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高等部1年 第2回校内実習

 9月24日(火)~27日(金)、高等部1年生は2回目の校内実習を行いました。6月に行った1回目の校内実習を振り返りながら各自目標を決めて取り組みました。

 校内実習では、「ペットボトルキャップ数え」や請負作業の「導線外し」、「招待状折り」、「パチンコ台の解体」等の作業に取り組みました。一つの作業に長時間取り組むことの難しさに焦りや疲れた様子が見られましたが、後半になると自分なりのこつをつかみながら決められた時間集中して作業ができていました。また、時間とともに作業速度や正確性が上がり、最終日には自信をつけた表情が多く見られ、達成感や充実感を感じられたようです。

 来年度は校外の事業所や企業等における実習があります。校内実習で身に付けたことを今後の生活や進路選択に生かしていけるよう支援していきたいと思います。

高等部1年 出前授業 ~ メルコテンダーメイツ株式会社による清掃体験学習 ~

 9月4日(水)、高等部1年生は、メルコテンダーメイツ株式会社(三菱電機(株)特例子会社)の方(2名)を講師にお迎えし、清掃体験学習を実施しました。

 清掃を職業とされている方から① タオルの取り扱い方(持ち方、しぼり方、拭き方)、② ダスタークロスの取り扱い方(持ち方、拭き方、取付取外し方、注意点)等、一つ一つ手本を示していただきながら学んでいきました。

 汚れた所を単に「きれいにする」というだけでなく、誰にとっても心地よい空間を創り上げようとされている姿、また、対応面でも笑顔のある挨拶で、人としての関わりを大切にされている姿は、指導を受けている私達みんなに元気を提供してくださると共に「これぞプロ」と感じ取れる場面が数多くありました。

 清掃は、社会に出てから、誰もがどこでも行う作業です。今回の出前授業を通して、普段の清掃をあらためて見直す良い機会となりました。今後、日々の清掃をしっかりと生徒たちとともに取り組んでいきたいと思います。本日は、ご多用のところ、ご指導いただき誠にありがとうございました。

 

兵庫県特別支援学校技能検定 ~可能性にチャレンジ~

 7月26日(金)、本校で令和6年度兵庫県特別支援学校技能検定(ビルクリーニング部門)が実施されました。

  生徒たちは、この日に向けて各自が参加する種目の練習に一生懸命取り組んできました。検定中は、会場がシーンと静まり返り、参加した生徒たちの表情からも緊張感が伝わってきました。審査員が見守る中、道具の準備や手順を確認しながら一連の作業を行い、自分が持っている力を最大限に発揮し、素晴らしい姿を見せてくれました。

 検定の結果として、後日、県教育委員会から認定証が送られてきますが、検定を終えた生徒たちはひとまずほっとした様子でした。緊張の中で最後まであきらめずに挑戦できたことは大きな自信となり、これからの生活で生きてくるでしょう。この経験を大切にして、これからもいろいろなことに挑戦していってほしいです。

 検定は、まだこれから7月29日(月)には物流・品出し部門が県立東はりま特別支援学校で、30日(火)には喫茶サービス部門が県立いなみ野特別支援学校行われます。受検する生徒の皆さん、持てる力を存分に発揮してください。健闘を祈ります。

 

高等部 技能検定練習会

 夏季休業中に「兵庫県特別支援学校技能検定」が実施され、本校からは16名の生徒が挑戦します。その検定に向けての練習会を7月22日(月)、22(火)、23(水)の3日間行いました。

 練習会では、生徒たちはマニュアルを確認しながら根気よく取り組んでいました。何度も繰り返す中で、気持ちが揺らいでしまいそうになったこともあったと思います。また、いろいろな人に見られたり評価されたりするのは、どちらかというと苦手なことだと思います。ですが、自分に今できることを精いっぱいやり通そうとする姿勢が見られました。

 本番では、何度も繰り返し努力を積み重ねることができた自分に自 信をもち、臆することなく挑んでほしいと思います。健闘を祈ります。

 

<ビルクリーニング部門>

 模擬オフィスで清掃用具の準備、定められた手順による清掃、片付け等、安全面への配慮、効率的かつ丁寧な清掃ができるように練習しました。

<物流・品出し部門>

 スーパーマーケットでの品出しを想定し、商品の荷積みから陳列、顧客対応を行い、衛生面と安全面に配慮しながら、丁寧で正確な作業ができるように練習しました。

 

<喫茶サービス部門>

 模擬カフェで、来店客の入店から退店までの案内、注文の受け付け、ドリンクのサービス、後片付け等、衛生面と安全面の配慮、気持ちのよい接客ができるように練習しました。

 

高等部1年  第1回現場見学会

 高等部1年生は、7月3日(水)と10日(水)の2日間に分かれて、姫路市立障害者支援センターへ現場見学に行きました。 

 職員の方から施設内での様々な仕事内容について、分かりやすく丁寧な説明がありました。そして、実際に利用者の方がクッキー作りや名札作り等、手際よく集中して仕事をしている様子を見学させていただきました。

 生徒たちは見学を通して、「どのような仕事があるのか」「自分にできそうな仕事は?」など、卒業後の自分の仕事について考える良い機会となり、「働くこと」に対するイメージを高めることができました。