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研修の様子

7月6日 ⅢG2104 特別支援教育における効果的なICT活用(基礎)講座

講義

児童生徒の自発的・主体的な学びを引き出す効果的なICT活用

           兵庫教育大学大学院  准教授 小川 修史 

演習・発表

身近なICT機器を使ったPR資料の作成

              

 

〈受講者の感想〉

・アクシビリティ、ユーザビリティ、エンジョィビリティの関係を知り、エンジョィビリティを目指してICTの活用を工夫していきたい。

・ICTを考える際、誰もがわかりやすいだけでなくどうすれば楽しさやワクワク感、幸福感を感じることができるのかをプラスして考えることの大切さを学びました。

・見通しのあるポジティブストレスが、主体的な学びにつながることを知り、子どもも教師もワクワクできるように、ICTをもっと活用していきたい。

7月7日(金)ⅢE1104 震災に学ぶ防災教育講座

講義・演習

 地域の災害特性等を踏まえた防災教育

  ・ハザードマップから災害特性等を理解する

  ・児童生徒が身に付ける知識や技能について考える

演習

 学校組織の実践力を高める避難訓練

  -地域、専門機関等との連携を通して-

           豊岡市立新田小学校 教諭 梅﨑 勇成

演習

 児童生徒が災害から自らの生命を守るため主体的に行動する力の育成

  ・副読本等の効果的な活用

           三田市立本庄小学校 教諭 杉森 美香

〈受講者の感想〉

・クロスロード等を通して、いろいろな視点で防災教育の重要性について考えることができました。児童が災害をより自分事として捉えることができるように、児童の実態や地域の特性に応じた教材開発を進めていきたいです。 

・午後の演習で、実際に自分の学校が避難所になった場合、自分が想定している以上に、たくさんの行動や決断をしなければならないこと、教職員の役割分担をしなければならないことなどを知り、自分のシミュレーションの甘さを痛感しました。普段の避難訓練ではシミュレーション①までしか想定できていないということも確認でき、改めて今やっていることをもう一度見直し改善しないとならないと感じました。

・社会科教員なので、授業で防災を取り扱っていますが、研修の中でどのように生徒に考えさせるとより思考が深まるのか、じっくりと考えることができました。また、本校の所在する地域は水害で大きな被害を受けた地域でもあるので、自分たちの町が大きな被害にあった時にはどう行動すればよいのか、考えられる生徒に育てないといけないと更に感じました。災害が多い日本だからこそ、職員も判断する力を鍛え、生徒や職員が災害時に安全に動けるようにしていきたいと思います。

7月7日(金)ⅢD1502 自他の命を大切にする心を育む教育講座

7月7日(金) ⅢD1502 自他の命を大切にする心を育む教育講座を実施しました。  
午前の様子   午後の様子

  
〔研修の概要〕

  講義・演習:自他の命を大切にする心を育むために
  講義・演習:児童生徒の命を守るために   
          関西外国語大学 教授 新井 肇

  
〔受講者の感想〕

  • 子どもの自殺の多くは高校生ですが、それまでの発達段階も影響すると感じました。今回の研修を通して、ストレスとコーピングを知り、ストレスの反応、ストレスが高まった時の魔法の言葉、10秒呼吸法など、学校の現場でも取り組んでいけると感じました。
  • 小学生の段階では、自殺する児童の割合は低いですが、いつか自殺の可能性がある児童を担任することがあるかもしれません。また、小学生の段階では何も問題がなかったとしても先々の人生の中で、自殺が選択肢に入ってしまうことがあるかもしれません。そうなったときに、自分で自分の命を絶たないように今できることを積み重ねていきたいと思いました。
  • 生徒の表情、言動、態度などによく注意や関心を持ち、1日の半分を過ごす学校で変わった様子がないか、教員が保護者と連携が取れるのか考えていきたいです。自殺予防についての新井先生のお話は、御自身の経験も含めてお話いただけたので、大変わかりやすく、保護者との協力や生徒との関係をよりよく構築することが大事だと感じました。




 

 

7月11日(火) ⅢC1114 (小中)道徳科授業実践講座 (a)

講 義

 対話を通して深い学びをめざす指導と評価

  兵庫教育大学大学院 教授 谷田 増幸

 

 

 

 

 

 

発 表

 深い学びをめざす道徳科の授業実践

  姫路市立山陽中学校  教諭 河野 雄司

 

 

 

 

 

 

演 習

 深い学びをめざす授業づくりと指導の改善につながる評価

 

 

 

 

 

 

(受講者の感想)

・谷田先生の講義から、深い学び、対話的な授業について学びました。教材「ヒキガエルとロバ」を読んで、班別協議をするなかで、主人公、変化した場面などを考える時間が非常に有意義でした。また、河野先生の発表を受けて、終末の場面で、価値の押し付けをしないことや、オープンエンドで終わることを聞き、たいへん勉強になりました。評価に関する演習では、「自己を見つめ、多角的・多面的に考える視点に照らして」評価することを今まで考えたことがなかったため参考になりました。

・教材分析では、改めて教材に描かれている人間の生き方や、そこに含まれる道徳上の問題をしっかり読み取ることが大切だと感じました。授業の「ヤマ」を見付け、道徳的価値に迫る中心発問を考えていきたいと思いました。深い学びをめざすには、他者との対話により考えを広げたり、問い返しにより深く立ち止まって考えさせたりすることがとても重要だと強く感じました。
・授業実践発表では、河野先生が沈黙を恐れないことが大切だと話されており、本当にその通りだと思いました。児童の発言が止まると発問を次々に出してしまいます。すると児童は何を問われているのかが分からなくなり、より思考が止まってしまうことがよくあります。児童が考える時間を確保し、じっと待つことを心掛けて授業をしていきたいと思いました。道徳の評価については、二つの視点に基づいて児童の振り返りに対して励みになるようなコメントをしていくことが大切だと分かりました。また、振り返りだけで児童を見取るのではなく、授業での発言なども含めて総合的に評価していくことの大切さにも気付くことができました。

 

7月3日(月) ⅢB1201 教育経営講座A(第2回)

講 義
 教職員のコンプライアンス意識の醸成
  ー協働性を育む学校づくりー

演習・協議
 教育活動を支える教育法規Ⅱ
  ・教育法規に基づく危機管理

 

  

 

(受講者の感想)

・法的根拠を意識することなく教育活動にあたっていましたが、この講座を受講することでその怖さを感じました。教育法規等を理解した上で、さまざまなリスクマネジメントを実施し、トラブルの未然防止に努めたいと思います。

・日頃は、法的根拠などをあまり意識することはありませんでした。しかし、様々な事例を学び、対応できるようにして準備しておくことが大切だと感じました。これまで曖昧であった法令等について学んでいきたいと思います。

・教育活動を法的な観点から考えることの必要性を感じました。子供たちにとって安心、安全な学校運営に少しでも携わることができればと思います。職場において研修の成果を共有した上で、教育活動に対する責任感と使命感を感じながら学校運営に携わっていきたいと思います。

7月3日(月)ⅢG2102 特別支援学級における自立活動の指導充実講座

講義

個に応じた教育課程の編成と自立活動の指導

 

班別演習・講義

自立活動の指導の充実

 

発表

個別の指導計画、教材・教具について

 

              

 

(受講生の感想)

・同じ立場で子ども達と関わっておられる先生方といろいろ話すことで学べたことが多くありました。最初の講義の内容がつながり、自立活動にどう生かしていけばよいのかがイメージできました。

・個別の指導計画の目標設定の方法を学ぶことができた。具体的な目標を設定するためにも段階的に取り上げていく必要性、大切さを改めて分かった。

・自立活動の内容や、どこの項目に入るのかなど悩んでいたことが、少し解決しました。各項目ごとに具体的な例をいくつか上げてくださり、今担当している子どもを思い浮かべながら聞けたのでとても参考になりました。

 

6月28日(水) ⅢF1310 県立学校情報担当者養成講座

ねらい

(1) 教育情報ネットワークの構成と機器の設定方法を習得する。
(2) 校内ネットワークの運用・管理の実際や障害対応の方法を習得する。

 

内容

講  義  学校教育情報セキュリティ・システム担当者(情報担当者)の役割
演  習  教育情報ネットワークの構成、校内LANの運用・管理とネットワーク障害への対応
       ・教育情報ネットワークの全体像と提供サービス
       ・セキュリティの考え方
       ・コマンドプロンプトの活用方法
       (コンピュータや周辺機器の設定情報確認、ネットワークの疎通確認)
       ・ネットワーク障害への対応方法
演  習  コンピュータを校内ネットワークへ接続する方法

 

 

 

(受講者の感想)

・学校現場におけるネットワークの構成の大きなイメージを理解することができました。今後、PCに関する用語などをしっかり理解し、さらに知識を増やしてトラブルに対応できるようにしたいです。

・日々対応している内容について、あらためて知識の確認や実習を通じて再確認することができました。校務の情報のセキュリティ対策や機材トラブル、ネットトラブルなど多岐に渡ります。色々な人と協力して、組織的に対応すべきであることが大切だと再認識できました。

6月12日(月)ⅢG2103 基礎的な障害理解と授業実践講座-主体的な活動を引き出す授業づくり-

講義

基礎的な障害理解と授業実践講座

 ・障害特性と個に応じた指導支援

 ・集団学習における工夫

 ・支援の考え方

 

協議

 ・担任している児童生徒の実態について

 ・困っていること、課題となっていること

 ・現在、学校で行っている支援

 ・今日の講義を受けて、改めて児童生徒への支援について考えたこと等

 

(受講生の感想)

・通常学級の担任の立場としてワークシートを複数パターン用意する、宿題のレベルを

児童生徒が選ぶという考え方はとてもいいなと思った。

 

・それぞれの障害の定義と特性について正しく理解することができた。また、各障害の

特性に有効な手立てについても知ることができた。時間の見える化のためのタイム

タイマーのアプリを見つけたので、さっそく使ってみようと思う。

 

・校種を越えた交流が図れたことで、小学校の事情も少し分かり、知識以上の意味が

あったと思いました。

 

6月21日(水) ⅢF1305 (小)プログラミング教育講座

講 義
 なぜプログラミング教育をするのか

演 習
 小学校段階におけるプログラミング教育
 ・コンピュータサイエンスに触れるアンプラグド
 ・図形を並べて表現するビジュアルプログラム
 ・センサーやモーターを活用したフィジカルプログラミング

演 習
 兵庫県版プログラミング教育スタートパックの活用

アンプラグド

 

 

 

 

 

 

 

 

(受講者の感想)

・今まで、ソフトや教材を使ってプログラミングの授業を行ったことがほとんどなかったので、今後の情報教育の場面で役立てたいと思いました。また、最後の時間に、スタートパックなどのサイトを通して、じっくり実践などを確認できたことが良かったです。こうした時間を、自分の日々の生活の中で少しでもいいから持つことが大事だと感じました。

・やらせて終わりではなく、プログラミングを通してどのような力をつけさせたいか、どのような効果があるのかを考えて使えば色々な活用方法があるのだと分かりました。子どもたちが自分で間違いを振り返り、どうすればいいのかを考えるということは、漢字や計算のお直しでも大事なことだと思いました。出した課題に教員が赤で添削して、それを直すだけでは子どもたちの力になっていないと改めて感じました。プログラミングを通して、子どもたちを主体的に活動できる場が増えそうなので、学校でも実践していきたいと思いました。

・プログラミングは自分の苦手分野なので、今回受講させていただきました。クラスの児童の顔を思い浮かべると、普段の一斉授業では活躍できにくい児童でも、今日、教えていただいた教材を利用すると輝く児童が増えるなと思いました。2学期にアンプラグドのプラグラミングからの実際のプログラミングの授業にチャレンジしたいと思います。ありがとうございました。

6月7日(水) ⅢD1505 不登校への対応講座

 

6月7日(水) ⅢD1505 不登校への対応講座を実施しました。

  講義:不登校の理解と対応ーシステム論的家族療法の視点からー

  講師:兵庫教育大学大学院 教授 遠藤 裕乃

(研修の概要)

  講義・演習:不登校児童生徒の内面の理解に生かせる視点

  講義・演習:児童生徒や保護者に寄り添った支援

 遠藤教授の講義風景模擬ケース会議

 

 

 

 

 

 

 (受講者の感想)

  • 午前の講義では、スライドを見ながら分かりやすくかつ具体的な例をもとに説明していただき、とても勉強になりました。特に「直接的因果律」と「円環的因果律」では、実際に今まで体験したことと照らし合わせながら、どのように保護者や児童生徒と話せば良かったのかを考えさせられる時間となりました。
  • 午後の研修では、課題について班の先生たちと話し合うことで多面的に考えることができました。ロールプレイを通じて、どのように児童生徒に声かけをすれば良いか具体的に考えることができました。
  • 「いつもこうだ」や「みんなこうだ」という言葉は本当によく聞く言葉だと思いました。そういう話し方に対して、さりげなく疑問で返してみる聞き方や、悪循環になっていない状況を見つけ出すという話の聞き方が大変参考になりました。また、「悪循環になっていない状況があるはずだと信じて聞くことが大切だ」ということも、心に留めておこうと思いました。

 

6月14日(水)ⅢC1113(小中)体育科・保健体育科授業実践講座

講義

 豊かなスポーツライフを実現する資質・能力を育成する授業づくり

 -課題を見付け、その解決に向けた学習過程-

                 兵庫教育大学大学院  教授 筒井 茂喜

発表

 発達の課題を踏まえ、系統性を意識した「ボール運動系」領域の授業実践

                 丹波市立青垣中学校  教諭 大槻 武志

実習・協議

 児童生徒が、自己やチームの課題を発見し、合理的な解決に向けて運動の取り組み方を工夫するための授業づくり

 

    

<受講者の感想>

・筒井先生の講義に始まり、午後の発表、実技がつながっていて、とても有意義な研修となりました。現場では、今日の研修で学んだことはうまくいかないこともあると思いますが、工夫しながら取り組み、生かしていきたいと感じました。現在、勤務している学校は、体育の授業に苦手意識のある子どもが多いです。どうすれば子ども達の苦手意識を軽減できるか試行錯誤したいと思います。

・「ボール運動系」領域に関して、指導に対する知識や指導方法を十分に理解しないまま児童してきたと反省しました。コーピングする子ども達を減らすため、戦術をしっかりと考え子ども達がやってみたいと思えるような実践に取り組んでいきたいです。また、実際に課題ゲームを実技を通して研修をすることで、ゲームをする子どもや作戦を立てる子どもの気持ちがよく理解できました。GoogleJamboardを使って作戦を立てましたが、とても使いやすいことが分かりました。今後も授業で活用していきたいと思います。

・講義で紹介された「知識の構造化」は、体育科の授業だけではなく、様々な教育活動で生かせると感じました。体育科の授業では、それぞれの種目の技能だけではなく、運動特性や系統性について、自分自身の知識を増やしていきたいと感じました。また、目の前の子ども達の実態に応じた指導方法の工夫を大切にしていきたいと思います。

6月14日(水) ⅢF1305 (小)プログラミング教育講座

講 義
 なぜプログラミング教育をするのか

演 習
 小学校段階におけるプログラミング教育
 ・コンピュータサイエンスに触れるアンプラグド
 ・図形を並べて表現するビジュアルプログラム
 ・センサーやモーターを活用したフィジカルプログラミング

演 習
 兵庫県版プログラミング教育スタートパックの活用

  

(受講者の感想)

・大変楽しい講義、演習ありがとうございました。大人が取り組んでもワクワクする教材が多数あり、初めて知ったことも多く勉強になりました。今回の学びをぜひ校内でも児童に還元できるよう、私自身も研鑽に励まなければと感じました。どんなふうに授業に取り入れられるか考えていきたいです。

・プログラミング教育スタートパックに掲載されている実践事例が年々増えているため、どの教科でどのようにしていけばよいか悩んでいる方に、改めて教員間で広めていきたいと思いました。また、年間計画の作成にあたり、参考にしていきたいと思います。

・Scratch等、学校でも取り組んでいるものは教科等の学習と関連付けてこれからも取り組んでいきたいと思います。レゴでのプログラミングもありました、教材と教科、内容をどのように繋げていくかが悩みではあります。子どもたちが楽しんで学習する様子が思い浮かぶので、何かチャレンジしてみたいなと思っていました。

6月7日(水) ⅢF1305 (小)プログラミング教育講座

講 義

 なぜプログラミング教育をするのか

演 習
 小学校段階におけるプログラミング教育
 ・コンピュータサイエンスに触れるアンプラグド
 ・図形を並べて表現するビジュアルプログラム
 ・センサーやモーターを活用したフィジカルプログラミング

演 習
 兵庫県版プログラミング教育スタートパックの活用

 

   

(受講者の感想)

 ・1人1台端末が導入され、プログラミングのことはあまり聞かなくなりました。必要性を感じなくなっていましたが、プログラミング的思考や身の回りのものの仕組みを理解させることは必要ではあると思うので、より効果的に、短時間で子どもたちの学習に取り入れていきたいと思いました。

・楽しむこと、これがなかなか難しいと思います。カリキュラムをどうするかや教材の予算などに手間があります。本日の研修では、楽しいからやってみようといった、手間も惜しまず、教員が創意工夫を凝らそうと意欲の高まる研修でした。ありがとうございました。準備もたくさんしていただき、充実した研修となりました。

6月5日(月)ⅢB1201 教育経営講座A(第1回)

講 義

 学校経営を振り返って
  県立三木高等学校長 桂 敦子

講 義
 教育法規の基礎

演 習
 教育活動を支える教育法規Ⅰ 
  ・学校教育活動と教育法規

  

(受講者の感想)

・日常の業務の中で、教育法規をあまり意識することはありませんでしたが、学び直す良い機会になりました。桂校長先生のお話もとても魅力的でした。

・私たち教職員の服務が教育法規に基づいていることが良く理解できました。教育法規への正しく、深い理解は今後の勤務に役立つと感じました。

・教育法規を理解することが、自分自身や生徒たちを守ることにつながると感じました。自分の資質向上が、学校全体や教職員に還元できるように取り組んでいきたいと思います。

5月18日(木) ⅢF1302 教員のためのICT活用講座

 

講義・演習
ICT機器(実物投影機・大型提示装置等)の特性について
 ・一斉学習における教員による教材の提示

演 習
学習効果を高めるためのICTの活用
 ・写真教材の作成
 ・アプリを活用した動画の作成

演 習
教育の情報化の推進について
 ・ICTを活用した授業の充実のための校内研修のあり方

 

 

(受講者の感想)

・今まであまり積極的にICTが使えていなかったのですが、今後は、子どもの主体的な学びを促したり学びを深めていくために、有効に使えるようどんどんICTを使うことにチャレンジしたいと思いました。

・ICT はあくまでツールであることを意識しておかないと使う事自体が目的になってしまうと改めて思いました。また、効果的なものにするためにもしっかりと考えて準備しないといけないと思いました。

 ・情報においては特に得意不得意が多く、自分自身も情報担当として、それに困っていたが、今年度はそれを見越した上で研修を企画し、勤務校のために頑張りたいです。

12月9日(金)ⅢD1104  人権教育講座

(研修の概要)

講義:SNSとの上手なつきあい方-匿名の誹謗中傷 その現状と対策-

講師 (株)情報文化総合研究所 代表取締役 佐藤 佳弘 先生 

 

演習:SNSによる人権侵害をさせない指導の工夫と改善

         ・SNS の「上手なつかいかた」を考える教材の活用

         ・事例集(文部科学省、総務省等)を基にした指導プランの作成

  

          

 (受講者の感想)

SNSでの人権侵害に関する指導案をグループで考えるのは面白かったですし、作成した指導案を異なった校種の先生と交流できたことが大変参考になりました。教材の参考になる動画コンテンツの種類の多さにも驚きました。実際に取り入れていきたいです。

午前中の講義では、なんとなく気になっていたSNS(インターネットのトラブル)についての事実が明確になり、新しい知識を得ることができました。午後からの演習では、様々な角度からの意見やアイデアを聞くことができました。非常に実りの多い1日となりました。

 

11月25日(金)ⅢC1107 (中)社会科授業実践講座

(研修の概要)
公開授業
社会的事象を多面的・多角的に考察する力の育成をめざした授業の提案
  姫路市立白鷺小中学校 教諭 細野 翔太

公開授業の質疑応答事後研究

 発表
 課題を追究したり解決したりする活動の充実をめざした授業実践
  丹波市立山南中学校 教諭 川崎 良太

実践発表

演習・協議
  タブレット端末等を活用した「歴史的分野」の授業づくり
  ・Jamboardを活用して、情報を共有、分類、比較、関連付ける活動
情報を共有したり関連付ける活動についての意見交流

(受講者の感想)

 ・単元を貫く問いを設定したいです。また生徒が考える幅が大きくなるような授業を展開していきたいと思いました。社会科は知識を暗記する教科ではなくて、知識を活用したり、思考したりする授業でありたいと思います。
・授業を組み立てていく時に、問いの設定や資料の精選、生徒がより思考を深めることができるような学習活動を取り入れることなど意識して取り組んでいきたいと思います。研究授業のように時間をかけて取り組むことは難しいと思いますが、今日の講座の中で普段の授業の中でも生かせる様々なアドバイスを得ることができたので、今後につなげていきたいです。
・2つの授業実践の実例やその考察を通して、多面的・多角的な思考を深めるヒントがたくさん得られました。細野先生の実践では、同じ意見の生徒同士でも意見を交流させていた点、他の意見の理由についても考察し、自分の意見を裏付けるように指示を出していた点、交流後に意見の変化をアウトプットさせていた点が効果的で面白いと感じたので、実際に実践していきたいと思いました。川崎先生の実践では、生徒自身の活動を通して単元の問いを設定する点が斬新でした。実際に担当している生徒の実態などに合わせて工夫して実践してみたいです。社会科は内容も多く、全てにおいて活動を取り入れるのは難しいですが、単元ごとにこうした授業の機会を設定していきたいと思いました。

 

11月24日(木)ⅢC1256(高)農業科・水産科教育講座B

     

〔研修の概要〕

講   義 野生動物管理の進め方
                    ー野生動物による農林業被害対策ー 
                    兵庫県立大学 教授 横山 真弓  

演習・協議 科学的、計画的な野生動物管理の手法
                       ・野生動物管理の実践から学ぶ

講義・演習 人と動物との共存に関する学習の在り方
                       ・プロジェクト学習を活用した学習展開

 

〔受講者の感想〕

  • 今回の研修を受講し、野生動物による被害増加の要因と科学的管理の基本的な知識を身に付けることができた。また、被害対策では、防護柵の実際の設置方法について理解を深めることができた。
  • 学校内の圃場で実際に鳥獣被害に遭うこともあり、授業でその対策について指導することがある。したがって、鳥獣被害については十分理解しているものと思っていた。しかし、わずか10年足らずの間に、被害状況も対策も大きく変化していると知り、たいへん驚いた。最新のトピックとして、自分の知識もアップデートし、生徒にも過去からの変遷も含めて教えていく必要があると感じた。
  • プロジェクト学習における課題設定についてのプロセスを学ぶことができ、指導方法についてイメージすることができた。今後も生徒へのコーチングの方法を意識しながらプロジェクト学習の指導に取り組んでいきたい。

11月22日(火)ⅢC1111 (小中)音楽科授業実践講座

  

[研修の概要]

講義:音や音楽、音楽文化と豊かに関わる資質・能力の育成をめざして

   -指導と評価の一体化に向けた音楽科の授業づくり-

   大阪教育大学 兼平 佳枝 准教授

発表:音楽的な見方・考え方を働かせる授業の提案

   ・タブレット端末の効果的な活用

演習:知覚したことと感受したこととの関わりについて考えさせる指導の工夫

[受講者の感想]

・兼平先生の講座では、今まで指導しにくいなと感じていた「雅楽」について新たな視点で教材を見ることができました。音楽的な見方・考え方を働かせるためには、共通事項のどの部分を身に付けさせたいのか、焦点化させることが大切だということを認識できました。また、知覚と感受のプロセスは普段から意識していたので、改めて大切だということを感じることができました。

・指導と評価の一体化については、よく聞く言葉だと思います。しかし、具体的にどうすることなのかが分かっていなかったと思いました。また、授業の中で、見えない音を共有するのは難しいと思っていますが、図形楽譜にし、見える化することで子ども達の思考が深まることがわかりました。

・授業内容の焦点化をすることが大切なことがよく分かりました。そうでなければ、目標や評価も曖昧になってしまうと感じました。ここで、必ず子ども達に身に付けさせたい力を中心に据えながら、授業を展開していくことが重要であると感じました。また、本校は小中一貫校なので、後期課程の先生とも連携して、小学校段階で身に付けさせたことがどう繋がるのか意識した指導をしていきたいです。

11月18日(金) ⅢC1105(小)外国語科授業実践講座

(研修の概要)

発表・実習

 言語活動の充実に向けたICTの効果的な活用

 

公開授業(VTR動画)

 考えや気持ちなどを伝え合う力を育む授業

 

演習

 指導と評価の一体化に向けた授業づくり

  ・コミュニケーションを行う目的、場面、状況を明確に設定した言語活動の充実

  ・評価を生かした授業改善

 

(受講者の感想)

・考えや気持ちを伝え合う授業について、具体的に教えていただき、とても参考になりました。授業の組み立てや言語活動について、色々と試してみたいと思いました。

・今まで自分自身が経験してきた英語の学習方法を押し付け、実際に使える英語を身に付けられるような授業になっていなかったと自覚できました。これからは正しい英語にこだわり過ぎず、何とか相手に自分の言いたいことを伝えようとすることができる手立てを考えて実践していきたいです。 

・外国語の授業は専科ではなく担任で行っていますが、まさに、教科書を教えているなあと振り返って感じました。何を教えるのか、どんな子どもを育てたいのかが明確ではなかったのだと思います。結局は、どんな子どもを育てることを目標にするのか、そのために何を使って何を教えるのか、何を経験させるのかということが、どの教科においても大切であることがわかりました。上村先生の実践をお聞きして、スラスラ言えなくても一生懸命相手に伝えようと思考し、知っている知識を使って伝えようと努力することが大切なのだとわかり、外国語科に感じていた苦手意識が少し克服されたような気がしました。