環境建設工学科:栗栖川新宮地区橋梁上部工事 現場見学会
こんにちは!今回は、本校正門前の栗栖川に架かる新橋「龍北橋」の架設を見学しました。
雪がひらひら舞う中での見学・・・橋って、どうやって組み立てられているのでしょう?
約23トンのT形の桁をクレーンで吊り上げ、設置部に移動させます。
そして、両端の支持部で待つ職人さんが声を掛け合いながら設置します。
とても大きな部材を重機で丁寧に動かし、職人さんたちが細かく声を出し合って協力しながら設置する姿を間近に見ることができました。生徒たちは安全第一の慎重な作業やコミュニケーションの大切さを学んだようです。
次に、場所を休憩室に移動して、部材を保護するシースという部品に、願い事を書かせていただきました。『これが、今後50年、100年と安全な橋を支えるのだと思うと緊張する・・!』という生徒もいました。皆の願いが未来に架かる橋となって叶うよう願っています。
その後、PC(プレストレストコンクリート)鋼材と同じ構造のPC板(通称ぴょんぴょん板)の上を歩き、PC構造を体感しました。PCはコンクリートにPC鋼線を通すことで、コンクリートの苦手な引っ張り力を克服した技術です。龍北橋はこの技術を用いた橋であり、PC橋といいます。
最後に、VRで橋桁の架設体験をさせていただきました。VRは、土木工事のような大規模工事をシミュレーションする際にとても役立っており、今後はより一層使われる技術だそうです。
百聞は一見に如かず!なかなか間近で見ることのできない橋梁架設工事を見ることができ、また丁寧な説明をいただき、より詳しく学ぶことができました。生徒たちにとって大変貴重な体験であり、就職や進学を考える一つの機会となったようです。環境建設工学科では、現場見学や企業説明会など、多くの実体験に触れる機会があるので、自分に合った進路選択のきっかけにしてもらいたいと思います。