2023年7月の記事一覧

【校長の窓】1学期終業式 式辞

皆さんおはようございます。

今日でもう1学期が終わります。

皆さんこの1学期を振り返ってみてください。どうでしたか?充実していましたか?

私は、なんといっても文化祭が強く印象に残っています。皆さんが笑顔で生き生きと楽しそうに活動している姿を見ることができて本当にうれしく思いました。これからも、クラスや部活動の仲間との絆をさらにつよく、そして広めてほしいと思っています。また、日頃から皆さんの様子を見ていて感じることは、相生高校の生徒はみんなとても真面目で一生懸命頑張っているということです。 

一人で頑張ることはしんどいことですが、皆さんには素晴らしい仲間がいるということを忘れずに、お互い切磋琢磨して高め合える関係を作ってみんなで頑張ってほしいと思います。

さて、いよいよ夏休みが始まりますが、みなさんはこの夏の計画はもうできていますか?

この夏、「自分はこれをやった!頑張った!」と9月には胸を張って言えるような夏休みを過ごして欲しいと思います。「いつのまにか、ただなんとなく夏が終わってしまった。」ということがないようにしてほしいと思います。「やってみたいこと」と「やらなければならないこと」を区別して計画的に取り組みましょう。

3年生のみなさんは、進路の実現に向けて「やらなければならないこと」の比重が大きくなると思います。この夏の重要性については、何度も先生方から話をされていることと思います。

自分の夢に向かって目標を定め、計画的に、時間を有効に使いましょう。

ただ、この計画的にというのが、なかなか難しいことなのです。

私自身がそうでしたが、高校時代を振り返ってみると勉強の計画を立てても計画通りに出来たことは、ほとんどありませんでした。

計画を立ててもどうせできないのだから、計画を立てる意味がないように感じたこともありました。

しかし、今は、計画通りいかなくてもめげずに計画を立て直して頑張るということを繰り返すことが大事だと思っています。計画を立ててうまくいかなくて、また計画を立ててということを繰り返すうちに、自分自身への理解が深まり、だんだん計画の立て方や時間の使い方も身についてくるものだと思っています。 

この夏、今自分は有効に時間を使えているかと時間を意識して過ごしてみてください。時間を大切にすることは、実は命を大切にすることだと思っています。皆さんは「なりたい自分になる」ことができる大きな可能性を誰もが持っています。

その可能性を伸ばすか伸ばさないかはあなたたち一人一人の生き方すなわち時間の使い方次第だと思います。限られた時間を自分の可能性を伸ばすために有効に使ってください。

1、2年生のみなさんは、ぜひとも「やってみたいこと」にもチャレンジしてほしいと思います。普段は時間がなくてできないけれど「やってみたい」ということはありませんか?あの本を読みたい。映画を見たい。こんなものを作ってみたい。こんなことが出来るようになりたい。練習したいとか、何かあるのではないでしょうか?そうしたやってみたいことにぜひ取り組んでください。

勉強はもちろん大事ですが、勉強以外の自分がやりたいことに取り組むことも、新たな発見があったり新しい出会いがあったりして自分自身の成長につながります。

2学期には、「夏休みにこんなことをやってみた」ということを人に話ができるように考えておいてください。いつも話している友達だけでなく、ふだんあまり話をしていないクラスメートにもぜひ話しかけてみてください。今後大学へ行ったり、社会に出たりすると新たな人間関係を作っていく場面が多くあります。今から少しずつそうしたことを意識して実践しておくことが後々とても役に立つと思います。

一言で言えばコミュニケーション能力ということになるかもしれませんが、みなさんがこれから先、社会で必ず必要になる力です。

是非ともこの夏に自分が考えたことや経験したことを人にどう伝えるかを考える習慣を身につけてください。

そして、この夏のとびきりのエピソードを、9月にはぜひ聞かせてほしいと思っています。楽しみにしています。

それでは、この夏、健康で有意義な夏休みを過ごしてください。