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令和6年度3学期始業式を行いました

あけましておめでとうございます。
本年度もよろしくお願い申し上げますモメ~。

令和7年1月8日(水)、3学期始業式を行いました。

冬休みが終わり、本日より3学期が始まります。
朝から非常に風が冷たい日でしたが、生徒は元気に登校していました。

学校長挨拶

皆さんおはようございます。そして、明けましておめでとうございます。

令和7年になり、今日から3学期が始まります。それぞれ新鮮な気持ちで学校生活に臨もうとしている
ことと思います。

 さて、能登半島地震から1年経ちました。その復興・復旧もままならないうちに、 
9月には能登を豪雨が襲い、今もなお、地震と豪雨災害の二重の苦しみを背負われている方々が
大勢いらっしゃいます。また、もうすぐ阪神淡路大震災から30年目を迎えようとしています。
皆さんが小学生・中学生の頃までは、災害弱者として優先して保護される対象であったかもしれません。
しかし高校生となった今は、自分や家族の安全を確保することは当然として、
助けが必要な方にどのような支援ができるのか積極的に考えてほしいと思います。

 ところで、豊岡市で小学校教員をされていた教育者の東井義雄先生の言葉に、
「太陽は夜が明けるのを待って昇るのではない。太陽が昇るから夜が明けるのだ。」とあります。
これは、夜明けは、待っていてもやって来ず、自分が行動することで初めて夜が明ける、
つまり、誰かが何かしてくれることを待っていても何も始まらない。まず自分から行動
しなければならないということです。私たちは何かにつけて、できないことやうまくいかないこと、
やらないことを環境や他人のせいにしがちです。しかし、いくら責任転嫁をしても問題は解決しません。
人生にいろいろなことが起きても、どんなときでも周りのせいにせず、
自分から動き出すことが大切です。

 また、東井先生の言葉には次のような詩もあります。

 

人間の目は ふしぎな目

見ようという心がなかったら 見ていても見えない

人間の耳は ふしぎな耳

聞こうという心がなかったら 聞いていても 聞こえない

頭もそうだ

はじめからよい頭 わるい頭の区別があるのでは ないようだ

「よし やるぞ!」と心のスイッチがはいると

頭も すばらしい はたらきを しはじめる

心のスイッチが 人間を

つまらなくもするし すばらしくもしていく

電灯のスイッチが

家の中を明るくもし 暗くもするように

 

 この「心のスイッチ」は誰かが入れてくれるものではなく、入れるのはもちろん自分自身です。
新しい年の学校生活がスタートする今日こそ「やってやろう!」という気持ちを大切にして、
たくさんの可能性をもつ皆さんが、「心のスイッチ」を入れて自分の能力を伸ばし、
夢や目標に向かって全力を尽くしてほしいと願っています。

 最後になりますが、今年はへび年です。皆さん一人ひとりが自分から動いて、
脱皮して生まれ変わって再生して、挑戦して、短い3学期ですが充実したものになるよう期待しています。