研修の様子
8月29日(月) ⅢD1106 特別支援教育の視点を生かした生徒指導講座
〔研修の概要〕
講 義 「個」を大切にし、認め合える学級「集団」づくり
奈良学園大学 准教授 岡野 由美子
演 習 二次的な不適応を未然に防ぐための生徒指導
・通常の学級における「個別支援」と「集団指導」の工夫
〔受講者の感想〕
・読み書きについて、支援ツールがたくさんあることを知りました。線をひい
たり、枠を当てたりすることは知っていましたが、もっと多岐にわたって紹
介しているサイトなどがあると知り、活用したいと思いました。二次的な障
害を防ぐために子どもたちの自己肯定感を高められるようにしていきたいで
す。
・今日の講義を聞きながら、自分のクラスの子や今まで担任した子たちの顔が
思い浮かびました。それぞれの個性や特性に合わせた支援をし、授業のUD化
を行い、認め合える集団をつくりたいと思いました。さまざまな支援例や支
援員さんとの連携についても聞くことができ勉強になりました。午後の演習
では、具体的な事例に対する支援を考えたり他の先生方の考えを聞いたりす
ることで自分の中の引き出しが増えたように感じました。
・叱るだけでなく、適切な行動を増やしていくという視点で支援したり事後対
応したりすることを心がけたいです。また、できないことに目がいきがちに
なったりここまでさせたいという思いが強くなったりしがちだけれど、子ど
もの小さな変化を見逃さずほめたいです。同じ残り時間5分でも、早く、あ
と5分!ではなく、あと5分あるよ、間に合うよとポジティブな声かけをし
たいと思いました。
ⅢE1302 中堅教員のためのICT活用講座
※8/26(金)ⅢE1302 中堅教員のためのICT活用講座を実施しました。
〔研修の概要〕
講 義 ICT機器(実物投影機・タブレット端末等)の特性やその基本操作
演 習 学習指導の効果を高めるためのICT活用について
-ICT機器(実物投影機・タブレット端末等)の特性を生かす-
講義・演習 効果的な教材の作成
・写真・動画の加工
講義・演習 教育の情報化の推進
・校内研修の進め方
〔受講者の感想〕
・機器を使うことが目的にならないようにしたい。また、学習効果があるかについて検証をする必要があると感じた。
・デジタルの良さ、アナログの良さ、それぞれの良いとこどりをした授業ができるようになりたい。
・授業力を高め、上手くICTを活用していきたい。
8月26日(金)ⅢF1504 いじめ問題への対応講座
8月26日(金) ⅢF1504 いじめ問題への対応講座を実施しました。
〔研修の概要〕
講義:いじめ問題に適切に対応するために
講義・演習:児童生徒自らいじめについて学び、取り組んでいくために
〔受講者の感想〕
- 「いじめ未然防止」を考えたとき、個人への関わりや対応がまず頭に浮かびますが、「学級への働きかけ」が非常に大事であることが秋光先生の講義を受け、強く印象に残っています。問題が起きた時や起きそうな時だけでなく、普段からの学級への関わり、働きかけが大事であると感じました。
- 今回の研修を通して、教師の働きかけの大切さに気づくことができました。普段意識して児童に働きかけていますが、その取り組みに意味があると実感できてよかったです。プログラムの演習は時期をみて、今の学級に実践してみたいと思えるプランが多くありました。ありがとうございました。
8月26日(金)(高)芸術科(書道)教育講座
〔研修の概要〕
講 義 ICTを活用した芸術科(書道)の授業づくり
武庫川女子大学 准教授 平田 光彦
演習・協議 生徒の主体的な学びを実現する芸術科(書道)の授業づくり
・学びの質や学習意欲を高める指導の工夫
〔受講者の感想〕
- 生徒への何気ない声かけを工夫することで生徒のモチベーションを上げたり、興味・関心を持たせたりすることができるということを体験的に学ぶことができました。
- 範書の方法ひとつとっても、生徒への見せ方や声のかけ方がさまざまでとても参考になりました。
- 研修を終えて教員には想像力が必要だと感じました。生徒の特性や、生徒に付けさせたい力などをこれまで以上に意識して、明確な目標をもって授業に取り組みたいと思いました。
8月19日(金)ⅢC1262 (高)福祉科教育講座
〔研修の概要〕
講 義 学習指導要領がめざす福祉科の教育について
・主体的・対話的で深い学びを実現する授業の工夫
演 習 生徒の福祉実践能力の向上に向けた授業づくり
・生徒の学びの質や学習意欲を高める実習指導の工夫
〔受講者の感想〕
- 勤務校には福祉科の教員が私一人しかいないため、情報共有の場や相談の場を持つことが難しく、このような研修は私にとって大変貴重な機会です。生徒の主体性を引き出すための工夫をたくさん学ぶことができたので、勤務校で実践していきたいと思います。
- 評価する対象をできる限り多くしているつもりですが、その評価の根拠や基準が曖昧であることに気付けたことが今日の大きな学びでした。評価の根拠や基準を見直し、授業担当者であれば誰でも同じように評価できるような明確な評価のあり方を考えていきたいと思います。