環境建設工学科長&愉快な先生たち
環境建設工学科:現場見学
みなさんこんにちは、環境建設工学科長の「グリーンT」です。今回は2月21日に行われた現場見学会の内容についてお話します。
本校前を流れる栗栖川において、まちづくり連携治水対策で行われている揖保川觜崎地区河道掘削工事が行われています。昨年同様、国土交通省の協力を得て、環境建設工学科の2学年生徒36名が現場見学に参加させていただきました。
今年度の現場見学では、近年、導入が進んでいる「VRとAR」の技術体験をさせていただきました。「VRとARって何?」って思いますよね。分かりやすく説明すると、ポケモンGO やドラクエウォークのようなものです。VRは仮想現実に入る技術、ARは仮想現実を現実に反映させる技術です。VRは専用のヘッドセットをつけて見回すことで現場の疑似体験ができ、工事現場で事故や怪我を防止する安全教育などに使用されていました。ARはタブレット越しに対象物を映すことで、完成予想図などが確認できるものです。
建設現場ってどんどん進化しているんですよ!建設業界には知られていない魅力がたくさんあります。これからも皆さんに情報発信していきますね!!
環境建設工学科:町ぢゅう美術館参加
こんにちは!毎度おなじみ環境建設工学科愉快な先生ことハッピーです(^^)/
今回はいつもと趣向を変えて、校外での生徒の活動を紹介します。2月10日~12日で本校総合デザイン科が主催する「町ぢゅう美術館」がありましたが、環境建設工学科も11日(土)に参加させていただきました。活動内容としては、主に工作教室を行いました。
実は、昨年度は新型コロナウィルスの感染拡大を受けて、本番2日前に急遽参加を中止した経緯があり、当時の生徒達には本当にかわいそうな思いをさせてしまいました…(泣)
しかし、今回は感染も落ち着いてきたこともあり、2年ぶりの参加となりました。当日は、小さなお子様から子供連れのご夫婦の方、そして年配の方まで幅広い世代の方が工作体験に参加していただきました。さらに、家具などの展示作品をお買いお求めいただいた方までおられました。生徒が心を込めて1つ1つ丁寧に作った作品です。末永く使っていただければ幸いです。ご来場していただいた方に心より感謝を申し上げます。ありがとうございました!
生徒達の様子も、普段の学校生活とは違う一面がたくさん見られ、来場された方と積極的にコミュニケーションをとることができ、人間的にも大きく成長できました。コロナウィルス感染拡大で人々のコミュニケーションも希薄になっていく中で、今回の経験は生徒たちにとっても非常に良い経験になったことと思います。
環境建設工学科:3年 建築類型18名
みなさん、こんにちは。非常に寒い日が続いていますね。体調は崩していませんか?毎度おなじみの環境建設工学科 愉快な先生こと「ハッピー」です。
今回は、3年生の「建築設計製図」の授業を紹介します。
この授業は2年生で建築類型に分かれてから、通年で2年間学習します。そしてこの授業も、3年生にとって今回が最終回となりました。最後の課題はこれまでの総まとめとして、2階建て住宅の自由設計をしました。これまでも何度か自由設計に取り組みましたが、平面図だけの自由設計をしていました。平面図とは住宅メーカーのチラシでもよく見かける「間取り図」のことです。
しかし今回は「平面図」だけでなく、「立面図」という外観デザインの図面も描きました。家の外観デザインはファッションと同じだと思って下さい。どのような服装をコーディネートするかで、その人の印象は大きく変わりますよね。それと同じで、屋根の形や窓の位置で建物の見た目は大きく変わります。「良い間取り」と「良いデザイン」この両方を満たした家を設計するには、かなり高度なテクニックが要求されます。しかし、さすがこれまで学びを深めてきた3年生。全員が時間内に図面を完成させました!中には色鉛筆で着色する強者も。完成した図面を最後に生徒全員で講評会を行い、自分が好きな作品3つに投票しました。生徒達にとっても良い経験となったようで「将来、本当にこんな家を建ててみたい」と言っていました。最終回にふさわしい良い授業になったことと思います。特に生徒から人気の高かった作品も掲載しましたので、ご覧ください。
環境建設工学科:2年生 建築類型
皆さん、新しい年になりましたね。今年も環境建設工学科 愉快な先生こと「ハッピー」をよろしくお願いいたします (^^)/
昨年の6月27日掲載のブログに、2年生建築類型の活動の様子として「軸組模型」の製作風景をアップしました。今回はその続編になります。
さて皆さん、「軸組模型」とはどんな模型だったか覚えていますか??
「軸組模型」は理科室などにある、人体骨組模型の建築版だという話をしたと思います。忘れた人は思い出しましょうね。
あれから約半年…月日が流れるのは早いものです。その間も2年生は模型作りに汗を流しておりました。そして、ついに完成まであと少しの所までたどり着きました。
今回はその活動の様子を写真で紹介します。どうです?ずいぶんと家の形が見えてきたと思いませんか?皆さんの住んでいる木造の家もこんな骨組で構成されているのですよ。
完成したら、またブログを通じてアップします。皆さんも、完成に向けて頑張っている2年生の模型作りを応援して下さいね!
環境建設工学科:課題研究発表会
環境工学科科長の『グリーンT』です。今回は1月19日に行われた課題研究発表会の報告をします。以前のブログで少しお話したと思いますが、課題研究とは3年生の授業のひとつです。この授業は工業に関する課題(テーマ)を設定し、その課題を解決するなかで、専門知識や技術を深めたり、クラスメイトと協力して作業を行う中で協調性を育んだり、そして自分で考え行動する力を育てるための授業なんです。
今年度の課題研究では、「フィールドサーベイ班」が測量競技大会出場に向けて努力したこと、「造園現場実習班」が近隣施設において、自分たちの手で憩いの場を造ったこと、「設計競技班」が全国の大学が主催している設計競技大会で入賞した報告、「地域貢献班」が近隣の神社から依頼を受け、神具製作を行ったこと、最後に「コンクリート班」がコンクリートコンクリートカヌーを製作し、大会に出場したことなどを発表しました。5つの班が、一年間を通して同じテーマで取り組み、その報告を1・2年生と、お世話になった方々の前で発表しました。
発表については「さすが3年生!本当によく頑張った!!」と褒めてあげたい内容でした。このブログを見てくれている皆さんにも、是非見ていただきたいと思うものです。今回のブログでは写真を掲載することしかできませんが、新型コロナウイルス感染拡大が収束すれば、中学生や保護者の皆さんにみてもらえるような計画を考えています。
環境建設工学科では、授業や行事の様子を定期的にブログ掲載していますので、今後の情報もチェックしてくださいね!
環境建設工学科:課題研究 地域貢献班を選択した3年生10名
みなさんこんにちは。環境建設工学科長のグリーンTです。3年生の課題研究で取り組んでいた地域貢献活動が1月12日(木)に終了し、依頼されていた物品の引き渡しを無事終えることができましたのでご報告します。今年度依頼をいただいた内容は、新宮八幡神社境内で使用する傘立てとホウキ立て、神事で使用する棚と椅子(胡床)の奉納です。
7月から本格的な製作に入りましたが、切断してはいけない箇所を切り落としてしまったり、下穴を空けるつもりが仕上げ面まで貫通してしまったりと悪戦苦闘の日々が続きました。生徒たちは木材加工の難しさや、上手く納まらない木組みと格闘しながらも、少しづつものづくりに対する情熱や、使用する方々の気持ちに立った考え方が身に付いていました。約半年間費やした製作期間でしたが、12月に仕上げの塗装を施し、ようやく完成しました。
奉納式では新宮八幡神社の神主さんをはじめ、たくさんの宮委員の方々が参加してくださいました。生徒たちは一年間の取り組みを振り返り、一人ずつ製作に掛けた思いを発表しました。参加してくださった皆様からはお褒めの言葉をいただき、生徒たちもホッとした表情を浮かべていました。これからもものづくりを通した地域貢献活動を継続して行っていきたいと思います。
環境建設工学科:修成建設専門学校建築設計競技 結果報告
寒さも厳しくなり、日没も一段と早くなってきていますね。ブログをご覧の皆さんは風邪などひいていませんか?再度登場となります環境建設工学科 愉快な先生こと「ハッピー」です。
今回3年生の生徒1名が「第14回 修成建設専門学校建築設計競技」でなんと「佳作」を受賞しました!!作品総数約90点のなかから上位8作品にノミネートされました!
この設計競技(コンペ)は、専門学校が実施するなかでは、全国の建築を学ぶ高校生が参加する、レベルの高いコンペの一つです。今回受賞した生徒も1学期から8月末の作品提出日ギリギリまで作品製作に力を注いでおりました!
今回の設計テーマは「mingle house」という、未来を予見させる新しいシェアハウスのかたちが題材として取り上げられていました。受賞した生徒も試行錯誤を繰り返しながら、少しずつアイデアを形にして、なんとか提出日に間に合いました。
ちなみに、建築設計競技受賞者には副賞として図書カード3000円分が贈呈されます。建築関係の専門書を買うのか、はたまた漫画を買うのかは分かりませんが、使い方は本人次第ですね。…先生としては、建築の専門書を買う資金にしてほしい!
環境建設工学科:測量設計業協会主催 出前講座
みなさん、こんにちは。環境建設工学科 愉快な先生こと 「ハッピー」です。いつもは建築についての活動報告をしていますが、今回は土木の「測量」についての話題です。
今回、2年生を対象とした兵庫県測量設計業協会が主催する出前講座が開催されました。みなさん「測量」という言葉を聞くと難しい印象がありませんか?実は測量業界は今大きな進化の時を迎えています。昔のように、重い測量機器を持って、道なき道をひたすら突き進んでいくようなガテン系のイメージ?とはずいぶん変わり、最先端技術を駆使した業界の変わり様にハッピーもびっくりです。
現在、日本のいたる所で土砂崩れや川の氾濫などの自然災害が起こっています。測量士さんは災害が発生した場所にいち早く駆けつけ、調査を進める精鋭部隊なんですよ!なんかかっこいいですよね。
今回の出前講座では、午前中は近年話題のドローンに関する法律について学習をしました。皆さん知っていますか?重さ200g以上のドローンを飛行させる時は国土交通省に届け出をしなければならないのです。さらに、重さ100g以上ドローンを個人で所有している場合は、無人航空機として登録しなければ飛行させてはいけないのです。法律を知らないと思わぬトラブルに巻き込まれる事例もあるようです。
午後からは実際に屋外に出て、日頃の授業では触れることができないドローンの操縦体験から、最新の測量機器の紹介と実際の操作方法を学ぶなど、非常に密度の濃い講座内容となりました。最後は、参加生徒全員でドローンを使っての記念写真を撮影し授業を終えました。
環境建設工学科:生コン工場見学
みなさ~ん、こ・ん・に・ち・は~。何事にもピュアな心で突っ走る、環境建設工学科の「キュート☝」です。
今回は、環境建設工学科2年生の『現場実習』をのぞき見したいと思います。今回のタイトルは「ザ!生コン工場に潜入」です。ここで豆知識を・・・・
豆知識
『生コンって何ですか?』と、疑問に思った人!なかなか鋭いですね☝。簡単に言うと生コンとは生コンクリートの略称です。みなさんがよく目にするコンクリートはセメント、水、砂、砂利などを合わせて固まったものです。では、生コンクリートは・・・・。生がついているのでセメント、水、砂、砂利などを混ぜ合わせて、現場へと運ばれる段階の固まっていないコンクリートのことを言います。☞そして生コン工場とは生コンをつくる工場のことを言います。
工場で作られてから現場に運ばれるので、品質を一定に保つことができ、生コン車を使い練られた状態で現場に届くため、置き場に困ることもありません。
では、のぞき見した『現場実習』では何をしたのでしょうか?今回は(有)柴田生コンのご協力により生コン工場に潜入させていただきました。現場入構の挨拶から始まり、コンクリートの講習を受けました。
室内検査場では、生コンの流動性を確認するスランプ試験およびテストピースの作成と破壊試験を体験しました。
屋外見学では、建設中のサイロを見学しました。現場が動き出してからは見ることができないサイロの下側から眺めるなど貴重な体験をしました。
最後に貴重な体験をさせていただいた企業に対して感謝の言葉を伝え、全体での集合写真を撮りました。
『現場実習』では学校では学べないことを知ることができました。このように企業の協力により現場を実際に見て今後の進路選択へつなげていく活動もしています。
今後も生徒の頑張りを発信していきますね。
以上、何事にもピュアな心で突っ走る、環境建設工学科の「キュート」がお知らせしました。
環境建設工学科:1年 工業技術基礎
環境建設工学科長のグリーンTです。今回は1年生の工業技術基礎(建築類型班)の授業をご紹介します。
前回の授業までは図面を描くための「線の練習」を行っていましたが、今回は「物置」の図面を描いています。物置といっても、平面図・断面図・立面図があり、それぞれ描き方の順序や線の使い分けをしなければなりません。
さらに今回から、建物を用紙に縮小して描くための道具「三角スケール」という物差しを使っています。
はじめは目盛りの読み方が分からず戸惑う姿も見られましたが、少しづつ慣れてくれればいいな、と思い授業を進めています。次は木造住宅の平面図(間取り)を描く練習に入ります!
環境建設工学科:建設業魅力説明会
兵庫県 県土整備部 県土企画局主催の建設業育成魅力アップ協議会事業のひとつである「建設業魅力説明会」が行われました。
本校卒業生で、現在、現場管理の仕事をしている4名から建設業の魅力について説明してもらいました。
環境建設工学科:建築設計競技大会の結果報告!
暑い夏も過ぎ去り、ずいぶん涼しくなってきましたね!2学期になり再登場の環境建設工学科の愉快な先生こと「ハッピー」です。今回は前に紹介した3年生が取り組んでいる課題研究の「建築設計競技班」の続報をお伝えします。
なんと、日本工業大学建築設計競技に応募した生徒3名が「奨励賞」を頂きました!入賞を逃した生徒もいましたが、応募作品すべてが第1次審査を通過しています!日本工業大学主催の建築設計競技は、全国の建築を学ぶ高校生が出展する、レベルの高い競技大会の一つで、今年は169作品の応募がありました。佳作以上の上位入賞こそなりませんでしたが、奨励賞は上位30作品に入っています。非常に大きな快挙を上げてくれました!
でも、応募した生徒4名は本当に苦労したんですよ…。7月中旬~8月末にかけて、土日・祝日返上で毎日学校へ登校し作品作りに汗を流しました。朝9時に登校し、アイデアスケッチ・模型作り・図面を描く日々…。締切日が近づく頃には、夜8時頃まで図面を描く生徒もいました。後半になればなるほど、生徒達の集中力はどんどんとアップしていきます。そして想像を大きく超えるすばらしい作品が完成しました。応募した生徒諸君は本当によく頑張ってくれました!
審査結果は、ホームページでも掲載されています。インターネットで「日本工業大学 建築設計競技」と検索してみてください。
完成作品については、公式ホームページでもまだ公開されておりませんので、今回は夏休みの生徒の頑張りの様子を写真で紹介します。今後、時期をみて完成作品や表彰生徒の様子を紹介することにします。
令和4年度 建設サマーセミナー(西部地域)
環境建設工学科長のグリーンTです。
今年も兵庫県建設業協会のインターンシップである「建設サマーセミナー」に参加しました。
昨年同様、新型コロナウイルス感染防止の観点から直前まで開催が危ぶまれましたが、実施期間の短縮と少人数による参加という条件で開催されました。実施期間は8月22日(月)から23日(火)までの2日間という短い期間でしたが、今まで実施されたサマーセミナーとは全く異なった内容でした。
今年のテーマはズバリ「現場管理者の目線で学ぶ」というものです。
過去に実施されたサマーセミナーは様々な職種の仕事体験でしたが、今年の内容は工事現場をまとめる現場監督さんの仕事にスポットがあてたものです。設計士さんが描いた図面を基にして、現場監督さんがさらに細かな寸法や使用する材料などをまとめた「施工図」の見方、職人さんが行った仕事が設計図面通りであるか確認する作業、さらに建築工事だけでなく電気工事や設備工事の詳細についても説明していただきました。
2日目は三木市にある「兵庫耐震工学研究センター」を見学しました。この施設には大きさ20m×15mの震動台があり、実物同様の構造物を載せて人工的に地震動を与え、壊れる過程を調査、研究するための施設です。
施設の大きさに圧倒されながらも、生徒たちは今後発生が予想される巨大地震による建物の倒壊を防ぎ、人命を守るための実証実験の説明を熱心に聞いていました。
例年に比べ短い期間でのサマーセミナーでしたが、とても内容の濃い充実した時間を過ごすことができました。
関係者の皆様、本当にありがとうございました。
3年生 建築設計製図
みなさん夏休みもそろそろ近づいてきましたね。久々登場の環境建設工学科の愉快な先生こと「ハッピー」です。
今回は3年生の「建築製図」の授業の様子をアップします。といっても、3年生の諸君は5日間にわたる期末考査も終わり、少し燃え尽き症候群気味……。ということで今回は遊びの要素も取り入れ「第1回住宅設計コンテスト」を実施しました!
いつもの製図の授業は、シャープペンシル片手に黙々と図面を描き写す作業がメインですが、今回は2階建ての家を自分で設計するという斬新な?企画を実施しました。
ルールは簡単。制限時間90分で2階建ての家の間取りを作るだけ。制限時間が決まっているから、時間内に完成するかハラハラしながら設計することとなります。でもそれがスリルがあってまた良いんですよ。
完成した図面は、最後にみんなで好評会をしました。赤いマークシールを1人1枚もって、「誰も思いつかないような発想・面白いプランに投票する」形式としました。その中で、最高5票を得た作品がありました。確かにすごく面白いアイデアが組み込まれており、ハッピー先生もびっくりのプランでした。
一見遊びにようにも見えますが、実はこれ設計力を鍛えるのに最も効果があるとされているんです。もしかするとオープンハイスクールで設計の疑似体験できるかも!?
建築設計コンペ班の取組の様子です
みなさん、こんにちは!またまた登場の環境建設工学科の愉快な先生「ハッピー」です。もう名前は覚えてくれましたかね?
今回は3年生の授業「建築製図」を紹介します。兵庫県内には「建築」を勉強できる学校は他にもありますが、どこの建築の学科でも必ずあるのが「建築製図」の授業です。
中学生のみなさんは「技術・家庭」の時間に「等角図」・「第三角法」などの図形を描いたことがありませんか?建築の図面は、その描き方を応用して、建物をデザインしていきます。
掲載している写真は、3年生が製図の授業で描いている作品です。これ、すべてシャープペンシル1本で仕上げているんですよ!どうですか?とても丁寧ですね!
3年生になると、作品の課題も大きくなり完成まで1か月以上かかることもあります。ちょうどこの写真を撮影した時期が提出期日直前だったので、集中して作業していますね。
このように、建築では「図面」を描いたり、家の「間取り」を考えたり、「模型」を作ったりと、たくさんの専門的な授業があります。興味のある人は、ぜひ8月のオープンハイスクールに参加してみてくださいね。楽しい体験活動を企画してお待ちしています。
現場見学会(1学年)
みなさん、こんにちは。環境建設工学科で土木分野を担当している“ビーチ”です。
6月24日、環境建設工学科における実習のひとつである、建設現場見学会を実施しました。午前は太子道路や令和跨線橋、糸井高田橋(茶ノ木踏切)などの土木工事現場を見学し、午後は姫路市内で工事が行われている津田小学校給食室などの建築現場を見学しました。
1年生は2年次より建築類型、都市計画類型に分かれて学習しますが、自分はどちらの類型で学びたいか、その参考となる現場見学会になったのではないでしょうか。建築と土木の違いについて理解が深まった生徒が多く、『自分が何に興味があるのか』が明確になったようです。
2年実習(建築類型)
こんにちは。再び登場の愉快な先生「ハッピー」です。
今回は、2年生の建築模型作りの様子を紹介します。さて皆さん、小学校の理科室などで人間の「骨」の人体模型を見たことはありますよね?今作っている模型は「軸組模型」といって、あの理科室にある人体模型の「建築版」を作っています。
みなさんが住んでいる住宅も、壁の中には人間の体と同じようにたくさんの骨組(構造部材)によって形作られています。この実習では模型を作ることで、建物の構造の理解を深めることを目的としています。いつもの授業のように黒板の内容をノートに写すのではなく、普段の授業以上に熱中?して取り組んでいます。
現在の作業は、4ミリ角材の小さな模型材料をカッターナイフで切り出して、木工用ボンドを使って組み立てています。生徒の皆さんも完成に向けて、完全に自分の世界に入って作業に夢中です。
今後も活動写真を通じて、「軸組模型」の完成までの流れを追っかけていきたいと思います。以上、現場からお伝えしました!
課題研究(地域貢献班)
環境建設工学科長のグリーンTです。前回グレイス先生が紹介した3年生の課題研究という授業紹介と同じになりますが、今回は私が担当している「地域貢献班」の取り組みについてご紹介します。
地域貢献班はその名の通り、地域に繰り出し依頼や問題などを自分たちが取り組む課題として捉え、ものづくりの観点で貢献しよう!という気持ちを持った生徒の集まりです。
今回依頼を頂いたのは、地元新宮町にある神社「新宮八幡宮」を管理されている宮委員の方々です。依頼内容は、神社の境内に設置する色々な備品製作です。その中から現在取り掛かっている「ホウキ立て」と「傘立て」について報告します。まず初めに行ったのは現地調査!神社の雰囲気に合うものを考え、そこから試作品を作ってみました。試作品ができたら次はプレゼンテーション!宮委員の方々に集まっていただき、使用する材料やデザインについて自分たちのアイデアを発表しました。結果は・・・色々な指摘を受けましたが、OKの返事をいただきました。ここから再度デザインや製作過程を検討して完成を目指します。どの様な仕上がりになるのか、皆さん楽しみにしていてくださいね!
課題研究(造園実習班)
こんにちは!環境建設工学科、愉快な先生こと「グレイス☆」です。
※※最後のクイズにも、チャレンジしてみてくださいね※※
龍野北高校には、教室の中に土がある部屋があります。珍しいですよね。
【今回は、この教室を使用した授業をちょっとだけご紹介します。】
3年生になると、“課題研究”という授業があります。この課題研究では5つの班に分かれるのですが、土の部屋を使用するのは“造園実習班”です!
造園実習班では、実習の一環として、造園技能検定3級について学びます。希望者は、夏に行われる実際の検定にも申し込むことができます。1年生の実習でも造園について学びますが、3年生になると、より本格的な実習へと変わります。1年生のころから見ている私としては、「技能者として、成長したな…」と感心しています。
造園技能検定では、造園に関する知識を問う“筆記試験”と、造園関連の技能を問う“実技試験”があります。実はこの実技試験、1つじゃないのです...製作等作業試験と判断等試験の2つに分かれています。判断等試験とは、葉っぱや樹木を見て何の種類か当てる試験のことです。3年生も、初めて目の前に葉っぱを並べられたとき、戸惑った表情でした。しかし、さすが3年生ですね。31種類の樹木を用意しましたが、完璧に覚えた生徒が複数いました。
まだ数回しか授業をしていませんが、みんな合格できるラインまで来ています!!
今後も職人の見習いたちをサポートしていきます!
★問題★
黄色のマーカーをしている文字を並べ替えてできる花は何でしょう??
建築設計コンペ班の取組の様子です
こんにちは。再登場となる環境建設工学科の愉快な先生「ハッピー」です。
今回は、3年生で取り組んでいる課題研究の「建築設計競技班」の様子を紹介します。この班では各大学が実施する建築設計競技(建築デザインコンテスト)に向けての作品作りを行っています。自分達で建物を建てる土地を見つけて、建物の設計まですべて生徒自身で行っていきます。この写真はアイデアをひねり出すために、色々な建築雑誌の作品を参考にしながら、スケッチブックにアイデアスケッチを描いています。
また、現役で活躍するプロの先生として、株式会社建築設計フジモト代表の藤本正敏先生が来られ、これまでの作品を見せて頂きました。藤本先生は1級建築士であり建築設計の仕事だけでなく「建築パース」という建物の完成予想図を描く仕事もしています。これまでの作品をたくさん持参して頂き、中には水彩絵の具だけで写真のような素晴らしい作品もあり、生徒達も顔を近づけて細かい部分まで目を凝らしていました。
建築設計の方法や実際の実務についての話を聞く機会もあり、これから建築設計にチャレンジしていく中での良い刺激となったようです。
今後作品作りは7月から夏休みにかけて一番の佳境を迎えます。その様子も随時更新していきますね。