2024年9月の記事一覧

【校長の窓】2学期始業式 式辞

皆さんおはようございます。

あっと言う間に夏休みも終わり、2学期が始まりました。

今年の夏もとても暑かったですが、みなさんは充実した夏休みを過ごせましたか?何か自分はこれを頑張ったと言えるものがあるでしょうか?

それが言える人は素晴らしいと思います。一生懸命打ち込めるものがあるということは本当に幸せなことだと思います。それを大事に大きく広く育ててほしいと思います。

一方、特に頑張ったと言えるようなことはなかったし、ただなんとなく過ごしてしまったという人もいるかもしれません。頑張れない自分は意志が弱くてダメだなあとか自信をなくしてる人はいませんか?

大丈夫です。皆さんは頑張っています。心配いりません。私は皆さんが夏休み中も、この猛暑の中、相高坂を上って登校して真面目に補習を受けている姿、部活動をしている姿を見ていつもすごいなと思っていました。

私は、自分で考えて決めたことをコツコツと積み上げていくことが自信をつける方法だとこれまで何回も言ってきました。

自分に自信が持てないという人は、確実にできるだろうということからまずは始めてみることです。すでに毎日行っていることを振り返ってみるという習慣をつけることから始めてもよいと思います。自分の毎日の行動を細かく分析してみると何かヒントが見つかるかもしれません。他人と較べて判断するのではなく、自分ができていることを認めて自分を褒めたり、自分にありがとうと言ってあげたりしましょう。 

そして、自分の変化に気がつくようになれば、自然ともう少しこうしたらどうなるだろうかとか、考えて試してみたくなったりするのではないでしょうか。自分が考えて行動を少し変えたことで何かが変わるということに気がつけば、あとはどんどんなりたい自分をめざして自分自身を変えてゆけばよいのです。

まずは、自分が好きなことや嫌いなこと、得意なことと苦手なこと、できていることとできていないことなどをきちんと理解することから始めてみましょう。

完璧な人間、万能な人間など一人もいません。みんな得意なこと苦手なことがあります。どんなに努力して準備していても、失敗したり判断を間違えてしまったりすることもあります。自信満々などという状態はあり得ないのが普通だと思います。

社会に出れば、今よりもっと何が正解か分からない問題に向き合い、判断して答えを出さないといけません。もちろん一人ではできません。一人でできることなんてたかがしれています。チームで協力して問題に立ち向かうことになります。そのための準備を今、高校でやっているわけです。

この夏休み、充実して過ごせなかったという人は、2学期はどうすればいいか考えて頑張ればいいのです。

2学期は学校行事もたくさんあります。3年生はいよいよ受験の正念場です。まだまだ猛暑が続くようですが、体調管理をしっかりとして、みんなで協力して感謝と笑顔のあふれる2学期にしていきましょう。

【校長の窓】1学期終業式 式辞

皆さんおはようございます。もう1学期の終業式となりました。

皆さん1学期のこれまでの生活を振り返ってみてください。

充実していましたか?

私は、皆さんの明るい挨拶や授業に真剣に取組んでいる姿、体育の授業や部活動の元気なかけ声、など、毎日皆さんが頑張っている姿から元気と勇気をもらっています。

うれしいこともたくさんありました。駅で倒れた他校の生徒を相高生が助けてくれたということでお礼の電話がかかってきたことがありました。

部活動では、この後表彰伝達式がありますが、多くの部活動が活躍して素晴らしい成績を残しています。陸上競技、剣道での近畿大会への出場もありました。 

相高祭では、皆さんの生き生きとした充実した笑顔はもちろんですが、私がもう一つうれしかったのは、有志の出し物で色々なジャンルで日頃から頑張ってきていることをみんなの前で披露してもらえたことです。また、先日の講演会で皆さんからたくさんの質問が出たこともとてもうれしく思いました。大勢の前で堂々と自分が頑張ってきたことを発表したり疑問に思ったことを質問したりできるということは素晴らしいことです。

相生高校は、生徒の皆さんも先生方も一生懸命で本当に良い学校だといつも思っています。それと同時に、それだからこそ、もっともっと良い学校になれる、そうしたいと思っています。おそらくその思いは皆さんも同じではないかと思います。

私は「皆さんはなりたい自分になれる」ということをずっと言ってきました。先日の講演会でも皆さんの可能性は無限大だという話があったと思います。

夢を夢のままで終わらせるのか、チャレンジするのか、どんな人生にしていくかを決定するのは常に自分しかありません。1日1日の積み重ねが人生になります。そしてその1日は、今この一瞬の積み重ねです。今何をするかを決めているのは自分だということをしっかりと意識することです。

一人で頑張ることはしんどいことですが、皆さんの周りには頑張っている素晴らしい仲間がいるということを忘れないでください。お互い切磋琢磨して高め合ってみんなで頑張ってほしいと思います。

夏休みは何かにチャレンジする絶好の機会です。夢に向かって何をするか。まだ夢が見つかっていないという人は、自分の可能性を広げるために何をするか。自分でしっかりと考えて計画を立て、行動に移してください。そして継続してください。自分で決めたことを継続すれば力になり自信になります。「継続は力なり」です。

それでは、この夏、暑さに負けず、健康で有意義な夏休みにしてください。