校長だより

2023年7月の記事一覧

国際交流:順天高校(韓国)訪問受け入れ

 7月13日(木)、韓国より順天(スンチョン)高校の皆さんをお迎えして、交流行事を行いました。

 昨年度各学期に実施した計3回のオンライン交流を経験した16回生(現2年生)の生徒たちは、順天高校の先生方や生徒の皆さんに直接お会いしたいという強い思いを抱いていました。

 5月8日より新型コロナウイルス感染症の感染法上の位置付けが2類から5類に引き下げられ、社会経済活動、そして教育活動の正常化が大きく進みました。その流れの中で今回の対面での交流が実現したことを本当に嬉しく思います。

 韓国の皆さんは、日本のことをより深く知りたいと思ってくださっています。そして私たち日本人も、韓国のことをより一層詳しく知りたいと思っています。互いに理解し合うためには、実際に出会って、言葉を交わし、ともに行動することが本当に大切です。両国は、ともにめざましい発展を遂げる一方で、急激な少子高齢化などの共通の悩みも持っています。次世代を担う若者たちには、両国で共通する様々な課題の解決に向けて、未来志向のもと、手に手を取って進んでいってもらいたいと思います。

 両校交流の架け橋となってくださった兵庫県国際交流協会学校交流コーディネーターの高繁様、学校交流プランナーの季様、北斗様に、心よりお礼を申し上げます。

 

校内レシテーションコンテスト

 7月11日(火)、第1学年生徒を対象に、校内レシテーションコンテストを開催しました。同コンテストは、今年度で3回目の開催となります。論理・表現Ⅰの授業内で予選を行うため、すべての生徒がクラスの仲間を前にして英語で話をする経験をすることになります。人前で話すことに慣れず緊張した生徒もいたに違いありませんが、このような経験は今後の高校生活に必ずや生かされると確信しています。

 クラス予選を経て、普通科の各クラスからはそれぞれ2名、国際コミュニケーションコースからは3名の計15名の代表者が英語による暗唱スピーチの技を競い合いました。題材には、昨年度と同様に、史上最年少でノーベル平和賞を受賞した人権活動家のマララ・ユスフザイさんのスピーチが選ばれ、発表者は、発音や抑揚、そして表現の豊かさなどに気をつけながら、聴衆にとって聞き取りやすい発表となるよう心がけました。また、聴衆は、発表者の言葉を聴き漏らさないように集中して聴くこと、そして大切な部分はどこか、発表者が伝えたいことは何かをしっかりと聴き取ることを心がけました。

 発表者と聴衆が心を合わせることで、より一層学びが深まります。その思いを胸に、それぞれの発表者がスピーチを終えるたびに、仲間の努力を労う拍手が会場に響きました。新たな母校となった神戸鈴蘭台での高校生活を学年全体で一体感を持って過ごしてもらいたいと強く感じることができた素晴らしいコンテストとなりました。