校長だより

今日の出来事

神戸鈴蘭台高校祭

  6月16日(金)と17日(土)の両日で、文化祭「神戸鈴蘭台高校祭」を開催しました。新型コロナウイルス感染症の感染法上の位置付けが2類から5類に引き下げられ、文化祭にも待ちに待ったコロナ前の賑わいが戻ってきました。

 今年度のテーマは、「愛/Iにできること」。このテーマには、チーフの前川麻衣さんを始めとした文化祭実行委員の皆さん、そして生徒会役員の皆さんの「それぞれが自分自身にできることに愛情を持って全力で取り組んで欲しい!」との強い思いが込められています。

 1日目は「校内祭」、2日目は保護者を始めとした生徒のご家族の方々、そして卒業生の皆さんを招いての「一般祭」としました。この形での開催は、実に4年ぶりです。学校薬剤師の上田先生のご指導の下、引き続き換気等の適切な対応にも努めながら、準備の段階から今日に至るまで、同じ場所と同じ時間を共有するすべての人が、心から楽しみ、そして自らの成長を実感できる文化祭となりました。

 各種ドリンクの販売でお世話になった同窓会「翠鈴会」の皆様、ホットドッグの販売でお世話になったPTAの皆様、心のこもったご支援をいただきましたことに心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

対面式

 4月11日(火)、離任式に引き続いて、2・3年生が17回生の後輩たちを迎え入れるための対面式を行いました。

 コロナ対応も新たに局面に入ったため、従来の形である体育館での実施も考えましたが、自然に囲まれた神戸鈴蘭台高校を体感してもらいたいとの思いから、昨年度と同様にグランドでの実施としました。新入生の皆さんには、あいにくの曇り空の下ではありましたが、神戸鈴蘭台高校の恵まれた環境を実感してもらえたと思います。

 対面式後の全校生徒が参加する○×クイズ、「神戸鈴蘭台高校生クイズ」も大いに盛り上がりました。対面式を企画実施してくれた生徒会役員の皆さん、周到な準備とスムーズな進行をありがとうございました。

離任式

 4月11日(月)、この春ご退職された先生、そして新たな勤務校へ転出された先生方をお迎えして離任式を行いました。校務のためご来校いただけなかった先生方についても、事前にいただいいていたメッセージを生徒の皆さんに紹介することができました。

 先生方が在校生や神戸鈴蘭台高校を大切に思う気持ちだけではなく、神戸鈴蘭台高校がその前身である鈴蘭台高校と鈴蘭台西高校の伝統を引き継いでいることを忘れないで欲しいとの強い思いが伝わる豊かなひとときを共有することができました。

 先生方のこれからの夢も伺うことができました。神戸鈴蘭台高校を離れて新たなステージへと歩みを進められる先生方の益々のご活躍を心より願っています。大変お世話になりました。ありがとうございました。

 

 

総合的な探究の時間成果発表会

 2月17日(金)の5・6時間目、総合的な探究の時間成果発表会を開催しました。第2学年の総合的な探究の時間では、年度の前半を用いて学年全体で持続可能な社会の実現に向けてSDGsについての学びを深めたのち、後半にあたる10月下旬からは高大連携関係にある5つの大学様や神戸市北区役所まちづくり課様よりアドバイザーの先生方をお招きして、先生方の専門領域に関連する課題をテーマに取り組む形で探究活動を進めています。

 探究活動を通じて得た研究成果をグループ内発表会と学年成果発表会において共有することを通じて、学び方やものの考え方の体得に向けて確固たる一歩を踏み出せたと実感する生徒も多いようです。

 変動性、不確実性、複雑性、そして曖昧さの度合いがこれまで以上に増すと考えられているこれからの社会で生きていくために、総合的な探究の時間を通じて培う「自分自身で考え、根拠を持って判断し、自信と責任感を持って行動する力」にますますの磨きをかけていってもらいたいと思います。

高校生SDGs探究発表会

 2月5日(日)、兵庫高校において、県教育委員会主催「高校生SDGs探究発表会」が開催されました。同発表会は、高校生のグローバルな社会課題等の関心を高め、課題発見能力、問題解決能力、そしてコミュニケーション能力の向上を図ることを目的としています。

 講堂をメイン会場に、兵庫高校をはじめ、文部科学省の研究指定を受けている御影高校や柏原高校など、探究活動に積極的に取り組んでいる学校から生徒の皆さんが一堂に会し、研究成果の発表と情報の共有を行いました。

 本校からは第2学年の岡坂星音さんと北川快さんが参加し、総合的な探究の時間で取り組んだ課題研究の成果を発表しました。岡坂さんの研究テーマは、「肉と魚、需要が高いのはどちらか」、北川さんのテーマは、「色が人に与える効果」でした。ポスターセッションを通じて、課題を捉える力、論理的に考察・分析する力、課題解決に向けた道筋を見出す力、そしてこれらの取組の成果を仲間と共有する力など、持てる力を存分に発揮する姿に、引率された先生方も心を動かされたとのことです。

 今後の高校生活においても、探究活動を通じて培った力は大いに生かされていくことと思います。さらなる高みを目指して立ち止まることなく仲間とともに歩み続けることを切に願っています。