2025ベトナム研修まとめ
約半年前から準備を進めてきたベトナム研修が無事に終了しました。事前学習では、大阪大学の住村教授から、世界やベトナムの半導体産業の現状について講義を受け、また、JICAの方からは日本とベトナムの経済的な関係について学びました。さらに、アジア圏では神戸にしかないMicrosoftラボを訪問し、半導体が活用されているAI技術についても理解を深めました。
実際に現地に赴くと、生活環境や文化の違いに戸惑う場面も多くありました。特にトイレ事情や横断歩道を渡ることは、慣れるまで時間がかかりました。1番驚いたことは、HSGSの生徒が、公用語でないのにも関わらず、私たちよりも遥かに流暢に英語を話していたことです。最初は、緊張もあり、うまく話せないこともありましたが、最終的には、HSGSの皆さんと打ち解け、冗談を言い合える仲にまでなれたことが何よりの喜びでした。
サイゴンハイテクパークでは、半導体の製造過程についての理解を深めることができ、事前学習の成果が発揮できたと思います。
また、博物館ではベトナムの歴史や戦争について学びました。初めてジャーナリストが報道に深く関わった戦争ということもあり、写真展示からより重みを感じました。街の景色からも、戦争の爪痕と現在の社会体制を垣間見ることができました。
この研修を通じて、ベトナムの歴史や戦争といった過去の出来事と、半導体産業やAI技術といった未来に向けた発展の両方を学ぶことができ、とても贅沢な体験となりました。
最後に、本研修を主導してくださった兵庫高校の先生方、事前学習からご指導いただいた大阪大学の先生方、現地で行動をともにしたHSGSの皆さん、その他多くの方々のご支援に心より感謝申し上げます。
今後は、事後学習やこれからの行動を通じて、今回の研修の成果と感謝の気持ちを示していきたいと思います。
ありがとうございました。