令和７年の終業式と表彰伝達式を実施しました。数多くの部活動や読書コンクール等の表彰伝達が行われました。少林寺拳法部が全国選抜出場を決め、書道部が全国総合文化祭に出場することとなりました。

 

 

【校長2学期終業式　式辞】

今日で２学期が終わります。この学期を振り返ると、皆さん一人ひとりが本当に多くの挑戦を重ねてきました。授業に真剣に向き合い、検定に挑戦し、部活動や学校行事で仲間と力を合わせ、時には悩み、時には壁にぶつかりながらも、前に進んできた姿を私は誇りに思います。

特に今年は、ＰＢＬ型学習、イベント型販売実習等、新しい取り組みがありました。それぞれの場所で、皆さんは「企業課題」「働くことの意味」や「人と人とのつながりの大切さ」を学んだと思います。それらの経験は、教室や学校だけでは学べない貴重な学びであり、必ず役立つ力となります。

また、文化祭や体育祭で見せてくれた笑顔、仲間と共に乗り越えた困難、そのすべてが皆さんの未来への力となります。努力は決して無駄になりません。今日までの一歩一歩が、日々の努力と様々な経験が、これからの自分を作り上げ、力となるのです。

ここで、学年ごとにメッセージを送ります。

○１年生の皆さんへ

高校生活の第一歩を踏み出したこの半年、皆さんは姫商という新しい世界に飛び込み、仲間と共に成長してきました。未来はまだ遠くに見えるかもしれません。でも、今、今日の努力が、必ず明日の自分を変えます。どうか、自分の可能性を信じてください。そして、様々なことを調べ、足を運び、挑戦し、経験を増やしてほしいと思っています。

○２年生の皆さんへ

２年生は、学校の中心として活躍する時期です。学業、資格検定、部活動、まさに、今が大切な時期となっています。修学旅行での君たちのパワーに驚くとともに、仲間と過ごした経験は、皆さんの心に深く刻まれているはずです。ぜひ、人に優しく、自分に厳しくという言葉に着目してください。３学期は進路を考える大切な時期。迷うこともあるでしょう。でも、迷うことは未来を真剣に考えている証です。１月からの検定シーズンに備えて、進路を確実なものにしてください。

○３年生の皆さんへ

いよいよ高校生活の集大成を迎えます。受験や進路に向けて、不安や緊張を感じる日々が続いてきたかもしれません。これまでの姫商の生活の中でいろいろ思うことがあったでしょう。でも、周囲をみてください。君たちを支える人々でいっぱいであることに気がつきましたか。これだけ、生徒をサポートする先生方がいる学校は他にはありません。そして、何より、ここまで積み重ねてきた努力は、自分の力となり、必ず皆さんを未来へと導きます。どうか最後まで、自分を信じてください。そして、高校生活の有終の美を飾ってください。

ここまで、姫商をしっかりひっぱってくれ、素晴らしい本校の生徒として胸をはって自慢のできる学年となりました。

さて、姫商は、県外の学校からも見学にくる学校となりました。また、FMＧｅｎｋｉで本校の番組もできました。御座候や江戸屋、瓢亭などの企業がスポンサーとなってくれています。ＯＢの皆さんです。

これも、君たちや先生方が頑張ってくれているからです。

 

そして最後に、皆さんに強く伝えたいことがあります。

今年、１年、様々なことに取組んできました。その時々の君たちの頑張りは、素晴らしいものでした。素敵な姿でした。今、最大限の努力をしていけば、未来が変えられる。そんな感覚を３年生はきっと感じてくれていると思います。「皆さんの未来は、誰にも奪えない宝物です。その宝物を信じて、今、輝いてください。どんな困難があっても、皆さんには乗り越える力があります。そして、後悔は、私も長いこと生きてきて、たくさんあります。誰もが後悔をすることもあります。だからこそ、その後悔ができるだけ小さくなるように、がんばってください。

冬休みは、心と体を整える大切な時間です。どうか健康に気をつけて、充実した日々を過ごしてください。そして、３学期にまた、皆さんの会えることを楽しみにしています。