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高等部ブログ

高等部3年 現場実習

 6月3日(月)から始まった高等部3年生の卒業後の進路に向けた最後の実習(現場実習)が終了しました。(一部期間外に実習あり) 

 3年生にとっては、自分の進路を決める上で重要な実習であり、これまで以上に特別な緊張感をもち臨んでいる様子が伺えました。実習では、最初は緊張していた生徒たちも徐々に仕事に慣れ、それぞれ自分の目標を達成しようと、学校とは違う場所や作業内容、そして、長時間の作業に精一杯取り組むことができました。また、作業を丁寧に正確に行うだけでなく、職場のルールや人間関係の大切さ、自分の役割に責任をもって最後までやり遂げることの重要性など、職業生活に必要な事柄を改めて学ぶことができました。

 日々の業務でお忙しい中、実習を受け入れていただいた事業所及び企業様には、心から感謝申し上げます。皆様に支えられながら、生徒たちは持てる力を発揮し、充実した経験を積むことができました。

 

高等部3年  外部専門家による授業(手話ダンス)

 5月23日(木)、高等部3年生は日本パラファンク協会の阿部さん、フクシン電機株式会社の手話ダンスチーム(5名)を講師にお迎えし、先週の16日から引き続き2回目となる外部専門家による授業を行いました。

 先週の授業では、みんなでリズムに合わせてステップを踏みながら、とても楽しく身体を動かすことができました。ダンスは言葉がなくても身体の動きや表情を通して、自分の思いや感情を表現できること、また、一緒に踊ることで互いの違いや良さを認め合い、絆を深めることができることを学びました。

 2回目の今日は、まず、手話ダンスチーム(5名)によるET-KINGの「この街の空」の曲に合わせて手話ダンスが披露されました。手話を使って歌詞のイメージを「見る言葉」に変え、ステップや表情などを組み合わせた踊りに魅了されました。その後、曲のサビの部分をチームのメンバーから歌詞の内容に沿った手話の動きを丁寧に教えていただきました。

 時間を追うごとにスムーズな手話ができるようになり、生徒たちの笑顔があふれ、あっという間に時間が過ぎていきました。

 5月30日(木)には、3回目の授業をしていただきます。生徒たちは、次回はどのような授業内容だろうと、心待ちにしながら終了の挨拶をしました。

高等部2年  外部専門家による授業(ボッチャ)

 5月20日(月)、高等部2年生は、日本ボッチャ協会の浅見さんを講師にお招きし、13日から引き続き2回目となる外部専門家による授業(ボッチャ)を行いました。

 「ボッチャ」は、ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競います。ボッチャの投げ方を練習したり、作戦の立て方を教わったりしながら、楽しく頭と体を動かしました。どの生徒も真剣かつ楽しそうに試合を進め、白熱した戦いを繰り広げました。生徒たちは授業ごとに試合展開が読めるようになっています。自分の持ち球でジャックボールに当てて、自分たちの優位になる位置に動かすことで、一瞬にして逆転勝利となります。そのため、最後の最後までどちらが勝つのかと、キラキラした笑顔を見せながら取り組めていました。

 ボッチャは、年齢や性別、障害の有無にかかわらず、全ての人が垣根を超えて競い合うことができ、誰とでも一緒にできるインクルーシブなスポーツであるという魅力を感じることができました。6月20日(木)には、3回目の授業をしていただきます。生徒たちは次回の授業を心待ちにしながら終了の挨拶をしました。

高等部 清掃練習

 高等部では、4月12日(金)から学年の実態に合わせて3回程度清掃練習を行いました。卒業後、企業や事業所等の進路先に関わらず、どこにいても「清掃」を行う場面があります。そのため、基礎的な清掃ができる力は、生徒たちに習得してほしい力の一つです。

 清掃練習では、雑巾の「たて絞り」、自在ぼうきの「押さえばき」、ダスタークロスの取り扱い方のポイント等の確認を行いました。その後、教室清掃では、手順を統一しているため、自在ぼうきでは掃き方とその方向、雑巾がけでは、通し拭きのあと、拭きこみ(1段おろし)で拭く「シンデレラ拭き」等、みんなでじっくり確認しながら取り組みました。

 今回の練習により3年間同じ指導方法で積み上げができます。経験を重ねることで、できることが増えていきます。基礎的なことを根気よく取り組めるよう、ほめて、やる気を引き出していきたいと思います。また、清掃技能の習得に留まることなく、身近な場所の清掃活動を通して生徒自身が「きれいにしたら気持ちがいい!」と感じ、「人の役に立っている!」と思えるような経験を広げられるよう支援していきたいと思います。

 

高等部  職業ガイダンス

 2月7日(水)、高等部2年生と3年生(一部の参加)は、兵庫県立総合リハビリテーションセンター職業能力開発施設から3名の方を講師にお招きし、職業ガイダンスを実施しました。

 生徒たちは、働く人になるための心構えや働くことの意味と目的等について、講師の方の話を真剣な表情で聞いていました。そして、在学中に取り組むべき課題やロールプレイを通して職場でのコミュニケーションスキル等についても、具体的に分かりやすく教えていただきました。また、ピッキング作業の実技指導もしていただき、働き続けるためにコミュニケーション能力と仕事の土台になる力が必要だということ、今、取り組むべき課題について再認識することができました。