西宮今津高校での学びや学校生活に関するQ&A
総合学科について教えてください。
総合学科とコースの違い
総合学科と、他校に設置されているコースの大きな違いは、総合学科は単位制であることです。また普通科科目以外にも多彩な専門科目を用意していることです。
本校は単位制ですから、大学のように個人の興味・関心、進路希望に応じて自分で自分の時間割を作ります。
コースや専門学科では、あらかじめ時間割が決められています。ですから進むべき進路がはっきり決まっている生徒は、それに見合った専門学科やコースを選ぶとよいでしょう。
しかしこの場合、途中での進路変更はできないために、自然科学系のコースに入学して3年からやはり文系に行きたいと思っても、コースで決められた数Ⅲや、理科の難解な科目を最後まで学習しなければなりません。
総合学科の場合は進路変更についても比較的柔軟に対応できます。
総合学科の利点
総合学科は単位制であるため、生徒一人ひとりの時間割が用意できるということ、また普通科単位制より多彩な専門科目も用意できるという点において、もっとも理想的な学校システムの一つです。
生徒にとって教育条件が良いことはそれだけお金がかかるわけですが、総合学科は教員数と施設・設備の二重の意味でお金をかけています。特に音楽や美術、家庭科、情報などの設備は、他の学校と比べて、充実しています。(普通科の学校に共通するものには、設置後40年を経て、若干老朽化している設備もありますが、現在、順次改修中です。)現実的には予算的な制約もありますが、職員の数は普通科より多いので、科目選択の幅は広がり、少人数授業が増えました。
総合学科に関するQ&A
そもそも総合学科というのはどういうものなのか?
他校にあるコースとの違いが何なのか、よく分からないのですが・・・
大きな違いは、総合学科は単位制であること、また普通科科目以外にも多彩な専門科目を用意していることです。単位制ですから、大学のように個人の興味・関心、進路希望に応じて自分で自分の時間割を作ります。コースや専門学科では、あらかじめ時間割が決められています。ですから進むべき進路がはっきり決まっている生徒は、それに見合った専門学科やコースを選ぶとよいでしょう。しかしこの場合、途中での進路変更はできないために、自然科学系のコースに入学して3年からやはり文系に行きたいと思っても、コースで決められた数Ⅲ、物理といった難解な科目を最後まで学習しなければなりません。総合学科の場合は進路変更についても比較的柔軟に対応できます。
受検する段階で、自分の進みたい道、やりたいことなど決まってない生徒が
ほとんどだと思いますが、そういう生徒でも入学してやっていけるのでしょうか?
できます!むしろ総合学科は、生徒一人ひとりの進路探しを、積極的に体系的に授業レベルで指導し支援していきます。1年次の後半には2年次、3年次の学習内容の選択をしていきますから、そのためには自分の夢や、卒業後の進路、大学の入試科目なども自分で調べる必要があります。
でないと自分の時間割は作れません。総合学科の生徒は、1年次から自然と、自分の将来の進路にむけて学習への動機づけがなされるのです。
いろいろな科目が選択できるのは分かりましたが、
普通科に比べて大学へ進学するということは難しくなるのでしょうか?
難しくなりません!本校は普通科を母体とした総合学科になりますから、基本的には地域の生徒や保護者の多くの希望を満たす、進学を充分に念頭においた教育課程を用意しています。普通科のカリキュラムは全て内包します。進学を考えるならそれに見合った進学用の時間割を組むことができます。生徒一人ひとりの希望に応じた科目選択の自由性は、一般の普通科では考えられないことです。それが可能なのは総合学科には教師の数が普通科よりも多く、それだけ多くの授業が用意できるからです。
総合学科の入試について教えてください。
入試は、県下全域から受検できる推薦入試(定員の半数まで)と、複数志願選抜による学力検査の一般入試(定員の残り)が行われます。推薦入試は小論文と面接の検査があります。一般入試は全県で同時に行われる5教科の学力検査です。
学校行事などの変更はあるのですか?
自覚した高校生活を送るための入学時のオリエンテーション合宿、年度末に学びの成果を確かめるための総合学科発表会を生徒主体で行います。総合学科になって、全てが根本的に変わるわけではなく、普通科時代からの良き教育内容は継承されます。
県内に14校の総合学科高校があるそうですが、
それらの学校での入学後の子どもたちの様子はどうなんでしょうか?
どの総合学科でも1年次から「産業社会と人間」の授業の中で、自分の適性や将来の進路を考え、体系的な進路学習・ガイダンスなどを介して学習への動機付けをはかります。そういう意味では総合学科の生徒は、将来の進路に対してかなり自覚した高校生活を送っています。本校1期生の現状を紹介すると、生徒は推薦・一般とも第一志望で入学してくるため学校への所属意識が強く、部活動も約90%の加入率です。出身中学は30校を越え、新たな人間関係の中でお互いが背伸びして切磋琢磨、良い意味での緊張感があります。生徒全体の意識レベルが高く自覚した高校生活を送っています。
総合学科の利点はどんなところにありますか?
総合学科は単位制であるため、生徒一人ひとりの時間割が用意できるということ、また普通科単位制より多彩な専門科目も用意できるという点において、もっとも理想的な学校システムの一つだと思います。生徒にとって教育条件が良いことはそれだけお金がかかるわけですが、総合学科は教員数と施設・設備の二重の意味でお金がかかるのです。現実的には予算的な制約もありますが、職員の数は普通科より多いので、科目選択の幅は広がり、少人数授業も増えました。
学校のクラス数(全体の人数)に増減があるのでしょうか?
学校の学級規模は県教育委員会が決定します。毎年、募集定員は県教育委員会から発表されますが、本校は6学級(定員240人)でスタートしています。
西宮今津高の総合学科の特徴はどこにありますか?
総合学科は単位制で、大学のように自分の興味・関心、進路に応じて、幅広い多彩な選択科目の中から学習する科目を選び、卒業までの学習のプランを自分で組み立てますが、本校は次のような方向性をもっています。
第1の特徴は、普通科の教科・科目以外に6つの科目群にかかわる幅広い専門科目を設置し、それも専門学科のように狭く限定された科目でなく、将来の進路への十分な動機付けが図れる講座を設置しています。
第2の特徴は、必履修科目「産業社会と人間」や課題研究(総合学習)等を通して、将来の夢、目標、興味・関心をめぐって調査・研究・発表・討論といった課題解決的な学習や、生徒間の相互啓発により、生徒一人ひとりの人間的成長を支援します。
第3の特徴は、特別非常勤講師を活用した高大連携教育の推進です。学問の最前線に触れ、志の高い学習を動機付けます。現在、京都大学の研究者グループの協力による環境教育などを進めていますが、さらなる発展を模索します。
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10/1 更新
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