長い夏休みが終わり、今日から2学期が始まりました。
姫商生たちは、残暑の厳しい中、汗をかきながら登校し、約一か月半の間離れていた教室に戻ってきました。本日は始業式等を行い、「夏休みモード」から気分を切り替え、2学期の学校生活をスタートさせました。
【始業式】
暑熱対策のために、教室にて動画配信で行いました。式に先立ち、夏休み期間におきた熊本地震、ネパールの大洪水で犠牲になられた方への黙祷を捧げました。その後、校長先生の式辞をお聞きして、校歌を斉唱しました。
【学校長式辞】



【表彰伝達】
夏休み期間に行われた大会で優秀な成績を収めた生徒の表彰伝達を行いました。今回は、書道部、ビジネス部簿記部門、陸上競技部、水泳部、バドミントン部、ビジネス部情報処理部門の成果を披露しました。
【海外研修報告会】
マレーシアのクアラルンプールを中心に、8月5日~8月8日に実施した国際インターンシップに参加した生徒より、活動の報告がありました。活動の概要を説明した後、一人ひとりから気づきを発表しました。


長い休みの後の登校は、楽しみや期待があるとともに、少し不安や緊張もあったことと思います。今日の始業式で気持ちを新たにし、クラスメイトとの再会で「学校モード」を思い出したことでしょう。
2学期は文化祭やHIMESHO HYPER MARKET2026など、大きな行事が続きます。また、3年生は就職試験や進学の試験など進路実現の大切な時期です。それぞれが自分の目標に向かって行動し、その生徒たちの行動が姫商の新たな伝統を創造するような、実りの多い2学期にしていきましょう!
【学校長式辞】を掲載しておきます
令和8年度 第2学期始業式 式辞
皆さん、おはようございます。
まず初めに、熊本地震、千葉県、福井県を中心とする豪雨災害など、国内各地で相次ぐ自然災害、海外においても、ネパールでも大きな災害により、多くの人々が尊い命を失い、困難な状況に置かれています。心より哀悼の意と表したいと思います。
災害発生後、本校では全国に先駆けて被災地支援の募金活動を女子バレーボール部が開始しました。また、販売実習の収益を支援に役立てる取組も行われました。困っている人がいるときに、「自分たちに何ができるか」を考え、すぐに行動に移した姿は、まさに姫商の精神そのものだと思っています。そして、日本一早く募金活動を行いました。
社会の課題に気づき、自ら考え、行動し、人の役に立つ。その力こそが、これからの社会を生きる皆さんに最も求められる力なのです。
さて、長い夏季休業を終え、本日ここに、皆さんが元気な姿で2学期を迎えられたことを大変うれしく思います。
この夏休みも、姫商生はさまざまな場面で活躍してくれました。オープンハイスクールでは、多くの中学生や保護者の方々に対し、自らの言葉で姫商の魅力を伝えました。
また、販売実習、PBL活動、部活動、資格取得への挑戦など、それぞれの立場で学びを深め、社会とつながる実践を積み重ねてくれました。姫商が大切にしている「学ぶ。挑戦する。社会とつながる。」という理念が、確かに形となって表れていたように思います。
そして、私たちは今、大きな時代の転換点に立っています。生成AIをはじめとするデジタル技術が、かつてない速度で社会を変えています。これからの社会で求められるのは、知識を持っている人ではなく、知識を活用して新たな価値を創造できる人です。姫商が進めているPBL型学習やDX教育、地域との協働による学びは、まさにそのような時代をたくましく生きる力を育むものです。
私は、これからの時代に必要なのは、「正解を探す力」以上に、「問いを立てる力」だと考えています。なぜだろう。 もっと良くするにはどうすればよいだろう。 自分に何ができるだろう。その問いを持ち続ける人が成長し、社会を変えていきます。
姫商の学びの強みは、教室の中だけに留まらず本物の課題に向き合い、自ら考え、行動し、改善していく。その経験こそが、皆さんの未来を切り拓く力になります。
いよいよ2学期です。
○3年生にとっては、自らの進路を決定する最も重要な学期となります。これまで積み重ねてきた努力を信じ、最後まで自分自身と向き合ってください。
○2年生は、これからの姫商を支える中心的存在です。伝統を受け継ぐだけでなく、新しい姫商の価値を創り出し、さらに、新しい姫商を創りあげてほしいと思います。
○1年生は高校生活にも慣れ、自分の可能性を広げる絶好の時期です。失敗を恐れず、多くの挑戦を重ねてください。
姫商は110年を超える歴史と伝統を持つ学校です。しかし、本校の真の価値は伝統そのものではありません。その伝統を礎として、時代の変化に対応し、新しい価値を創造し続けていることにあります。
本校の生活綱領には、「自分で考え、自分で行う人となろう」という言葉があります。
私は、この言葉こそが姫商の原点であり、AI時代を生きる皆さんに最も大切な言葉だと思っています。
最後に、皆さんに一つ伝えたいことがあります。
これからの時代は、変化の激しい時代です。将来、どのような仕事が生まれ、どのような社会になるのか、誰にも正確には分かりません。しかし、どんな時代になろうとも変わらないものがあります。
それは、自ら考え、一歩踏み出す人に未来が拓ける。ということです。
挑戦すれば失敗することもあります。思うような結果が出ないこともあります。
しかし、本当に成長する人とは、失敗しなかった人ではありません。
失敗してもなお立ち上がり、もう一度挑戦できる人です。
皆さんには、姫商という学びの舞台があります。
ともに励まし合える仲間がいます。
そして、皆さんの成長を願う先生方がいます。
どうか、自分の可能性に限界をつくらないでください。
皆さん一人ひとりの中には、自分でもまだ気づいていない力があります。
2学期が終わる頃、「これだけ挑戦できた」 「これだけ成長できた」と胸を張って言える自分になっていてほしいと思います。
今日という始まりの日に、新たな目標を定め、新たな一歩を踏み出してください。
未来は待つものではなく、自ら創るものです。
姫商生としての誇りを胸に、自らの命を大切に守り、人を思いやり、社会のために行動できる人であり続けてください。
そして、一人ひとりが、自分らしさをもって挑戦し、姫商の新たな歴史を創り上げてくれることを願い、2学期始業式の式辞といたします。
.令和8年9月1日
校長 米谷 繁