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サッカー部 県立姫路商業高等学校との交流及び共同学習

 8月6日(水)、本校サッカー部と姫路商業高等学校サッカー部との合同練習を行いました。

 猛暑の中、熱中症対策をとりながら前半は基礎練習、後半は試合形式で行いました。両校の生徒たちは、始めは緊張した面持ちでしたが、時間が経つにつれてリラックスした表情や笑顔が見られるようになりました。基礎練習では、両チームに自然な交流が生まれ、互いに協力し合う姿が見られました。試合では、ゴールを決めた瞬間に大きな歓声が上がり、笑顔が絶えない交流となりました。短時間ではありましたが、サッカーを通して互いの理解や絆を深めることができ、有意義な時間となりました。

 今後もこのような交流を通して、多様な価値観を認め合う姿勢や協働する力を育み、共生社会の実現に向けてより深い学びとつながりを築いていきたいと思います。

 

兵庫県特別支援学校技能検定                ~新たな一歩、挑戦の先に見えた自信~

 7月25日(金)、本校で「令和7年度 兵庫県特別支援学校技能検定(ビルクリーニング部門)」が行われました。

 この日に向けて、生徒たちは各自が参加する種目の練習に一生懸命取り組んできました。検定当日は、いつもとは違う緊張感に包まれた、静かな空気の中で始まりました。生徒たちはこれまでの練習の成果を発揮しようと、一つ一つの作業に真剣に向き合う姿がとても印象的でした。道具の準備や作業の手順確認、実技に至るまで、丁寧に取り組む様子からこれまでの積み重ねがしっかりと伝わってきました。また、審査員の前でも臆することなく、自分の力を出し切ろうとする姿には、頼もしさが感じられました。

 検定を終えた生徒たちは 、やり切ったという満足感に包まれ、ホッとした表情を浮かべていました。緊張する場面でも最後まで集中力を切らさず、自分の力でやり遂げた経験は大きな自信へとつながったことと思います。この経験が、今後の生活や進路に向けての力になることを願っています。

 なお、技能検定は今回のビルクリーニング部門に続き、今後は他の部門でも実施されました。7月28日(月)には「物流・品出し部門」が県立北はりま特別支援学校で、8月4日(月)には「喫茶サービス部門」が県立姫路特別支援学校で行われました。これまでの練習の成果を信じて、自分らしく力を発揮してくれました。

 

高等部 技能検定練習会

夏季休業中に実施される「兵庫県特別支援学校技能検定」に向けて、7月22日(火)から24日(木)までの3日間(※喫茶サービス部門は8月1日を加え4日間)、練習会を実施しました。

練習会では、生徒たちはマニュアルを確認しながら、一つ一つの作業に根気強く取り組んでいました。繰り返し練習する中で、「できること」を着実に増やし、最後までやり抜こうとする姿勢が多く見られました。

人前で作業をすることに不安を感じていた生徒もいましたが、取り組みを重ねることで徐々に自信をつけていく様子が印象的でした。本番では、練習の成果が十分に発揮できることを期待しています。

 

<ビルクリーニング部門>

模擬オフィスにて、清掃用具の準備、定められた手順に沿った清掃や片付けなどに取り組みました。安全への配慮を意識しつつ、効率的かつ丁寧な作業ができるよう繰り返し練習を行いました。

 

 

<物流・品出し部門>

スーパーマーケットでの品出し作業を想定し、荷積み・陳列・接客対応などを実践しました。衛生面や安全面にも配慮しながら、正確で丁寧に取り組めるよう練習を重ねました。

 

 

<喫茶サービス部門>

模擬カフェにて、来店から退店までの案内や注文の受け付け、ドリンクの提供、後片付けまでを一連の流れで練習しました。衛生管理と安全確認に気を配りながら、明るく丁寧な接客を心がけることを目指しました。

 

生徒会 「桜山公園まつり」ボランティア活動について

7月20日(日)に兵庫県立子どもの館で開催された、桜山公園まつり「ウォーターフェスティバル」に生徒会役員の高等部4名の生徒が、ボランティアとして参加してきました。

当日は暑い中、大学生や高校生ボランティアと協力して、道具の搬入や設置の準備、受付や案内などの運営に貢献しました。

生徒達は、始めは緊張している姿もありましたが、いざ始まるとイキイキとした笑顔で、来場されたご家族や小さな子ども達と接する様子が見られました。子ども達と触れ合う中で、子どもの目線に合わせて話すこと、大きなジェスチャーで褒めたり、伝えたりすることの大切さなどを学びました。

生徒達からは、「最初は緊張していたけれど、子ども達の笑顔を見ていると、自分も笑顔になれた。」「ボランティア同士で協力して取り組むことで楽しさややりがいを感じた。」「ぜひ来年も参加したい。」との声が聞かれました。

    

高等部1年  第1回現場見学会

 高等部1年生は、7月2日(水)と9日(水)の2日間に分かれて、姫路市立障害者支援センターへ現場見学に行きました。 

 見学では野菜染め、刺繍、封筒づくり、タオルたたみ、洗車作業など施設内で行われている様々な仕事内容について、実際に利用者の方が働く様子を見学しながら、職員の方から分かりやすく丁寧に説明をしていただきました。

 生徒たちは見学を通して、卒業後の自分の仕事について考える良い機会となり、「働くこと」に対するイメージを高めることができました。

 

「Smile Attack Café」         本番に向けた第2回交流会

 7月8日(火)、高等部では作業学習の喫茶サービス班と姫路ヴィクトリーナが運営する地域クラブチームの「ヴィアーレ兵庫」の選手の皆さんとの交流活動、第2回目を実施しました。

 今回は、9月の喫茶サービス活動に向けて、それぞれの役割や手順を確認しながら、衛生面・安全面にも気を配り、接客の基本や声かけの練習を中心に取り組みました。選手の方々と息を合わせながら連携し、より実践的な活動を進めています。練習を重ねるごとに少しずつ緊張もほぐれ、自然な笑顔があふれる時間となりました。

 次回は、いよいよ本番直前の実践交流です。9月11日・18日には、マックスバリュ岡田店にて地域の方々をお迎えして喫茶サービスを行います。引き続き皆で心を一つにして準備を進めていきます。

 

高等部2年生 宿泊体験学習

6月19日(木)・20日(金)、高等部2年生は神鍋高原へ宿泊体験学習に行ってきました。事前学習では、行き先について詳しく調べたり、姫路駅を見学後、決められた物を百円均一ショップで買ったりと準備してきました。

 

〈1日目〉

 姫路駅に集合し、名色ホテルまで行きました。入館式を終え昼食を食べた後、魚つかみをしました。みんなでニジマスを見つけ声を掛け合い、協力しながら捕まえました。その後、捕ったニジマスは焼いてみんなでおいしく食べました。夕食はテラス席でBBQでした。焼きたてのジンギスカンや野菜を、友達とテーブルを囲み楽しく会話をしながら食べました。夕食後はホテルに戻って初日の活動を振り返り、入浴を済ませて、次の日に備えて就寝しました。

 

〈2日目〉

2日目も良い天気の中で様々な活動を行うことができました。朝の集い、朝食を済ませ、八反の滝の見学へ行きました。滝つぼコースと展望台コースに分かれ、足元に気をつけながら移動し、滝のある涼やかな景色を楽しみました。昼食は食堂でカレーを食べました。外での活動でたくさん頑張って動いたのでご飯も進みました。昼食後の退館式では2日間の感謝の気持ちを、名色ホテルの方々に伝えました。退館後は、名色ホテル近くの「道の駅 神鍋高原」に行きました。家族へのお土産を買い、2日間の思い出と共に無事に姫路駅に帰ってきました。

 

普段はできない経験をすることができ、生徒たちの笑顔があふれる良い宿泊体験学習となりました。

 

高等部1年 第1回校内実習

6月18日(水)~20日(金)の3日間、第1回校内実習を行いました。

挨拶・報告をすること、決められた時間を集中して取り組むこと、また作業内容に応じて立位での作業にも取り組むなどを目標として実習に臨みました。

4つのグループに分かれて、請負作業として「チラシ折り」や「導線外し」、その他にも「ペットボトルキャップ数え」等の作業に取り組みました。実習中はやや疲れた表情も見られましたが、普段の授業以上に気持ちを引き締めて取り組むことができ、実習前よりも集中して作業に取り組むことができるようになった生徒も多く、実りある3日間になりました。この実習を通して得られた学びや気付きを大切に、これからの学習へつなげていきたいと思います。

 

 

高等部3年 現場実習&校内実習

高等部3年 現場実習 

6月2日(月)から始まった高等部3年生の現場実習が終了しました。(一部期間外に実習あり) 

自分の進路を決める重要な実習であり、これまで以上に特別な緊張感を持って臨んでいる様子が伺えました。最初は緊張していた生徒たちも徐々に仕事に慣れ、それぞれ自分の目標を達成しようと、学校とは違う場所や作業内容、そして、長時間の作業等に精一杯取り組むことが ました。また、作業を丁寧に正確に行うだけでなく、職場のルールや人間関係の大切さ、自分の役割に責任をもって最後までやり遂げることの重要性など、職業生活に必要な事柄を改めて学ぶことができました。

日々の業務でお忙しい中、実習を受け入れていただいた事業所及び企業様には、心から感謝申し上げます。皆様に支えられながら、生徒たちは持てる力を発揮し、貴重な経験を積むことができました。

  

 

 

 

 

 

 

 

校内実習

6月2日から14日まで、船場印刷株式会社、大阪屋ランドリー株式会社からの請負作業や、教具を用いたボルトの袋詰め等の作業に取り組みました。目標を掲げて、一人一人が大変熱心に作業に取り組むことができました。

 

地域交流活動 笑顔でつながる「Smile Attack Café」

 5月27日(火)、高等部では作業学習の喫茶サービス班と姫路ヴィクトリーナが運営する地域クラブチームの「ヴィアーレ兵庫」の選手の皆さんとの交流活動がスタートしました。

5回実施予定の第1回となる今日は、自己紹介を通してお互いの理解を深め合いながら、コラボカフェの名称を考え、「Smile Attack Café」に決定しました。「Smile」には笑顔で関わりあう気持ちを、「Attack」には前向きに挑戦する姿勢を、そして、「Café」には

心が通い合う空間を目指していこうという思いを込めています。

 その後は、選手と生徒がグループをつくり、お互いの身だしなみチェックを行い、接客の基本である姿勢や用語を確認しながら実際のサービスに向けた練習をしました。最後にグループごとに発表を通して、これから始まる交流活動に期待を高めている様子が感じられました。

 次回は7月に交流を行います。9月開催の「Smile Attack Café」に向けて、引き続き

準備を進めていきたいと思います。

 

高等部3年 学年活動(校外歩行・クイズとゲーム)

4月15日(火)に校外歩行を行いました。登山組は天候が芳しくないことから行き先を変更して、みんなで苫編バイパス南公園に行きました。公園にある遊具で遊んだり、日なたでくつろいだりと、それぞれが思い思いの時間を楽しんでいました。

 

4月17日(水)に学年活動として、4組の生徒が司会や得点係を務めるなど主体的に関わりゲームを行いました。「わたしはだあれ?」では、電子黒板に映し出されたヒントを見て、ワイワイと言いながらクラスで相談してどの先生か考えていました。「カラーコーンバトル」では、得点の高いカラーコーンを目指して各クラスが必死に集め、白熱した試合となりました。クラスの団結が深まる学年活動となりました。

     

         

高等部 部活動紹介

 4月23日(水)、高等部では体育館に集まった新入生を前に「部活動紹介」が行われました。各部の先輩たちが練習の成果や活動内容を工夫を凝らして紹介してくれました。どの部活動も、それぞれの魅力や楽しさを真剣に、そして堂々と伝えようとする姿が印象的で、見ていた新入生たちも興味津々な様子でした。パフォーマンスの中には、思わず拍手がわき起こるような場面もあり、紹介する側もされる側もとても楽しんでいる様子でした。

新入生にとっては、これからの学校生活の楽しみが広がるよいきっかけとなったことと思います。生徒一人一人が自分に合った活動を見付け、のびのびと取り組めるよう、支援していきたいと思います。

  

高等部 清掃練習 ~共通のマニュアルに沿って安心のスタートを~

 高等部では、新年度のはじめに毎年、全学年で清掃手順の確認と練習を行っています。これは、クラスや担任が変わっても生徒が安心して取り組めるよう、共通のマニュアルに沿って清掃の定着を目指す取組です。

 練習では、学年の実態に応じた回数を設け、雑巾の「たて絞り」や自在ぼうきの使い方、ダスタークロスの取り扱いなど、基本的な動作を丁寧に確認しました。清掃手順の統一により一貫した指導が可能となり、生徒が自信をもって活動できる環境づくりにつながっています。

 活動を通して、清掃への理解が深まり、手際よく取り組もうとする姿からは、基礎の積み重ねが生きている様子が見られました。また、「きれいにすると気持ちがいい」「人の役に立てた」といった実感も生まれ、清掃への意欲にもつながっています。

 今後も、基礎的な技術の習得にとどまらず、社会性や働く姿勢の育成にもつながるよう、生徒一人一人の成長を支える丁寧な支援を続けていきます。

高等部 対面式 ~新たなつながりの始まり~

 4月18日(金)、高等部の「対面式」が体育館で行われました。この行事は、生徒会が中心となって新入生を歓迎し、上級生とのつながりを深める大切な機会です。

 生徒会役員からの温かい歓迎の言葉に続いて、代表の1年生が決意を語り、これから始まる学校生活への前向きな思いが伝わってきました。

 続いて、1年生一人一人が自分の名前や頑張りたいこと、好きなことを発表しました。緊張した面持ちではありましたが、言葉だけでなく、表情やしぐさからも自分の思いをしっかり伝えようとする姿が印象的でした。

 新たな出会いの中で、少しずつお互いを知り、つながりを深めていくことで、充実した学校生活の土台が築かれていきます。これからの3年間が、生徒一人一人にとって実りある日々となるよう、職員一同、成長を温かく見守り、支えていきたいと思います。

 

高等部3年 招待ボウリング

 令和7年2月3日(月)、姫路白鷺ライオンズクラブの招待により青山ボウリング場でボウリングをさせていただきました。自分が投げたボールをじ~っと見つめる表情、スペアやストライクを出した時のいきいきと喜ぶ姿など、参加生徒一人一人が仲間と一緒に楽しい充実した時間を過ごすことができました。

仲間との楽しい思い出を作ることができ、大変貴重な経験となりました。姫路白鷺ライオンズクラブのみなさん、本当にありがとうございました。

 

兵庫県特別支援学校技能検定(パソコン部門)を実施しました

 12月10日(火)、17日(火)、兵庫県特別支援学校技能検定(パソコン部門)が行われました。パソコン部門の検定には、文字入力・文書作成・データ入力があり、時間内に指示された作業をどこまで入力できたかを審査します。兵庫モデル審査評価表に基づいて審査し、1~10級を県教育委員会が公式に認定します。

 高等部1~3年の希望者が、時間内にどれだけ正確な作業ができるかという緊張感の中、それぞれの部門において練習の成果が発揮できるよう頑張りました。

高等部 保護者参観 ~ 販売及びデモンストレーション ~

 12月13日(金)、高等部保護者参観では、作業学習の日頃の学習成果を発表しようと「販売及びデモンストレーション」を実施しました。

 ものづくり系作業班の6班(農園芸、木工、手芸、陶芸、レザークラフト、リサイクル&ハンドワーク)では、作業学習で製作した製品の販売を行いました。お客様に喜んでいただけるように色合いや大きさのバランスなどを考えながら丁寧に製品作りに取り組んできました。お客様と直にふれ合う中で、一生懸命に作った製品が売れていく様子は、充実感や満足感をその場で味わうことができ、とても貴重な経験となりました。

 サービス系作業班の3班(環境サービス班、喫茶サービス班、物流・パソコン班)ではデモンストレーションを行いました。事業所や企業が求めている知識や技能を身につけようと、何度も繰り返し練習を積み重ねてきました。その成果を披露できたこと、そして、肯定的な評価をいただいたことは、生徒たちにとって自信につながる機会となりました。

 作業学習での成果の披露に至るまでには、友達との関わりの中での成長があります。自分一人では、なかなかできないことも友達と一緒ならできたことが多くあります。授業で辛くなった時、友達の支えで乗り越えられたこともあったと思います。これからも集団の中だからこそ学べることを大切にし、友達の良いところを認め、励ましあい、思いやりをもって、互いに高めあえるよう支援していきたいと思います。

高等部 生徒間の販売・購入学習及びデモンストレーション

 12月12日(木)、高等部では作業学習班による「生徒間の販売・購入学習及びデモンストレーション」を実施しました。学年ごとにものづくり系作業班の商品をお客として購入したり、サービス系作業班のさまざまな作業見学や体験をしたりしました。

 生徒達は、販売やデモンストレーションを通して、これまでの作業学習を振り返る機会となると共に様々な作業種に取り組む友達の頑張りを知り、互いに認め合う良い機会となりました。友達から学んだこと、友達の後ろ姿に感じたことをしっかり捉えると共に、友達との融和を持って更に「自分磨き」をしてほしいと思います。

 この取組を明日は保護者の方に披露します。是非多くの方々に来校していただければと思います。

 

高等部2年  出前授業(サッカー)

 12月6日(水)、高等部2年生は昨年に引き続いて播磨地域をホームタウンに活動されている、なでしこリーグ1部所属「ASハリマアルビオン」から4名(選手、スタッフ)を講師にお招きし出前授業を行いました。

 まず始めに生徒からの様々な質問にユーモアを交えながら答えてくださり、あっという間に生徒たちの緊張がほぐれ、笑顔があふれていました。そして、選手自身が10回の手術を乗り越えて夢に挑戦してきた体験談などを通して「夢を持つことの素晴らしさ、それに向かって努力することの大切さ」などを改めて感じ取ることができました。

 次に、サッカーを基本とした身体作りでは、工夫を凝らしたメニューでウォーミングアップをした後、始めはボール遊び、ドリブルやコーンを使った的当てなどボールの蹴り方を教えていただきました。そして、最後にゲームを楽しみました。生徒たちからは、「楽しかった」「もっとうまくなりたい」との声が上がり、楽しみながら、スキルアップする学びとなりました。

 ASハリマアルビオンの皆様、本日はご多用中にも関わらず、ご指導いただき誠にありがとうございました。今後も効果的な学習活動を考えながら外部機関等とも連携し、生徒たちの学習意欲が向上できるよう努めていきたいと思います。

高等部1年 校外体験学習

 11月29日(金)、高等部1年生は校外体験学習で「神戸須磨シーワールド」に行ってきました。公共交通機関や公共施設の利用においてのルールやマナーを守ること、集団活動を通してお互いの親睦を深めるなど、社会性を養うことを目的に実施されました。行き帰りはJRを利用しました。車内でのマナーは良く、乗降車や乗り換えもスムーズに行うことができました。「神戸須磨シーワールド」では、エントランスで学年写真の撮影した後は、各クラスに分かれての活動となりました。事前学習で決めた活動計画に沿って活動しました。オルカ・イルカショーやアクアライブの見学を楽しみました。また、予算を考えながら昼食を選んだり、お土産を買ったりすることもできました。みんなで協力し合って楽しく充実した体験学習を行うことができました。

高等部 保護者参観(体育)

 11月16日(土)、高等部保護者参観(体育)を実施しました。コロナ禍以降はティーボール(球技)を行っていましたが、5年ぶりに競技種目を中心とした徒競走、二人三脚、玉入れ、箱積み、綱引き、学年対抗リレー等が繰り広げられました。

 競技では、生徒達の全力で取り組む真剣なまなざし、たくさんの笑顔、悔しがる様子など、さまざまな表情が見られました。みんなで声を掛け合い一致団結して取り組めたことは、一体感を感じることができ、何とも言えない達成感を味わえたようです。

 今回の参観では、クラスや学年だけでなく学年の垣根を超えて互いに応援し合う姿、勝ち負けだけにこだわらず健闘を讃える姿は何よりも素晴らしかったです。また、仲間との絆を深める貴重な機会となり、あらためて行事を通して学べること、行事でしか味わえないものがあると感じました。仲間との思い出や絆をこれからの学校生活でも生かしてほしいと思います。

高等部1年  第2回現場見学会

 高等部1年生は、11月13日(水)に2グループ(障害福祉サービス事業所たつのGHO、障害福祉サービス事業所スワン及び三光園)に分かれて現場見学会を実施しました。

 実際に利用者さんが仕事をしている様子の見学や施設の概要説明をしていただきました。生徒達は、仕事内容や質問に対しての回答をメモしながら真剣に聞いていました。また一部作業体験(野菜の袋づめや給湯器の解体作業)をさせていただく等、たくさんのことを学ばせていただき充実した時間を過ごすことができました。

高等部2年 県立姫路商業高等学校との交流及び共同学習 ~ボッチャ交流~

 高等部2年生と県立姫路商業高等学校3年生の13名(「発達と保育」選択生)との交流が、9月の事前交流に続き、10月22日(火)に本校体育館にて行われました。

 2年生の生徒皆で姫路商業高校の生徒を拍手で迎え、各クラスに分かれてボッチャ交流を行いました。ボッチャは、白のジャックボールに自分のチームのボールをどれだけ近づけるかを競うゲームです。今回、初めて体験する姫路商業高校の生徒には、本校の生徒が実演を交えてルールを説明しました。各グループ皆で話し合ってAチームとBチームに分かれ、練習した後、ゲームがスタートしました。

 ボールを渡し合ったり、順番を相談したりしながら和やかな雰囲気でゲームが進みました。ボールがジャックボールに近づいたり、ジャックボールを通り過ぎたりする展開に「すごい」「やったー」「惜しい」などの声が上がりました。1エンドが終わるたびに勝ったチームからは歓声が上がるなど、最終までどのチームも盛り上がっていました。

 両校の生徒達から「一緒に交流できて楽しかったです」「また交流したいです」という声が聞かれ、ボッチャを通して有意義な交流ができました。

高等部1年 県立姫路商業高等学校との交流及び共同学習

 10月25日(金)、県立姫路商業高等学校情報科学科との交流及び共同学習が行われました。本校からは、高等部1年生7名の生徒が参加しました。

 始めに、パソコンのソフトを使ってドラムのリズムやピアノの音を入れてオリジナルの曲を作りました。マウス操作やソフトの使い方に戸惑いつつも、ペアになった姫路商業高等学校のみなさんに操作方法を教わり、4小節分の曲を完成させて一緒に聴くことができました。オリジナル曲を共有することで、緊張した面持ちだった生徒たちも、次第に笑顔がこぼれていました。次に、ロボットによる相撲の様子やドローンの飛行を見学しました。ロボットやドローンの動きがプログ ラミングされていることを知り、「すごい!」と感心する生徒が多くいました。その後、3Dポリゴンを作成するソフトで写真立てを設計しました。姫路商業高等学校のみなさんからアドバイスを聞きながら操作しました。出来上がった写真立てをお土産にいただき、生徒たちも喜んでいました。

 日頃、関わる機会の少ない同世代の高等学校、特別支援学校高等部の生徒が、「教える」「教わる」ことでコミュニケーションを図り、相互理解が深まったように思います。

 今後もこのような交流を通して、障害の有無に関わらず、互いを尊重し合える共生社会の実現に進んでいきたいと思います。姫路商業高等学校のみなさん、ありがとうございました。

高等部3年 修学旅行

 10月23日(水)~25日(金)の2泊3日で修学旅行に行ってきました。心配された天気も初日に東京駅から観光バス乗り場に着くまでに雨が降りましたが、それ以外は天候にも恵まれ、東京スカイツリーやソラマチ、東京ディズニーランド、アクアパーク品川などそれぞれの場所で充実した時間を過ごすことができました。楽しいことが盛りだくさんで、いろいろな経験をすることができ、たくさんの良い思い出ができました。これから卒業までの残された学校生活を存分に楽しみ更に絆を深めてほしいと思います。

高等部2年 主権者教育(選挙学習)

 10月23日(水)に選挙学習を行いました。姫路市選挙管理委員会より講師をお招きして、出前授業の予定でしたが、衆議院選挙と兵庫県知事選挙が間近に実施されることになったため、学年での学習になりました。「私の食べたい給食メニュー選挙」と題して2名の候補者が立会演説を行いました。給食の和食と洋食のいいところをそれぞれ立候補者が演説し、生徒は自分の好みの立候補者に一票を投じる選挙の体験をしました。投票してから開票するまでの一連の流れは本物さながらで、18歳から投票権が得られる2年生にとって貴重な経験となりました。

高等部2年 第1回現場体験実習・校内実習

 9月24日(火)から始まった現場体験実習がほぼ終了しました。(一部事業所は別日に実施)9月30日(月)~10月11日(金)は全員が事業所及び企業への実習、または校内実習を行いました。

 実習中は、初めての作業ばかりで不安や戸惑い、緊張があったようですが、事業所や利用者の方が優しく声を掛けてくださり、作業内容や手順を丁寧に教えてくださったおかげで、少しずつできる作業が増え、最後まで頑張ることができました。

 現場での体験を通して、「働く」ことの意義や挨拶、礼儀、仕事に対する責任感を学ぶことができました。そして、いろいろな方と接しながら適切なアドバイスをいただき、今回の実習で見えてきた新たな課題を意識して、今後の学校生活が送れるよう支援していきたいと思います。

 本校生徒の現場体験実習を受け入れていただいた企業及び事業所の皆さま、ご協力ありがとうございました。

高等部1年 第2回校内実習

 9月24日(火)~27日(金)、高等部1年生は2回目の校内実習を行いました。6月に行った1回目の校内実習を振り返りながら各自目標を決めて取り組みました。

 校内実習では、「ペットボトルキャップ数え」や請負作業の「導線外し」、「招待状折り」、「パチンコ台の解体」等の作業に取り組みました。一つの作業に長時間取り組むことの難しさに焦りや疲れた様子が見られましたが、後半になると自分なりのこつをつかみながら決められた時間集中して作業ができていました。また、時間とともに作業速度や正確性が上がり、最終日には自信をつけた表情が多く見られ、達成感や充実感を感じられたようです。

 来年度は校外の事業所や企業等における実習があります。校内実習で身に付けたことを今後の生活や進路選択に生かしていけるよう支援していきたいと思います。

高等部1年 出前授業 ~ メルコテンダーメイツ株式会社による清掃体験学習 ~

 9月4日(水)、高等部1年生は、メルコテンダーメイツ株式会社(三菱電機(株)特例子会社)の方(2名)を講師にお迎えし、清掃体験学習を実施しました。

 清掃を職業とされている方から① タオルの取り扱い方(持ち方、しぼり方、拭き方)、② ダスタークロスの取り扱い方(持ち方、拭き方、取付取外し方、注意点)等、一つ一つ手本を示していただきながら学んでいきました。

 汚れた所を単に「きれいにする」というだけでなく、誰にとっても心地よい空間を創り上げようとされている姿、また、対応面でも笑顔のある挨拶で、人としての関わりを大切にされている姿は、指導を受けている私達みんなに元気を提供してくださると共に「これぞプロ」と感じ取れる場面が数多くありました。

 清掃は、社会に出てから、誰もがどこでも行う作業です。今回の出前授業を通して、普段の清掃をあらためて見直す良い機会となりました。今後、日々の清掃をしっかりと生徒たちとともに取り組んでいきたいと思います。本日は、ご多用のところ、ご指導いただき誠にありがとうございました。

 

兵庫県特別支援学校技能検定 ~可能性にチャレンジ~

 7月26日(金)、本校で令和6年度兵庫県特別支援学校技能検定(ビルクリーニング部門)が実施されました。

  生徒たちは、この日に向けて各自が参加する種目の練習に一生懸命取り組んできました。検定中は、会場がシーンと静まり返り、参加した生徒たちの表情からも緊張感が伝わってきました。審査員が見守る中、道具の準備や手順を確認しながら一連の作業を行い、自分が持っている力を最大限に発揮し、素晴らしい姿を見せてくれました。

 検定の結果として、後日、県教育委員会から認定証が送られてきますが、検定を終えた生徒たちはひとまずほっとした様子でした。緊張の中で最後まであきらめずに挑戦できたことは大きな自信となり、これからの生活で生きてくるでしょう。この経験を大切にして、これからもいろいろなことに挑戦していってほしいです。

 検定は、まだこれから7月29日(月)には物流・品出し部門が県立東はりま特別支援学校で、30日(火)には喫茶サービス部門が県立いなみ野特別支援学校行われます。受検する生徒の皆さん、持てる力を存分に発揮してください。健闘を祈ります。

 

高等部 技能検定練習会

 夏季休業中に「兵庫県特別支援学校技能検定」が実施され、本校からは16名の生徒が挑戦します。その検定に向けての練習会を7月22日(月)、22(火)、23(水)の3日間行いました。

 練習会では、生徒たちはマニュアルを確認しながら根気よく取り組んでいました。何度も繰り返す中で、気持ちが揺らいでしまいそうになったこともあったと思います。また、いろいろな人に見られたり評価されたりするのは、どちらかというと苦手なことだと思います。ですが、自分に今できることを精いっぱいやり通そうとする姿勢が見られました。

 本番では、何度も繰り返し努力を積み重ねることができた自分に自 信をもち、臆することなく挑んでほしいと思います。健闘を祈ります。

 

<ビルクリーニング部門>

 模擬オフィスで清掃用具の準備、定められた手順による清掃、片付け等、安全面への配慮、効率的かつ丁寧な清掃ができるように練習しました。

<物流・品出し部門>

 スーパーマーケットでの品出しを想定し、商品の荷積みから陳列、顧客対応を行い、衛生面と安全面に配慮しながら、丁寧で正確な作業ができるように練習しました。

 

<喫茶サービス部門>

 模擬カフェで、来店客の入店から退店までの案内、注文の受け付け、ドリンクのサービス、後片付け等、衛生面と安全面の配慮、気持ちのよい接客ができるように練習しました。

 

高等部1年  第1回現場見学会

 高等部1年生は、7月3日(水)と10日(水)の2日間に分かれて、姫路市立障害者支援センターへ現場見学に行きました。 

 職員の方から施設内での様々な仕事内容について、分かりやすく丁寧な説明がありました。そして、実際に利用者の方がクッキー作りや名札作り等、手際よく集中して仕事をしている様子を見学させていただきました。

 生徒たちは見学を通して、「どのような仕事があるのか」「自分にできそうな仕事は?」など、卒業後の自分の仕事について考える良い機会となり、「働くこと」に対するイメージを高めることができました。

 

高等部1年 食育

 7月16日(火)、高等部1年生は「おやつについて考えよう!」というテーマで食育を行いました。栄養教諭から「おやつ」を食べ過ぎることによる弊害(①虫歯になりやすい②体重の増加につながる③栄養バランスが崩れやすい)や、「おやつ」は決まった時間に決まった量(片手に軽くのる程度)を食べようなど、「おやつ」を食べる時の注意点についての話を聞きました。そして、ハンバーガー・ポテトチップス・どらやき・コーラなどの「おやつ」に含まれているそれぞれの塩・砂糖の量を「おやつ」の模型を利用して、みんなで確認しました。これから夏休みを向えるにあたって、健康的な生活を送る上での「おやつ」の食べ方について考える良い機会になったと思います。

   

 

高等部1年  第1回校内実習

 6月19日(水)~21日(金)の3日間、高等部1年生は校内実習を行いました。挨拶、報告、相談、時間を守る、集中するなどの目標を各自考えて実習に臨みました。

 4つのグループに分かれて、「ペットボトルキャップ数え」や請負作業の「チラシ折り」「導線外し」等の作業に取り組みました。実習中はやや疲れた表情も見られましたが、普段の授業以上に気持ちを引き締めて取り組むことができ、実習前よりも集中して作業に取り組むことができるようになった生徒も多く、実りある3日間になりました。この実習を通して得られた学びや気付きを大切に、これからの学習へつなげていきたいと思います。

高等部2年生 宿泊体験学習

6月20日(木)・21日(金)、高等部2年生は神鍋高原へ宿泊体験学習に行ってきました。事前学習では、行き先や活動内容について調べたり、姫路駅を見学後、決められた物を百円均一ショップで買ったりと準備してきました。

 

〈1日目〉

 姫路駅に集合し、バスで植村直己冒険館まで行きました。館内では施設の展示鑑賞や高い山々をイメージしたネット遊具、ボルダリング等の体験をしました。その後は民宿志ん屋へ。入館式を終え、魚つかみをしました。上手にニジマスを捕まえるコツを教わり、捕まえることができた時には、とても良い笑顔が見られました。また、川の水に触れ、心地良い水の冷たさを感じました。最後に、捕ってすぐのニジマスを焼いて食べ、舌鼓をうちました。夕食は館内食堂&テラス席でBBQを食べました。焼き立てのお肉や野菜、そして、おにぎりを楽しく約1時間かけて堪能しました。その後、初日の活動を振り返り、順に入浴を済ませて、次の日を楽しみに就寝しました。

 

〈2日目〉

夜半からの雨は早朝にはあがり、 2日目がスタートしました。朝の集い、朝食を済ませ、うどん作りを体験しました。うどん粉を手でこね、袋に入れて踏み、麺棒で引き延ばし、専用の道具を使って麺切りまで全員が体験しました。昼食は、自分たちが作ったうどんをおなか一杯堪能できました。昼食後の退館式では2日間の感謝の気持ちを、民宿志ん屋の方々に伝えました。帰路の「道の駅 フレッシュあさご」では家族へのお土産を買い、2日間の思い出と共に無事に姫路駅に帰ってきました。

 

普段はできない経験をすることができ、生徒たちの笑顔があふれる良い宿泊体験学習となりました。

 

高等部3年 現場実習

 6月3日(月)から始まった高等部3年生の卒業後の進路に向けた最後の実習(現場実習)が終了しました。(一部期間外に実習あり) 

 3年生にとっては、自分の進路を決める上で重要な実習であり、これまで以上に特別な緊張感をもち臨んでいる様子が伺えました。実習では、最初は緊張していた生徒たちも徐々に仕事に慣れ、それぞれ自分の目標を達成しようと、学校とは違う場所や作業内容、そして、長時間の作業に精一杯取り組むことができました。また、作業を丁寧に正確に行うだけでなく、職場のルールや人間関係の大切さ、自分の役割に責任をもって最後までやり遂げることの重要性など、職業生活に必要な事柄を改めて学ぶことができました。

 日々の業務でお忙しい中、実習を受け入れていただいた事業所及び企業様には、心から感謝申し上げます。皆様に支えられながら、生徒たちは持てる力を発揮し、充実した経験を積むことができました。

 

高等部3年  外部専門家による授業(手話ダンス)

 5月23日(木)、高等部3年生は日本パラファンク協会の阿部さん、フクシン電機株式会社の手話ダンスチーム(5名)を講師にお迎えし、先週の16日から引き続き2回目となる外部専門家による授業を行いました。

 先週の授業では、みんなでリズムに合わせてステップを踏みながら、とても楽しく身体を動かすことができました。ダンスは言葉がなくても身体の動きや表情を通して、自分の思いや感情を表現できること、また、一緒に踊ることで互いの違いや良さを認め合い、絆を深めることができることを学びました。

 2回目の今日は、まず、手話ダンスチーム(5名)によるET-KINGの「この街の空」の曲に合わせて手話ダンスが披露されました。手話を使って歌詞のイメージを「見る言葉」に変え、ステップや表情などを組み合わせた踊りに魅了されました。その後、曲のサビの部分をチームのメンバーから歌詞の内容に沿った手話の動きを丁寧に教えていただきました。

 時間を追うごとにスムーズな手話ができるようになり、生徒たちの笑顔があふれ、あっという間に時間が過ぎていきました。

 5月30日(木)には、3回目の授業をしていただきます。生徒たちは、次回はどのような授業内容だろうと、心待ちにしながら終了の挨拶をしました。

高等部2年  外部専門家による授業(ボッチャ)

 5月20日(月)、高等部2年生は、日本ボッチャ協会の浅見さんを講師にお招きし、13日から引き続き2回目となる外部専門家による授業(ボッチャ)を行いました。

 「ボッチャ」は、ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競います。ボッチャの投げ方を練習したり、作戦の立て方を教わったりしながら、楽しく頭と体を動かしました。どの生徒も真剣かつ楽しそうに試合を進め、白熱した戦いを繰り広げました。生徒たちは授業ごとに試合展開が読めるようになっています。自分の持ち球でジャックボールに当てて、自分たちの優位になる位置に動かすことで、一瞬にして逆転勝利となります。そのため、最後の最後までどちらが勝つのかと、キラキラした笑顔を見せながら取り組めていました。

 ボッチャは、年齢や性別、障害の有無にかかわらず、全ての人が垣根を超えて競い合うことができ、誰とでも一緒にできるインクルーシブなスポーツであるという魅力を感じることができました。6月20日(木)には、3回目の授業をしていただきます。生徒たちは次回の授業を心待ちにしながら終了の挨拶をしました。

高等部 清掃練習

 高等部では、4月12日(金)から学年の実態に合わせて3回程度清掃練習を行いました。卒業後、企業や事業所等の進路先に関わらず、どこにいても「清掃」を行う場面があります。そのため、基礎的な清掃ができる力は、生徒たちに習得してほしい力の一つです。

 清掃練習では、雑巾の「たて絞り」、自在ぼうきの「押さえばき」、ダスタークロスの取り扱い方のポイント等の確認を行いました。その後、教室清掃では、手順を統一しているため、自在ぼうきでは掃き方とその方向、雑巾がけでは、通し拭きのあと、拭きこみ(1段おろし)で拭く「シンデレラ拭き」等、みんなでじっくり確認しながら取り組みました。

 今回の練習により3年間同じ指導方法で積み上げができます。経験を重ねることで、できることが増えていきます。基礎的なことを根気よく取り組めるよう、ほめて、やる気を引き出していきたいと思います。また、清掃技能の習得に留まることなく、身近な場所の清掃活動を通して生徒自身が「きれいにしたら気持ちがいい!」と感じ、「人の役に立っている!」と思えるような経験を広げられるよう支援していきたいと思います。

 

高等部  職業ガイダンス

 2月7日(水)、高等部2年生と3年生(一部の参加)は、兵庫県立総合リハビリテーションセンター職業能力開発施設から3名の方を講師にお招きし、職業ガイダンスを実施しました。

 生徒たちは、働く人になるための心構えや働くことの意味と目的等について、講師の方の話を真剣な表情で聞いていました。そして、在学中に取り組むべき課題やロールプレイを通して職場でのコミュニケーションスキル等についても、具体的に分かりやすく教えていただきました。また、ピッキング作業の実技指導もしていただき、働き続けるためにコミュニケーション能力と仕事の土台になる力が必要だということ、今、取り組むべき課題について再認識することができました。

姫路白鷺ライオンズクラブ主催  高等部3年 招待ボウリング

 2月5日(月)、姫路白鷺ライオンズクラブ様から本校高等部3年生の生徒がボウリングに招待されました。ライオンズクラブの方と一緒にチームを組み実施しました。

 開会式前から入念に靴のサイズやボウルの重さを合わせ、意気込み満点の生徒たち。開会式後はピンを倒すためフォームを考える等、真剣な表情を見せていました。ゲームが始まると、あちらこちらから楽しそうな声が聞こえてきました。お互いの一投一投に一喜一憂し、投球後にはガッツポーズを決めたり友だちやライオンズクラブの方とハイタッチをしたり等、笑顔が絶えない楽しい時間となりました。

 姫路白鷺ライオンズクラブの皆様と一緒にボウリングをしたことは、とても良い経験となりました。また、最後にはお土産までいただき、ありがとうございました。

高等部2年 第2回現場体験実習 決意式  ~働く大人になるために~

 1月19日(金)、高等部2年生は第2回現場体験実習の決意式を行いました。

 決意式では、学年主任から現場体験実習の目的、心構え等について全体説明がありました。生徒たちは、少し緊張した表情を浮かべながらも笑顔と前向きな気持ちを忘れずに、辛いことも乗り越えるぞという気持ちを持って聞いていました。その後、生徒たちはそれぞれの実習先や目標などを発表しました。最後は、みんなで「がんばるぞ」の思いで声を合わせ、式を終えました。

 実習では、普段とは違った環境での活動となります。大きな不安や緊張があると思いますが、体調管理に気をつけて、それぞれが自分の力を十分に発揮し、充実した実習にしてほしいと思います。そして、たくさんの経験を積み、ひと回りもふた回りも成長してくれることを願っています。

兵庫県特別支援学校技能検定(パソコン部門)

 12月12日(火)、兵庫県特別支援学校技能検定(パソコン部門)が行われました。

 パソコン部門の検定には、文字入力・文書作成・データ入力があり、時間内に指示された作業をどこまで入力できたかを審査します。兵庫モデル審査評価表に基づいて審査し、1~10級を県教育委員会が公式に認定します。

 タイピングやマウス操作だけでなく、時間内にどれだけ正確な作業ができるかという緊張感の中、高等部1~3年の希望者が、それぞれの部門において練習の成果が発揮できるよう頑張りました。

高等部 保護者参観 ~ 販売及びデモンストレーション ~

 12月15日(金)、高等部保護者参観では、作業学習の日頃の学習成果を発表しようと「販売及びデモンストレーション」を実施しました。昨年度はコロナ対策として学年ごとの分散方式で行いましたが、本年度は全学年一斉に行いました。

 ものづくり系作業班の6班(農園芸、木工、手芸、陶芸、レザークラフト、リサイクル&ハンドワーク)では、作業学習で製作した製品の販売を行いました。商品価値の高い製品作りに向けて、自分の担当する作業に最後まで責任を持って協力して取り組んできました。そして、お客様に喜んでいただけるように、販売準備から友だちとともに頑張ってきました。生徒たちは、販売をとおして、生産する大変さや苦労、売る楽しさやお客様に喜んでもらえる嬉しさなどを感じ、人とのコミュニケーションの大切さも学べました。

 サービス系作業班は3班あり、環境サービス班はスクイジーやダスタークロスの清掃体験、喫茶サービス班はおもてなし活動(参観時はカフェ運営)、物流・パソコン班はスーパー等での商品の品出し・陳列実演を行いました。ものづくり系作業班と異なり決まった工程での製品作りを行なうのではなく、サービスを提供する作業班です。安全管理・衛生管理・接客(コミュニケーション)能力等の習得に向けて、何度も繰り返し練習を積み重ねてきました。その成果を披露できたこと、そして、保護者の方から肯定的な評価をいただいたことは、生徒たちにとって自信につながる機会となりました。

 生徒たちは、製品作りや販売、デモンストレーションをとおして、「苦手だなぁ」「嫌だなぁ」「しんどいなぁ」と感じることもあったと思います。そんな気持ちを乗り越えていく活力になり、頑張ろうという気力を持つことができたのは、いつも一緒にいる友だちの存在があります。友だちの笑顔やさりげない言葉一つ一つがあります。これからも、友だちから学んだこと、友だちの後ろ姿に感じたことをしっかり捉えると共に、友だちとの融和を持って更に「自分磨き」をしてほしいと思います。

高等部2,3年 卒業生との交流会

 12月6日(水)、本校を卒業した3名の卒業生(R4年度卒業生1名、R3年度卒業生2名)に来ていただき、現在働いている職場の一日のスケジュールや仕事内容、働き始めてから苦労したことなどを話していただきました。今の職場を選んだ理由や仕事で心がけていること、学生の時と現在の生活時間の違い等、画像を見ながら話していただきました。また、「仕事をしていて感じること」では、「楽な仕事はない」「社会に出ると個人が背負う責任の大きさが違う」「任された仕事をきちんとしなければならない」「仕事を休まないよう体力をつけなければならない」「挨拶は大切である」等、体験談を交えながら話してくださいました。

 生徒たちは、働くことの意味や日常生活の大切さなど、社会に出ていくために必要な心得について改めて学び、「今やるべきこと」「身につけなければならない力」について再確認する良い機会となりました。そして、卒業後、働き続ける自分たちのイメージをもつことができました。卒業生の方々、ご多用中にも関わらず貴重な時間を作っていただきありがとうございました。

高等部1年 出前授業(サッカー)

 12月6日(水)、高等部1年生は播磨地域をホームタウンとして活動し、なでしこリーグ1部で戦う女子サッカークラブのASハリマアルビオンから4名(選手、スタッフ)を講師にお招きし、サッカーを基本とした身体作りを学びました。

 身体ほぐしの運動から、実際にサッカーボールを蹴る内容にいたるまで、生徒たちを引き付ける仕掛けがあちらこちらに散りばめられていました。また、サッカーの基本的な動きやパス練習、ゲーム形式での対戦などをとおして、チームワークや思いやり、周りを見ることの大切さを学ぶことができました。体育館には生徒たちの笑顔があふれ、喜々として活動し、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

 今後も効果的な学習活動を考えながら外部機関等とも連携し、生徒たちの学習意欲が向上できるよう努めていきます。ASハリマアルビオンの皆様、ご多用中にも関わらず、ご指導いただき誠にありがとうございました。

高等部 体育参観「ティーボール」

 11月18日(土)、高等部体育参観「ティーボール」を実施しました。過去3年間はコロナ対策として2分散方式でしたが、本年度は一斉開催となりました。

 試合は全学年クラス対抗で熱戦が繰り広げられました。観客席からの温かい声援に包まれる中、生徒たちは日頃の学習の成果を発揮し、一生懸命に競技することができました。

 体育参観をとおして、生徒たちのスポーツへの情熱を高めるだけでなく、仲間との絆を深める貴重な機会となると共に、「ワンチーム」という、クラスが一丸となり努力を積み重ねることの素晴らしさ、尊さを目の当たりにすることができましました。そして、生徒一人ひとりが自分の持ち味を発揮し、みんなの笑顔が満ち溢れた充実した1日になりました。

 今後、教師も更に「ワンチーム」となって生徒たちの学びを深めていけるよう、学校生活を進めていきたいと思います。保護者の皆様、ご参観いただきありがとうございました。

高等部1年 第2回現場見学会

 高等部1年生は、11月15日(水)に2グループ(障害福祉サービス事業所たつのGHO、障害福祉サービス事業所スワン及び三光園)に分かれて現場見学会を実施しました。

 見学させていただいた事業所は、卒業生がお世話になっているところでもあり、それぞれの持ち場で生き生きと働いている姿を見学しました。そして、働くために大切なこと「体力、意欲、あいさつ、規則正しい生活・・・」などを改めて学ぶことができました。

 来年度、高等部2年生からは現場体験実習が始まります。今回の経験を今後の教育活動に活かしていきたいと思います。

高等部1年 校外体験学習

 11月10日(金)に高等部1年生の校外体験学習が実施されました。JR姫路駅西側自由通路に集合し電車で神戸駅まで行き、劇場型水族館”atoa(アトア)” を見学し、海辺に広がる大型ショッピングモール神戸ハーバーランドumie にてクラス単位で集団活動を体験しました。

 姫路駅と神戸駅間の往復では、JRの切符を購入する学習として、券売機に990円を投入して切符を購入し、改札を通過しました。アトアに行くための往復では、徒歩でハーバーランドまで行きループバスに乗り、療育手帳を見せて、110円を支払い降車しました。

 アトアでは何室かのエリアに分かれて綺麗に展示され、ライトや音響にも凝っており、約1時間楽しく過ごすことができました。

 昼食は神戸ハーバーランドumie地下1階の鳥若丸と天海丸では、事前に自分で選んだメニューを注文し、クラスごとに食べました。好きなメニューの食事を美味しそうに食べていました。

 昼食後、神戸ハーバーランドumieモザイクにて事前に計画したショップやスポットをクラス活動で観光や買い物を楽しみました。

高等部3年 食育

 11月7日(火)、高等部3年生は「栄養バランスの良い献立を考えよう」というテーマで食育を行いました。栄養教諭から献立には、エネルギーになる「炭水化物・脂質」、体をつくる「タンパク質・無機質」、体の調子を整える「ビタミン」のバランスが大切であることを改めて学びました。そして、各クラスで「主食・主菜・副菜・汁物」がそろった栄養バランスの良い献立考えることができました。決まった献立は3学期の給食に登場する予定です。

高等部3年生 修学旅行

 10月25日(水)~27日(金)の2泊3日で修学旅行に行ってきました。スカイツリーやソラマチ、ディズニーランド、葛西臨海水族園など楽しいことが盛りだくさんで、それぞれの場所で充実した時間を過ごすことができました。事前に話し合って計画した行程を無事に巡ることができ、生徒の自信にも繋がったことと思います。たくさんの感動や思い出を胸に、これから卒業までの残された学校生活を存分に楽しみ更に絆を深めてほしいと思います。

高等部1年  校外体験学習事前学習

 10月23日(月)に校外体験学習の事前学習で姫路駅周辺に行ってきました。スクールバスを利用して姫路駅南口まで行き、JRの切符を購入する学習として、券売機に150円を投入し切符(入場券)を購入した後、神戸方面行ホームを見学しました。その後、各クラスに分かれて買い物学習として、1組はダイソーボンマルシェ店、2組と3組はセリアテラッソ店、4組はダイソーみゆき通り店へ行き各家庭で頼まれた商品を購入しました。帰りもスクールバスを利用しましたが、ハーバーランドで利用するループバスの運賃を支払う練習として、仮料金箱を設置し、療育手帳を見せて、110円を支払い降車しました。11月10日(金)に向けて、良い練習ができました。

県立姫路商業高等学校との交流及び共同学習

 10月20日(金)、県立姫路商業高等学校情報科学科との交流及び共同学習が行われました。本校からは、高等部1年生15名の生徒が参加しました。

 始めに、パソコンのソフトを使ってドラムのリズムやピアノの音を入れてオリジナルの曲作りをしました。マウスの操作やソフトの使い方に戸惑いつつもペアになった姫路商業高等学校のみなさんに優しく操作方法を教わり4小節分の曲を完成させて一緒に聴くことができました。次に、プログラムされたロボットが動く様子やドローンの飛行を見学しました。リモコンで動くロボットの相撲やドローンの宙返りを見て「すごい!!」と自然に拍手が起こっていました。その後、3Dポリゴンを作成するソフトで写真立てを設計しました。姫路商業高等学校のみなさんからアドバイスを聞きながら操作をしました。最後には、写真立てをお土産にいただき、始めは緊張していた生徒たちも笑顔で喜んでいました。姫路商業高等学校のみなさん、ありがとうございました。

県立姫路商業高等学校との交流及び共同学習 ~ボッチャ交流~

 高等部2年生と県立姫路商業高等学校3年生の4名(「発達と保育」選択生)との交流が、9月の事前交流に続き、10月13日(金)に本校体育館にて行われました。

 2年生の生徒皆で姫路商業高校の生徒を拍手で迎え、各グループに分かれてボッチャ交流を行いました。ボッチャは、白のジャックボールに自分のチームのボールをどれだけ近づけるかを競うゲームです。今回、初めて体験する姫路商業高校の生徒には、本校の生徒が実演を交えてルールを説明しました。各グループ皆で話し合ってAチームとBチームに分かれ、練習した後、ゲームがスタートしました。

 ボールを渡し合ったり、順番を相談したりしながら和やかな雰囲気でゲームが進みました。ボールがジャックボールに近づいたり、ジャックボールを通り過ぎたりする展開に「すごい」「やったー」「惜しい」などの声が上がりました。1エンドが終わるたびに勝ったチームからは歓声が上がるなど、最終の第4エンドが終わるまでどのチームも盛り上がっていました。

 両校の生徒達から「一緒に交流できて楽しかったです。「また交流したいです」という声が聞かれ、ボッチャを通して有意義な交流ができました。

高高等部2年 現場体験実習

 9月25日(月)から始まった高等部2年生の第1回現場体験実習がほぼ終了(一部別日に実習)しました。実習初日は緊張していた生徒たちも徐々に仕事に慣れ、一人ひとりが目標を達成しようと取り組めました。また、丁寧かつ正確に仕事をする意識も高まり、それぞれにできることが増え、成長した姿が見られました。一方で、新たに一つ上のステップへ繋がる反省点と課題点をもち帰ってきています。実習を終えて振り返りの学習では、「自分から質問ができるようになりたい」など、自分の課題と向き合っています。これからの生活の中でそれぞれの課題と向き合いながら更なるステップアップを目指せるよう、支援をしていきたいと思います。

 実習を受け入れていただいた事業所及び企業の皆様には、心から感謝申し上げます。皆様に支えられながら、生徒たちはたくさんの経験をし、多くの収穫を得て、ひと回り大きく成長することができました。

高等部3年生 修学旅行事前学習 (姫路駅)

 9月28日(木)に修学旅行事前学習で姫路駅に行ってきました。10月25日(水)から27日(金)に予定している修学旅行まで1か月を切りました。そのため、今回は姫路駅の集合場所への経路確認と共にクラス単位での団体行動の練習を行いました。団体行動では生徒たちでクリアすべきミッションが2つありました。

 1つ目のミッションは各クラスが『世界遺産登録30周年記念事業 みゆき通り商店街 アートで祝おう!!100人の姫路城 タペストリー展』に出品し展示されている自分たちの作品を探してみゆき通りをマナーよく歩くことでした。作品を見つけると、うれしそうで誇らしげな表情を浮かべていました。

 2つ目のミッションは、事前に各自で計画した弁当やデザートを購入することでした。昼食は学校に戻り、各教室で食べました。

 修学旅行に向けて有意義な時間となりました。1か月後の修学旅行では楽しく活動をし、かけがえのない思い出ができることを期待しています。

高等部1年 第2回校内実習

 9月25日(月)~29日(金)、高等部1年生は2回目の校内実習を行いました。

 6月の校内実習は3日間でしたが、今回は5日間行いました。作業は、タオルたたみ、ペットボトルのキャップ数えに加え、今回の実習では、請負作業としてシール貼り、チラシ折りも行いました。

 請負作業では、不良品を出さないよう緊張感を持って取り組むことができていました。生徒たちは本物(企業等で扱っているもの等)に触れ、「自分が作ったものがお客様の手に渡るという喜び」や「相手の依頼に応えられたという実感」が作業意欲を高めることを改めて感じました。そして、今回「人の役に立つ」体験ができたことは、生徒たちにとって大きな自信に繋がり、貴重な財産になったと思います。

 請負作業だけでなく5日間実習を続けることで、作業に向かう姿勢や作業に取り組む集中力を高められたとともに、生徒自身も達成感や充実感を感じられたと思います。そして、日々の作業目標を達成できるよう友だちと協力しながら取り組むことで人間関係づくりも深めることができたように感じます。また、作業ができることだけが大切ではなく、丁寧な言葉遣いや報告・相談をするという仕事の基本的なルールについて、実践をとおして学びを深めることもできました。校内実習で学んだことを、これからの学校生活に活かせるよう支援していきたいと思います。

県立姫路商業高等学校との交流及び共同学習 ~ボッチャ交流に向けての事前活動~

 9月15日(金)、本校において高等部2年生と姫路商業高等学校3年生の4名(「発達と保育」選択生徒)が、10月13日(金)に実施する「ボッチャ交流」に向けての事前活動を行いました。

 最初に、自己紹介の後、姫路商業高等学校生徒によるパネルシアターがありました。絵本「あらぺこあおむし」と「へんしんトンネル」のお話でした。場面に合わせていろいろな口調で語りかけたり、「一緒に声を出してね」と本校の生徒達に声かけをしたりと、工夫を凝らしたパネルシアターを披露してくれました。楽しいストーリーが展開されていく様子を生徒達は熱心に見入っていました。その後は、「フープバーレース」をはじめ、3つのゲームを姫路商業高校の生徒も各クラスに入り、クラス対抗で競いました。「フープバーレース」では、フープをみんなで持って息を合わせて歩く競争を楽しみました。「跳び箱組立レース」では、協力して跳び箱を運び、積み上がるとガッツポーズをするなど、和やかでみんなの笑顔があふれる中で交流が進みました。

 10月13日(金)は、体育の授業で「ボッチャ交流」を実施します。より有意義な、楽しい活動になることを期待しています。

高等部 現場実習報告会

 9月11日(月)、高等部3年生の「現場実習報告会」を行いました。事前に3年生の発表を動画に撮り、それを高等部全学年がクラスごとに電子黒板で見ました。3年生にとっては、自分の進路を決める重要な実習であり、これまで以上に緊張して臨んだ様子が発表から伝わってきました。

 1年生は先輩からの体験談を聞き、「どのような仕事があるのか」など校外での実習について知ることができました。2年生は、「どのようなことに気を付けて、実習に行くとよいのか」等、今月25日(月)から始まる実習に向けて、生活の見直しや心の準備ができました。3年生は、友だちの頑張りを知るとともに、後輩に実習報告をしながら残りの学校生活で取り組むべきことを具体的に考え、4月からの社会人として気持ちを新たにすることができました。

 今回の「現場実習報告会」も対面での実施ではありません。しかし、3年生の発表を真剣な表情で聞く姿や、発表のあとに拍手をする姿が幾度となく見受けられ、直接顔を合わせてコミュニケーションをとってはいませんが、「気持ちはつながっているな」と実感することができました。ICT機器の活用により「直接触れ合う」ことなく「心をつなぐ」ことができ、心の充実を得ることができました。今後、対面とリモート(オンライン)の在り方については、それぞれの特性を考えた効果的な方法を選択し、使い分けていきたいと思います。

高等部1年 出前授業  ~ メルコテンダーメイツ株式会社による清掃体験学習 ~

 9月6日(水)、高等部1年生は、メルコテンダーメイツ株式会社(三菱電機(株)特例子会社)の方(2名)を講師にお迎えし、清掃体験学習を実施しました。

 清掃を職業とされている方からの清掃用具の正しい使い方等、実践的な指導を受ける貴重な機会となりました。雑巾絞りをはじめ、テーブル拭き、ダスター清掃等、メリハリをつけた効率的な清掃のあり方を学ぶことができました。また、対応面でも気持ちの良い人としての関わりを大切にされている姿に、清掃を職業とされる方の心構えや態度をあわせて学ぶこともできました。

 講師に来ていただいた中の1名は、本校の卒業生ということもあり、生徒たちはとても興味津々の表情を見せていました。テキパキと仕事をこなす姿に「かっこいいな」「すてきだな」という声が聞かれました。また、自分自身の将来の働く姿に思いを巡らせる生徒もいたようです。 

 講師の方に教えていただくという、いつもと違う雰囲気に緊張しながらも真剣に取り組み、充実した清掃体験学習となりました。本日は、ご多用中にも関わらず、ご指導いただき誠にありがとうございました。