今朝の千種町は20℃(午前8時時点)とようやく秋の気配が感じられる陽気となりました。「涼しい!」朝姫路の出発時は24℃でしたが、徐々に気温が下がっていく、窓を開けて車を走らせると心地いい風が感じられ少しホッとしました。
そんな秋空のもと午後から、小中高連携事業として栽培してきたイネ刈りを小中学生と一緒に実施しました。10日ほど前に降った豪雨によりイネは完全に倒れてしまい若干の品質低下は避けられない状況ですが、干ばつで水が全くない時は田んぼの隣に住む地域の方が水道水を毎日のように入れてくださったり、草刈りをしてくださったりと地域の皆さんに支えられて今日の日を迎えられたことを嬉しく思います。もちろん、高校生が水管理で田植え後に水田に足を運んだり、ヒエを駆除してくれたり、生徒たちの頑張りも目を見張るものがありました。そうして、苦労して収穫できたお米だからこそ、今日の喜びはひとしおです。
特別非常勤講師の田住先生から稲刈りについてのレクチャーを受け、いよいよ刈り取りです。高校生と中学生または小学生がペアを組んでの協同作業…ずっしりと実ったお米を抱えて、生徒たちの表情はとても輝いていました。いやぁ、とてもいい光景です。このお米は、乾燥・調整を田住先生にしていただき、玄米となって数日後玄米となって千種高校へ届けられます。そして、各方面に販売したり、給食センターに届けて小中高生みんなで食べたり、コンテストにも出品して生徒の探究活動へと繋げていきます。
児童・生徒の皆さん、そして先生方、大変お疲れ様でした!赤トンボ舞う秋空で、私も久しぶりにいい汗をかきました。収穫したお米はみんなの努力の結晶です。大切に活用していきたいと思います。
本校は、地元小中学校と様々な形で連携事業を行っていますが、校種を越えて実施する「交流授業」というものがあります。高校の教員が中学生や小学生を対象に授業を行うというもので、生徒も教員も互いに新鮮な学びを得る機会として定着しています。
本日、5限は千種中学校7年生を対象とした「アユの解剖」をテーマとした授業があり、本校の筏教諭が熱い熱い授業をしてくれました。まず、生きた元気のよいアユを手づかみしてポリ袋に入れ、麻酔で眠らせるところから授業はスタート…、生徒たちはキャーキャー言いながら生きのいいアユの手づかみに悪戦苦闘します。そして、麻酔が聞き始めるまで筏先生のアユの一生についての説明を聞きます。アユという身近な魚でありながら、その生態はとても不思議でまたたった1年しか生きられないという実態を知り、生徒たちはじっと話を聞き入っています。そして、「私たちの実験のために命を捧げてくれるアユたちに感謝して、しっかり学んでほしい!」と筏先生…生徒たちは「ハイ!」と大きな返事をしながらいよいよ解剖が始まっていきます。筏先生が最初に大型モニターを見ながらデモンストレーション…アユの体にハサミを入れ、臓器の場所や役割について説明しました。そして、いよいよ生徒たちが実践します。生きているアユにハサミを入れることは勇気がいることですが、生徒たちは器用にハサミを使用して解剖を進めていきました。死んでいるようでピクピクと心臓が動いている様子、精巣と卵巣の違い、肺がないけれどエラがあることなど、アユの臓器の特徴をしっかりと学んでくれたと思います。
いやぁ、3年ぶりに筏先生の「アユの解剖」授業を見させてもらいましたが、何度見ても素晴らしい!!生徒たちにアユという魚の生態と臓器のつくり、そして命への感謝の心を理解してもらえに違いありません。筏先生、ホントにありがとうございました!
昨日から就職試験がスタートし、いよいよ3年生は進路実現に向けて勝負の時を迎えています。就職希望者はまさに今、そして進学希望者も来るべき日に備え願書等の提出書類を整えたり、追い込みの勉強で忙しそうにしています。そんな受検を控えた3年生に今日は私からメッセージを送ります。
3年生の皆さん、いよいよ就職(進学)試験が目前に迫ってきました。おそらく、皆さんの胸中は不安で押しつぶされそうな気持ちではないかと思います。当然、試験ですから「採用(合格)」もあれば「不採用(不合格)」もある。相手がある事なので、どんなに自分の力が出せたと言っても「採用(合格)」になるとは限らないのが試験です。また、「何が何でも採用(合格)され(し)たい・・・」と思えば思うほど緊張し、力が入りすぎて力が発揮できないのも試験です。私は、そんな受検に挑む皆さんに人生の先輩として2つの言葉を贈ります。
1つ目は「自己ベストを目指してほしい」という事です。特に面接などでは、これまで練習してきた中で「今日が一番良かった!」と言えるようなものになれば最高ですね。100点は無理かもしれませんが、自分のベストは出すことができます。そのために、心を落ち着かせ「面接官との対話を楽しむんだ!」というくらいのつもりで挑んでください。2つ目は、「受検に失敗しても、次また頑張ればいい!」という事です。就職試験は特に力を発揮しても「不採用」だったり、逆に力が出せなかったのに「採用」だったりとかなり運的な要素も大きいです。ですから、「不採用」だったからと下を向く必要はありません。私も大学卒業後の就職試験で何社も不採用になり、教員採用試験に合格するのに10年を要しました。大切なのは、腐らずに次の目標を定め頑張り続けることです。もちろん、皆さんには出願した企業(大学等)に一発で「採用(合格)」されることを願いますが、頑張り続けていれば必ず皆さんを後押ししてくれる人がいますので、是非、肩の力を抜いて自分を表現してきてください。最後に、受検日当日までの体調管理にはくれぐれも注意してくださいね。千種高校51回生としての誇りを胸に、それぞれの試験会場でベストを尽くしてくれることを心から願っています。校長室から応援していますので、頑張ってください!!
先週末から始まった東京世界陸上2025、34年前に東京で開催された時は大学2年生でボランティアスタッフとして国立競技場にいた自分を思い起こします。あの感動が連日放送されテレビに釘付けの私ですが、特に昨夜は男子3000msc決勝で三浦龍司選手が激走し、男子棒高跳び決勝ではデュプランティス選手が世界新記録を樹立するなど興奮しました。そのせいか、夜になかなか寝付けず、また寝ても早くに目が覚める…今日は非常に体がしんどいです。
しかし、今朝の朝礼で卓球部顧問の楠田先生から「女子団体、個人、ダブルスで県大会に出場が決まった!」と報告があり、私は「ウォー!!!」とまた興奮状態に陥り眠気が吹っ飛びました。9月13日(土)の団体戦初戦で、姫路西高校に完敗し私はその試合を見に行きましたが、生徒たちは本来の力を発揮できずに初戦敗退となりました。そして、初戦敗退となった8校のうち優勝した1校のみが県大会に出場できるという、翌日の敗者復活戦に挑んだのです。私は見に行くことができませんでしたが、1回戦のvs相生高校では2-2で迎えた最終戦、中西さん(2年)が激闘を制し3-2で勝利すると、2回戦のvs県立大付属高校では3-0、そして3回戦のvs姫路東高校も3-0で勝利して、敗者復活戦で優勝!!!見事に最後の県大会出場権を獲得しました。
いやぁ、ホントにみんなよく頑張った!団体戦を見ていて、4人しかいないため試合が終わっても得点係をしなければならず、休めないこと。誰も声を出して応援できないこと。試合経過もよくわからないこと…。何人もいるチームと異なり不利なことばかりです。しかし、持ち前のチームワークの良さでそうしたハンデを乗り越えた生徒たち…ホントに素晴らしいです。県大会は11月7日(金)、8日(土)に尼崎で行われますが、私も休みをとって見に行きたいほど…生徒の皆さん、県大会に向けて頑張ってくださいねー。応援しています。
先週金曜日、1学年は岡山県瀬戸内市にある「牛窓」へ一日野外活動に出かけました!心配していた天気もなんとか持ちこたえ、牛窓港までバスで移動した後チャーター船で前島へ移動…。入所式を済ませたら野外活動のメインとなる「筏づくり」がスタートします。班員で協力しながらの筏づくり…沈没しないように試行錯誤しながら筏を組んでいきます。昼食を食べた後、ライフジャケットを身にまといいよいよ牛窓の大海原へ…いやぁ、みんな水面ギリギリでハラハラしたでしょうけど、イキイキと素晴らしい笑顔がはじけていますねー。私も一緒に行きたかったです。
例年ならば4月、5月に実施してきた野外活動ですが、大阪・関西万博の関係で大型バスが押さえられず、この時期での実施となりました。もう高校生活にも慣れ、生徒間の人間関係も構築されつつ時期ではありますが、この野外活動を通してさらにクラスの絆が強まったのではないでしょうか?1学年の生徒の皆さん、引率の先生方、大変お疲れ様でした!また、明日からの学校生活も頑張っていきましょう!
今朝の千種町は23℃(午前8時時点)で、昨日15時前後に降ったゲリラ豪雨や雷の影響で比較的涼しい朝となりました。日中もさほど気温上昇がみられず過ごしやすい、秋を感じられる陽気にホッとしています。体調不良者はなかなかゼロとはいかず本調子でない生徒も見られますが、1年生は明日一日バス研修で牛窓(岡山県)に向かいます。また、3年生はいよいよ来週から就職試験が始まります。大事な時期を迎えていますので、体調管理にはくれぐれも気をつけてほしいです。
さて本日は、2年生の体育の授業を見にお邪魔しました。2年生では選択で「バレーボール」と「バドミントン」に分かれて授業が展開されており、バレーボールは男子生徒が中心になってバドミントンは女子生徒が中心になって、どちらも大変な盛り上がりを見せていました。特にバレーボールでは、井川先生の指示に対し「ハイ!頑張ろう!」「ナイスー!」「ドンマイ!」など複数の生徒が掛け声を出し合い、非常に元気でハツラツとした生徒の姿が印象的でした。バドミントンでも終始笑顔が絶えない、明るい雰囲気があり仲間意識が非常に高いと感じました。
いやぁ、2年生いい感じですねー。11月には修学旅行を控えますが、みんなが楽しめる修学旅行を目指してこの雰囲気を大切にしてほしいです。
本校では、毎週火曜日、原則ノー部活動デーと位置付けて教職員にはなるべく定時退勤するよう呼び掛けていますが、昨日帰宅しようと駐車場に向かっているとグラウンドにいる体操服姿の数名の生徒たちと出会いました。「何しとんやぁ~!」と話しかけると「体育祭に向けての練習です。絶対勝ちたいんで!」と謎に裸足ダッシュを1時間以上もしていたようです。「わざわざ放課後に残ってするかー!?裸足で怪我するなよー」と思いつつも、その無邪気で一心不乱に頑張っている姿に微笑ましく感じました。
いやぁ、昨日は合同体育で体育祭種目メンバーを中学生と一緒に決めたばかりですが、いきなり気合入ってるなー。13日(土)東京2025世界陸上が開催されますが、トップアスリートの走りも是非参考にしてもらい、当日はベストパフォーマンスを見せてほしいと思います。生徒の皆さん、頑張ってください!
今朝の千種町は25℃(午前8時時点)、曇天で薄暗い朝となりました。今日は午後から雨予報で天気は下り坂のようですが、気持ちは晴れやかに前向きに頑張っていきましょう!
昨日5,6限、千種中学校体育館にて10月4日(土)開催予定の第9回中高合同体育祭に向けた1回目の「合同体育」が行われました。昨年までは、クラス対抗で得点を競う形をとってきましたが、特に中学生のクラス人数や男女比に隔たりが大きくなってきたため、今年度から中学生・高校生混合の縦割りチームを4つ編成して実施することになりました。そのため、これまで以上に中高生が交流できる機会が増え、本来の合同体育祭の目的や意義を果たせるのではないかと期待しています。体育科の井川先生の冒頭の言葉にも「連携(交流)、協力、思いやり」という目的を胸に素晴らしい体育祭にしようというお話があり、私は「その通りだ!」と思いました。
今日は代表生徒によるくじ引きでのチーム編成やチームカラーの決定、その後決まったチームごとに種目決めが行われ高校生がリーダーシップを発揮した楽しい雰囲気での交流が主体的に行われていました。次回以降は、実際にグラウンドを使用した入場行進を含めた演技や集合体系などの練習が行われる予定です。生徒の皆さん、中学生との合同体育祭に向けて頑張っていきましょう!
今朝の千種町は25℃(午前8時時点)とこの時期の千種の朝としては異常な暑さが続いています。それでも強烈なセミの鳴き声から秋の昆虫(コオロギやキリギリス?)などの優しい鳴き声に変わって、少しずつ季節が進んでいることを実感します。特に、夕暮れは確実に早まってきており18時の下校時間頃には薄暗くなってきました。これからどんどん日が短くなりますが、登下校中の通学での事故等には十分注意してほしいと思います。
さて昨日6限目、いつものごとくフラっと1年生の「体育」の授業を見させていただきました。男女に分かれて実施されており、男子はグラウンドでハンドボール、女子は体育館でバレーボールをしていました。2学期の授業がスタートして間なしですので、男女とも基礎練習でしたが、真剣かつ楽しんで授業に参加していました。決して、運動能力に長ける生徒ばかりではありませんが、先生方の指示されることに対し素直な気持ちで精いっぱい取り組んでいる様子が伝わってきました。千種高校の生徒らしいなぁ…、そんな印象を受け、とても癒されました。今後は、少しずつレベルアップして最後はゲームなども行うのでしょうね。またその時はお邪魔できたらと思います。1年生の皆さん、その姿勢でこれからも頑張ってください!
今朝の千種町は24℃(午前8時時点)でどんよりとした曇天となりました。湿度が高く風もないのでムシムシとしています。9月も適切にエアコンを使用しながら熱中症等の体調不良には気をつけていきたい所です。
昨夜、阪神タイガースが最速でのリーグ優勝を果たし阪神タイガースファンの私は大いに盛り上がったのですが、本当に今年の阪神は強い!!!過去にこんなに強い阪神を見たことがありません。もちろん選手個々の高い能力はありますが、その能力を見事に引き出した藤川監督の手腕と人柄を私は注視しています。どんなピンチになっても感情を押し殺して冷静に立ち振る舞う姿、試合後のコメントにも言葉の力を感じます。全く違う世界ではありますし勝った負けたではないのですが、生徒たちが個々に力を発揮できる学校、生きいきと躍動する学校を目指して精進しなければいけないと感じました。
さて先週金曜日、3年生を対象とした思春期健康教育講演会」が開催されました。社会に出ていく前に自他の性について正しく理解し、責任感を養うとともに適切な選択ができるようにすることが目的です。講師は、みさ助産院の前田先生で、生徒たちに自身の経験を交えながら今年も熱くお話していただきました。先生のお話に食い入るように真剣な表情で聞き入る生徒たち…改めて今ある自他の命を大切にする心が芽生えたに違いありません。生徒の皆さん、「へその緒は切れても魂の糸は繋がっている」あなたを命がけで産んでくれた人がいることを決して忘れてはいけません。
前田先生、助産師の立場からの貴重なお話の数々、本当にありがとうございました。今後生徒たちが命を大切にする行動がとれる人となり、適切な行動選択をしてくれるものと期待しています。
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