千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

 本日の千種高校

勉強は裏切らない

 1学期の期末考査がスタートしました。1年生にとっては高校になって初めての定期考査ですね。地元の生徒は、いつもより少し早めに登校して勉強している姿が見られました。1学期のやま場となる15日(水)までの考査期間、しっかりと乗り切りましょう。
 勉強も部活動も、そして仕事もそうですが、良い成果を得ようと思ったら、しっかりとした準備が必要です。準備をせずに当日になって根性だ気合だと頑張ってみたとて、良い成果は得られませんよね。準備とは、日頃の授業態度から始まります。千高生は、授業の取り組みはみんな素晴らしいと思っていますが、その基本姿勢の上に試験勉強があります。
「どこを目指すか」によって勉強の仕方は変わると思いますが、将来の職業の選択肢を増やすためにも少しでも上を目指してほしいです。勉強は裏切りません…妥協せず、コツコツ努力を積み重ねてください。各科目から指示された提出物も確実に出しましょう!

 

目を背けず ひたむきに【全学年】

 強い雨が降り続き警報発令が心配されましたが、今日も予定通り学校があり、生徒たちは元気に登校してきました。当たり前のことのようですが、今年はコロナの経験があり、そして現在、九州地方等の大雨被害で苦しんでおられる方々を考えると、当たり前の生活に感謝しなければなりません。
 今日は期末考査前日でしたが、放課後に校舎内を歩いていると、教室や廊下で机に向かい勉強している生徒にたくさん出会いました。黙々とノートにまとめた内容を書いて覚えてる人、友達同士問題を出し合いながら確認しあう人、先生に直接質問し教わる人…。学び方はそれぞれですが、考査に向かう意気込みが伝わってきました。
 考査前は誰でも不安で憂鬱なものですね。でも、そこから目を背けず努力を続ける生徒の姿に今日も勇気をもらいました。明日からの考査、実力が発揮できるよう頑張ってください。

 
 
 

創部3年目、躍進の予感【卓球部】

 本校の卓球部は、創部3年目と歴史は浅いですが、新入部員15人を迎え、合計30名(男子18名、女子12名)に倍増し最大勢力を誇る部活動となっています。1年生の中には中学校の宍粟市大会で上位に入賞するなど実力者もおり、今後の飛躍が期待されます。しかし、部員数の増加に伴い課題もあります。限られた卓球台での練習内容の工夫や部員をどうまとめていくかという点です。部活動ならではの難しい課題ですが、みんなで話し合いながら乗り越えてほしいと願っています。
 さて、卓球部では8月に総体の代替大会も実施されますが、3年生全員が出場する訳ではありません。そのため、先週には2日間かけて「部内戦」が行われていました。さすがは3年生!!!、上位は3年生が独占していましたが、教員も交じっての真剣勝負が繰り広げられ、大変な盛り上がりを見せていました。
 今後も、部内の争いだけでなく様々な大会や練習試合を通じて、他校に目を向けながら高いレベルで切磋琢磨、自分を磨いてください。頑張れ、卓球部!!

 
 
 

簿記の対面授業【47回生】

 学校再開から約1カ月が経過した所ですが、早くも1学期末考査が迫っています。今日で考査3日前、生徒のみなさん、テスト勉強頑張っていますか?コロナの影響により中間考査が実施されなかった分、この期末考査の重要度が増します。事前準備をしっかり行い、万全の状態で考査に臨んでください。
 今日は、遠隔授業でお世話になっている和田山高校の霜尾利之先生にお越しいただき、2年生(ベーシック類型)簿記の対面授業をしていただきました。普段、モニター上でしか会ったことのない先生と教室で初対面し、最初は生徒たちも違和感があったようですが、そのうちに霜尾先生のパワフルな授業に引き込まれていました。遠隔授業では、授業中に質問しにくい点が課題ですが、考査前に対面授業をしていただくことで、学力の定着状況を確認していただきました。また、放課後には、補習を行い学習に不安な生徒へ対応いただきました。今後も、考査前には対面授業をしていただく予定です。
 霜尾先生、丁寧な指導をありがとうございました。今後とも、よろしくお願いいたします。

 
 
 

体力の限界に挑む…【47回生】

 現在、全学年の「体育」の授業では、新体力テストが行われています。握力、反復横跳び、持久走、50m走、立ち幅跳びなど全9種類の記録を得点化し運動能力の調査を行うことが目的です。今日は、比較的涼しく、グランドコンディションも良好な体力測定日和でしたが、2学年の50m走と持久走、ハンドボール投げが行われていました。運動の得て不得手に関わらず、生徒は今日も手を抜くことなく全力で楽しんで取り組めており、自分の限界に挑んでいました。そして、何より素晴らしいと感じたのは、人を罵ることなく、仲間を応援しようとする姿が見られたことです。
 新体力テストの結果は、科目の評価に影響するため少しでも良い結果であることに越したことはありません。しかし、生徒の授業に向かう姿勢、他人を思いやる心、人間性は満点です。これからも、その姿勢を貫いてください。お疲れさまでした。

 
 
 

校種の垣根を越えて...【交流授業】

 千種町の園小中高(こども園、小学校、中学校、高等学校)では、校種の垣根を越えて教員が授業を行う「交流授業」があります。今日は、本校の理科教員が、千種中学校の2年生17名を対象に「酸化と還元」についての授業を行いました。3種類の実験を通じて、空気中の酸素を得て酸化したり、酸素を失って別の物質になったりする様子を体験を通じて学んでいました。二酸化炭素を入れた集気びんの中に、燃やしたマグネシウムリボンを入れるとバチバチ閃光を放って激しく燃える様子に「おぉーっ!!すっげー」。また、試験管の中にアルコールを入れ、その中に熱した銅線を近づけて色が変化する様子に、「うわぁー、おもしろーい」と生徒たちは興味津々でした。極めつけは、試験管の匂いをかいで「ポテトサラダの匂いがするーっ」と意外な回答が…中学生の明るく、純朴で、積極的な姿に心が和みました。
 こうした交流授業は、私たち高校の教員にとっても貴重な勉強の機会となり、大きな励みにもなっています。2年生のみなさん、今日はありがとうございました。秋には、1年生を対象に「アユの生態と解体」の授業を行う予定です。楽しみにしていて下さい。

  
  
  

地域の星となれ…【スキー部】

 本校は海抜328mに位置し、夏は比較的涼しいですが、冬の寒さは厳しく豪雪地帯として知られています。近くには、ちくさ高原スキー場があり県南部からのスキー客が多く、地域の子供たちも幼い頃からスキーに親しんでいます。そうした環境を生かして本校には、「スキー部」があります。
 現在、部員数は4名です。他の部活動と兼ねている生徒が多いため、この時期に全員揃っての練習はありませんが、冬場のシーズンになると雪山に上って実践的な練習を行っています。昨年は、記録的な雪不足に見舞われ、県内の大会は軒並み中止となりましたが、2月に行われた新潟県での全国大会にはアルペン競技、クロスカントリー(以下、クロカン)競技で3名が出場しました。
 今日は、クロカン競技に取り組む2年生の女子生徒と一緒にロードでの走り込みを行いました。クロカン競技には、マラソン選手並みの筋力と持久力が必要であり、走り込みは必要不可欠です。私も元陸上選手、「走ることに関してはまだまだ負けまい」と思っていましたが、涼しい顔して軽々とついてくる生徒に、完全に力負けしました。「継続は力なり…」と言いますね。スキー部の皆さん、日々の小さな努力の積み重ねによって大きな成長が得られます。これからも頑張って練習に励んでください。そして、また一緒に走りましょう!

 

実践的学力の定着に向けて…【チャレンジ類型】

 本校には自分の適性に合った類型を選択でき、大学進学から就職まで多様な進路に対応できるカリキュラムが設けられています。その中でも「チャレンジ類型」では、国公立大学でも通用する力をつけるための授業設定となっており、週に2日(火、木)は7限授業を実施しています。10名以下の少人数のため、きめ細やかな指導ができるだけでなく、対話しながら楽しく学ぶことができ、生徒たちは着実に力をつけています。また、推薦入試やAO入試において必要となる論理的な思考力や表現力を身に着けられるよう対策しています。こうした取り組みによって、昨年度は国公立大学に5名、私立大学に6名、看護専門学校に4名が合格するなど大きな成果をあげています。
 今日は、それぞれの学年のチャレンジ類型の7限授業にお邪魔しました。1学年は「数学」、2学年は「古典」、3学年は「生物」でしたが、アットホームな雰囲気の中で生徒たちは、生き生きと勉強に励んでいました。

 
 
 

挫折越え 夢追って【女子バレー部 46回生】

 目標としていた大会がコロナの影響によりすべて中止となり、多くの部活動で3年生の最後の区切りとなる大会への出場機会が奪われています。こうした中、代替大会等の準備が進められている部活動もありますが、そうした機会すら与えられず静かに引退していく3年生もいます。本校の女子バレー部もその1つです。今回は、3年生の4人に今の気持ちを聞きました。
 1年生の頃、当時の3年生引退後は出場メンバーが揃わず、他の部から選手を借りながらの大会出場が続いたそうです。過去2年間、公式戦での勝利はほとんどなく、負け続ける弱小チームでした。それでも「バレーが好き、このメンバーが好き」と下を向くことなく努力を重ねてきた4人。昨年の西播秋季大会では、そうした努力が実り公式戦で久しぶりの勝利をあげました。今年度に向けては、有望な1年生の入部が見込めたため、「さらに上を!!」と機運を高めてきました。そのため、このチームでバレーする機会を奪われたことに涙する生徒もあったと言います。未練を残しつつ、現在はそれぞれ「看護師」、「保育士」、「音楽関係の仕事」など具体的な進路目標に向けて気持ちを切替えていました。
 「挫折」は本気で挑んだ証ですね。人生自分の思うようにいかない事が多いですが、こうした挫折の数だけ人は強く、優しくなれ成長できます。とっても明るく、礼儀正しく、仲の良さが伝わってくる4人。無事に目指す進路が決まり、後輩たちと一緒に楽しくバレーできる日が来ることを願っています。逆境に負けるな女子バレー部、頑張れ46回生!!!

 
 
 

当たり前の習慣【全学年】

 本校の昼休みは45分間設けられていますが、給食に約30分間(準備、片付け含む)かかるため、実質ゆっくり過ごせる時間は限られています。そんな短い時間の中で、給食後に多くの生徒が小さな巾着を片手に洗面所に向かっている光景を見かけました。「何をしているのか?」様子を伺うと、手洗い後に一斉に歯磨きをしているではありませんか。
驚きました…生徒に話を聞くと、中学校まで歯磨きをするように指導されてきた学校が多く、その習慣が身についているのだそうです。なんて素晴らしい習慣でしょう。
 本校の生徒は、歯磨き以外にも「あいさつ」、「掃除」、「時間を守る」など基本的な生活習慣が身についています。家庭の教育力の高さと本校入学までの学校における指導のおかげだと感謝しています。一方で、習慣というのは悪い方にも流されることがあります。先日の保護者を交えた会議でも、スマホ依存(ゲームやライン等)について各家庭で苦慮されていると聞きました。情報化社会の中でスマホは無くてはならなツールとなっていますが、ルールを決めマナーを守った利用の習慣にしてもらいたいものです。