校長だより

有権者教育講演会

 平成27年6月の公職選挙法等の一部を改正する法律の成立・公布に伴い、選挙権年齢が満20歳以上から「満18歳以上」に引き下げられました。平成26年実施の国立国会図書館による調査によれば、世界の国々のおよそ9割が下院(日本においては衆議院)の選挙権年齢を「18歳以上」と定めています。複雑かつ急激な変化を重ねる現代社会を生きることになる若い世代にとって、選挙を通して積極的に政治に参加し、自らが生きる社会を自らの意思で変えていく力が求められています。

本校では、兵庫県弁護士会より弁護士の方々にご来校いただき、3年生を対象に、2時間×2日の計4時間の有権者教育講演会を実施してきています。今年度は、7月13日に4名の弁護士の方々のご指導の下、第3学年団の2名の先生による国政選挙の模擬党首討論、代表生徒3名による市長選挙の模擬演説を行い、1週間後の19日に模擬投票を行うという流れで学びを深めました。選挙の仕組みを専門家の方々から伺うことで、一票の大切さや投票を通じた政治参加の意義を実感として捉えることができました。