校長日誌

校長日誌(30年度)

県総体(柔道・男子ソフト)

県総体も後半に差し掛かり、昨日から今日・明日にかけて各運動部がそれぞれの会場での戦いを繰り広げています。会場が比較的近いことから、今日は高砂市総合体育館で柔道部、そして高砂市向島多目的運動公園で男子ソフトボールの様子を見て来ました。柔道部は女子が団体戦で初戦敗退したものの、男子が昨日2回戦を勝ち抜いて今日の3回戦に臨んだのですが、神戸国際大附属に敗れ、私が着いた時にはその後の準決勝が始まるところでした。午後は女子の個人戦があり、別会場等で準備運動をしていました。

  

女子柔道個人戦の健闘を祈りつつ向島運動公園に着くと、男子ソフトボールは丁度龍野高校との試合が3回を終わって5-0で山崎が勝っているところでした。その後若干打ち込まれた場面はあったものの、要所要所で上手くさばいて無失点に押さえ、7回コールドで勝利を収めました。明日は、この試合の後行われた滝川と明石の勝者と戦うこととなります。明日も全力を尽くして戦い抜き、是非とも全国への切符を掴み取って欲しいものです。健闘を祈ります。

  
  
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1年生教育類型、山小でふれあい給食

本日お昼前、1年生教育類型の生徒20名が山崎小学校に赴き、授業見学をさせて頂くとともに、給食の時間に各教室に分かれて配膳をした後児童と一緒に給食を楽しむ機会を持ちました。小学校の児童たちは、もちろん元気いっぱいで給食をたくさん食べて、高校生のお兄さんやお姉さんたちを囲んで楽しいひと時を過ごしていました。高校1年生の諸君も、ほんの数年前は自分たちもこんな風であったことを思い出し、給食の後は「お姉ちゃん、おっぱして!」と子供たちにせがまれて一緒に遊ぶ姿があちこちで見られました。近い将来、小学生の前で授業を行うための、その前段階として今日は非常に貴重な機会となりました。

  
  

今日はまた、お昼少し前に近くの「かしわの保育所」からかわいいお客さんがたくさん本校に来てくれました。聞くと、本校の桜並木の下は雨上りの日にはたくさんのカタツムリが出て来るとのことで、見ると本当にいっぱいのカタツムリを子供たちが見つけて、互いに見せ合っていました。他にもダンゴムシもたくさんいて、子供たちにとっては格好の遊び場であることがわかりました。

  
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県総体(女子ソフトボール部)

各部活動では県総体が既に始まっていますが、本日午前加古川河川敷公園で女子ソフトボール部が対八鹿高校戦に臨み、9-3で勝利して8日以降の但馬ドームへと駒を進めました。予定通り10時40分頃に始まったものの、中々の接戦で1-1での均衡を保ったままタイブレークに突入し、その後は本校の快進撃が続いて上記の結果となり、終わったのは午後1時過ぎでした。監督の中藤先生によれば、5月4日の対龍野北高校戦での経験が役に立ったとのことでしたが、その反面2点を返された点は今後の課題であるとのことでした。来週末、但馬ドームでの快進撃を期待しています。いつものことですが、応援に駆け付けて下さった各御家庭の皆様方、本当にありがとうございます。お揃いで着ておられたTシャツの背中の文字、「信じあえる仲間であれ」がとても印象的でした。

  
  
  
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蘇った校歌碑

本校の校門を入るとすぐに、昭和54年11月の70周年記念式典の一年後、昭和55年11月に築庭され、同窓会より贈られた「創立70周年記念庭園」があるのですが、その中央に昭和54年に制定された現在の校歌を示す「校歌碑」が鎮座しています。建立以来既にほぼ40年の時を経て雨風にさらされ、カビ等の影響もあり、特に右端には大きな汚れが目立っていたのですが、校務員の泉さんの手によって汚れがきれいに取り除かれ、そして昨日6月1日に黒い文字が浮かび上がって、建立当時の校歌碑が蘇りました。昔から「唇に歌を、心に太陽を!」とはよく言いますが、山高生が気持ちの良い挨拶を行い、胸を張って校歌を歌う、そのような学校づくりを基本にすえてこの6月も進んで参ります。(左4月19日、右6月2日撮影)

 
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NHKニュースKOBE発

平成22年度に始まった、本校の「街の駅」の取り組みが、先ほどNHKの番組「ニュースKOBE発」で紹介されました。「子どものいま」という、各地域で頑張っている小中高校生を中心に特集したコーナーでの紹介でした。街の駅の歴史に始まって、生徒による企画会議の様子、ケーキ作りの様子、そして先日26日(土)の咲ランドでの様子が放映されました。また、最後の画面で本日の「高校生レストラン」で出されたメニューも紹介され、文字通り本当にホットな話題提供となりました。

  
  
  
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第1回高校生レストラン(満員御礼)

本日、本年度第1回目の「高校生レストラン」が開催され、多数の皆様方に高校生が調理した旬の料理を楽しんで頂きました。今回の調理を担当したのは生活創造科3年生の15名。食材やメニューの決定は勿論のこと、今日の調理もお越し頂くお客様のことを第一に心を込めて作ってくれました。

  

【モーニング】
午前9時からのモーニングでは、「400円でこんなに!」と誰もがびっくりするほどの内容とボリュームで、バターロールサンド2つとコールスローサラダ、トマトと大豆のスープ、フルーツポンチ、そしてコーヒー、というようにどれもおいしく、また同席の方との会話も楽しみながら頂くことができました。ランチの時もそうですが、しそうチャンネルから撮影と取材に来て頂いて、また近々テレビ画面で今日の様子が放映されることと思います。楽しみにお待ち下さい。

  

【ランチ】
11時から提供されたランチは700円。梅雨入り時には打ってつけの豚しゃぶ梅おろしうどん、豆腐と卵のふわとろスープ、おふくろの味の肉じゃが、デザートはいちごソース白玉とフルーツ、そしてコーヒーが後に出て来て、ゆっくりとした時間を地域の皆様方と一緒に楽しませてもらいました。生徒たちは接客態度も立派で、さすがこれまでの経験の積み重ねもあって、物怖じせず「いらっしゃいませ!」「ありがとうございました!」といった元気の良い声がとてもさわやかでした。

  

昨年までは、「高校生レストラン」のことを知ってはいても、他の学校に勤めていましたので中々来ることが出来なかったのですが、今日初めて参加し、とても幸せな気分になりました。次回の「高校生レストラン」は、10月4日(木)です。皆様方、楽しみにお待ち下さいませ。
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第2回山高街の駅

本日午前10時から午後2時まで、イオン山崎店「咲ランド」2階の催し物会場で本年度第2回目の「山高街の駅」が開催されました。今回の内容は、生活創造科2年生及び家庭クラブによるケーキや和菓子の販売と防災ワークショップ、そして生徒会諸君による子供の遊び場「ちびっこゲームコーナー」の3本立て。先日同様、今日もNHK神戸放送局から撮影に来られ、さらには毎日、讀賣の各新聞社からもお越し頂きました。今日は地元山崎や姫路の各小学校で運動会が行われていますので、お客様はややまばらかなとの感もあったのですが、お陰さまで先日用意したカップケーキ320個及びその他のパウンドケーキやクッキー、そして特製の柏餅もすべてお買い上げ頂きました。ありがとうございました。

  

「防災ワークショップ」のコーナーでは、生活創造科の生徒たちがこれまで先輩から後輩へと積み重ねてきた各種防災のノウハウと、特に「非常食」に焦点を当てた企画が注目を集めていました。いろんな味が楽しめる「アルファー米」の試食体験や、地元食品企業の開発した「防災麺」の紹介もあり、飲料水の確保と共に「食」についてもかなり研究が進んで来たなという印象を持ちました。防災麺については、本校の生徒たちが改良への意見を出し合い、同企業様との間で共同開発の話が進んでいます。また、防災に対するこれまでの研究成果をまとめた「やまちゃん・さきちゃんの防災ガイドブック」も展示されていました。本校は、昨年度これらの実践が評価され、毎日新聞社主催の「防災甲子園」で、「ぼうさい大賞」、つまり全国最優秀賞を受賞しています。讀賣 H30.5.27(山高街の駅).pdf    毎日 H30.5.30(山高街の駅).pdf

  

生活創造科の生徒たちに加えて、今回の街の駅にさわやかな風を運んでくれたのは生徒会執行部の諸君です。子供向けの遊び場「ちびっこゲームコーナー」を開設し、ボウリングと磁石の魚釣りでたくさんの子供たちに楽しんで頂くことができました。山崎高校のマスコットキャラクター「やまちゃん・さきちゃん」も登場し、催し物会場はもちろん、各売り場を回ってお客さんの呼び込みに大きな役割を果たしてくれました。中に入っていたのは、生徒会長の畑君と美化委員長の松田さん。お疲れ様でした。次回の街の駅は6月23日(土)の「ピザ教室」です。本校内ピザ窯施設で開催されますので、地域の皆様方どうぞ奮ってお越し下さいませ。また、本日本番の「街の駅」と今日までの準備の様子が来週31日(木)午後6時半からのNHK「ニュースKOBE発」で放映されます。是非ご覧になって下さい。

   
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家庭クラブNHK取材

本日放課後、NHK神戸放送局から4名の方が来られ、家庭クラブ1・2年生の生徒12人が、26日(土)に咲ランドで開催される「山高街の駅」で販売するカップケーキ作りにいそしむ様子を取材して頂きました。今日作ったケーキは、紅茶・抹茶・ココア・プレーン味の4種類。4班に分かれて各80個ずつ、計320個をほぼ1時間程度で作るというものでした。「街の駅」は、本校の生活創造科の生徒たちが中心となって平成23年頃から町内の空き店舗や各種イベント会場で行ってきたのですが、その取り組みが注目され、今回の取材も、生徒たちがケーキ作りについて話し合う場面、本日のケーキ作り、そして今週末「街の駅」で販売する様子の3回にわたって取材にお越し頂いています。放映は、来週31日(木)の「ニュース神戸発」。午後6時半から7時の間の約5分程度の紹介と伺っています。地域の皆様方も、26日(午前10時から)には是非とも「山高街の駅」にお越し頂いて、31日夕刻の番組をご覧になって下さいませ。

  
  
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PTA総会・学年懇談会

今週15日(火)から始まった中間考査も今日で終わり、生徒諸君は職員室前でノートを提出したりした後は部活動に出て本格的な練習を再開させていました。午後1時半から、同窓会館を会場に本年度のPTA総会が開催され、2時半頃からは各学年ごとに懇談会が会場を分けて実施されました。総会では、山根前会長様から昨年度の事業及び決算報告があり、その後阿山新会長様をはじめとする新役員の皆様方にバトンが渡され、今年度の活動が実質的にスタートしました。総会の最後には、旧役員の皆様方に感謝を込めて記念の花束が手渡されました。今年度も、様々な場面でご支援・ご協力を賜り、お世話になりますが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。PTA総会校長挨拶

  
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森林環境科学科、木製ベンチ寄贈!

森林環境科学科では、学校周辺の山林及び船越の演習林、或いは朝来市にある「南但馬自然学校」での間伐作業で切り倒した木を学校に持ち帰って乾燥させた後、製材をして木材加工技術を生かし、ベンチやイス、その他の木工クラフト製品を作るという「ものづくり」活動を行っています。4月に入ってから、岡山県美作市の元大原高校跡地にこのほど開校した通信制の高校「滋慶学園高等学校」から依頼があり、木製ベンチの製作を進めていました。同校に通う生徒たちが、天気の良い日に外で座ってお弁当を食べることが出来るような環境づくりに、少しでもお役に立てたらということで取り組み、2台完成したので本日取りに来て頂きました。お越し頂いたのは、同校の副学校長・浅田尚宏先生です。平成23年度から25年度までの3年間千種高校の校長先生でいらっしゃった方で、同校飛躍のきっかけを作られました。本校の生徒諸君が作った作品が、新設成った滋慶学園高校で生かされ、学園生活を豊かなものにして頂けることを願っています。

  
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西播大会(陸上競技、剣道)

今日と明日も2日間にわたって各会場で西播大会が行われていますが、お昼前頃から姫路市中地にあるウインク陸上競技場と県立武道館を訪ねて、それぞれの競技で高校生諸君が競い合う姿を見て元気をたくさんもらって帰ってきました。陸上競技場では、ちょうど100m走の予選が行われているところで、少し向かい風があるものの素晴らしい天候に恵まれ、各選手たちの一気に駆け抜ける姿には多くの観客の皆さんが惜しみない拍手を送っていました。山高生の活躍については、後日「山高タイムズ」でお知らせすることが出来ると思います。

  

次に、県立武道館へ入ると、ちょうど男子個人の決勝戦が行われているところで、私はそれが誰だか最初分からなかったのですが、本校3年生の秦君が出ていたようです。決勝では惜しくも敗れたのですが、それでも堂々の準優勝で、祝福の拍手を送りたいと思います。男子の個人戦が終わると女子の団体戦が始まり、本校は播磨、龍野を撃破して準決勝に駒を進めました。相手は東洋大姫路。東洋の壁は中々厚く、決勝に進むことはできなかったのですが、この悔しさをばねにして、また頑張ってもらいたいと思います。しかし、堂々の3位で立派なものです。おめでとう。明日は、女子の個人戦と男子の団体戦があります。自分たちの練習を信じて、是非とも頑張ってください。

  

他にも、この週末は男女バスケットボール部が神戸での県大会に臨んでいるのですが、そちらへは足を延ばすことが出来ていません。健闘を祈るばかりです。私は、最近の高校生はスマホばかりいじくって、勉強や部活に身が入っていないのでは、と横目に見てしまうこともあるのですが、今日のようなすがすがしい彼らの姿に接すると、そのようなことも杞憂であるし、正に以前の兵庫国体のスローガンにあった「光る汗、輝く瞳、今青春!」といった言葉がピッタリだなと思いながら姫路を後にしました。
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各運動部活動西播大会の様子

本日午前から午後にかけて、姫路市内で開催されている各運動部の西播大会を幾つか覗いてみました。女子ソフトボール部は、姫路西高校を会場に龍野北高校との準決勝を戦ったのですが、2-2でのタイブレークで2点先取してチャンスを作ったものの、その後3点を取り返されて悔しい結果となりました。この試合は、事実上の決勝戦であるというのが衆目の一致するところで、非常に見ごたえのあるものとなりました。6月の県大会での捲土重来(けんどじゅうらい)を期したいところです。

  
   

卓球部は、姫路ウィンク体育館で昨日の個人戦から行われているのですが、ソフトの試合を見てから駆け付けると、女子団体戦で丁度県大会への出場権をかけての敗者復活第2戦で琴丘高校と対戦しているところでした。惜しくも敗れて敗者復活第3戦に臨むことになったのですが、応援席では既に団体での県大会出場を決めている男子諸君が熱い声援を送っていました。

  
  

女子卓球部の県大会出場権獲得を祈りつつ、次に向かったのは広畑テニスコート。私自身も以前顧問をしていたことがあるのですが、その頃ソフトテニスの会場と言えば琴丘高校(男子)、姫路商業高校(女子)、及び姫路高校あたりが定番でした。数年前から女子の会場は広畑、男子は赤穂海浜公園であるとのことです。さて、会場に辿り着くと1年生の女子部員数名に出逢い、昨日が個人戦で、今日は団体戦なのですが、本校は既に敗退したとのことでした。次を期して頑張ってもらいたいと思います。ところで、この会場には大変な数のクスノキが植えられているのに気づき驚いたのですが、葉っぱをもじって香りを嗅いでみると、樟脳(しょうのう)の匂いがして、やはり周辺が工場地帯であることを考えた上での公園設計であったのだと思います。(以下、5月7日記述。卓球部女子団体は県大会出場決定。男女共に出場です。また、男子ソフトテニス部が団体で県大会出場を決めています。これは、20数年ぶりとのことです。各部の戦績等は、「山高タイムズ第3号」でまとめてお知らせします。)

  
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山崎ウォーキング&ウォッチング

今日から「山崎ウォーキング&ウォッチング」が始まり、昨夜の雨が嘘の様に晴れ上がった好天の下、山崎町内の各所で工夫を凝らしたイベントが展開されました。山崎高校の生徒たちも、生活創造科の「山高街の駅」が商工会の広場で、茶道部と美術部が防災センターの5階で、それぞれお茶のお点前と美術の力作を展示して、数多くのお客様に喜んで頂くことが出来ました。特に、街の駅では用意していた数多くのケーキやクッキーが12時半頃には完売し、お買い上げ頂いたお客様には、午後のお茶と一緒に、或いは夕食後のデザートで、高校生手づくりの味を楽しんで頂いているのではないでしょうか。

  
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1年生オリエンテーション合宿

4月23日(月)・24日(火)の両日、第1学年73回生が広島県の「ツネイシしまなみビレッジ」に赴き、オリエンテーション合宿を行いました。2日間という限られた時間の中で、座禅、集団行動、校歌コンクール、そしてカッター訓練といった内容の活動を通して、友達づくりは勿論のこと、クラスづくりや学年づくりに取り組み、この73回生の仲間でこれからの高校生活3年間を過ごすのだという心構えを身につけることが出来たと思います。以前「みろくの里」と呼ばれていた同施設は山と海に恵まれ、1日目に体験した座禅は、鳥のさえずりにも新たな感動を覚えながら、内なる自己と向き合う上で大事なヒントが得られたと思います。また、2日目である本日、小雨の中実施したカッター訓練では、生きていく上で仲間と心を一つにすること、つまり「チームワーク」の大切さを身をもって学ぶことが出来ました。「73回生」という船が、今日のような雨の日は勿論のこと、どんな嵐に出逢おうとも、互いに切磋琢磨し合いながら突き進んでくれることを切に願っています。

【1日目】
  
  
  
【2日目】
  
  
  
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庭田神社から神崎高校へ

本日午前10時から一宮町染河内能倉(よくら)の庭田神社にて、幻の酒「三笑」の蔵出し神事があり、地元染河内地区の皆さんは勿論のこと、宍粟市を挙げて「日本酒発祥の地、宍粟」を全国に発信する貴重な機会となりました。本校としては、お酒ではないのですが、今注目されている「発酵食品」、つまりお味噌や麹(こうじ)を用いた食品の研究を宍粟市産業部の「まち・にぎわい課」様からご提案頂いていることもあり、本日参加させて頂きました。今後、生活創造科で発酵食品の意義や効用についての研究を進めると共に、麹や酒粕を用いた料理のレシピ及びスイーツ等の開発を模索することになるのではないかと思います。私自身、染河内(そめごうち)は伯母が嫁いだ村で、幼い頃から何度となく訪れて伯母手づくりの鰻の茶漬けやとろろ汁を食べさせてもらった、いつ来ても懐かしい香りと思い出深い所です。つい最近になって、播磨国風土記にある庭田神社と「ぬくゐ川」に由来する話がお酒に関する最も古い記録であるが故に、「日本酒発祥の地」として注目されています。是非このHP右側にある黄色いバナーから「しそうの逸話」をご覧になって下さい。

  

染河内を辞した後、峰山高原を抜けて神河町に向かい、神崎高校に足を運びました。本校の女子ソフトボール部が本日同校で練習試合を行っていたからです。行ってみると、ちょうどお昼休みから午後の試合に向けてのウォーミングアップを始めているところだったのですが、日高高校と篠山鳳鳴高校も来ており、各校共に前期地区大会を直前に控えての実践練習ということで最終的な調整を行う絶好の機会となったようです。各校の健闘を祈っています。

  

ところで、今日の神戸新聞西播版で、山崎町の書家山部一翆先生(本校6回生)が率いておられる「山楽会」の書道展について取り上げられているのですが、その写真に写っているのは、本校の国語科教諭住江正典先生の作品です。一昨日の放課後も、書道教室で書道部員に対して書体の講義をされていた姿が印象的でした。
神戸 H30.4.22(山楽会展).pdf
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73回生オリエンテーション合宿結団式

本日午前9時から、1年生オリエンテーション合宿の結団式が体育館で行われ、23日(月)の実施に向けて気合いを入れる機会となりました。入学以降約2週間が過ぎたとは言うものの、まだまだ不安は尽きないと思います。団長としての挨拶でも、生身の人間である私たちには不安や悩みはあって当然、新しい友達を作る上で案外ちょっとした声の掛け合いで気軽に話せるようになるものなので、この合宿を良き仲間づくり、クラスづくり、そして、人生の基礎づくりという意味で頑張ってもらいたいという旨の話を致しました。学年主任の東先生と養護教諭の北條先生から、合宿についての心構えと健康上の留意点についての話もあり、月曜日にはみんな元気よく出発できることを願っています。結団式に続いて、カッター訓練に備えての隊形練習、及び各係ごとに先生方から役割留意点の話を聞いていました。今日から、西播大会が始まっている部活動もあり、1年生も何名か公欠で試合に参加している人もいましたが、月曜日の朝に向けて体調を整え、実りある合宿訓練となることを祈っています。

  
  

最後の写真は、体育館左前方に掲げられている「校訓額」です。平成元年2月に制定された「希望・英知・敬愛」の校訓。この額は、平成元年度卒業生の皆さんによって寄贈されたものです。揮毫されたのは、本校6回生の山部一翠(一之)先生。千種高校の校訓額「自立・信愛」も山部先生に揮毫(昭和55年2月)していただいています。本校玄関横に校訓碑がありますが、これは校訓制定時の第24代中山晶弘校長先生が揮毫されたものです。雅号は「師山」。校訓の脇に「師山書」とあるのがわかると思います。校訓碑建立は平成3年2月。第25代校長、大北尚三先生によって記された銘板が碑の側に置かれています。「校訓の碑中山晶弘書 校訓は平成元年二月制定 平成三年二月この碑を造る 校長 大北尚三」と刻まれています。その脇には、本校の校木「交譲木(ゆずりは)」が立ち、日々の山高生の成長を見守ってくれていますが、校木制定の由来については、また機会を改めてお話ししたいと思います。

  
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放課後の部活動パートⅡ

山崎町は今日も天候に恵まれ、放課後になると学校のあちこちから部活動に取り組む生徒諸君の元気な声が聞こえて来ましたので、校舎内の探検と銘打って、カメラを片手に約1時間ばかり歩き回ってみました。先日見られなかった運動部と、特別教室棟を舞台に繰り広げられている文化部の活動を、これもすべてではないのですが紹介してみたいと思います。

  
  
  
   
   

部活動巡りに腰を上げるのが、先日もそうでしたが大体午後5時を過ぎてからの時間ですから、その時点で既に活動を終えている部活動もあって、中々すべてを網羅するのは難しいのですが、それでもここ何日かで複雑な校舎内の構造も大体頭に入りましたし、どこにどの教室があって、どこをどう行けば目的の場所に到達できるかということもわかる様になりました。高校時代、授業が終わってからの部活動の時間というのは最も楽しい時でした。あの頃と校舎は全く違うのですが、建物が変わっても青春の一頁を彩る活動が醸し出す空気感は全く変わっておらず、「勉強と部活が思いっきりできる学校づくり」という目標はやはり間違ってはいない、と意を強くした次第です。さて、4月も下旬が近づくと校庭のあちこちで花の彩りが増し、あと2週間もすればさらに華やかになると思います。今日は、校門中の庭園とテニスコート横で目にした3種類の「白い花」、ドウダンツツジ、アセビ、シラフジを紹介します。特に、フジは今が真っ盛りで、かぐわしい妙なる香りを漂わせていました。フジと言えば町内のあちこちで見られる薄紫色がよくあるのですが、本校は珍しい白藤で、これは千種高校の中庭にあるものと同じです。もしかしたら株分けして千種分校時代に持って行ったのかもしれません。明日、1年生はオリエンテーション合宿の結団式を行います。クラスづくり、学年づくりの良い機会としましょう。

  
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放課後の運動部活動

今日の夕刻、5時を過ぎてからグラウンドや体育館での運動部活動の様子を見て歩きました。各部共に、1年生が体験入部の形で数名来ており、「もう決めました!」と、力強く答える生徒もいれば、「まだ迷っています。」と答える生徒もいて、「ああ、自分も1年生の最初の時はあれこれ迷っていたなあ。」と、40数年も前にタイムスリップしたような気分になりました。やはり高校生は元気が一番。そして、高校生が懸命に部活動に取り組む姿は美しい。「こんにちは!」と大きな声で迎えられ、「はい、こんにちは!」と応える私。今日は、カメラを手にしての校内散策でしたが、部活動ごとに出逢う後輩諸君の笑顔は、何物にも代え難い一服の清涼剤となってくれました。

  
  
  

体育館の入り口に足を踏み入れると、きれいに揃えられた靴の白さが印象的でした。「心・技・体」とよく言われますが、技だけではなく「心」を大事にする姿が山高生の中にしっかりと息づいていることを非常に嬉しく思います。それから、同窓会館と体育館に掲げられている2枚の絵に目が留まりました。本校5回生、山崎町出身、松井叔生(まつい しゅくせい)画伯の絵です。私の母と同級生でいらっしゃったこともあり、若い頃姫路のある画廊でお出会いしたことがあります。描かれている女性の優しいまなざしにしばし見とれてしまい、今月初めの着任以降少し気ぜわしい時間を過ごしてきた私にとって、部活動にいそしむ後輩諸君の「動」と、松井大先輩の絵の「静」の両面で癒される、非常に貴重な時間となりました。

  
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「しそうの逸話」紹介

つい昨日ですが、本校HP右側のコーナーの一つに「しそうの逸話」という黄色いバナーを加えました。これは宍粟市商工会様が運営されている「宍粟SNS、E‐宍粟」の中の企画で、約10年前から掲載されてきていたものです。元々は平成7年頃から「サンホールやまさきニュース」に掲載されていた記事をまとめた冊子『しそうの逸話』が原典となっているものなのですが、旧宍粟郡5町(山崎、一宮、波賀、千種、安富)に古くから伝わる数々の伝説を、美しい映像と画像、そして哀愁漂う音声とナレーションによって紹介しているものです。これまでも、市内の観光施設等で上映されていたり、或いはDVD等で紹介されてきたものなのですが、特に高校生諸君には地元に伝わる昔話を知る上で是非とも一度見てもらいたいと思っています。全5町の作品を数えれば100話ぐらいはありますし、一話一話に味わいがありますので、非常に素晴らしい勉強になります。例えば、一宮町能倉(よくら)の庭田神社に伝わる「ぬくゐ川とお酒」という話は播磨国風土記に出てくるもので、日本酒について書かれた最も古い文献であるが故に、宍粟が「日本酒発祥の地」と言われている事情をよく伝えてくれています。私は生まれも育ちも、そして今も安富町で暮らしていますが、町内最北端関地区の「鹿ヶ壷」に伝わる大鹿伝説「伊佐々王」の話や、町内南部の29号線沿いにある「お万の滝」伝説は幼い頃から親しんできただけに、大いなる感激をもって繰り返し見ています。何度見ても飽きるということがありません。千種高校の教頭をしていた平成25年頃に、千種高校のHP内にこの黄色いバナーを掲示してリンクを貼ると共に、同じ頃千種町に伝わる「お花屋敷と忠佐護神社」という話を英訳して「千種町英語教育研究会」の冊子(千種高校HP内で閲覧可能)に掲載したこともあります。今後宍粟市内若手の中高英語教員と共に、こういった地元に伝わる逸話・伝説を英訳して、宍粟ならではの英語教材を開発することが出来れば、という夢も持っています。なお、これらすべての映像作品の撮影から編集、及び美しいCG画像を描いているのは、山崎町青木の山内一輝君です。この黄色いバナー「しそうの逸話」も4年前に彼に作ってもらいました。市内の各種イベント、特に5月の連休中の「山崎ウォーキング&ウォッチング」では、重いカメラ機材をかついで町内を歩き回っていますので、その映像は「しーたん放送」等で見られると思います。本校も5月3日に「山高街の駅」を開催しますので、どうぞご期待下さい!

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新学期、朝の登校風景

昨日、始業式と入学式を終えた山高生にとって、今日が本格的な新学期の始まりとなりました。このところ朝起きると肌寒さを感じる日々が続いているのですが、春休み中から毎朝変わらず続けてくれているのが野球部諸君による朝の清掃活動です。7時を過ぎた頃にはもう始まっていて、登校する生徒の数が増える7時45分頃まで学校周辺のごみ拾いや掃き掃除を展開してくれています。今朝私は学校到着後少しだけ校長室で用務の確認を行った後、7時40分頃から校門付近に立って、野球部顧問の先生方と一緒に登校する生徒諸君に「おはよう!」と声をかけていきました。「おはようございます!」と元気のよい声で挨拶を返してくれる生徒、恥ずかしそうに小さな声で応えてくれる生徒、会釈だけの生徒、特に何の反応も示さない生徒、と様々な今の山高生の様子が分かりました。本校の校歌は「朝の挨拶」という言葉で始まります。元気のよい挨拶こそが一日の始まりの基本です。「もっと大きな声で!」「挨拶をきちんとせえよ!」と少しうるさい校長ですが、互いの心の扉を開いてくれる朝の挨拶を大事にしたいと思います。

  
  
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