学校長ご挨拶  

兵庫県立尼崎高等学校長  松本 敏尚  

 

 令和7年4月に校長として着任いたしました松本 敏尚です。伝統ある県立尼崎高等学校に着任できたことをうれしく思い、また、その責任の重さを感じております。今後ともよろしくお願いいたします。 

 さて、本校は1923(大正12)年に尼崎市立中学校として設立され、令和5年に創立100周年を迎えた県内でも有数の伝統校です。起点となる中学校は、尼崎市民の皆様の強い要望と、設立に向けた多くの努力の結晶として創立された学校です。当時の校長は、「どこにも例のない、市民の建てた学校である。責任の重さを忘れてはいけない」と、生徒たちに常に言い聞かせていたとのことです。その後今日に至るまで、関係機関及び地域の方々、同窓会や保護者の皆様の温かいご支援とご協力に支えられてますます発展し、各界でリーダーとして活躍する多くの人材を輩出しています。

 本稿の校訓は「自主」「根性」「聡明」です。自らの頭で考え、自らの意思で判断する姿勢を持ち、自らが決めたことを最後まで粘り強くやり抜く力を育成する。時には失敗や挫折することもあるでしょう、その時にはその失敗を教訓として、周りの意見を聞きながら自らを成長させることができる生徒の育成を、目指した校訓だと私は考えています。生徒の皆さんが「ケンアマ」で楽しく、人間的に成長されることを期待しています。

    今年度「地域科学探究科」という学科が新たに開設されます。地域と連携した探究活動を通して課題を発見し、情報収集・分析し、課題の解決や新たな提案をする力を身に付け、地域に貢献する人材を育成する学科です。 由緒ある尼崎の魅力を発見し全国に発信できるようになればと考えています。

 「伝統の継承と、さらなる飛躍へ!」をキャッチフレーズに、生徒一人ひとりの夢の実現に向けて、教職員が一丸となってサポートしてまいります。保護者の皆様、同窓の皆様、地域の皆様、どうぞご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。