陸上競技部

陸上競技部

【陸上競技部】近畿インターハイ

男子800mが行われる大会3日目は朝から雨。雨足が強くなったり、弱くなったりの繰り返しでどうにも不安定だ。レースの前後で体を冷やさないように自己管理するのも競技者としての強さだ。

盛本は予選3組に出場。1周目は8人が団子状態となり59秒で通過。スローペースなので、残り500m付近から激しい叩き合いになったが、盛本は7位あたりのポジションから少しずつ前に出ていき、ラスト150mで一気にスパートをかけ組2着で準決勝進出。速度の切り替えがシャープにできているので、かなり調子は良さそうだ。

 

そして2時間半足らずのインターバルで準決勝。レース前から激しい雨がトラックを打つ。盛本は3組に出場。序盤からハイペースとなり、盛本も前半は食らいついていくが、雨によるアクシデントもあり、1周目を55秒で通過したあたりから少しずつ上位集団から離されていく。力をうまく出し切れず組7着となり残念ながら準決勝敗退となった。今季はレースごとにタイムを伸ばしてきたため、「勝てる」という勢いは間違いなくあったが、その勢いがそう易々と通じないのが近畿というステージだ。ここでベスト8とか、全国大会とかを目指す道は、どこまでも険しい。次にこの険路を進み、頂へと上る者は誰だろうか。

 

【陸上競技部】県総体3日目

朝の風は冷たかったが、天気は良く昨日より気温が高くなりそうだ。

午前の800m準決勝では、好調の盛本が1分54秒75と自己ベストを2秒も更新して組3着で決勝へ。このタイムなら決勝でも6位以内に食い込めそうだ。

八種で満身創痍の小山だが、三段跳にも出場。2回目の跳躍で13m15の大ベストをマークし、8位の選手まであと6cmと肉迫するもベスト8には残れず。

女子3000mの杉本は、マイルも合わせて4種目目。かなり疲労感が見えるが、積極的にレースを展開してタイムを狙う走りだ。10分39秒と自己記録には及ばなかったが、気を吐いた。

800m決勝は西脇工の選手が一人飛び出すも、他の選手達は疲労が色濃く第2集団は追随しない。盛本は5位付近につけて良い位置だが、インレーンにポケットされやや反応しづらいか。500m過ぎから第2集団もスピードを上げ、後方2人の選手が振り落とされた。盛本はポケットされたままだが、残り150mあたりで集団がばらけた隙にラストスパートをかけ、5位でゴール。タイムも1分55秒29のセカンドベスト。1500mの雪辱を果たして近畿への切符を手に入れた。

3日間の熱戦を終え、あらためて県大会のレベルの高さを肌で感じた。全国レベルの強者ひしめく梁山泊で堂々と戦い抜いた選手達には敬意と感動をもって労いたいと思う。おつかれさまでした。

【陸上競技部】県総体2日目

昨日と似たような空だが、空気が冷んやりしていて時折強い風が吹く。

今日も八種110mハードルの小山で幕開け。ややハードリングが硬く16秒36。もう少し得点を伸ばしたかったところ。上位にいた西脇の選手がハードルで失格となり、小山は自然と5位に浮上。強い選手でもこういうアクシデントが起こりうるから八種競技は難しい。

女子800m予選の杉本は、自分のペースで走らせてもらえず2分25秒28で組4着となり、予選落ち。

男子800m予選では、昨日1500mで疲労困憊の盛本が、早めの仕掛けで組2着を守り準決勝進出。タイムも1分57秒07で、あまり疲れを感じさせない。一晩回復させて、明日どうなるか。

小山の八種やり投げは、特訓の効果があったのか35m32と大幅に記録更新。苦手なやり投げだが、食い下がる。続く走高跳は1m67で悪くないが、4位の選手が1m79を跳び大きく差を開けられてしまった。

八種1500mは、2日間の蓄積したダメージをすべて抱えて走る、まさに極限の戦いだ。小山も苦しみながら、最後まで気持ちを折らず4分57秒16でゴール。4782点の夢野台記録を樹立し、全体6位だった。大躍進ではあるものの、4位には届かず。近畿は遠く、その壁は厚い。

女子4×400mは4分26秒59でシーズンベストを更新。しかし、ほぼ中長距離で構成しているチームなので、やはり短長専門の中心選手がほしいというのが本音だ。もう少し新入部員がいればなあ。

男子は3年生が故障や個人種目の関係で出られず、主力を欠いているためメンバー構成が苦しかった。1走佐々木と2走森本直は速かったが、3走4走で伸ばせず3分32秒12で今年は予選落ち。宮脇はまだ1年生なので、この経験を糧にしてほしいものだ。

【陸上競技部】県総体1日目

雨予報が外れ、雲の合間から時折強い陽射しが差し込み、朝から体感気温は高い。タイムを狙うにはちょうどよいくらいだ。

先陣を切るのは、やはり小山。八種の100mで11秒13と自己記録を大きく更新。兵庫選手権のB標準を切った。幸先よし。

女子1500mの杉本は4分57秒60で残念ながら予選敗退。前半は好位置につけたが、800m地点から粘れなかった。3周目の壁がまだ越えられないようだ。

男子1500mの盛本は、肩の力が抜け軽快に走れている。1200m地点も想定通り3分12秒で通過し、3分59秒14と夢野台記録をさらに更新。組2着で決勝進出を決めた。入賞の期待が高まるが、今年は予選通過ラインが4分00秒82という高水準。決勝は苛烈を極めそうだ。

昼過ぎからはやや風があるものの、雨雲はどこかへ行ってしまったらしい。コンディションは悪くない。小山の八種走幅跳は3回目で記録を伸ばして6m33。本人はもう少し伸ばしたかったようだが、まあ及第点だろう。苦手な砲丸投は8m85と大幅ベストを出し、好調だ。

男子4×100mは、1組目から好タイム続出で、各チームこの大会にしっかり仕上げてきたことがわかる。11組の夢野台、1走山本が力強いスタート飛び出す。2走池田へのバトン渡しもスムーズに決まり、好位置をキープし3走佐々木へ。2・3位が競り合った状態でバトンを受け取った4走森本が2位に順位を押し上げてゴール。シーズンベストを大きく縮め、42秒88で全体23位で準決勝進出。いつ振りか定かではないが、久しくベスト24など入っていないと思うので快挙。

男子1500m決勝は、スタートから西脇工・須磨学の3人が飛び出したがこれは想定通り。残り3枠を争って第2集団はややゆったりしたペースで牽制し合っている。盛本は第2集団の先頭付近につけ反応しやすい位置をキープ。1000m地点を通過してから、いよいよスパート合戦となり、スプリントに自信のある選手から仕掛けていく。盛本はじっと耐えて、残り300m付近から一気にスピードを上げ6位に浮上。死力を尽くしたスパート。しかし、最後の50mで後方の選手がギアを上げゴール間際でかわされ7位となり、惜しくも近畿大会出場を逃した。その差は僅か0.09秒。あまりに厳しい。これが勝負というものか。少し及ばなかったが、レースの構成は文句のつけどころが無く、タイムも3分58秒76と夢野台記録をさらに伸ばせたので、最高のレースだったと言える。明日からの800mで雪辱を果たしてほしい。

八種400mの小山は、試合に出過ぎた地区予選と違い余力十分という感じで、52秒34の自己ベスト。4種目中3種目がベストで、全体6位につけ1日目終了。

4×100mの準決勝は、目立ったミスは無かったものの、43秒33と好タイムながら予選の走りには及ばず。技術的な問題なのか回復力の問題なのか…ハマると強いが、まだ再現性が低いようだ。

 

気候がよかったためか、いい記録が出た1日目となった。明日に期待。

【陸上競技部】県総体強化練習会

いよいよ県総体まであと6日となった。

今日はユニバー記念競技場のメイントラックで県総体に向けた強化練習会があったので、選手数名が参加しようとしたが、あいにく3年生は模試である。2年生は午前中から余裕綽々で競技場に着いているが、3年生は午前2科目を受験してから急いで競技場に移動して合流。涙ぐましい努力だ。

そして、その努力を蹴散らすように降る激しい雨。過酷な環境だ。体が冷えたのか足に違和感を覚えた選手もいたため、やや心配。選手たちにとっては最後の試練である。とはいっても、大会当日が悪天候に見舞われることは珍しくないわけで、その時のための備えと考ていくほうがいい。環境を言い訳にしてしまう選手が勝つことはない。あらゆる環境下で勝つことを考えていないとね。