校長日誌

放課後の運動部活動

今日の夕刻、5時を過ぎてからグラウンドや体育館での運動部活動の様子を見て歩きました。各部共に、1年生が体験入部の形で数名来ており、「もう決めました!」と、力強く答える生徒もいれば、「まだ迷っています。」と答える生徒もいて、「ああ、自分も1年生の最初の時はあれこれ迷っていたなあ。」と、40数年も前にタイムスリップしたような気分になりました。やはり高校生は元気が一番。そして、高校生が懸命に部活動に取り組む姿は美しい。「こんにちは!」と大きな声で迎えられ、「はい、こんにちは!」と応える私。今日は、カメラを手にしての校内散策でしたが、部活動ごとに出逢う後輩諸君の笑顔は、何物にも代え難い一服の清涼剤となってくれました。

  
  
  

体育館の入り口に足を踏み入れると、きれいに揃えられた靴の白さが印象的でした。「心・技・体」とよく言われますが、技だけではなく「心」を大事にする姿が山高生の中にしっかりと息づいていることを非常に嬉しく思います。それから、同窓会館と体育館に掲げられている2枚の絵に目が留まりました。本校5回生、山崎町出身、松井叔生(まつい しゅくせい)画伯の絵です。私の母と同級生でいらっしゃったこともあり、若い頃姫路のある画廊でお出会いしたことがあります。描かれている女性の優しいまなざしにしばし見とれてしまい、今月初めの着任以降少し気ぜわしい時間を過ごしてきた私にとって、部活動にいそしむ後輩諸君の「動」と、松井大先輩の絵の「静」の両面で癒される、非常に貴重な時間となりました。