校長だより

校内レシテーションコンテスト

 7月11日(火)、第1学年生徒を対象に、校内レシテーションコンテストを開催しました。同コンテストは、今年度で3回目の開催となります。論理・表現Ⅰの授業内で予選を行うため、すべての生徒がクラスの仲間を前にして英語で話をする経験をすることになります。人前で話すことに慣れず緊張した生徒もいたに違いありませんが、このような経験は今後の高校生活に必ずや生かされると確信しています。

 クラス予選を経て、普通科の各クラスからはそれぞれ2名、国際コミュニケーションコースからは3名の計15名の代表者が英語による暗唱スピーチの技を競い合いました。題材には、昨年度と同様に、史上最年少でノーベル平和賞を受賞した人権活動家のマララ・ユスフザイさんのスピーチが選ばれ、発表者は、発音や抑揚、そして表現の豊かさなどに気をつけながら、聴衆にとって聞き取りやすい発表となるよう心がけました。また、聴衆は、発表者の言葉を聴き漏らさないように集中して聴くこと、そして大切な部分はどこか、発表者が伝えたいことは何かをしっかりと聴き取ることを心がけました。

 発表者と聴衆が心を合わせることで、より一層学びが深まります。その思いを胸に、それぞれの発表者がスピーチを終えるたびに、仲間の努力を労う拍手が会場に響きました。新たな母校となった神戸鈴蘭台での高校生活を学年全体で一体感を持って過ごしてもらいたいと強く感じることができた素晴らしいコンテストとなりました。