2024年7月の記事一覧
ベトナム研修 まとめ
渡航までの数ヶ月間では、オンラインでのレクチャーを受けたり、エネルギーに関する施設に足を運んだりと、渡航先での学習をより良いものにするための事前研修を計4回行いました。現地では、その事前研修をいかした学習ができました。日本では見れないような施設や研究所を見学できてよかったです。例えば原子力研究所やたくさんの風車(風力タービン)、だだっ広い土地に並べられた太陽光パネル、そしてバイオエネルギーのための豚などです。また、現地では、エネルギーに関する学習のほかに、食事やトイレの文化の違いを実感しながら生活する1週間でした。食事は好みが分かれていました。私個人としては、食事は楽しみにしていたことの1つで、とても楽しい時間でした。トイレは紙を流さずにゴミ箱に捨てる方式が多かったですが、日本ではそのようなトイレを使ったことがなかったので、最初は驚きました。ですが帰国後、関空のトイレで「あれ、ゴミ箱がない」と無意識に思ってしまいました。異文化理解という観点で、とても良い経験になったのではと思います。
そしてこの研修に参加したからこその1番の思い出は、現地の高校生との交流です。私たちよりもはるかに知識豊富な彼らから、たくさんのインスピレーションを受けました。市内観光や食事の時には、たくさんおしゃべりをしました。みんなとお別れをする時、私は寂しさのあまり涙が止まらなくなってしまいました。たかが5日間、されど5日間、この機会がなきゃ出会うことのない彼らとの日々は、かけがえのない思い出です。どこにいてもスマホ1つで繋がることのできるこの時代、この友情を大切にしていこうと思います。
8時ごろに全員無事に揃って関西国際空港に到着しました。関西空港にて短い時間ですが、今回の旅を引率してくださった大阪大学のムイ教授、藤山教授、そして校長先生からのお言葉をいただきました。そして生徒代表としてこの旅の団長である私が感謝の気持ちを述べました。が、そこでもまた涙を流してしまいました。まだ、ベトナムに後ろ髪を引かれる思いでいっぱいです。
解散したあと私は銭湯に行って疲れを癒し、昼ごはんに寿司を食べて久しぶりの日本を感じました。家に帰ったらお土産を広げて、写真を見せながらベトナム研修の話を家族にたっぷりと話しました。改めて今回のベトナム研修を振り返るとすごく濃い1週間でいい経験になったし、この研修に参加できて本当に良かったと思いました。
ベトナム研修に参加させてくれた家族、引率してくださった先生や大阪大学の教授、ベトナムのことを教えてくれたり仲良くしてくれたHSGSの生徒達、その他私たちの研修のをサポートしてくださった旅行会社の方や講義をしてくださった方など、たくさんの人のおかげでこの素晴らしいベトナム研修を終えることができ、すごく感謝しています。このベトナム研修で学んだことをこれからの学びに生かしていこうと思います。また今回の研修を通して自分の英語力の未熟さに気付いたので英語の勉強をもっと頑張ろうと思いました。
1年生の冬頃から応募が始まり、まだまだ先のことだと思っていたベトナム研修が、とうとう終わってしまいました。ですが!ここで終わるのは、ただの旅行です。事後学習までこなしてようやく「ベトナム研修」が幕を閉じます。気を緩めず頑張ろうと思います!
ベトナム研修6日目(7月27日)
ベトナム研修6日目、いよいよ現地で活動する最終日になりました。荷物の整理をして、HUS High School Gifted Studentに向かいました。今日はこれまでの5日間で学んだことや感じたことを班ごとでまとめてパワーポイントなどを用いて10分間で発表するというものでした。午前中は班員全員でパワーポイントや発表内容を作成し、担当を決めて準備しました。ベトナムの生徒はパワーポイントをおしゃれなデザインにしていて、私も凝ったデザインで作ってみたいなと思いました。昼食はHSGSから招待されレストランへ向かいました。この昼食が研修中のベトナム料理最後でした。ハノイは中国と近いため中国料理と似た味の料理が多いことや、ベトナム料理に慣れてきた頃だったのでお腹いっぱい食べることができました。
午後からは高校に戻り午前中に作成したスライドを用いて、研修成果の発表をしました。ベトナムの生徒たちは英語を流暢に話し、堂々としていて私もあんな風になりたいと思いました。それぞれの研修で感じたことを共有できて良い機会になりました。日本に帰ったら学んだことや感じたことを他の生徒にしっかり伝えたいと思います。研修成果の発表の後はレクリエーションを行いました。兵庫高校生が準備した日本の文化クイズやあやとりをしたり、ベトナムの生徒がバンドでベトナムの曲を披露してくれたりと楽しい時間になりました。最後は日本からのお土産を渡して集合写真を撮りました。私と同じ班だったリリーはベトナムのカップ麺やお菓子、キーホルダー、手紙を渡してくれました。てとても親切にしてくれて別れが寂しかったですが連絡先を交換したので帰国した後も連絡を取りたいと思います!
ベトナムの友達と別れてからホテルに戻ってチェックアウトをしてイオンモールに向かって夕食をとりました。色々な店がありましたが、みんな日本食が恋しくなったのか、全員で丸亀製麺でうどんを食べました。その他イオンモールでは、土産を買ったりしました。
いよいよ空港に向かう時間になりました。帰りは深夜便でだったので現地時間の10時頃に空港に着きました。私はお土産が買いきれていなかったので空港の出国手続きや保安検査を通過後、お土産を買いました。そしてついに帰りの飛行機で日本に帰ります。研修をサポートして下さった皆さん、6日間ありがとうございました!
ベトナム研修5日目(7月26日)
ベトナム研修5日目、民家の中にあるバイオガスプラントに行きました。中にはたくさんの家畜(豚)がいて、その家畜の糞からメタンガスを取り出して料理の火として使ったり、タービンを用いて電気にしているそうです。この仕組みを普及させるために、現在研究を行っているとのことでした。
午後からは、ハノイ工科大学に行ってバイオガスについてのレクチャーを受けました。燃料にはコーンやサトウキビ等食べものばかりを使っていると思っていたのですが、今は藻類や微生物等を使っているということでした。バイオガスに対する自分の理解が以前のまま止まっていたことに気がつきました。
レクチャー終了後、ハノイ唯一の世界遺産であるタンロン遺跡へと向かいました。歴史ある建物はやはり、見慣れてきたベトナムの町並みとはまた違った何かを感じさせるものでした。その後、ホアンキエム湖の周りを散策しました。個性豊かな店が揃っておりとても楽しかったです。ナイトマーケットでは、日本では見ることができないような屋台が多くあっておもしろかったです。
明日はとうとう最終日!長かったベトナム研修もあっという間だったなと思うと少し名残惜しいですが……今までに学んだことを生かし、現地の人達との最後の交流を楽しみたいと思います。
ベトナム研修4日目(7月25日)
ベトナム研修4日目。5泊7日のベトナム研修もいよいよ後半に差し掛かってきました。
研修スケジュールが詰まっていたこれまでの3日間とは違い、今朝は少しゆったりしたスケジュールだったので、ホテルのプールに行く人や散歩をする人もいました。私達はお部屋でゆっくりし、その後、ホテル近くのスーパーにお土産を買いに行きました。味が全く想像出来ない初めて見る食べ物もあれば日本でよく見るものもあって、見ているだけでもとても楽しく、また現地の生活がうかがえて有意義な時間でした。
今日の昼食は11時頃に食べました。朝ごはんにホテルの朝食を食べすぎたおかげで、この研修で一番食べる量が少ない食事だったと思いますが、いかにもお腹が膨れそうなせんべい(?)はベトナムの調味料を付けて食べるとなかなか美味しかったです。昼食後は、レストランの目の前にあるビーチに行きました。白い砂浜、青い海で、とてもきれいだったので、みんな靴を脱ぎ、海に入って遊びます。私は海を見ながら、ビーチベッドでくつろいでいました。ここまでは良かったのですが、なんと、ビーチベッドを使用したことから、あとでお金が請求されたようです。1人20,000vnd(約100円)×21人のお支払いとなりました。なお、これが正しい取引だったのかは不明です(笑)。旅行客は目をつけられやすいので、足元を掬われないように注意が必要だということを学びました。
午後からは国内線でハノイに行くために空港へ移動しました。セキュリティチェックを済ませたらすぐ搭乗…のはずだったのですが、飛行機が遅れてしまい1時間以上待つことに。幸いゲート近くには沢山のお土産屋さんがあり、お菓子を買ったり雑貨を買ったりとそれぞれがのんびり過ごしていました。
ハノイに移動した後、Pizza 4P’sというお店で夜ご飯を食べました。日本人の方が経営しているこのお店では、日本人でも親しみやすい食べやすい味のピザをいただくことができました。このお店ではこだわりの自家製の食材が多く使われている料理が楽しめます。日本にも展開されているお店なので、ぜひ一度ご賞味あれ。
ベトナム研修3日目(7月24日)
ベトナム3日目は風力発電所に行きました。バスを降りた瞬間とても強い風が吹いていました。お話を聞くとこの地域では風速20メートル以上の風が吹いているそうです。そのためこの地に風力発電所があるのだと思いました。その後実際に風車の下まで行き風車の大きさを感じることができました。
次にバスに乗ってダニムダムに行きました。ダニムダムは日本の協力によって作られ、建設中に犠牲になった方々への慰霊碑があり、全員で線香をあげました。その後ダニムダムを操作する場所に行きました。その道中バスのタイヤがバーストしびっくりしました。ダニムダムの施設の見学後、お昼ご飯を食べました。とても辛いものが多くあり舌が痛かったです。
その後、 TRUNGNAM GROUP の運営する風力・太陽光発電所の見学に行きました。太陽光パネルは昼は太陽の向きに合わせて動き、夜はフラットになり効率よく発電しているそうです。その後、TRUNGNAM GROUPのオフィスに行きました。そこでそのグループが行なっている事業の説明を聞きました。
すべてのフィールドスタディを終え、1時間半ほどバスに揺られニャチャンに到着しました。とても綺麗なホテルで驚きました。その後夕食を食べに行きました。