お知らせ

教育課程について

1 芦屋高校の教育理念

 「自治」、「自由」、「創造」の教育綱領のもと、民主的・文化的で平和な国家及び社会の有為な形成者として必要な資質を養うため、自ら学ぶ意欲と社会の変化に対応できる能力の育成を図るとともに、個性の伸長を目指した教育の充実に努めます。

2 生徒一人ひとりの進路希望に応じた選択科目の開設

 2年次及び3年次では、進路希望や能力・適性等に応じて教科・科目が選択できるように多様な選択科目を設置しています。国が定めた必履修科目は全員必ず履修しますが、それ以外の科目については、選択科目の中から生徒一人ひとりが自らのニーズに合わせて科目を選択します。
特に、芦高は「進学を重視した」教育課程を構築しており、大学受験に必要な科目を効率的に選択し学習できるようになっています。

3 特色ある学校設定科目

 高校は、国が定めた科目以外に学校独自の「学校設定科目」を設置することができます。芦屋高校では、芦屋の地理的・歴史的特性をふまえた、芦高にしか設置されていない学校設定科目があります。例えば、科目「芦屋モダニズム」は、芦屋が明治・大正期のモダニズム文化を牽引していた歴史を学ぶとともに、日本の近代文化を調査し深く追求していく授業です。
 また、海に面した芦屋の地理的特性を活かし、セーリング・カヌーなどの実習を行う「マリンスポーツ実習」も設置しています。さらに、芸術科目では「小アンサンブル」「ネオデザイン」など、より高度で専門的な科目も開講しています。単位制の特徴を活かし多様な科目を開講することにより、高校生の学習ニーズに応えています。

4 大学との連携

 芦屋高校は阪神間の中心に位置し、交通の便が良いことから、希望者が、近隣の大学に行き通常の大学の授業を大学生とともに受講する高大連携講座を設置しています。他校では、夏休みなど長期休業中に大学の集中講義を受講する連携講座を行うことが多いですが、芦高の場合、正規の大学の授業を受講するという特徴があります。集中講座と違い、より深く大学の授業を体験し、自己の進路実現に活かせるという利点があります。
 甲南大学、甲南女子大学とは個別に連携していますが、兵庫県教育委員会と県下の大学との連携を通して、時間帯によっては関西学院大学、神戸大学などの講座を受講することも可能です。また、1・2年次全員を対象に、大学の先生方を20名程度、芦高にお招きして、全員がいずれかの講座を受講する「AUSSキャンパス」といった行事も実施し、学習意欲を喚起する取り組みを実施しています。

5 1年次のキャリア教育の充実

 1年次は芸術科目以外、全員が同じ科目を学習します。2年次以降は、進路希望に応じた「自分だけのカリキュラム(時間割)」を設計し、科目選択を行います。そのため、1年次では、芦高タイム(総合的な学習の時間)を利用し、将来の進路について考え、それに応じた科目選択を考えるガイダンス指導を充実させています。また、先ほど述べた「AUSSキャンパス」以外に「AUSS進路ナビ」「AUSS仕事ナビ」を実施し、社会人として現在活躍している方を講師として招聘し、学問・職業についての理解を深めていきます。

6 基礎・基本の徹底

 1年次では、基礎・基本を重視し全員が国の定めた必履修科目中心に履修します。適性に応じて習熟度別授業を実施し、学習習慣確立のため小テストを行い、学力の定着に努めます。さらに、2年次以降も単位制の利点を活かし、多くの科目で少人数授業を行い、きめ細かな学習指導を行います。
 芦高の授業の特徴は、少人数講座によるきめ細かさだけでなく、「考えさせる授業」を行います。近年、コミュニケーション能力の育成が要求され、生徒に探究・発表させる授業が増えています。しかし、その授業はともすれば「発表すること」に主眼がおかれ、コンピュータのスライドの見やすさなど、発表の技術的な側面のみが指導されがちです。しかし、相手に正確な情報を伝えるためには、論理的構成力など、筋道の通った発表内容でなければ相手は納得しません。教科の学習は、論理的構成力を育むには最も適した内容です。そのため、本校では「なぜ、そのようなことになるのか。」といった理論を授業で展開し、生徒に「考えさせる」ことにより、単なる知識の丸暗記ではなく生きた知識を習得させ、大学入試で問われる思考力・活用力を育成します。
 特に1年次では、基礎学力育成の観点から、国語・数学・英語の授業時間数を確保しています。さらに、芦高タイムで「論理的思考力の育成」に取り組み、すべての教科の核となる論理的な考え方の基礎を1年次で固めます。

 

教育課程表

 ノート・レポート教育課程(令和4年度入学生)

 ノート・レポート教育課程(令和5年度入学生)

 ノート・レポート教育課程(令和6年度入学生)

英語科CAN-DOリスト

  ノート・レポートCAN-DOリスト(PDF形式)