研修の様子
12月2日(木)ⅢC1236(高)農業科・水産科教育講座A
〔研修の概要〕
講 義 新学習指導要領における目標や内容を理解する
・学習指導要領の趣旨及び要点
講義・演習 農業生産工程管理(GAP)の実践事例から学ぶ
・農業生産過程におけるGAPの考え方
・次世代園芸施設導入事例での取組
演習・協議 農業生産工程管理に関する学習の在り方
・農業生産工程管理等における各校での取組や実践事例報告
・学校の特色を活かした生産工程管理に関する学習の進め方
〔受講者の感想〕
- 農業科学習指導要領の改訂では、農業生産工程管理など、安心・安全な食料の持続的な生産と供給に関する学習内容を充実していかなければならないことを知った。
- 施設見学を通して、農業生産工程管理について学ぶことができた。施設内は掲示物が充実していたり、機械・設備が整理整頓されていたりするなど、従業員の安全に配慮された環境がとても印象的であった。本日の学びを自校の教育実践に活かしていきたい。
- 具体的な実践事例から、自校の取組を考える大変良い機会となった。農業生産工程管理の学習を進めていく中で、生徒に身につけさせたい力を明確にしていくことの大切さを知った。今後は、自分自身も農業生産工程管理の知識を深めていかなければならないことを実感した。
11月25日(木) ⅢD1104 人権教育講座
〔研修の概要〕
講 義 様々な人権課題の解決に向けて
講 義 「インターネットによる人権侵害」の現状と課題
(株)情報文化総合研究所 代表取締役 武蔵野大学 名誉教授 佐藤 佳弘
演 習 人権教育の指導方法等の改善・充実
・「インターネットによる人権侵害」について
〔研修の感想〕
○人権課題は本当に様々で、日々の教育活動の中で取り組んでいき、積み重ねていくことが大切だと改めて感じました。人権課題は年々増えて複雑になってきているため、私たち教師も日々情報を収集したり、学んだりして人権感覚を磨いていく必要があると思いました。まずは、「あれ?おかしいな。」と気づくことができる子どもを育てたいと思いました。インターネットやスマホが普及して子どものいじめがますます見えにくくなったので、どう対応していくのが良いのか、難しいと感じました。子どもの事情があることも理解できるからこそ難しいので、学校でのルール、家庭でのルールを子どもと一緒に考えて作っていくことが大切だと感じました。演習では、他校の取り組みを聞いたり、一緒に教材を考えたりすることで色々な考え方に触れられたことが良かったです。
○人権侵害のクイズで、自分自身が曖昧に捉えていた内容がよく分かりました。その中でも、学校での正しい行為とネット社会での正しい行為が違うことをしっかりと教えていかないと、ネット犯罪から子どもたちを守ることができないと分かりました。ネット社会が低年齢化していることもあり、小学校低学年にとっては少し混乱してしまうかもしれないけれど、学校だけでなく、家庭や地域ぐるみで、どのような場面ではどのような行為が正しいのか考えていくことができるよう取り組んでいきたいです。
○本日の研修で学んだことは、インターネットにおけるいじめの現状とその対策の仕方です。私自身、日頃からLINEやSNS等を使用する機会が多いので、実態はある程度知っているつもりでしたが、初めて聞くものが多数ありました。日々進化する機能とともに、ネットでのいじめも多様化・低年齢化していることがよく分かったので、それらを子どもや保護者に啓発していくことが必要であると感じました。それと同時に、現状を踏まえて子どもたちとともにルールを考えていかなければならないことを知りました。被害を未然に防いだり、早期発見をして最小限に留めたりすることができるよう努力していきたいです。また、実際に被害にあった時の対処の仕方についてはまだまだ分からないことが多いので、これからさらに学んでいきたいです。
11月25日(木) ⅢC1334(高)情報科教育講座B
〔講座の概要〕
講 義:コミュニケーション手段の特徴
・目的や状況に応じたコミュニケーション手段の選択
講 義:情報デザインの役割
・ピクトグラムを用いた情報伝達
演 習:効果的なコミュニケーションを行うための情報デザイン
・情報デザインの考え方や方法を生かしたWebページの在り方
〔受講者の感想〕
○情報を伝達するために考えるべきことは何か、改めて考えることができました。
○情報デザインについて実習を伴う指導を行う必要性を理解しました。
○情報の各単元を、点ではなく線で教えたいといつも考えています。情報デザインとプログラミングなど他の単元との繋がりが見えたので良かったです。
11月17日 ⅢC1113(小中)図画工作・美術科授業実践講座
〔講座の概要〕
講義・演習 「造形や美術に対する見方や感じ方を深める鑑賞に関する資質・能力の育成をめざして」
発表 「見方や感じ方を深める「鑑賞」領域の授業実践」
演習 「主体的・対話的で深い学びを実現する授業の在り方」
・作品などから見方や感じ方を深める指導の工夫
・「鑑賞」領域におけるICTの効果的な活用
〔受講者の感想〕
○目標やねらいを明確にし、子どもたちに付けたい力を考えて、県立美術館等の社会教育施設を積極的に活用したいと思います。
○鑑賞の授業を考えるときに、その作品が描かれた背景やどんな画家だったのか等、作品についての知識や事実についてどう扱えば良いのか分からなかったのですが、自分の見方や考え方を言葉にすることで、他者の考えに触れることが大事であることが分かりました。
○演習では、鑑賞をし、子どもの気持ちになることで、造形の要素に気がつくことができました。また、「木を見る視点」「森を見る視点」を子どもたちに付けていきたいです。
11月16日(火)ⅢB1304 (小中)ICT活用推進リーダー講座(Google Workspace)
〔研修の概要〕
演 習:パブリッククラウドの活用方法
・Google Workspaceの活用
演 習:児童生徒のICT活用から情報活用能力を体系的に考える
-情報活用型プロジェクト学習を通して-
演 習:教育の情報化の推進
・研修モジュ-ルを使った校内研修計画の作成
〔受講者の感想〕
・classroomの作成やJamboard等の基本的なことから、学校での研修の持ち方や児童へICTを活用して、どのようにして学習に取り組ませていくかを学ぶことができました。
・情報活用型プロジェクト学習がとても参考になった。GIGAスクール構想という言葉だけが一人歩きして、なんとかタブレットを使うことで満足しているところがあったので、なんのために使うのか、どんな力をつけさせたいのかを意識することの重要性が改めて実感できました。
・多くの先生の活用方法を聞き、ICTをもっとうまく使うことで授業や学級活動に活かしていけると思いました。また、中堅という立場からも、どんどんと若手が入ってくる中で、校内の役割を引き継ぎ、指導していかなければならないと再認識しました。