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高等部ブログ

高等部 清掃練習 ~共通のマニュアルに沿って安心のスタートを~

 高等部では、新年度のはじめに毎年、全学年で清掃手順の確認と練習を行っています。これは、クラスや担任が変わっても生徒が安心して取り組めるよう、共通のマニュアルに沿って清掃の定着を目指す取組です。

 練習では、学年の実態に応じた回数を設け、雑巾の「たて絞り」や自在ぼうきの使い方、ダスタークロスの取り扱いなど、基本的な動作を丁寧に確認しました。清掃手順の統一により一貫した指導が可能となり、生徒が自信をもって活動できる環境づくりにつながっています。

 活動を通して、清掃への理解が深まり、手際よく取り組もうとする姿からは、基礎の積み重ねが生きている様子が見られました。また、「きれいにすると気持ちがいい」「人の役に立てた」といった実感も生まれ、清掃への意欲にもつながっています。

 今後も、基礎的な技術の習得にとどまらず、社会性や働く姿勢の育成にもつながるよう、生徒一人一人の成長を支える丁寧な支援を続けていきます。

高等部 対面式 ~新たなつながりの始まり~

 4月18日(金)、高等部の「対面式」が体育館で行われました。この行事は、生徒会が中心となって新入生を歓迎し、上級生とのつながりを深める大切な機会です。

 生徒会役員からの温かい歓迎の言葉に続いて、代表の1年生が決意を語り、これから始まる学校生活への前向きな思いが伝わってきました。

 続いて、1年生一人一人が自分の名前や頑張りたいこと、好きなことを発表しました。緊張した面持ちではありましたが、言葉だけでなく、表情やしぐさからも自分の思いをしっかり伝えようとする姿が印象的でした。

 新たな出会いの中で、少しずつお互いを知り、つながりを深めていくことで、充実した学校生活の土台が築かれていきます。これからの3年間が、生徒一人一人にとって実りある日々となるよう、職員一同、成長を温かく見守り、支えていきたいと思います。

 

高等部3年 招待ボウリング

 令和7年2月3日(月)、姫路白鷺ライオンズクラブの招待により青山ボウリング場でボウリングをさせていただきました。自分が投げたボールをじ~っと見つめる表情、スペアやストライクを出した時のいきいきと喜ぶ姿など、参加生徒一人一人が仲間と一緒に楽しい充実した時間を過ごすことができました。

仲間との楽しい思い出を作ることができ、大変貴重な経験となりました。姫路白鷺ライオンズクラブのみなさん、本当にありがとうございました。

 

兵庫県特別支援学校技能検定(パソコン部門)を実施しました

 12月10日(火)、17日(火)、兵庫県特別支援学校技能検定(パソコン部門)が行われました。パソコン部門の検定には、文字入力・文書作成・データ入力があり、時間内に指示された作業をどこまで入力できたかを審査します。兵庫モデル審査評価表に基づいて審査し、1~10級を県教育委員会が公式に認定します。

 高等部1~3年の希望者が、時間内にどれだけ正確な作業ができるかという緊張感の中、それぞれの部門において練習の成果が発揮できるよう頑張りました。

高等部 保護者参観 ~ 販売及びデモンストレーション ~

 12月13日(金)、高等部保護者参観では、作業学習の日頃の学習成果を発表しようと「販売及びデモンストレーション」を実施しました。

 ものづくり系作業班の6班(農園芸、木工、手芸、陶芸、レザークラフト、リサイクル&ハンドワーク)では、作業学習で製作した製品の販売を行いました。お客様に喜んでいただけるように色合いや大きさのバランスなどを考えながら丁寧に製品作りに取り組んできました。お客様と直にふれ合う中で、一生懸命に作った製品が売れていく様子は、充実感や満足感をその場で味わうことができ、とても貴重な経験となりました。

 サービス系作業班の3班(環境サービス班、喫茶サービス班、物流・パソコン班)ではデモンストレーションを行いました。事業所や企業が求めている知識や技能を身につけようと、何度も繰り返し練習を積み重ねてきました。その成果を披露できたこと、そして、肯定的な評価をいただいたことは、生徒たちにとって自信につながる機会となりました。

 作業学習での成果の披露に至るまでには、友達との関わりの中での成長があります。自分一人では、なかなかできないことも友達と一緒ならできたことが多くあります。授業で辛くなった時、友達の支えで乗り越えられたこともあったと思います。これからも集団の中だからこそ学べることを大切にし、友達の良いところを認め、励ましあい、思いやりをもって、互いに高めあえるよう支援していきたいと思います。