取り組みのハイライト

令和3年10月13日 創造応用IS「探究活動⑤」

創造科学科5期生(2年生)の理系(32名)が創造応用ISの授業で、分野ごとの5回目の探究活動を行った。

数学分野では、母平均の検定について大学の先生からの講義を受け統計学についての理解を深めた。また次回の1つ以上のデータを分析して報告する発表会に向けての準備を行った。

物理分野では、室内の空気の対流を調べる実験に用いる器具を手作りで作製し、いかに本来の部屋の状態に近づけることができるのか試行錯誤を行った。もう一方の班では、パラシュートの落下の様子を詳しく調べるための実験条件や実験方法の検討を行った。 

化学分野では、これまで作製した磁性流体の色に注目し、実験過程で鉄が酸化されてしまっていると考察し、空気との接触を極力減らす工夫を行いながら実験を行った。また溶液の滴下速度が生成する鉄粒子の大きさに影響を与えるのかを検証するための実験を行った。その結果、ついに強い磁性をもち、スパイク現象がみられる磁性流体を作製することができた。

生物分野では、白ネギを実験材料にし、溶液のpHによって水の吸収に差があるのかを確かめる実験を行った。溶液中に含まれる成分量によってpHが異なっていたため、同じものを吸収させているつもりでも条件が異なっていたことをふまえて、綿密にpHを調整して実験を行った。

都市工学分野では、コンビニの適正配置について考える上で、対象地域の検討を行った。三宮のような都市部では、日常生活以外の要素が強く関係してくると考え、住宅地での検討を考えた。