校長挨拶

あいさつ


 兵庫県立神戸鈴蘭台高等学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。

 この度、第9代校長として着任いたしました横山清隆(よこやま きよたか)でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

 本校は、六甲山系の「自然の中に溶け込んだ」と表現できる立地を有する、全日制普通科高等学校です。大都市神戸にありながら、緑に囲まれた落ち着いた環境の中で、学習や部活動に励み、学校生活を過ごすことができます。

 その歴史は、昭和 38 年創立の鈴蘭台高等学校と昭和 55 年創立の鈴蘭台西高等学校とにさかのぼります。平成 19 年、両校は発展的な統合を遂げ、教育理念を引き継ぐ新たな高等学校「神戸鈴蘭台高等学校」が開校しました。

 鈴蘭台高校の校訓「勤勉であれ 健全であれ 優雅であれ」と鈴蘭台西高校の校訓「至誠 協調 創造」とから継承した「優雅」「創造」に、新たな教育理念である「共生」が加わりました。知力と豊かな人間性を有し、変化の激しい予測困難な社会において、将来を担える若者を育成すべく「共生 優雅 創造」を校訓に掲げ、二校の伝統から培われた「自主自律」の精神を尊重する教育活動に取り組んでいます。

 国際コミュニケーションコースを設置しており、国際社会の舞台で大いに活躍できる人材の育成をめざしています。日々移り変わるグローバル社会のさまざまな事象を、多角的かつ総合的な視野で捉える力と、あらゆる場面において的確に意思疎通を図ることができるコミュニケーション能力とを身につけることを目的としています。この国際コミュニケーションコースは、令和7年度の新入生を対象に、学際領域に関する新しい学科として、「文理探究科」に改編します。これまでコースで培ってきた学びの特色を基盤とし、成果を継承しながら、今後さらに国際化、情報化、多様化が進むことを先見して生徒のニーズに応えられる学科です。現コースでも新学科の教育内容を先取りしながら、準備を進めております。

 豊かな自然環境の中で、じっくりと自己の在り方と将来を見つめ、世界に目を向け、前向きに生きる人材の育成に、今後も真摯に取り組んでまいります。前身の二校から受け継いだ伝統と校風を大切に守りながら、一人一人の生徒を大切に、その成長をしっかりと支え、「魅力ある学校」「信頼される学校」として、さらなる発展を目指して教職員一丸となって努力してまいります。今後も、皆様の一層のご協力とご支援を賜わりますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

第9代 学校長 横山 清隆