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校長室から

シン・ナル♪校長④ 令和7年度がスタートにあたって

さあ、今日から新年度がスタートしました!

1学期始業式、校長講話では、新2・3年生のみなさんに向けて、春休み中ずっとあたためてきた、鳴高2025アクションプラン、”やっちゃえ”鳴高!Naruko High schoor Goals(NHGs)の7つのゴールについて説明し、午後からやってくる新入生のみなさんにかっこいい鳴高の先輩の姿を見せようじゃないか!!と伝えました。

02 鳴高2025アクションプラン(NHGs) .pdf

 

午後からは入学式、天候にも恵まれ、絶好の入学式日和でした。

280名の初々しい鳴高新入生のみなさん、ようこそ鳴高へ!

入学式後、お子様をお待ちの保護者の方に向けて、吹奏楽部とストリング部によるサプライズ演奏も♪

 

【令和7年度 兵庫県立鳴尾高等学校 第80回入学式校長式辞】

 少しずつ暖かくなってきた春の日射しが降り注ぎ、美しく桜が咲き誇る、そんな今日の佳き日に、兵庫県立鳴尾高等学校第80回入学式が挙行できますことを大変うれしく思います。

 まずは、ただいま入学を許可いたしました280名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。私たち教職員一同、皆さんの入学を心から歓迎いたします。

 そして、今日までお子様方を大切に育ててこられました保護者の皆様、お子様方のご入学を心からお祝い申し上げます。

 さて、本校は、昭和18年、当時の鳴尾村に全国でも珍しい村立の旧制鳴尾中学校として設置され、その後、昭和25年に兵庫県に移管されて兵庫県立鳴尾高等学校となりました。平成23年には「国際文化情報学科」、平成27年には普通科に「総合人間類型」を設置し、今に至っています。

 閑静な住宅地の中にあり、落ち着いた雰囲気の中、地域の皆様に育まれ、多くの鳴高生が部活動や鳴高祭などの学校行事にも熱心に取り組み、のびのびと充実した高校生活を送っています。

 そんな鳴尾高校で、これから鳴高生となる新入生のみなさんに二つお願いがあります。

 一つは、「鳴高の主役はあなた」であり、「在りたい自分」、「在りたい鳴尾高校」は誰かが用意してくれるものではないので、あなたが創っていって欲しいということです。

 みなさんの先輩たちは、「真面目」で「素直」、「受け身」で「言われたことはきちっとできる」人が多いという印象をもっています。これまでの時代に求められてきた力であれば、申し分ありません。

 しかし、これからの時代に求められるのは、「問題発見能力」があり、「的確な予測」を立てることができる、「革新性(イノベーション)」のある人材です。

 それらの力を、鳴尾高校で過ごす3年間の学びをとおして、あなた自身が、困難に立ち向かい、悩んで、あがいて、もがくなかで培っていってください。

 中学校までは、誰かが、あなたが気づいていないところで、あなたが困らないよう先回りをして手を貸してくれていたかもしれません。これから鳴高生になるあなたは、本校の校訓である、「自律(つまり、他からの支配・制約などを受けずに、自分自身で立てた規範に従って行動すること)、「創造」(つまり、これまでになかったものを新しく創り出すこと)のもと、日々の授業はもちろん、教育活動全般において、あなた自身がしっかり考えをもち、主体的に行動していかなければなりません。

 二つは、鳴高には普通科、普通科・総合人間類型、国際文化情報学科があることを活かし、それぞれの多様なカリキュラムや特色ある学びを互いにリスペクトし、刺激し合って成長していって欲しいということです。

 特に、国際文化情報学科がある鳴尾高校でしかできない、グローバルな視点での学びの機会をどんどん活用してください。特に、普通科のみなさんはアンテナを伸ばし、意識して取組んでいきましょう。

 また、普通科・総合人間類型で育む、「コミュニケーション力」、「リーダーシップ力」、「自ら学ぶ力」といった人間力を磨く学びを、普通科一般クラスや国際文化情報学科のみなさんも共有し、「絆」を深め、他者と協力・協働しながら「在りたい未来」を実現していける人材になってください。

 今、みなさんはスタート地点に立ち、これからの「未知」なる高校生活に期待と不安がいりまじった思いでしょう。

 「一歩踏み出した瞬間に未知は道となる」

 「未知」つまりまだ知らないことにはあこがれや期待とともに不安も伴います。しかし勇気を出して一歩を踏み出せば、「未知」は「道」となって未来につながります。これからの高校生活、まず一歩を踏み出してみるということを覚えておいてください。本校教職員は、そうしたみなさんの学び、成長を精一杯サポートしていきます。

 そして、保護者の皆様、私たち教職員一同、全力でお子様方の教育に取り組んでまいります。お子様の確かな成長に向けて、学校と家庭が互いに手を取り合い、同じ歩調で歩んでいくことが大切と考えております。どうか本校の教育活動にご理解をいただくとともに、ご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 最後になりましたが、ご多用の中ご臨席賜りましたご来賓の皆様に改めて感謝申し上げます。

 これから新入生の皆さんが、本校で素晴らしい3年間を過ごすことができますことを心から祈念して、入学式の式辞といたします。

 

令和7年4月8日

兵庫県立鳴尾高等学校長 切原 賀子

シン・ナル♪校長③ 学科&類型入学前オリエンテーション

入学前オリエンテーションを国際文化情報学科、普通科総合人間類型で先行実施しました。

入学前の初登校に緊張した面持ちの新入生のみなさんでしたが、学科、類型の先輩鳴高生がやさしく笑顔で新入生のみなさんをフォローしてくれて、だんだんと打ち解けていました。

<国際文化情報学科「イングリッシュセミナー」の様子>

4チームに分かれて、先輩の鳴高生から自己紹介の後、

・春休みに準備してきた”The Peach Boy"(英語版の「桃太郎」)小道具を用いながら発表

・辞書の使い方

・本稿ALTによる英語を使った活動

と進んでいくうちに、すっかり鳴高生らしくなっていました。

<総合人間類型新入生オリエンテーション>

オリエンテーションの準備をする総合人間類型の先輩たち、力が入っています。

類型での学びや類型担当教員紹介の後、

生徒活動発表では、この春休みに福島に絵本を届けた「ももりん文庫」の発表や、

3月にナレッジイノベーションアワードで2年連続全国準優勝に輝いた作品のプレゼンテーション、

そして、場所を移動して、類型の先輩たちが新入生のために創意工夫した各種ゲームを全員で楽しむと、すっかり最初の緊張はどこへやら、大盛り上がりでした。

さて、明日は入学式です。3月入試で合格した新入生も加わり、280名の新入生がそろいます。

新入生のみなさんに出会うのを楽しみにしています♪

シン・ナル♪校長② 新入生登校日の様子

いよいよ来週となった入学式を控え、新入生(80回生)がやってきました♪

今回は保護者の方はおられないので、一人で制服受領、物品購入、諸費納入と緊張した面持ちながら、しっかりとこなしていきます。

そして、制服や教科書など購入した物品を手に体育館へ。

事前指導では、生徒会執行部の鳴高生から、鳴高の歴史と伝統についてお伝えしました。

そして、校歌練習では、大勢の軽音楽部の鳴高生がステージにあがり、まずは新入生のみなさんに校歌をお披露目♪

そして、新入生をぐるっと囲い、一緒に校歌練習♪

初めて鳴高の校歌を聴いた新入生のみなさん、4月8日の入学式から歌ってみてくださいね。

シン・ナル♪校長① 校長より新年度のごあいさつ

本日、令和7年4月1日、16名の教職員を迎え、こころ新たな新年度のスタートにあたり、本校HPの校長挨拶を更新しています。

令和7年度校長挨拶 ←こちらをクリックしてご覧ください

鳴高生の取り組みは、「シン・ナル♪校長」にリニューアルしてお届けします。

また、校長メッセージ「D.A.F.鳴高!」は「”やっちゃえ”鳴高!」にリニューアルして、鳴高生のみなさん、保護者の皆さま、それぞれへ毎月1日(4月号は4/8)を目処に発行していきます。

令和7年度も、鳴高生のためになることであれば、なんでも、

すぐやる! 必ずやる! できるまでやる!をモットーに行動していきます。

鳴高の”今”に期待していただくとともに、応援をどうぞよろしくお願いいたします。

令和7年4月1日 校長 切原 賀子

ナル♪校長㊳ 福島に絵本を届けよう!

令和7年3月24日(月)から26日(水)までの2泊3日の行程で、総合人間類型の1年生4名と引率の先生が「福島に絵本を届けよう!」というプロジェクトで福島県を訪問しました。

二日目、福島市役所を訪問し被災体験や復興の現状についてお話をうかがい、福島市長様へももりん文庫で集まった絵本の贈呈をさせていただきました

三日目、ふくしま中央認定こども園を訪問し、子どもたちに絵本の読み聞かせや手遊びで交流し、その後、震災遺構 仙台市立荒浜小学校に訪問してから帰着の予定でしたが、なんと福島県、宮城県では暴風が吹き荒れ、新幹線が運行中止、高速道路が通行止めになり、荒浜小学校の訪問は叶わず、飛行機も飛ばなかったため、丸1日遅れて昨日27日(木)に兵庫県へ戻ってきました。

この間、福島市の皆様には大変お世話になり、市長様から感謝状、紙芝居「ふくしまの記憶」、福島市観光PRキャラクター”ももりん”、「東日本大震災・原発事故からの福島市復興のあゆみ」の冊子を頂戴しました。

特に復興のあゆみをまとめた冊子は残部が少ない中、せっかく甲子園球場の近くから来てくれたのだからと分けていただいたと聞いています。

その模様は、地元紙で掲載していただいたのだそうです。

また、仙台駅で途方に暮れていたところをインタビューを受け、地元のテレビ局で放送されたのだとか。

頂戴した諸々は、校長室で展示・保管し、これからも鳴尾高校で共有していきます。

今回お世話になった福島市の皆様、本当にありがとうございました。