研修の様子
10月4日(金) ⅢC1203(高)地理歴史科・公民科教育講座B
〔研修の概要〕
講 義 社会的事象の地理的な見方・考え方を働かせる授業づくり
・「地理総合」の授業におけるGISの効果的な活用
奈良大学 教授 木村 圭司
演習・協議 「地理総合」における思考力、判断力、表現力等の育成
〔受講者の感想〕
- 地理的な見方・考え方を通して、生徒が主体的に学習に取り組めるように、GISを効果的に活用していきたいです。
- 今回の研修で学んだ実践的かつ効果的なGISの活用について、勤務校の先生方とも情報共有しながら考えていきたいです。
- GISの活用はハードルが高く不安を抱いていましたが、講義を通して基本的な使い方を学んだことで、積極的に取り入れていこうと思いました。
10月4日(金) ⅢG1403 インクルーシブ教育システムと合理的配慮の基礎理解講座-共生社会の形成に向けた子どもの多様なニーズへの対応-
〔研修の概要〕
講 義 「共に学び共に育つ」インクルーシブ教育システムの構築をめざして
-合理的配慮に基づく支援の在り方の工夫-
演習・協議 自校におけるインクルーシブ教育と合理的配慮の現状と課題
講 師 香川大学 教授 坂井 聡
〔受講者の感想〕
・学校は、様々な子どもが在籍することが前提となった施設やカリキュラムになっている必要があることがわかった。
・学習環境を整備し、児童が生徒が安定して毎日学校で過ごせるように支援していきたいと思った。
・教師は社会モデルであり、生徒たちの障害になるのではなく夢や希望を与える存在であれるように日々寄り添いたいと感じた。
9月30日(月) ⅢC1204 (高)数学科教育講座
〔研修の概要〕
講 義 数学科における論理的な思考力・批判的な思考力の育成に向けて
筑波大学大学院 教授 清水 美憲
演習・協議 論理的な思考力・批判的な思考力の育成に向けた指導と評価の一体化
〔受講者の感想〕
- これまで、日常生活の事象を数学的にとらえることを意識して指導・作問していましたが、教師による解法の誘導が生徒の思考を妨げてしまっていたことに気づくことができました。今後は統合的・発展的な内容に繋げ、生徒の思考力を伸ばしていきたいです。
- 思考力を問う問題を作成する時、場面設定や条件を複雑にしがちですが、シンプルな問題でも思考力を問うことができるということを改めて考えさせられました。
- 清水先生の「数学は解いたところから新たな数学が始まる」という言葉が強く印象に残りました。問題を解いて終わるのではなく、数学的に思考する力を高められるように問題作成や指導をしていきたいと思います。
9月26日(木) ⅢG1409 特別支援教育の視点を取り入れた図画工作・美術指導講座
〔研修の概要〕
講 義 特別支援教育の視点を取り入れた図画工作・美術指導
演 習 図画工作・美術ワークショップ
協 議 特別支援教育の視点を取り入れた授業づくり
・全ての子どもが参加できる図画工作、美術の授業づくり
講 師 神戸芸術工科大学 特任教授 大槻 和浩
〔受講者の感想〕
・創作活動は子どもたちの自由な発想のもとで行われるべきであり、それにより子どもたちに自己選択と自己決定の機会を与えることができることがわかった。
・ワークショップで自分自身の好きなものを題材に作品を作る時間がとても良かった。
・自由な表現を大切にできる教師でありたいと強く思い、苦手意識を感じずにただただ楽しめる、そんな授業準備、授業をしたい。
9月26日(木)ⅢF1304(中高)タブレット端末基礎講座
〔研修の概要〕
講義・演習 タブレット端末の基本操作と効果的な活用
演 習 一斉学習の場面におけるアプリケーションの活用
・授業支援 等
演 習 タブレット端末を活用した各教科の授業
・タブレット端末を活用した学習場面づくり
〔受講者の感想〕
- タブレット端末の使い方をいろいろ教えてもらい、難しいと思っていた使い方を少し理解し、使えるものが増えたと思います。忘れないうちに授業実践につなげたいです。
- 初めて使ったアプリケーションが多く、どれも魅力的でした。生徒の教材への興味付けにもタブレット端末は効果的であると感じることができました。「難しいし…」と思って勉強してこなかった間に、技術はどんどん進歩していることを実感しました。時代の波にのまれないように日々研鑽を積み、良い教育実践を重ねていきたいと思いました。
- 積極的にタブレット端末を活用することはできていませんでしたが、本日体験する中で、活用することで生徒の学びが広がることを感じることができました。それだけでなく、個々への支援も含めて、個別最適な学びについても実現できると感じました。今まで活用に消極的だったことを改めて、もっと授業で活用していこうと思いました。
9月24日(火) ⅢG1411 感覚統合の視点を取り入れた指導・支援講座-気になる子どもへの身体面からのアプローチ-
〔研修の概要〕
講 義 発達に課題のある幼児児童生徒への感覚統合の視点からのアプローチ
・感覚統合の視点を取り入れた適切で効果的な指導・支援
・感覚運動遊びや身体模倣などから見る子どもの発達や感情のセルフコントロール
講義・演習 感覚統合の視点による行動分析と支援
・子どもの気になる行動を感覚統合の視点で考える
講 師 姫路大学 特任教授 小河 晶子
〔受講者の感想〕
・感覚統合について、初めて知ることができた。具体的な指導例も多く提示していただいたため、馴染みのなかった専門的な言葉なども、わかりやすく理解できた。
・感覚統合をとおして子どもを理解し、子どもの意欲につなげる支援や指導を考えることが教師にとってとても大切である。
・特別支援学級で担任している児童を思い浮かべる部分が多くあった。実際に指導の場でできそうなことがたくさんあったので、早速学校で取り組んでみたい。
9月24日(火) ⅢC1202(高)地理歴史科・公民科教育講座A
〔研修の概要〕
講 義 「問い」を中心に構成する学習の展開
ー「問い」を生かした授業づくりの理論と方法-
兵庫教育大学 名誉教授 原田 智仁
演習・協議 探究的な授業を考える
-「問い」を中心に構造化した授業づくり-
〔受講者の感想〕
・「問い」を焦点化し、具体的に設定することで、生徒の理解が深まると分かりました。
生徒の思考を深める発問を今後も考えていきたいです。
・一つの単元が発問の工夫次第で大きく広がることが分かり、教材研究の面白さを改めて
感じました。
・単元を俯瞰的に見ることの重要性を感じました。今後も生徒に身に付けさせたい資質・
能力を意識して、授業展開を考えていきたいです。
9月13日(金)ⅢC1101(小)国語科授業実践講座
【講義】国語で正確に理解し適切に表現する資質・能力の育成に向けた「読むこと」の指導と評価
兵庫教育大学大学院 教授 吉川 芳則
【発表】言葉による見方・考え方を働かせる授業実践
明石市立朝霧小学校 教諭 一ノ瀬 里紗
【演習】「説明的な文章」における授業の在り方
・目的や意図に応じ、中心となる語や文を見付けて、それらを用いて内容をまとめる学習過程の工夫
<受講者の感想>
・実際に、教材を使って要約や指導計画を考えて、本文の叙述から根拠を探す難しさや批判的・客観的に読むことの難しさを感じました。そのため、指導者である教師自身が、なぜこう考えたのかと根拠をもち、筆者の考えと比べながら教材研究をしていきたいと思いました。
・要約をするときに、目的や相手意識が大事だというのは以前に聞いた事がありました。相手意識をもって授業に取り組んでいましたが、要約することの目的が曖昧であったため、言語活動がいつも紹介になってしまっていたことに気が付きました。吉川先生の話を聞いて、書評型もあることを知り、子ども達が本文の叙述を根拠に自分の考えをもてるように、今後に生かしていきたいと思います。
・単元を構成するにあたって、どのような力を身に付けたいかということを明確にしたうえで、単元計画や授業を組み立てていくことの大切さについて改めて考えることができました。実践発表で年間を見通しての授業計画の話もされていたので、1年の姿を見通した指導を心掛けていきます。
9月13日(金)ⅢC1223(高)看護科教育講座
〔研修の概要〕
講 義 実践的・体験的な学習活動における指導と評価の一体化
愛媛大学医学部附属病院 助教 内藤 知佐子
演習・協議 実践的・体験的な学習活動における妥当性・信頼性の高い評価方法の工夫
〔受講者の感想〕
- 評価について日々悩むことが多い中で、評価の方法で改善の余地があることに気づくことができました。また、人間性を育むことの大切さについて改めて考える機会となりました。
- 妥当性・信頼性の高い目標と学習評価を設定し、生徒や保護者と共有することで、生徒の成長を促していきたいです。
- これからの授業に活かしていける内容ばかりでした。まずは評価におけるルーブリックを見直すところから始めていきたいと思います。
9月11日(水) ⅢF1303 (小)タブレット端末基礎講座ー授業における教員のタブレット端末活用ー
〔研修の概要〕
講義・演習 タブレット端末の基本操作と効果的な活用
・文字入力、カメラ・マイク機能 等
演 習 一斉学習の場面におけるアプリケーションの活用
・授業支援 等
演 習 タブレット端末を活用した授業展開
・タブレット端末を活用した学習場面づくり
〔受講者の感想〕
- 教員自身が知っておくことで、この場面でこのようにタブレット端末を使いたいという計画が立てやすくなります。今日は、いろいろなアプリの紹介があって早く授業で使ってみたいと思いました。 とてもわかりやすかったです。具体的で、授業に直結していることを教えてくださったので、明日からすぐに使えそうです。タブレット端末を使うことが億劫になっていましたが使いたいなと思えるようになりました。
- タブレット端末を使うことを目的としてしまうことがありますが、何をするために使うのか、何がしたいからタブレット端末を活用するのかなど考えていきたいと改めて感じました。その考えるプロセスは、教員も子どもも大切にしていなかければならないことだと思います。
- ICTを使うことが目的ではなく、活用することで子どもの学習に役立てることが目的です。今は導入の場面で使い、そこでストップしていることが多いので、ICTを使うことで、子どもの思考がさらに深まるようにする方法について、これから考えていきたいと感じました。