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研修の様子

8月7日(月) ⅢC1219 (高)理科教育講座

〔研修の概要〕

講  義  理科の見方・考え方を働かせ、科学的に課題を解決するために必要な資質能力の育成
       京都教育大学 名誉教授 村上 忠幸

演  習  理科の見方・考え方を働かせた授業づくりの視点の育成
       -観察・実験を取り入れた授業プランの考察-

 (受講者の感想)

  • 探究については1人で悩みながら模索する日々が多かったですが、本日の研修で今後の授業づくりの大きなヒントを得られ、非常に有意義でした。
  • 探究では知識をどのように使うのかということが大切だとわかりました。また、知識だけを身に付けさせるのではなく、多くの実験に取り組みたいと思います。
  • 生徒が探究活動をする場合、教員の体験の有無が重要であると思います。その点において、本日の研修での体験が今後の教員人生において大きな財産になると感じました。


        

8月4日(金)ⅢC1220 外部施設の活用による理科講座

〔研修の概要〕

実   習 学校と外部施設との連携について 
                    ・外部施設の取組の現場から

講   義 学校教育における外部施設の活用について 
                    ・外部施設と学校教育をつなぐ
                     兵庫県立大学 自然・環境科学研究所 講師 鈴木 武

演習・協議 探究的な学習の過程における外部施設の活用について 

 

〔受講者の感想〕

  • 生活単元学習で理科的な内容の深め方、授業の内容等について悩んでいました。外部施設を活用することで、これらがスムーズに進められることに改めて気付かされました。
  • 今まで校外学習などで外部施設を見学することはありましたが、それ以外にも出前授業などで来て頂いたり、その施設の研究員の方や専門家の方に協力して頂いたりすることができると知り、児童の学習にとってよい機会を設けられると思いました。
  • 外部講師の活用に関しては、少しハードルが高いものだと感じていたこともありましたが、有効に活用すれば非常に児童生徒にとって深い学びにつながるということがわかりました。

8月2日(水)ⅢC1227(中高)家庭科教育講座B

 

〔研修の概要〕

講   義  ICTを活用した授業展開について

発   表  家庭科の学習場面に応じた効果的なICTの活用

演習・協議  1人1台端末環境下での家庭科の授業実践

 

〔受講者の感想〕

・高校や中学など異校種の教員の授業実践を聞いて非常に参考になりました。個別最適化や協働的な学習に焦点を当てて考えることで、様々な学習場面でICTを活用できることを感じました。その中で自分の分からないことに自分で気づくことができるということが印象に残りました。今後も学習場面に応じてICTを効果的に取り入れるように研修を重ねていきたいです。

・ICTの活用については、以前から意識的に活用していた部分はありましたが、今回異校種の先生方の話を聞き、参考になったものを積極的に取り入れていきたいと思いました。また、自校で活用しているツールを充分に使いきれていない部分もあるので、使い方や機能についてさらに学ぶ必要性を感じました。

・どのアプリやデバイスを使うと授業が効率的に行えるのか、生徒にとって学びたくなるのかを探していきたいと思いました。そして、ICTの活用方法だけではなく、家庭科という教科として生徒に何を学ばせたいのか、どのような力をつけさせたいのかを明確にして授業を作っていきたいです。

 

8月4日(金)ⅢC1237 (高)看護科教育講座

〔研修の概要〕

講   義 主体的・対話的で深い学びを実現する看護教育の在り方
          -学習改善につながる妥当性・信頼性の高い評価方法の構築-      

                      愛媛大学医学部附属病院 助教 内藤 知佐子

演   習 生徒の看護実践能力の向上に向けた評価の在り方について
                       -看護実践能力を向上させるための自己評価について-

  

〔受講者の感想〕

  • ルーブリック評価には、具体的で明確な表現が必要であることを改めて認識しました。実際に実習評価を行う際、曖昧になっている部分があることや、生徒が理解できない部分を残さないようにすることを学びました。
  • ルーブリック評価を活用しきれていない部分もあったので、どのように活用していくべきかを再度学ぶことができました。また、今後ルーブリック評価を活用して、よりよい評価を行いたいです。
  • 理解してもらいたい事を伝える授業になりがちなため、生徒の理解度と授業の効果を見極めながら授業を展開していきたいです。

8月2日(水)ⅢC1225 (高)芸術科(書道)教育講座

〔研修の概要〕

講   義 ICTを活用した芸術科(書道)の授業実践について
       武庫川女子大学 准教授 平田 光彦 

演習・協議 生徒の主体的な学びを実現する芸術科(書道)の授業づくり

 

 

〔受講者の感想〕

  • ICTを活用することでコミュニケーションを大切にしながら授業を進める方法を学んだので、生徒に還元できるように今まで行ってきた授業をさらに充実させていけるように考えていきたいです。
  • 普段の生活から書道に関連するものを見つけるアンテナを張っておくことで、生徒に興味を持たせたり、おもしろいと思わせたりすることができる導入を考えたいです。
  • 普段は書画カメラを使用していますが、プレゼンテーションソフトを使用した教材作成を体験したことで新しい授業展開が思い浮かびました。これからも色々と試してみたいと感じました。

8月2日(水) ⅢC1224 (高)芸術科(美術)教育講座

〔研修の概要〕

講 義  「指導と評価の一体化」の実現に向けて
      ・学習指導要領の改訂を踏まえた学習評価の改善
        京都市立芸術大学 教授 飯田 真人

演 習  観点別学習状況の評価
      ・妥当性・信頼性の高い評価規準の在り方
      ・指導と評価の計画

 

   (受講者の感想)

  • 講義内容にあった通り、授業内容と目標と評価は結びつくものなので、評価に焦点を当てることで、授業を通して生徒に伝えたいことをしっかりと考えていきたいです。
  • 本日の研修成果を生徒の実態に応じた授業を計画することや、指導方法の改善につなげたいと思います。
  • 教員の主観で評価をつけていると誤解されやすい教科であることを再認識したため、今後より客観的な評価ができるように注意していきたいと思います。

8月1日(火)ⅢC1236(高)商業科教育講座B

     

 

〔研修の概要〕

講   義 商業科教員に期待すること

                     -商業教育の現状と課題-

発   表 専門学科における特色教育の取組

      -高度専門職業人の育成を目指して-

講義・実習 コンピュータ会計と簿記教育

                      ・会計ソフトウェアの基本的な操作方法と活用

      ・CBT検定試験への対応  

〔受講者の感想〕

  • 自分自身の知らないことが多数あったので、もっと学ぶ必要があると感じました。もっと外の世界を知り、学んだことを勤務校の教育活動に活かしたいです。
  • 3年間を見通した高度専門職業人の育成を視野に入れた実践的な取組を勤務校でも展開していきたいと思いました。
  • 生徒が「なぜ?」と考えることができる授業、自身のことを語ることができる取組を継続していきたいです。

8月2日(水)ⅢC1234(高)工業科教育講座B

 

〔研修の概要〕

講   義   「実習」の目標及びその内容と取扱いについて 
                     ・目標を達成するための指導計画の作成

演   習   「実習」におけるGoogle Workspaceの活用
                     ・実習安全指導の方法

        ・データの収集・整理・分析の方法

        ・レポートの作成・提出・採点の方法

  

〔受講者の感想〕

  • Google Workspaceでできることが多くあると思いました。教科指導だけでなく、ホームルーム活動などで、生徒のタブレット活用に活かしていきたいです。
  • データをどのように処理・活用していくのか、他のアプリケーションの使用方法や活用方法なども知る機会があれば、今後の研修にも参加したいと思いました。
  • ICTを活用し、KYトレーニングの機会を増やし、安全指導に対する意識をさらに向上できるように取り組むことが必要だと感じました。

 

 

 

 

8月1日(火)ⅢC1233(高)工業科教育講座A

〔研修の概要〕

演   習   コミュニケーションと情報デザイン 
                     ・効果的なコミュニケーションを行うための情報デザイン

演   習   データの活用
                     ・情報通信ネットワークを介したデータの活用

〔受講者の感想〕

  • 情報Iで学ぶ内容を理解することができた。工業情報数理でも取り入れて、生徒にあった授業をしていきたいです。
  • 情報に関しての専門知識を身に付ける必要性を感じました。また、テキストマイニングやジャムボード、チャットなど様々なソフトを使いながら授業を展開できるようにしていきたいと思います。
  • これからの社会を生き抜く力を生徒につけるため、今回の内容などを授業に取り入れていき、よりよい教育を実践していきたいと思います。

 

 

 

7月28日(金)ⅢC1238 (高)福祉科教育講座

〔研修の概要〕

講   義 「介護過程」の授業づくりの在り方について
        

演   習 「介護過程」のアセスメント方法について
       帝京科学大学 教授 柊崎 京子

  

〔受講者の感想〕

  • 介護過程の授業を生徒に教えていますが、研修では、今まで自分が知っているアプローチとは異なる方法を学ぶことができ、大いに参考になりました。
  • 教材研究の大切さを再確認しました。介護過程は、生徒によっては苦手にしている者もいます。教材によって、生徒の苦手意識を緩和できる可能性を感じました。今後も生徒と一緒に成長していきたいと思います。
  • 書くことへの苦手意識を持つ生徒が文章を作りあげていく際には、必要に応じて、文章の枠組みであったり、定型文を提示したりしていくことが効果的であることを学びました。

7月31日(月)ⅢC1226 (高)家庭科教育講座A

 

〔研修の概要〕

講   義 生徒の課題解決能力を育む授業づくり 
                     鳴門教育大学大学院 教授 坂本 有芳

演   習 生徒の学びの質を高めるための授業の工夫 
                    ・生徒の課題解決能力を育むための、学習評価を踏まえた授業プランの考察

〔受講者の感想〕

  • 消費生活の分野は日々更新されていく内容が多いので、課題解決につながる生徒への伝え方について考えることができました。紹介していただいた教材を活用してみたいと思います。
  • 消費者教育の導入として他校の先生と授業展開について協議したことが大変有意義でした。
  • 他校では、消費生活分野の講師を招いて講義を行っていたり、分野に特化した小冊子を使用し苦手意識を取り除く工夫をされていたりしていたので、本校でも活用したいです。

 

 

 

7月25日(火)学校組織活性化における教員の在り方講座

講 義

 学校組織の活性化を図るために求められるミドルリーダーの姿とは
  愛媛大学大学院 教授 露口 健司

演 習
 学校組織におけるミドルリーダーとしての役割について 
  ー勤務校における教職員の協働体制に向けた組織の在り方についてー

  

(受講者の感想)

・どのようなリーダーを目指すかを具体的に考えることができました。組織としての同僚性の大切さ、巻き込む力、調整しながら課題を解決していくことの重要性を学ぶことができました。私は信頼関係を醸成し、幸福感を高めるサーバントリーダーを目指したいと思います。

・学校組織の活性化にはマネジメントとリーダーシップの両方を兼ね備えた行動が必要であることを学び、自身が出来ることは何かを考える機会となりました。ウェルビーイング・リーダーを目標に、人の幸せの為に働き、幸福は人々に伝播する事を念頭に明日から実践したいです。

・自らの目的を明確に理解した上で、自分の理想を実現する行動力が重要になる。また、周囲との関係性をつくることも必要である。ミドルリーダーとして「自分らしさ」を大切にしていきたい。

7月28日(金)ⅢD1503 いじめ問題への対応講座(集合研修)

7月28日(金)ⅢD1503 いじめ問題への対応講座(集合研修)を実施しました。

 

 

 

 

 

 

 

〔研修の概要〕

  講義・演習:いじめ問題に適切に対応するために

                 兵庫教育大学大学院 教授 松本 剛

  講義・演習:児童生徒自らいじめについて学び、取り組んでいくために

 

〔受講者の感想〕

・いじめ事案が発生した際の記録の重要性について再認識できました。教員と生徒・保護者との日頃からの関係性が重要であると強く感じました。

・小学校2年生のいじめ認知件数が最も多いと知ることができました。今後もいじめアンケートの際などに、気をつけて見ていきたいと思いました。

・いじめが起きた際にも教員と児童や保護者との普段からの関係づくりを良好にしておくことで、その後の経過が変わることから、普段の関わり、観察、授業への取組の大切さを感じました。また、いじめ未然防止プログラム、CoCoLo-34を知り、活用していきたいと感じました。

7月14日(金)ⅢA1101 学校における危機管理講座

講義:学校における危機管理と危機対応 -学校事故等の事例から- 

多聞法律事務所 弁護士 中川 勘太 氏

演習:学校内外における事故等への対応の在り方

・自校の危機の予測

・教職員による学校安全のための適切な対応

・児童生徒が事故や被害にあわないために

 

〔受講者の感想〕

・校内の危機管理マニュアルは見ているつもりだが、実際にどこでどんな事象が発生するかわからないため、日常的に考えておく必要性を感じた。また、共通認識・共通理解が教職員の間で行われていないと、スムーズに適切な対応はできないと考えた。今後の現場で起こりうる危機に対応できるように意識を高く持っておく必要があると考えさせられた。

・危機管理研修を通して学んだことと、実際に学校で起きた事故を結びつけて反省する。その繰り返しをどんどん蓄積していくことが大切だと思った。また、事故という普段はない特別な事態ではあるが、こうした研修は定期的に行い、いつ発生しても適切な対処が取れるように物や設備などだけでなく、心の準備も大切だと思った。

・事故や災害が起きたときにしっかりと対応するための正しい知識と判断力が大切である。マニュアルはあるが、実際に起きるとパニックになると思うので、学校がしなくてはいけないことは何かをしっかり把握しておき、柔軟に動けるようにしたい。また未然に防げるものは防ぐために、正しい情報を子ども達に啓発することも大切だと感じた。

7月13日(木) ⅢF1302 教員のためのICT活用講座

講義・演習
ICT機器(実物投影機・大型提示装置等)の特性について
 ・一斉学習における教員による教材の提示

演 習
学習効果を高めるためのICTの活用
 ・写真教材の作成
 ・アプリを活用した動画の作成

演 習
教育の情報化の推進について
 ・ICTを活用した授業の充実のための校内研修のあり方

 

 

(受講者の感想)
・今回の研修で、ICTの基本的な活用の仕方を学んだので、今後は、どのようにICTを活用し、授業に取り入れていくか考えていきたいと思います。

・今回の研修で、学んだことを実践していくことで自分の力にしていくことが大切だと思いました。しかし、できるだけいろいろな場面でICT機器やアプリなどを活用していくことと同時に、一人で取り組むのは大変なところもあるので、今日の研修の内容を他の先生方にも共有し、学校として取り組んでいきたいと思います。

・研修の計画を立てたことで具体的にどんなことをしたいのかを考えるきっかけになったと思います。さらに、職員で協力して研修を行い、ICTを活用して指導する力をつけていきたいと思います。

7月6日 ⅢG2104 特別支援教育における効果的なICT活用(基礎)講座

講義

児童生徒の自発的・主体的な学びを引き出す効果的なICT活用

           兵庫教育大学大学院  准教授 小川 修史 

演習・発表

身近なICT機器を使ったPR資料の作成

              

 

〈受講者の感想〉

・アクシビリティ、ユーザビリティ、エンジョィビリティの関係を知り、エンジョィビリティを目指してICTの活用を工夫していきたい。

・ICTを考える際、誰もがわかりやすいだけでなくどうすれば楽しさやワクワク感、幸福感を感じることができるのかをプラスして考えることの大切さを学びました。

・見通しのあるポジティブストレスが、主体的な学びにつながることを知り、子どもも教師もワクワクできるように、ICTをもっと活用していきたい。

7月7日(金)ⅢE1104 震災に学ぶ防災教育講座

講義・演習

 地域の災害特性等を踏まえた防災教育

  ・ハザードマップから災害特性等を理解する

  ・児童生徒が身に付ける知識や技能について考える

演習

 学校組織の実践力を高める避難訓練

  -地域、専門機関等との連携を通して-

           豊岡市立新田小学校 教諭 梅﨑 勇成

演習

 児童生徒が災害から自らの生命を守るため主体的に行動する力の育成

  ・副読本等の効果的な活用

           三田市立本庄小学校 教諭 杉森 美香

〈受講者の感想〉

・クロスロード等を通して、いろいろな視点で防災教育の重要性について考えることができました。児童が災害をより自分事として捉えることができるように、児童の実態や地域の特性に応じた教材開発を進めていきたいです。 

・午後の演習で、実際に自分の学校が避難所になった場合、自分が想定している以上に、たくさんの行動や決断をしなければならないこと、教職員の役割分担をしなければならないことなどを知り、自分のシミュレーションの甘さを痛感しました。普段の避難訓練ではシミュレーション①までしか想定できていないということも確認でき、改めて今やっていることをもう一度見直し改善しないとならないと感じました。

・社会科教員なので、授業で防災を取り扱っていますが、研修の中でどのように生徒に考えさせるとより思考が深まるのか、じっくりと考えることができました。また、本校の所在する地域は水害で大きな被害を受けた地域でもあるので、自分たちの町が大きな被害にあった時にはどう行動すればよいのか、考えられる生徒に育てないといけないと更に感じました。災害が多い日本だからこそ、職員も判断する力を鍛え、生徒や職員が災害時に安全に動けるようにしていきたいと思います。

7月7日(金)ⅢD1502 自他の命を大切にする心を育む教育講座

7月7日(金) ⅢD1502 自他の命を大切にする心を育む教育講座を実施しました。  
午前の様子   午後の様子

  
〔研修の概要〕

  講義・演習:自他の命を大切にする心を育むために
  講義・演習:児童生徒の命を守るために   
          関西外国語大学 教授 新井 肇

  
〔受講者の感想〕

  • 子どもの自殺の多くは高校生ですが、それまでの発達段階も影響すると感じました。今回の研修を通して、ストレスとコーピングを知り、ストレスの反応、ストレスが高まった時の魔法の言葉、10秒呼吸法など、学校の現場でも取り組んでいけると感じました。
  • 小学生の段階では、自殺する児童の割合は低いですが、いつか自殺の可能性がある児童を担任することがあるかもしれません。また、小学生の段階では何も問題がなかったとしても先々の人生の中で、自殺が選択肢に入ってしまうことがあるかもしれません。そうなったときに、自分で自分の命を絶たないように今できることを積み重ねていきたいと思いました。
  • 生徒の表情、言動、態度などによく注意や関心を持ち、1日の半分を過ごす学校で変わった様子がないか、教員が保護者と連携が取れるのか考えていきたいです。自殺予防についての新井先生のお話は、御自身の経験も含めてお話いただけたので、大変わかりやすく、保護者との協力や生徒との関係をよりよく構築することが大事だと感じました。




 

 

7月11日(火) ⅢC1114 (小中)道徳科授業実践講座 (a)

講 義

 対話を通して深い学びをめざす指導と評価

  兵庫教育大学大学院 教授 谷田 増幸

 

 

 

 

 

 

発 表

 深い学びをめざす道徳科の授業実践

  姫路市立山陽中学校  教諭 河野 雄司

 

 

 

 

 

 

演 習

 深い学びをめざす授業づくりと指導の改善につながる評価

 

 

 

 

 

 

(受講者の感想)

・谷田先生の講義から、深い学び、対話的な授業について学びました。教材「ヒキガエルとロバ」を読んで、班別協議をするなかで、主人公、変化した場面などを考える時間が非常に有意義でした。また、河野先生の発表を受けて、終末の場面で、価値の押し付けをしないことや、オープンエンドで終わることを聞き、たいへん勉強になりました。評価に関する演習では、「自己を見つめ、多角的・多面的に考える視点に照らして」評価することを今まで考えたことがなかったため参考になりました。

・教材分析では、改めて教材に描かれている人間の生き方や、そこに含まれる道徳上の問題をしっかり読み取ることが大切だと感じました。授業の「ヤマ」を見付け、道徳的価値に迫る中心発問を考えていきたいと思いました。深い学びをめざすには、他者との対話により考えを広げたり、問い返しにより深く立ち止まって考えさせたりすることがとても重要だと強く感じました。
・授業実践発表では、河野先生が沈黙を恐れないことが大切だと話されており、本当にその通りだと思いました。児童の発言が止まると発問を次々に出してしまいます。すると児童は何を問われているのかが分からなくなり、より思考が止まってしまうことがよくあります。児童が考える時間を確保し、じっと待つことを心掛けて授業をしていきたいと思いました。道徳の評価については、二つの視点に基づいて児童の振り返りに対して励みになるようなコメントをしていくことが大切だと分かりました。また、振り返りだけで児童を見取るのではなく、授業での発言なども含めて総合的に評価していくことの大切さにも気付くことができました。

 

7月3日(月) ⅢB1201 教育経営講座A(第2回)

講 義
 教職員のコンプライアンス意識の醸成
  ー協働性を育む学校づくりー

演習・協議
 教育活動を支える教育法規Ⅱ
  ・教育法規に基づく危機管理

 

  

 

(受講者の感想)

・法的根拠を意識することなく教育活動にあたっていましたが、この講座を受講することでその怖さを感じました。教育法規等を理解した上で、さまざまなリスクマネジメントを実施し、トラブルの未然防止に努めたいと思います。

・日頃は、法的根拠などをあまり意識することはありませんでした。しかし、様々な事例を学び、対応できるようにして準備しておくことが大切だと感じました。これまで曖昧であった法令等について学んでいきたいと思います。

・教育活動を法的な観点から考えることの必要性を感じました。子供たちにとって安心、安全な学校運営に少しでも携わることができればと思います。職場において研修の成果を共有した上で、教育活動に対する責任感と使命感を感じながら学校運営に携わっていきたいと思います。