【校長室の窓】3学期終業式 式辞

皆さん、おはようございます。ようやく、まん延防止措置が解除されました。こうして、皆さんの前で式辞を述べるのも、実に4月8日以来です。

この令和3年度も本当にコロナに振り回された一年でした。特にこの3学期は第6波の影響で、短縮授業など学校生活を大きく制限する事態となってしまいました。先生方やみなさんの協力のおかげで、なんとか3学期を乗り切ることができました。ありがとうございました。春休みに入りますが、引き続き感染予防に高い意識を持っての生活をお願いします。

 

大変な3学期でしたが、嬉しいことが4つありました。

1つは、2年生の修学旅行での事です。ホテルの支配人やスキー学校の校長先生から、「素晴らしい生徒さんたちですね。特にこの悪天候にも関わらず、5分前集合どころか、10分前、15分前には集合している。悪天候なので、そんなに早く集合されなくてもギリギリで良いですよ!」と言われました。最高の褒め言葉でした。そして、自分の時間を割いてでも、友達を気遣う人を多く目にしたのも嬉しかったです。2つ目は、ソフトテニス部の男子生徒4人が、車の接触を避けようとされたおばあさんが倒れて怪我をされたのを助けたということです。感謝をされたご主人が学校を訪ねるだけでなく警察や市役所などさまざまな所で、相生高校の生徒は素晴らしいといっていただいているようです。心が育っているなあと嬉しくなりました。3つ目は、42回生の先輩達が合格の報告にやってきてくれていますが、そのこと自体も嬉しいことなのですが、その先輩がこんな文章を寄こしてくれました。「卒業生として懐かしい母校を訪れて、在校生からすると素性も分からない人なのに、『おはようございます』と自分から挨拶してくれる生徒が多くて、また挨拶がとても素敵で、大変嬉しく感じました。社会にでたら、人間関係をつくるのに、まず挨拶から始まるので、このまま続けてください」とのメッセージを寄せてくれました。私がいつも言う「自分からの挨拶」ができているんだなあと嬉しくなりました。4つ目は、先日卒業した3年生2名がそれぞれ校長室に合格の挨拶にきてくれました。一人は、お医者さんを目指し見事に医学部に合格してくれました女子生徒で、もう一人は部活動でキャプテンをしながら国公立の経済系に合格してくれた男子生徒です。嬉しかったのは、二人とも、相生高校を選んで良かった。相生高校に来て良かったと胸を張って言ってくれたことです。一年の時はしんどくて大変だったけど、自分を信じて、そして先生方を信じて頑張ってきて本当に良かったです。と嬉し涙をこらえながらいってくれました。1年、2年の諸君、この1・2年で培ってきた基礎・基盤を基に、3年生できっと伸びる!そう自分を信じて、頑張って突き進んで欲しいと思います。

最後になりましたが、この春休みは、新学年、新学期への準備期間です。コロナ対策を怠らずに、充実した時間をお過ごし下さい。以上で式辞を終わります。