校長だより

2023年2月の記事一覧

総合的な探究の時間成果発表会

 2月17日(金)の5・6時間目、総合的な探究の時間成果発表会を開催しました。第2学年の総合的な探究の時間では、年度の前半を用いて学年全体で持続可能な社会の実現に向けてSDGsについての学びを深めたのち、後半にあたる10月下旬からは高大連携関係にある5つの大学様や神戸市北区役所まちづくり課様よりアドバイザーの先生方をお招きして、先生方の専門領域に関連する課題をテーマに取り組む形で探究活動を進めています。

 探究活動を通じて得た研究成果をグループ内発表会と学年成果発表会において共有することを通じて、学び方やものの考え方の体得に向けて確固たる一歩を踏み出せたと実感する生徒も多いようです。

 変動性、不確実性、複雑性、そして曖昧さの度合いがこれまで以上に増すと考えられているこれからの社会で生きていくために、総合的な探究の時間を通じて培う「自分自身で考え、根拠を持って判断し、自信と責任感を持って行動する力」にますますの磨きをかけていってもらいたいと思います。

高校生SDGs探究発表会

 2月5日(日)、兵庫高校において、県教育委員会主催「高校生SDGs探究発表会」が開催されました。同発表会は、高校生のグローバルな社会課題等の関心を高め、課題発見能力、問題解決能力、そしてコミュニケーション能力の向上を図ることを目的としています。

 講堂をメイン会場に、兵庫高校をはじめ、文部科学省の研究指定を受けている御影高校や柏原高校など、探究活動に積極的に取り組んでいる学校から生徒の皆さんが一堂に会し、研究成果の発表と情報の共有を行いました。

 本校からは第2学年の岡坂星音さんと北川快さんが参加し、総合的な探究の時間で取り組んだ課題研究の成果を発表しました。岡坂さんの研究テーマは、「肉と魚、需要が高いのはどちらか」、北川さんのテーマは、「色が人に与える効果」でした。ポスターセッションを通じて、課題を捉える力、論理的に考察・分析する力、課題解決に向けた道筋を見出す力、そしてこれらの取組の成果を仲間と共有する力など、持てる力を存分に発揮する姿に、引率された先生方も心を動かされたとのことです。

 今後の高校生活においても、探究活動を通じて培った力は大いに生かされていくことと思います。さらなる高みを目指して立ち止まることなく仲間とともに歩み続けることを切に願っています。