千種高等学校ブログ  Vol.Ⅱ

 本日の千種高校

米一筋講師の特別授業【49回生】

 本日6限、1年生「総合的な探究の時間」においてJAハリマ一宮営農経済センターの井口尚洋センター長と衣笠嘉晃課長にご来校いただき、イネ栽培の特別授業をしていただきました。田植え前の4月に続き、2回目の特別授業となりましたが今回もとても楽しく非常に中身の濃い授業でした。最初に、衣笠課長からイネづくりにおける水の役割やイネの花の開花条件等について説明を受けました。また、土からメタンガスが発生する仕組みや、土の中に空気を含ませる中干しの必要性も教わり単に水を張っておけばよいというものではないことを学びました。その後、米一筋のTシャツを着た井口センター長によるお米に係るクイズ大会が始まります。Q.千種町の昨年度の10aあたりの平均収量は?A.440kg…千種は水が冷たく分げつが進みにくいため収量は少ないが、寒暖差が大きく美味しいお米が収穫できる地域です。Q.JAハリマに出荷されたお米(30kg)の量は?A.12,000袋…10年前と比べて2/3の出荷量に減少している。それだけ、作り手が減少し休耕田が増えている。など、地域の農業の現状に触れながら解説いただきました。クイズで勝ち残った生徒は、今回も豪華賞品をゲット、生徒たちは大喜びでした。
 JAハリマのお二人には、今回の特別授業も含め、千種高校生のお米づくりのために様々な形でご支援をいただいています。もちろん、お米の「金賞受賞」を応援してくださっていますが、一番は私たちの主食であるお米や農業に目を向けてほしいという思いが込められています。
 井口さん、衣笠さん、今日も熱い授業をありがとうございました。夏場に向けて水管理や除草作業、しっかりと取り組んでいきます。

 
 
 
 
 

㊗国体県予選会出場へ【卓球部】

 今朝の千種町は18℃(午前7時時点)、久しぶりの青空と雨上がりの澄んだ空気に晴れやかな気持ちで朝を迎えることができました。アジサイの花が太陽の光を浴びて輝きを増し、存在感を示しています。
 さて、今日は6月13日(日)に開催された卓球の国民体育大会西播地区予選会で、見事に男子個人戦で県予選会への出場権を獲得した新星を紹介します。1年生の森脇大知(千種中出身)です。森脇君は、中学から本格的に卓球を初めたそうですが、中学時代は市の大会で1回勝てるかどうか…、個人で県大会に出場できるほどの実力は全くありませんでした。高校に入学後、先輩とのレベルの高い練習の中で「勝ちたい」「強くなりたい」という、気持ちの面で意識が向上したと言います。コロナで思うように練習が出来ない日は、筋トレをしたり、動画を見てトレーニングを積み重ねてきました。顧問の吉田先生も、「もの静かだけど真面目で、コツコツ努力でき、部の雰囲気を良くしてくれている」と評しています。
 高校に入学後、仲間と共にメキメキと力をつけてきた森脇君、今回の県予選会出場は必然的だったのでしょう。本当によく頑張りました。明後日、19日(土)に姫路ウインク体育館で開催される県予選会に向け、今日も黙々と練習に励んでいました。県大会への抱負を聞くと、「まずは1勝したい!」と謙虚に答えてくれました。なんか、すごく応援したくなるいい子です…。1年生なんだから、どんな相手でも挑戦者の気持ちで挑んでください。応援しています。

 
 
 

噴火の原理を学ぶ…【47回生・チャレンジ類型】

 今日は朝から雨が降り続き、半袖だと肌寒い一日でした。気温が低い今日のような日は、あまり動きが良くないと思いますが、暖かい日は夜にホタルが舞う季節ですね。私は、千種でのホタルをまだ見たことがありません。筏先生によると千種にはホタルの幼虫が食べるカワニナがいないので、あまりいないそうです。つまり、水が美しすぎて有機物が少なく、川の流れが速いのでカワニナが繁殖しにくいというのです。なるほど…、水がきれいな所にホタルが多いと思っていましたが、一概にそうとは言えない事を教わりました。
 さて、その筏先生が先週、職員玄関で「地学基礎」の授業をしていました。「何で、ここで授業を?」と疑問に思いながら話を聞いていると、炭酸水とメントス(飴)を使って実験をするようでした。炭酸水にメントスを落とすと、凄まじい勢いで炭酸が噴き出してきます。その力でペットボトル上に盛った土を破壊するというちょっとバカげた実験です。しかし、これは実際の噴火の原理と同じだそうで、生徒たちは厳しい日差しを浴びながら真剣に取り組んでいました。残念ながら、この日用意された磁石の力が弱く、土を盛る前にメントスを炭酸水に落下させてしまい実験は失敗に終わりました。それでも、なんとなく失敗の中で噴火の原理は学べたのではないでしょうか?筏先生、次はもっと強力な磁石を用意してあげてくださいね。楽しい授業をありがとうございました。

 
 
 

全国の郷土料理を学ぶ【47回生】

 生徒の皆さん、唐突ですが…歯の健康状態はどうですか?毎日、昼食後に歯磨きの習慣がある本校生は、歯も歯茎も健康だと思います。しかし私は、先月歯茎がうずきだしたので仕方なく歯医者に出向くと「細見さん、これはもう抜くしかないわ!」と医師から抜歯宣告を受けました。「マジかぁ…」その瞬間、幼い頃に歯を抜かれた時の痛みと恐怖心が蘇って、死刑を宣告されたかのような気持ちになりました。たった1本の歯ですが、1本欠けるだけでご飯もビールも美味しくなく、なんとなく活力がなくなる自分があり、改めて歯は大切だと感じています。生徒も皆さんも私のようにならないよう、気をつけてください。
 さて、昨日の3年生「フードデザイン」の授業では、各都道府県の郷土料理をテーマに発表会が行われました。Surfaceを用いて事前にネットで調べパワーポイントにまとめたものを3~5分程度で発表しましたが、とても楽しい発表会になりました。発表者は、様々な切り口から身振り手振りで聴衆に伝えようとみんな必死に頑張っていました。また、聞き手もメモを取り、人の発表内容を自分のものにしようと真剣で素晴らしかったです。
 文化祭の準備等と重なり、生徒たちは大変だったと思います。しかし、短時間で調べ、まとめ、発表するという学習の中で、全国の郷土料理に関する学びはもちろん、プレゼン力や表現力等それ以上の大きな学びが得られたのではないでしょうか?生徒の皆さん、お疲れ様でした。

 
 
 

今日はお弁当DAY【全学年】

 この週末を含め、今週は梅雨らしい天候が続く予報となっています。午後からは一時的な豪雨によりグランドは一瞬にして水浸しとなりました。気温がまだ低い分、不快感はマシですが、蒸し暑い梅雨の到来を少し感じました。一方で、本館とグランドの間に植えられているアジサイの花が色付き始め、淡い青やピンク、白などの美しい花を咲かせています。昨年も紹介したように、このアジサイは卒業記念に植えられたもので、千種高校の歴史そのものなのです。生徒の皆さんも、今一番輝いているアジサイの花を是非とも観賞してください。
 さて、今日は小中学校が振替休日でした。そのため給食がなく、生徒たちは各自でお弁当を持参しての昼食となりました。千種高校では、年間でもほとんど見られないお弁当DAYです。生徒がどんな様子でお弁当を食べているか、1,2年生の教室に出向いて様子を伺いました。生徒に「給食と弁当どっちがいい??」と悪い質問すると、女子生徒は「お弁当です!」と迷わず即答…、これは、給食が嫌いという訳ではなく「好きなものが食べれる」、「量が調整できる」という事があるようです。男子生徒は、意見が割れて「量があればどちらでもいい」という生徒が多かったです。さすが、育ち盛りの高校生ですね。
 保護者の手による愛情たっぷりのお弁当を毎日食べれるのは幸せだけれど、作る側は大変です。でも、たまに食べられるお弁当をとても嬉しそうに…そしてしっかり感謝して食べていました。

 
 
  

第47回文化祭

 笑いあり涙ありの第47回文化祭が無事に終了しました。私は、千種高校赴任以来、間違いなく一番笑ったと思いますし、1,2年生のクラス発表後の村上先生、吉田先生のインタビューで二人して泣き出した時には、もらい泣きしそうになりました。それだけ、各学年の先生方も今回の発表までに様々な想いがあったのだろうと思います。
 今年のクラス発表はコロナ対策のため、ステージでの口頭発表とせず、事前に撮影した動画での演劇発表でした。そのため、動画の編集作業に非常に時間がかかり大変だったと思います。しかし、各学年のカラーが色濃く出た素晴らしい発表ばかりでした。また、カルチャー部、茶華道部は昨年の文化祭発表が叶わなかった先輩たちの無念の気持ちを背負って、心の込めた発表でした。そして、展示発表では選択美術の作品の数々、アクティブ写真、1年生校外学習の写真とデッサン等で、日頃の学習の成果を発表しました。中でも一番スゴイと驚いたのは、生徒会執行部の様々な企画と運営でした。「どこにそんな時間があったのだろう!?」と思うほどの楽しい企画が満載で、文化祭を盛り上げてくれました。また、幕間のつなぎ役としてアドリブでインタビューに回るなどフル回転の活躍でした。
 文化祭を通して、1つの目標に向けみんなで作り上げていくことの大切さを改めて生徒たちから教わりました。そして、本校生徒の何事にも手を抜かず全力で取り組む資質と能力を存分に感じました。「お疲れさま」、「ありがとう」、「よく頑張った」と生徒全員に声をかけたい気持ちです。

 
 
 
 
 
 
 
 

チーム ゴリラ参上!【48回生】

 文化祭前日の今日は、文化祭準備とリハーサルを一日かけて行いました。各クラス発表のリハーサルでは、体育館のスクリーンに撮影・編集を重ねた動画を映し出し、クラスみんなで動画の視聴をしていました。同時に、映像の写し方、音声、切り替えのタイミング等を入念にチェックし、最後の修正作業が行われていました。
 その中でひときわ目を引いたのは、全員(教員も含め)がお揃いのTシャツを着て体育館にやってきた2学年でした。「気合入ってるなぁ…」バックプリントにはY.CLASSのロゴとなぜかゴリラのイラストが描かれています。生徒に「このゴリラは吉田先生をイメージしてるの?」と聞くと、「全然関係ないですーっ、なんか可愛いいと思って…」と返答がありました。それなら良かった。とてもインパクトのあるTシャツで、最後は集合して全員でゴリラポーズを写真に収めました。(写真では分かりにくいですが、中央のスクリーンに演劇タイトル「彼女がAIする世界なら」と素敵なイラストが描かれています)※イラスト:大島悠吾(波賀中出身)作、監督・脚本:山森咲楽(一宮北中出身)
 ステージでの演劇発表ではありませんが、気持ちを一つにしてこれまで準備してきた証となるクラスTシャツ、いいですねぇ…明日は、そのTシャツを着て思い切り楽しんでください。

 
 

輝きを放つ生徒たち…【全学年】

 今日も快晴…雲一つない青空は嬉しいですが、暑い!!空気が乾燥し、カラっとした暑さですが日差しがきつく、気温上昇がピークとなる午後から夕方にかけては不快感を感じるようになりました。教室のエアコン使用の基準日は7月以降ですが、マスクを着用している状況下であり、7月を待たず適切にエアコンを使用していきたいと思います。
 さて、文化祭まであと2日、放課後は各学年で遅くまで残って最後の撮影や動画編集等が行われています。部活動との兼ね合いで文化祭のことだけに集中できない生徒も多い中、生徒たちは互いに助け合いながら前に進めようとしている姿は、それだけで感動ものです。納得いくまで何度も同じシーンを撮り直し、そのたびに服を着替え、会場設営をして必死に取り組んでいる生徒たちを私は陰ながら毎日応援しています。あと少し、最後まで頑張ってください!
また、美術の授業では展示作品の仕上げ作業を、茶華道部は深川先生に指導を受けながら生け花の準備を、カルチャー部は太鼓を体育館に移動しての音合わせを…それぞれが最後の追い込みで活発な活動が繰り広げられています。
 緊急事態宣言発令中での第47回文化祭、しかし2年ぶりの開催を心待ちしていたかのように生徒たちは、それぞれの所属場所で輝きを放っています。様々な制限付きの開催となりますが、保護者の皆さま、地域の皆さまどうかご理解、ご協力をいただきますようお願い申し上げます。
 
 
 
 

選択体育でEnjoy Sports【47回生】

 今朝の千種町は18℃(午前7時時点)と朝は清々しい陽気ですが、日中は30℃以上の真夏日となり暑さを感じます。マスクを着用していることもあり、これからの季節は熱中症に注意しなければなりません。教室内の換気や、半袖カッターシャツへの衣替え、こまめな水分補給等を心掛けましょう。そして、一番大切なのは睡眠時間の確保や食事をしっかり食べるなどの生活習慣を整えることです。私も、最近疲れを感じていたので昨晩は21時前には寝ました。そのお陰で、今朝はスッキリしています。たくさんの事を抱えている生徒の皆さんですが、優先順位を決めてやるべき事をやり、睡眠時間は確保するように心がけてくださいね。
 今日は、3年生の体育の授業の様子を紹介します。現在、サッカー、ソフトテニス、バドミントンの中から生徒が選択し球技が行われています。単に球技を楽しむだけでなく、それぞれの種目において担当教師から基本トレーニングを受け、その技術の習得を目指した授業が展開されていました。うっかり体育館でのバトミントンの撮影を忘れてしまいましたが、体育委員がリーダーシップを発揮し楽しい中にも規律ある授業が行われています。体育の授業を通して、生涯楽しめるスポーツを見つけてほしいと思います。

 
 
 

最後まで投げ出さない【47・49回生】

 本校の家庭科授業は、1年生の家庭総合(2単位)と3年生アクティブ・ベーシック類型のフードデザイン(2単位)があります。家庭総合では、私たちの身の回りにある衣食住に関する基礎基本を実技を交えながら学び、フードデザインでは文字通り食品をデザインする科目で、栄養、食品、献立、調理等について学びます。※今年度は、コロナ感染防止のため調理実習は実施できておりません。
 この授業を担当するのが、非常勤講師の三宅歩美先生で週に一度、京都市内から本校までお越しいただいています。朝4時起きで往復6時間以上もかけて通勤し、生徒たちのために工夫を凝らした授業をしていただいていることに感謝しかありません。本当に、ありがとうございます。今日は、そんな家庭科の授業の様子を紹介します。
 3,4限は3年生のフードデザインでしたが、教室では全員がタブレット型ノートパソコン(Surface)を使用して何やら調べたり、まとめたりしていました。事前にくじ引きして決めた各都道府県の郷土料理について調べ、来週プレゼンできるように準備していたのです。「これは、面白い!」全国の郷土料理を深く知る機会となり、プレゼン力が問われますね。生徒たちは大変かと思いますが、来週の発表に向けて頑張ってほしいです。
 5,6限の1年生家庭総合では、被服実習「あずま袋を作ろう!」が行われていました。まつり縫い、なみ縫い、返し縫いの技術を使って形を作っていきますが、特に男子生徒は悪戦苦闘…「糸がからまった!」など叫び声が聞こえました。それでも、投げ出さず先生の助言を受けながら懸命に前に進める生徒たちは、偉いと思いました。被服の専門教室が使用できないため、HR教室での実習でしたが狭い机でも文句を言わず、楽しく実習ができていました。