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3学期終業式が行われました

3月22日(金)3学期終業式が行われました。

学校長挨拶

皆さん、おはようございます。
今日で令和5年度が終わります。皆さん、この一年間どうでしたか? 
この一年を振り返ったときに、うれしかったことや悔しかったことなどいろいろなことがあったと思います。
最近では、球技大会で生徒会や体育委員や部活動の生徒たちが陰で動いてくれたおかげで、
スムーズに行事ができていたことなどが印象に残っています。

さて、私はこれまでの始業式や終業式で次のようなことを話してきました。
校訓のこと。前向きな挑戦をして、うまくいかなくてもそれは失敗ではなく
「未成功」だからチャレンジしてほしいということ。感謝の言葉「ありがとう」は
受ける人より伝える側に効果があるからどんどん実践してほしいこと。
物事をとことん究める人は、最後に「ゴミ拾い」に行き着くということ。
大谷翔平選手の原点の「目標達成シート」や、被災地の期待を背負って箱根駅伝を走った
城西大学の久保出選手のことなど・・・。どのくらい覚えていますか。

ところで、今週の月曜日に配付された学校通信「Seagulls」の中で、
「虫の目・鳥の目・魚の目、・・・」という言葉について触れ、
変化の激しい予測困難なこの時代にさまざまな視点から物事を見ることの大切さについて書きました。
覚えているかもしれませんが、復習をしておきましょう。
「虫の目」とは、小さな虫のように、物事の詳細を分析するミクロの視点です。
「鳥の目」とは、空を飛ぶ鳥のように、物事を高いところから俯瞰的に全体を捉えるマクロな視点です。
そして「魚の目」とは、魚が川や海の流れのある中で泳ぐように、
これからどの方向に何が流れていくのかという先を読む視点、
つまり過去から現在、未来へと時の経過という流れを読む視点です。
そして続きの四つ目の「目」については、終業式でお話すると書きましたが、何の目だと思いますか?
それは「コウモリの目」です。コウモリが洞窟の天井や木にぶら下がって
常に逆さまから見ているように、物事を反対の立場や逆さまから見る視点のことです。
考え方を柔軟にして固定概念を崩してみることから別の側面が見えてきます。
物の見方や思考パターンのクセは誰にでもありますが、自分の思考のクセを自覚したうえで
これら四つの視点を活用できれば、視野が広がって、課題があってもその解決の糸口に気づくことに繋がります。

明日から春休みになります。
一日一日を大切にし、心新たに、新年度がスタートできるように過ごしてください。
4月8日、元気な皆さんと会えることを楽しみにしています。

次の登校日は、4月8日(月)です。
しーがるくんも元気な姿で会えるのを楽しみにしています。