到な準備とスムーズな進行をありがとうございました。
4月11日(月)、この春ご退職された先生、そして新たな勤務校へ転出された先生方をお迎えして離任式を行いました。校務のためご来校いただけなかった先生方についても、事前にいただいいていたメッセージを生徒の皆さんに紹介することができました。
先生方が在校生や神戸鈴蘭台高校を大切に思う気持ちだけではなく、神戸鈴蘭台高校がその前身である鈴蘭台高校と鈴蘭台西高校の伝統を引き継いでいることを忘れないで欲しいとの強い思いが伝わる豊かなひとときを共有することができました。
先生方のこれからの夢も伺うことができました。神戸鈴蘭台高校を離れて新たなステージへと歩みを進められる先生方の益々のご活躍を心より願っています。大変お世話になりました。ありがとうございました。
2月17日(金)の5・6時間目、総合的な探究の時間成果発表会を開催しました。第2学年の総合的な探究の時間では、年度の前半を用いて学年全体で持続可能な社会の実現に向けてSDGsについての学びを深めたのち、後半にあたる10月下旬からは高大連携関係にある5つの大学様や神戸市北区役所まちづくり課様よりアドバイザーの先生方をお招きして、先生方の専門領域に関連する課題をテーマに取り組む形で探究活動を進めています。
探究活動を通じて得た研究成果をグループ内発表会と学年成果発表会において共有することを通じて、学び方やものの考え方の体得に向けて確固たる一歩を踏み出せたと実感する生徒も多いようです。
変動性、不確実性、複雑性、そして曖昧さの度合いがこれまで以上に増すと考えられているこれからの社会で生きていくために、総合的な探究の時間を通じて培う「自分自身で考え、根拠を持って判断し、自信と責任感を持って行動する力」にますますの磨きをかけていってもらいたいと思います。
2月5日(日)、兵庫高校において、県教育委員会主催「高校生SDGs探究発表会」が開催されました。同発表会は、高校生のグローバルな社会課題等の関心を高め、課題発見能力、問題解決能力、そしてコミュニケーション能力の向上を図ることを目的としています。
講堂をメイン会場に、兵庫高校をはじめ、文部科学省の研究指定を受けている御影高校や柏原高校など、探究活動に積極的に取り組んでいる学校から生徒の皆さんが一堂に会し、研究成果の発表と情報の共有を行いました。
本校からは第2学年の岡坂星音さんと北川快さんが参加し、総合的な探究の時間で取り組んだ課題研究の成果を発表しました。岡坂さんの研究テーマは、「肉と魚、需要が高いのはどちらか」、北川さんのテーマは、「色が人に与える効果」でした。ポスターセッションを通じて、課題を捉える力、論理的に考察・分析する力、課題解決に向けた道筋を見出す力、そしてこれらの取組の成果を仲間と共有する力など、持てる力を存分に発揮する姿に、引率された先生方も心を動かされたとのことです。
今後の高校生活においても、探究活動を通じて培った力は大いに生かされていくことと思います。さらなる高みを目指して立ち止まることなく仲間とともに歩み続けることを切に願っています。
第2学年の総合的な探究の時間における開講講座のひとつ、「北区はワクワクドキドキであふれている~北区ミリョク発見!!~」では、神戸市北区役所まちづくり課様のご指導のもと、地域の課題解決や魅力発信に取り組んでいます。
地域の魅力を発信するためのプロジェクトとして取り組んできた「北区の米粉と特産品を使ったパンづくり」の発表の機会として、1月29日(日)の11:30より、ベルスト鈴蘭台3階でパンの販売を行いました。ぱん屋kokoro様、株式会社ヒトトバ様、結café様にご指導いただきながら高校生の視点で企画した4種類のパン、「JK開発ころっけサンド」、「二郎のおいしさギュッとつめ米ケーキ」、「#メロメロメロンパン」、「二郎ジャムのコッペパン」は、文字通り飛ぶように売れて行きました。わずか17分40秒での完売でした。
販売前から列を作ってお待ちいただいたお客様や完売後に来店いただいたお客様からの温かいお声かけやお心遣いから、生徒たちは働くことの大切さや素晴らしさを実感として捉えることができたようです。
ご指導いただきました皆様、このたびは誠にありがとうございました。
10月28日(金)の6時間目、第2学年の総合的な探究の時間において、高大連携関係にある5つの大学より講師の方々、また神戸市北区役所まちづくり課からは地域連携担当者様をお招きし、高大連携授業第1回を実施しました。
第2学年の総合的な探究の時間では、5月から10月前半にかけて、SDGsをテーマに探究活動に取り組みました。年度の後半にあたる10月下旬からは、外部から専門家の先生方をお招きし、グループに分かれてSDGsの視点や知識を生かしながらゼミ形式で課題研究に取り組みます。11月から1月にかけての探究活動を通じて得た研究成果を2月中旬のグループ内発表会と学年成果発表会において共有する予定です。
講座名とご担当いただく先生方を以下にご紹介します。
1 SDGsとマーケティングの好循環を考える:流通科学大学副学長 清水信年 様
2 地域観光とSDGs:流通科学大学人間社会学部准教授 山川拓也 様
3 未来社会に対応した教育の姿を考える:神戸常盤大学副学長 大森雅人 様、同大学教育学部教授 中西理恵 様
4 模擬裁判を通じて学ぼう!:神戸学院大学法学部准教授 佐藤弘直 様
5 模擬国連体験:神戸学院大学グローバルコミュニケーション学部教授 荒島千鶴 様
6 SDGsを探そう~身近な生活に視点をおいて~:神戸松蔭女子学院大学准教授 奥井一幾 様
7 Make Robot Project:神戸芸術工科大学プロダクトインテリアデザイン学部長 相良二朗 様
8 北区はワクワクドキドキであふれている~北区ミリョク発見!!~:神戸市北区役所総務部まちづくり課 坂田ひなの 様
10月26日(水)の5・6時間目、第1及び第2学年の国際コミュニケーションコース在籍生徒を対象に、流通科学大学より10名の留学生をお招きし、留学生交流会を開催しました。
8月22日(月)と23日(火)の両日で開催した夏季集中講座では、「英語を母語とするALTの先生方との活動を通じて、他国の文化を知り、自国の文化を伝える力を身につけること」を目的に掲げ、他校から6名ALTの先生方をお招きして様々なプログラムを通じて異文化理解とコミュニケ-ション能力の向上に取り組みました。
一方、今回開催した留学生交流会では、「英語を母語としない、年代の近いアジア諸国からの留学生の皆さんとの交流を通じて、他国の文化や言語についての知識を得ること」を目的として、各国(インドネシア、ベトナム、カンボジア、バングラデシュ、フィリピン、ミャンマー、モンゴル、中国)から留学のために来日された少し年の離れた同世代の先輩方との交流を通じて、アジア圏の近隣諸国の言語や文化についての知識を深めました。
流暢な日本語で自国の文化や将来の夢を語る先輩方の姿に、留学への憧れの気持ちをかき立てられた生徒も多数いたようです。好奇心を羅針盤に、自らの将来像を自由に描いてもらいたいと思います。
10月12日(水)の5・6時間目、全校生徒を対象に、今年度の人権ホームルームのテーマ、「障害者に関わる人権」にもとづき、県立神戸聴覚特別支援学校より青木美静先生をお招きし、人権講演会を開催しました。
ご自身も聴覚に障害をお持ちである青木先生より、手話と発語でご講演をいただきました。司会公募に応募した2名の生徒が、事前に学んだ手話を生かしながら、スムーズに講演を進行してくれました。
引き続き、感染対策として、1・2年生が体育館、3年生が講義棟(リモート)に分かれた形での受講となりましたが、青木先生の思いが伝わる一体感のあるご講演となりました。
ご講演では、「人権とは」、「手話のメリット」、「健常者に配慮してもらいたいこと」などについてお話をいただきました。ご講演の後半には、生徒たちがペアになって、「よろしくお願いします」、「学校名」、「私の趣味は~です」、「ありがとうございます」などの手話を体験しました。
青木先生からは、「聞こえても聞こえなくても同じ人間。少しだけ違いがあるだけ。解決できない違いではない。コミュニケーションの壁は、解決できない課題ではない。『寄り添う』、『歩み寄る』、『向き合う』気持ちを持ってもらいたい。かけがえのない3年間を思い切り生きて欲しい。楽しいことも苦しいことも含めて、思い切り頑張ったと振り返ることができる高校生活を送って欲しい」とのメッセージをいただきました。
ご講演終了後、会場を会議室に移して、希望者を対象に交流会を行いました。参加した生徒たちが、筆談と手話を用いて講演で学んだことなどを共有しました。参加した先生方や生徒の皆さんの真っ直ぐな思いと上手な手話にただただ感動しました。
青木先生、校務ご多用の中、人権講演会の講師をお受けいただき誠にありがとうございました。
9月29日(木)、第14回体育祭を開催しました。7月中旬からの第7波の到来以降、未だ収束の兆しが見えないコロナ禍の中にあっても、大幅に規模を縮小する等の変更を加えることなく無事に体育祭を開催できたことを大変嬉しく思います。体育祭の安全で安心な開催に向けて、万全の体制で準備に取り組んだ生徒指導部や保健体育科の先生たち、そして生徒会執行部等、準備に携わったすべての生徒の皆さんに心から感謝の意を表します。
体育祭は文化祭と並ぶ本校学校行事の二本柱のひとつです。生徒それぞれが、「自律心」と「行動力」発揮し、互いに個性を尊重し合いながら、ともに行事を盛り上げ、行事を成功へと導いてくれました。「元気」と「やる気」、そして「本気」に溢れる立派な体育祭でした。
昼休みには、PTAより全校生徒へ飲み物の差し入れをいただきました。細やかなお心遣いをありがとうございました。この場をお借りして心よりお礼を申し上げます。また、9月12日(月)に再開した食堂で、多くの保護者の方々が昼食を楽しんでくださいました。子どもたちの昼休みの憩いの場が戻ってきました。新たな食堂業者さんも頑張ってくださっていますので、リニューアルした食堂の応援も併せてよろしくお願いいたします。
さて、生徒たちは体育祭を通じて、限りある高校生活の若さと躍動の中で仲間との絆を実感として捉え、自らの成長を全身で感じるとることができたようです。保護者席で見守る3年生の保護者の方々の子どもたちの勇姿を微笑ましく見つめる眼差しにも心を動かされました。体育祭での「学び」や「気づき」は、生徒それぞれで異なるはずです。しかしながら、「今、この時」を共有したということは共通の掛け替えのない体験です。すべての生徒たちが、体育祭での「学び」と「気づき」を糧にして、年度後半を勢いよく駆け抜けることを心から願っています。
8月22日(月)と23日(火)の両日で、第1及び第2学年の国際コミュニケーションコース在籍生徒を対象に、夏季英語集中講座(Summer English Seminar)を開催しました。
同講座の目的は、次の2点です。
① 英語を母語とするALTの先生方との活動を通じて、他国の文化を知り、自国の文化を伝える力を身につけること
② 国際コミュニケーションコースに在籍する1年生と2年生の交流を深める機会とすること
1年生と2年生で小グループを作り、午前と午後のそれぞれに50分のワークショップを2コマ入れたプログラムに取り組みました。本校で勤務する2名のALTに加え、他校(神戸甲北高校、宝塚西高校、東灘高校、芦屋国際中等教育学校、尼崎西高校)より6名のALTの先生方をお迎えし、ワークショップを進めました。導入の「Games & Activity」では、ALTの先生方と校内各所に隠されたクイズを探し出して解答するミッションに取り組みました。夏の日差しの中で汗をかきながら校内を散策するアクティビティーを通じて一気にメンバーの結束が高まったようです。また、標高350mに位置する本校の過ごしやすさもあらためて実感することができました。
それぞれのワークショップでは、英語を使う機会をできるだけ多くする工夫がなされています。自己紹介や学校紹介、場面設定をしての情報交換、母国文化の紹介、ディベート(Topic:High schools should introduce online lessons.)など、充実した内容に、参加した生徒も大変満足したようです。
生徒の皆さんには、夏季英語集中講座での学びを2学期以降の学校生活に大いに生かしてもらいたいと思います。講師としてお越しいただいたALTの先生方、また、派遣をご承諾いただいた各校の校長先生方にはこの場をお借りして心よりお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
8月15日(月)から17日(水)の2泊3日で、第1及び2学年の希望生徒を対象に、イングリッシュキャンプを開催しました。
従来より夏季休業中にオーストラリアでの短期研修を実施してきていますが、コロナ禍以降はISA主催の宿泊型エンパワーメントプログラムを活用し、国内において外国からの留学生の方々と英語のみで過ごす「イングリッシュキャンプ」を代替行事として実施しています。
今年度は、「あうる京北(京都府立ゼミナールハウス)」において、大阪府立東住吉高校の生徒の皆さんとともに様々なアクティビティーに取り組むことを通じて、英語によるコミュニケーション能力の向上に励みました。
アクティビティーのひとつ、「効果的な英語プレゼンテーションを学ぶ」では、英語による効果的なプレゼンテーションの在り方の具体を学び、グループリーダーが、「夢とその実現のために努力していること」をテーマに学びの成果を発表しました。生徒たちがいろいろなアクティビティーに取り組む様子は、本校ホームページのコース・国際交流事業部の記事でもご覧いただけます。
英語のみで過ごしたイングリッシュキャンプでの貴重な経験を、今後の学びに大いに生かしてもらいたいと思います。
7月30日(土)午前、本校国際コミュニケーションコースへの進学を考えている中学生の皆さんを迎えて、体験入学プログラムを実施しました。
講義棟での全体会では、コース・国際交流事業部長からはコースの特色、2年生のコース在籍者からはコースでの日々の取組、生徒会役員からは学校生活全般についての説明を行いました。パワーポイントや動画、そしてスピーチの実演など、生徒たちのコミュニケーション力が光るプレゼンテーションが印象的でした。
体験授業では、グループに分かれて英語、中国語、韓国語の授業を受けてもらいました。中国語や韓国語の授業では、ネイティブスピーカーの先生たちの説明や問いかけに最初は戸惑った人もいましたが、すぐに授業の流れに慣れ、楽しみながら初めて言語に対する学びを深めていたようです。
3つの体験授業を終えた後、在校生徒との座談会を行いました。2年生のコース在籍者が12グループに分かれて、事前アンケートをもとに参加者からの質問に答えていきました。質問に答えた後は、英語でフルーツバスケットを楽しむなど、各班それぞれの進め方で参加者の皆さんとの交流を深めていきました。日々の学校生活で培ったコミュニケーション力を存分に発揮する先輩たちの立ち居振る舞いを憧れのまなざしで見つめる参加者の様子に胸が熱くなりました。
7月29日(金)午後、第1回目学校評議員会を開催しました。
学校評議員会は、本校に関わる保護者や地域の方々、その他教育に関する理解と識見を有される方々をお招きし、日頃の取組やその成果、学校評価結果などをご報告させていただき、忌憚のないご意見やご提案を伺う貴重な機会となっています。
今年度は、昨年度に引き続き、PTA会長の工藤様、PTA役員の同窓会である「鈴蘭会」会長の柿本様、近隣自治会会長の小岡様、神戸電鉄鈴蘭台駅長の押場様、そして元高砂市教育長の佃様に学校評議員を委嘱させていただきました。
今回の話題の中心は、今年度の新入生から始まった個人所有のタブレット端末を日々の学びに活用する「BYOD」、3つの観点(①知識及び技能、②思考力・判断力・表現力等、③主体的に学習に取り組む態度)から評価を行う「観点別評価」、昨年度末に発表された「県立高等学校教育改革第三次実施計画」に基づく国際コミュニケーションコースの廃止への対応の3点でした。正確な情報に基づき、学校評議員様を含む本校関係者が一丸となって支え合いながら取組を推進するという思いを出席者全員で共有することができました。
いただいたご意見やご提案を生かしながら、引き続き日々の教育活動を主体的かつ積極的に展開していきます。
女子バレーボール部の北村さんと久斗さんペアが、近畿ビーチバレーボール高等学校選手権大会への出場を決めました。昨年度の北村さんと青木さんペアに引き続いての出場です。
PTA後援会が横断幕を贈ってくださいました。校務員さんが掲げてくれた横断幕の前で、感謝の気持ちを言葉にしてくれました。熱血顧問の寺西先生に入ってもらって昨年と同じアングルでの1枚です。7月26日(火)開催の近畿大会での健闘を心から祈っています。頑張れ!
慶野松原で行われた予選には、部員たちとの約束を果たして尾原前校長先生が足を運んでくださいました。尾原先生、ありがとうございました。
7月15日(金)、第1学年の生徒を対象に、総合的な探究の時間において、職業人講演会を開催しました。同講演会は、職業を通じて社会を知ること、社会的・職業的自立に必要な能力や態度を育成すること、職業に対して関心を持ち職業分野の視野を広げることを目的としています。
看護、理学療法、食と栄養、経営、情報IT、建築、幼児教育、通訳、消防、国際協力の10講座のうち、希望する2講座を受講できるように講座を編成し、たつの市民病院、むこがわ特別支援学校、NTT西日本、神戸市北消防署など、様々な地域から様々な専門領域の現職の方々をお迎えしました。講師の先生方には、それぞれの職業の特徴や日々の業務などについてわかりやすくお話ししていただきました。
生徒が講義メモに書き記した内容は多岐に渡り、各人の視点でしっかりと講義を受けていることがよくわかりました。
7月14日(木)、第1学年の生徒を対象に、校内レシテーションコンテストを開催しました。同コンテストは、昨年度立ち上げた新たな英語科主催の学年行事です。人前で話す経験を通して、英語によるコミュニケーション能力や表現力の向上を図ることを目的としています。
論理表現Ⅰの授業で予選を行い、その中で各クラスの生徒全員が発表を経験しました。本選にあたる校内レシテーションコンテストでは、各クラスの代表に加えて有志の生徒たちが、史上最年少でノーベル平和賞を受賞した人権活動家のマララ・ユスフザイさんのスピーチを題材に、熱意溢れるレシテーションを披露しました。
「話し上手は聞き上手」との諺が示すとおり、話すことが上手な人は聞くことに長けています。また、聞くことが上手な人は話すことが上手です。コミュニケーション能力は、複雑に入り組んだ現代社会を背負って立つ生徒たちに求められる第一の力といっても過言ではありません。
発表者と聴衆が心を合わせて穏やかな時を共に過ごした今回の経験は、すべての生徒にとって、今後の大いなる成長の糧とになると確信しています。
平成27年6月の公職選挙法等の一部を改正する法律の成立・公布に伴い、選挙権年齢が満20歳以上から「満18歳以上」に引き下げられました。平成26年実施の国立国会図書館による調査によれば、世界の国々のおよそ9割が下院(日本においては衆議院)の選挙権年齢を「18歳以上」と定めています。複雑かつ急激な変化を重ねる現代社会を生きることになる若い世代にとって、選挙を通して積極的に政治に参加し、自らが生きる社会を自らの意思で変えていく力が求められています。
本校では、兵庫県弁護士会より弁護士の方々にご来校いただき、3年生を対象に、2時間×2日の計4時間の有権者教育講演会を実施してきています。今年度は、7月13日に4名の弁護士の方々のご指導の下、第3学年団の2名の先生による国政選挙の模擬党首討論、代表生徒3名による市長選挙の模擬演説を行い、1週間後の19日に模擬投票を行うという流れで学びを深めました。選挙の仕組みを専門家の方々から伺うことで、一票の大切さや投票を通じた政治参加の意義を実感として捉えることができました。
期末考査期間中の7月4日(月)、6日(水)、7日(木)の3日間で、AED・心肺蘇生法職員研修を実施しました。 1日につき2グループずつの計6グループに分かれて、同じ内容の講義と実技実習を行う形で研修を進めました。
生徒たちの大切な命を預かる私たち教職員にとって、救急救命研修は欠かすことのできない大切な学びの機会です。まさかの時に備えて万全の体制を整えておくために、継続的に研修を重ねるように努めています。とりわけ身体に負担がかかる夏を迎えるにあたり、これまで培った知識と技能を今一度確かめ直すことはとりわけ重要です。昨年度に引き続き、 AED実習用のボディーにマスクを着用するなどのコロナ対応に加え、熱中症予防に向けた研修も併せて行いました。
救急車の到着までの1次救急を、私たち教職員が心肺蘇生法を行うことで担います。学校における医療の専門家である養護教諭は、救急救命士に患者を引き渡す2次救急を担うことになります。今回の研修の講義では、養護教諭より、「ドリンカーの救命曲線」を用いた蘇生率について学びました。緊急事態の発生後3分に心肺蘇生を始めた場合の蘇生率は、約75%、4分後では約50%、7分後では約10%、10分後に至っては0%に限りなく近づくとのことでした。神戸市内における救急車の到着時間は約5分とのことですので、私たち教職員が迅速かつ適切に初期対応をできるか否かが命を救うための分岐点になります。
今後も生徒の皆さんが安心して学ぶことができる学校づくりにしっかりと取り組んでいきます。
6月27日(火)放課後、今年度第1回目の「フラワープロジェクト」を実施しました。
全県の県立学校が取り組む「高校生ふるさと貢献・活性化事業」の一環として、本校では地域(神戸市北区)をフィールドとした「クリーン&フラワー大作戦」を企画・実施しています。今回は、神戸電鉄鈴蘭台駅前に置かせていただいているプランターの植え替えを行いました。
近隣の園芸店「ポピー」さんの澤店長様にご指導いただきながら、陸上競技部とソフトテニス部の部員たちが花の苗をひと株ひと株大切にプランターに植え付けて行きました。心を癒やしてくれる花やその他の植物が身近にある生活は、私たちの人生をより豊かなものにしてくれます。このたびのプロジェクトも、勉強や部活動、学校行事などに日々懸命に取り組む生徒たちの生活に豊かな彩りとさらなるエネルギーを与えてくれる貴重な機会となりました。
北区役所まちづくり課より、戸田様と坂田様が取材に来てくださいました。いつも本校生徒を温かく見守ってくださりありがとうございます。今後とも生徒たちへの支援をよろしくお願いいたします。
5月6日(金)と6月3日(金)の両日に実施した米国ワシントン州のグラハム カポウシン高校とのオンラインによる交流に引き続き、6月22日(水)の午後、韓国の順天高校との交流を同じくオンラインで行いました。
本校からは国際コミュニケーションコースの1年生41名が参加し、もう一方の順天高校からは日本語クラブの生徒12名が参加しました。両校代表の挨拶の後、10のブレイクアウトルームに分かれてグループでの交流を進めました。今回のテーマは、お互いに相手の言語を用いて「自己紹介をすること」と「最近はまっていることを伝えること」でした。途中、音声のハウリングや映像のフリーズ等のトラブルもありましたが、担当の先生たちの対応も手慣れたもので、安心して両校生徒の交流の様子を見守ることができました。教室に響く生徒たちの明るく元気な声を耳にして、次代を担う若者たちが互いにつながり通じ合うことの大切さを実感しました。
また今回は、両校交流の架け橋となってくださった兵庫県国際交流協会より、学校交流コーディネーターの高繁様と学校交流プランナーの季様が同席してくださいました。様々な国の高校生との交流の機会をさらに広げていくことができるよう、今後もお力添えいただきたいと思います。ご多用の中、遠方までお運びいただきありがとうございました。
6月16日(木)と17日(金)の両日で、9月の体育祭に並ぶ本校の学校行事の二本柱の一つ、「神戸鈴蘭台高校祭」を開催しました。
コロナ対応と教育活動の両立に向けて、生徒指導部の先生たちや生徒会役員の皆さんが中心となり、時宜に応じた文化祭の在り方をしっかりと検討してくれました。そのお蔭で、一定の制限はありますが、保護者の方々にも足を運んでいただけるようになりました。
今年度のテーマは、「#青春はいつだって期間限定 ~青春のエネルギーをこの一瞬に!~」。テーマに込められたメッセージ「準備の始めから本番のフィナーレまで、仲間と一緒に駆け抜けよう。高校生の『今』しかできない大切なものに! 大人になってもずっと忘れない文化祭にしよう!」をしっかりと胸に刻み込み、全校生徒が一丸となって全力で「神戸鈴蘭台高校祭」に取り組みました。
展示やパフォーマンスに足を運んでくださった人たちにしっかりと楽しんでいただく中で、それぞれの生徒が喜びを感じ、自らの成長を実感として捉えることができたとびきりの文化祭となりました。
昨年度より、国際コミュニケーションコースの1年生を対象に土曜英会話クラスを開講しています。
ALTの先生とともに学ぶ通常授業(英語コミュニケーションⅠと論理・表現Ⅰ)に加えて、さらに多くの英語と触れ、自らの思いや考えを他者と共有する体験を積み重ねてもらいたいとの思いが込められた特別講座です。
ECCから来ていただいている2名のネイティブスピーカーの先生方の熱意とユーモアに溢れる授業に、生徒たちの主体的に学びに向かう姿勢もこれまで以上に高められているようです。今後のさらなる飛躍に期待しています。
コロナ禍の中でもグローバル教育の機会を決して諦めることなく、国内でグローバルな体験ができるように様々な工夫を重ねてきています。そのひとつがオンラインでの国際交流です。昨年度の3月から3回シリーズで、米国ワシントン州のGraham Kapowsin High School(グラハム カポウシン 高校)とのオンラインセッションを実施しています。今回はその2回目にあたります。
本校からは、国際コミュニケーションコースの3年生が参加しました。今回のテーマは、「日本の公共交通機関を利用する際のマナーについて」です。現在GKの生徒の皆さんは、旅行についてのユニットを通して日本語を学んでおり、日本の公共交通機関を利用した際にはどのようなことに気をつければよいのかが知りたいと要望を受けた形のテーマ設定となっています。
流暢な日本語も交えたアットホームな雰囲気の中での交流の様子を目にして、face to faceのコミュニケーションの大切さをあらためて実感することができました。5月の次回のセッションが今から楽しみです。
本校生徒の多くが毎日の通学でお世話になっている神戸電鉄鈴蘭台駅と直結している神戸市北区の玄関口「ベルスト鈴蘭台」。地域の方々の憩いの場となっている「ベルスト鈴蘭台」の3階の多世代交流スペース「すずらん広場」では、和太鼓部、ダンス部、書道部、ギター部などが貴重な発表の機会をいただいてきています。
昨年度の全国高校新聞年間紙面審査賞で優秀賞に選ばれた編集部も同様です。編集部の歴史ともいえる「鈴高新聞」と「鈴高miniプレス」を発行するたびに、自由にお持ち帰りいただけるよう配布用ラックに置かせてもらい、地域の賑わいづくりのお手伝いをさせていただいています。ラックにminiプレスを入れている際にも何名かの方が手にとってくださいました。地域の方々に生徒たちの様子を知っていただき応援をいただけることほどうれしいことはありません。
「ベルスト鈴蘭台」前の交番東側には本校生徒が育てた花のプランターを置かせていただいています。地域の婦人会の方々が水やりをしてくださっています。ありがとうございます。
4月11日(月)、離任式に引き続き、新入生(16回生)を迎える対面式を行いました。
生徒会副会長からの歓迎の言葉のあと、新入生代表よりこれから始まる神戸鈴蘭台での高校生活への期待が込められた初々しい挨拶をもらいました。夢と希望であふれる青春の日々がいよいよ始まります。自らの成長を実感できる神戸鈴蘭台での毎日を謳歌してもらいたいと思います。
4月11日(月)、この春転出された先生方をお迎えして離任式を行いました。
先生方が語りかける一言ひとことに、本校と本校生徒に対する優しく強い思いを感じる心温まるひとときとなりました。
先生方の新しい環境でのますますの活躍を心より願っています。これからも神戸鈴蘭台高校の応援をよろしくお願いします。