【校長室の窓】43回生 共通テスト激励会

2022.1.11

みなさん、こんにちは。

いよいよ今週末に共通テストが迫ってきました。本来は前日の激励会なのでしょうが、私の都合で急遽こうして集まって頂き申し訳ありません。

 

まず最初に言いたいのは、今日を入れてまだあと4日あるということです。中間考査や期末考査を思い出してもらえばわかると思いますが、一夜漬けで大量の知識を覚えてきた経験のある人も少なくないのではないでしょうか。集中して、まだやれる!!と前向きに捉えて頑張って欲しい。

 

そして「受験は、団体戦だ」とよくいわれます。ドラゴン桜というドラマの中でも言っていましたが・・・この言葉に違和感を持つ人がいるのも事実です。「んなーことはない!あくまで個人の頑張りだ!」「学校は合格実績をあげるためにいってる!」と。

 

でもこの言葉は、本校の校風にぴったりのことばです。「みんなで最後まで頑張る。みんな最後まで諦めない。」と多くの先生方から1年生時から檄を飛ばされてきたのではないでしょうか。受験は孤独なものでなく、友人、クラス、学年全員で取り組むことで、切磋琢磨し、励まし合い、支え合うことで、個人的にも大きな力となるという意味です。まさに「チーム相生」ですね。

ここには入学してから、共に頑張ってきた仲間がいます。

また皆さんを指導してきた先生方がいます。学年通信ぜひ一読してくださいね。

そして何より皆さんを暖かく見守ってこられたご家族がいます。

有り難いことです。感謝の心を持って受験に向かってください。

 「受験は団体戦」・・実はこれは、安心感のことです。しんどいのは一人ではないという安心感、ドキドキしながら向かう会場には仲間が一緒という安堵感。見守り支えてくれた人たちに感謝することでの心のやすらぎ。心が落ち着き穏やかになり前向きに物事を考えることが、脳にとって最も喜ばしいことなんです!受験で最も重要なことは、記憶したことをいかに再生したり応用したりできるかです。

 

この再生能力の最大の敵は、脳が「不安感」(自己否定)を持つこと。不安感は脳を萎縮させます。脳を萎縮させてはいけません。緊張せずに!といわれても、当日は緊張します。当たり前です。心配しなくても会場にいる受験生は全員が緊張しています。その上で、不安がらずに緊張をコントロールというか楽しむことが大切です。校長先生は自分なりのこつを知っています。

 

金メダル間違いなしと言われる選手の多くが試合直前にすることは、共通しているようです。練習はもちろん継続するのですが、精神面を整えることが多いようです。たとえば、「一日一善」「笑顔で過ごす」「感謝の心を表現する」らしいです。一緒でしょ? 如何に自分の脳をうまくだましてリラックスさせるかです。

どうせ、一週間後は来る!受験の日はやってくる。なら、前向きに考える方が良いに決まっている。前向きとは、「自分を信じ切ること」です。

 

では、皆さんの健闘を祈ります。頑張ってください。