今朝の千種町は3℃(午前8時時点)と雪まじりの雨が降る寒~い朝となりました。日中も曇天でほとんど気温が上がらなさそうで時々雪が舞っています。いやぁ、教室にはストーブがありトイレは暖房便座がありますが、そうした環境に有難みを感じます。
さて本日、3限に1年生が「他世代の方々とのトークセッション」を行いました。今年で3年目となる行事で、高校生がお爺ちゃん、お祖母ちゃんにあたる人生経験豊富な方々と接する機会を通して、生き方、考え方を学び自分のキャリアにも繋げてもらえたらと実施しています。宍粟市老人クラブ連合会の役員8名にご来校いただき、4つのグループに分かれ、楽しくためになるトークセッションが行われたのです。自己紹介からスタートし、生徒たちが主導で事前に考えておいた質問や相談を投げていきます。「高校生のうちにしておいた方がいいことは?」「今までの人生で辛かったこと、楽しかったことは?」「部活動から得たことは?」などなど生徒たちがどんどん質問攻撃をしていきます。老人クラブの皆さんも、孫を見るような優しい眼差しで生徒たちに丁寧に質問に答えてくださいます。「人生なんてあっという間よ、若い時にやりたい事をやりなさい!悪いことはあかんよ((笑)」「人のために役に立つことの幸せを人生のどこかで感じるはず、人のためは自分のためよ」など、年月を積み重ねたからこそ語られる深~いお話の数々を、生徒たちは真剣な眼差しで聞きメモをとっていました。
いやぁ、素晴らしい!!老人クラブの方々も高校生と接するめったにない機会を楽しみにお越しいただき、本校生にとっても気づきの多い時間となりました。今日のお話の中で生徒個々に感じたことを今後の生き方に少しでも繋げてほしいです。宍粟市老人クラブ連合会の皆さま、今日は本当にありがとうございました!
今朝の千種町は3℃(午前8時時点)でしたが、今日も温かな太陽の日差しをうけてホントにいい天気です。実は私恥ずかしながら先週末、「ぎっくり腰」になり激痛と戦う日々を過ごしてきました。健康しかとりえのない私でしたが、歩くこと着替えることも困難で介護がないと生活できない経験をして、老いを感じると同時に健康でいられることへの感謝の気持ちも芽生えました。今はようやく通常の動きができつつあり安堵している所です。
さて、昨日の新竹私立義民高級中学校との交流事業で紹介できなかった集合写真を本日掲載いたします。歓迎行事を終たばかりの体育館での撮影でしたが、みんないい笑顔をしていますね。海外の高校生と交流する機会はめったにないことですが、両校の生徒にとって間違いなく学びや気づきの多い素晴らしい時間になったと確信します。お世話になった関係機関の皆さまに重ねて心からの感謝を申し上げます。ありがとうございました!
台湾交流事業の最後のプログラムとして「部活動体験」を行いました。義民の生徒さんに、カルチャー部、ライフル射撃部、茶華道部の3つのグループに分かれてもらい正味30分ほどの時間でしたが、体験していただいたのです。部活動の生徒たちが、各部に案内し流暢な英会話とはいかなくとも懸命に単語をつないで伝えようと頑張っていました。その様子は微笑ましく、見ていてホッコリしました。優しい生徒たちの気質が、義民の生徒たちにさらに伝わったのではないかと思いました。最後は、学校に残っている生徒、教職員全員で義民のみなさんをお見送り…仲良くなってなかなか帰ろうとしない義民の生徒の姿もみられ、今回の国際交流がきっと生徒たちの心の中に残るものだと確信しました。バスが見えなくなるまで手や旗をふってお見送りし行事を終えました。
今回の国際交流を終えて、まず本校生の積極性が非常に目立ったこと、言語の違う生徒間でも伝えようとすれば伝わる経験を得たこと、義民の生徒たちへ本校生の優しさが伝わっていると感じたこと、本校生にとって多くの成長を感じる機会を得ました。きっと今日の交流を機に、英会話の必要性を感じ日々の勉強への取り組み方が変わる生徒もいるでしょう。生徒の皆さんが少しでも何か前を向くきっかけになってくれたなら嬉しいです。最後になりましたが、宍粟市、宍粟市国際交流協会、兵庫県国際交流協会の皆さまには、全面的にご協力をいただき、この行事を無事に終えることができました。心から感謝申し上げます。ありがとうございました!
各学年の生徒間交流を終えるとランチタイムです。昼食は、ちくさ学校給食センターさまにご無理をお願いして義民の皆さんにも本校生と同じ給食を食べていただきました。今日のメニューは、ご飯、カブのとろみスープ、タラのフライ、冷麦サラダ、紅マドンナでした。高級料理とはいかないかも知れませんが、私たちが日常的にいただいているものを体験していただくことも大切です。生徒会の生徒たちが各テーブルに入って交流しながら楽しくランチタイム…、中には口に合わなかった生徒もいたようですが、これも国際理解の大切な学習ですね。ただ義民の生徒たちは、ご飯の美味しさには驚いていたようでした。昼食後のわずかな時間に、本校生徒と義民の生徒たちが踊りだす一幕も見られ、もう完全に仲良くなっており、連絡先などを交換している姿も見ることができました。
いやぁ、素晴らしい!!!言葉は十分に伝わらないけども、本校生が意欲的に関わろう、もてなそうと働きかけておりその気持ちが義民の生徒にも伝わってとてもいい雰囲気…、もはや通訳ボランティアの宍粟市国際交流協会の皆さんもそんなに必要ない状況になっていました。高校生恐るべし…、素晴らしい時間が過ごせました。
歓迎行事が終了し、11時40分から約30分間各学年ごとの生徒間交流を行いました。義民の生徒たちに10名ずつ3グループに分かれてもらい、各クラスで生徒たちが用意してくれた交流が展開されていました。1年生は「カードゲーム」を行いUNOが5人グループで行われました。英語で書かれたルール説明で共通理解を図り、各グループでUNOが始まるとそこは高校生、一気に仲良くなり笑顔でカードゲームが進められていきます。「こんなに打ち解けられるものなの?」と通訳ボランティアで参加いただいていた宍粟市国際教育協会のみなさんも驚かれており、これも本校生の優しい気持ちが伝わってのものだと嬉しくなりました。2年生もグループになり「折り鶴、日本語講座」が行われました。日本でもで折り紙を使用する機会は年齢を重ねるごとになくなりますが、お菓子やジュースをいただきながら楽しく交流ができていました。面白かったのは、生徒たちが自分の好きなお菓子を自慢げに英語で熱弁しており、「デリシャス!」を連呼している光景でした。日本語講座をする時間は少なかったですが、素晴らしい企画だったと思います。3年生は超ノリノリの大前くん、鎌田さん、岡さんらを中心に「正月遊び」を体験するコーナーを作っていました。英語でルールを説明し「福笑い」「だるま落とし」「トントン相撲」「けん玉」が行われ、メチャメチャ盛り上がっていました。手作り感満載のブースに「この短時間にここまでようできたものだ…」と関心しました。
いやぁ、盛り上がりすぎで30分程度の交流では全然足りないほどでした。台湾の先生方も、手作り感溢れる温かい雰囲気の交流にとても喜んでいただきました。各学年の先生方、そして物おじせず積極的に交流した生徒の皆さん、本当に素晴らしい交流をありがとうございました!
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