環境建設工学科長&愉快な先生たち
2年実習(測量)
みなさ~ん、こ・ん・に・ち・は~。何事にもピュアな心で突っ走る、環境建設工学科の「キュート☝」です。
今回は、環境建設工学科2年生『実習』の授業をのぞき見したいと思います。実習タイトルは「ザ!測量実習 ~角度と距離を正確に測ろう~」です。では、ここで豆知識を・・・・
豆知識
『測量って何ですか?』と、疑問に思った人!なかなか鋭いですね☝。簡単に言うと正確に地上にポイントを打つことです。日本においては、東京都麻布に基準点があります。これは何かと言うと、皆さんも小学校の算数でグラフを描いたことがあると思いますが、この点こそ日本地図を作成する上での、X座標=0、Y座標=0の原点です。この点を基準に道路や橋、トンネルなどのモノづくりをおこなっています。しかもミリ単位で・・・。どうです。すごいでしょ☝。
え~・・・ここで、もう一つ豆知識を・・・
測量においては縦軸をX座標、横軸をY座標として座標をつくっているのです。
では、のぞき見した『実習』では何をしているのでしょうか?
トータルステーションという測量機器を使って、ポイント間の距離と角度を求めています。操作方法は覚えることが多いですけど〝習うより慣れろ!〟が測量実習を極める上での合言葉です。距離はミリ単位まで、角度は秒単位まで測定するので、指先にまで神経をとがらせて作業をしていますね。体を動かすのが好きな人は、本校に来て、ぜひチャレンジしてほしいですね。
今後も生徒の頑張りを発信していきますね。
以上、何事にもピュアな心で突っ走る、環境建設工学科の「キュート」がお知らせしました。
環境建設工学科 3年現場見学
こんにちは。はじめまして。環境建設工学科の愉快な先生「ハッピー」です。
今回、環境建設工学科の3年生対象の現場見学会が実施しましたのでその報告をします。
3年生は毎年1回、現場見学に行っています。今回は、午前中に「土木」の現場として太子町内に新たに作られる道路の見学と、たつの市で完成した令和跨線橋(JRに架かる陸橋)を見学しました。また、午後からは「建築」の現場として、姫路市にある市営住宅建替え工事を見学しました。
土木の現場では、JR網干駅の近くに幹線道路を分断する、通称「開かずの踏切」があるため、平日は車の大渋滞が発生しています。今回の道路はその渋滞を緩和するために新しい道路を作っていることを聞き、生徒達も改めて「土木工事」は人々を便利にし、社会貢献にも大きく関わる仕事であることを実感したようです。また、建築の現場では実際に工事を行っている建物内も見学させていただき、完成後は壁や床などで隠れてしまう部分も見学する機会があったため、生徒達は非常に興味深く見学していました。
土木・建築の授業には「施工」という工事現場での流れや仕組みを学習する科目がありますが、普段工事現場に入ることができない生徒達にとっては、理解しにくい科目の1つになっています。しかし、今回の現場経験を通じて、教科書だけでは分かりにくい部分も実際の目で見て、確認することで、さらに理解が深まり、「こういうことだったのか!」という、色々な「気付き」があったようです。非常に有意義な1日となりました。
環境建設工学科 授業の様子(工業技術基礎)
しばらく更新できていませんでしたが、ようやく落ち着いたので再開します!
タイトルも新しく「環境建設工学科長&愉快な先生たち」でブログを更新していきます。
第1回目は1年生の授業「工業技術基礎」の様子です。現在は図面を描くために必要な線の練習を行っています。本学科は2年生から建築類型と都市計画類型に分かれて専門教科を学びますが、1年生の間は工業に関する基本知識や技術を習得するための勉強をしています。現在はパソコンを使って図面を描くことがほとんどですが、授業では「手描きの大切さ」を重視しています。何枚も何枚も手描きで図面を描いていると、間取りや納まりといったものを自分の「手」が覚えてくれるのです。私自身も高校、大学生の頃はたくさんの図面を描きながら「しんどいなあ」と思うこともありましたが、民間企業で働いていた時に、手描き経験の大切さを身をもって感じました。最近では色々な事情で仕上げる図面枚数も減ってきましたが、環境建設工学科の生徒たちには手描き図面の経験をしっかりと積んでもらいたいと思います。
環境建設工学科 科集会
今年度初めてとなる環境建設工学科 科集会を開きました。この科集会は昨年度から行っているのですが、1年生から3年生まで環境建設工学科の生徒全員がアセンブリホールに集まり、生徒代表者や教員からの講話を聴くというものです。なぜ昨年度から行っているのか?それは就職・進学先が決まった3年生から、後輩たちにメッセージを伝える機会を与えたいという思いから、新しい試みとして取り組んでいます。就職試験に必要な面接対策はいつから行えばよいのか、公務員試験対策として行ったことは何か、進学者はどのような教科を勉強したのかなど、進路が決定した3年生自らが後輩たちに話をすることが一番心に届くはずです。3年生の代表者は後輩たちの前でしっかりと話をしてくれました。また1・2年生の代表者は、今年度頑張ったこと、来年度取り組みたいことなどを発表してくれました。新型コロナウイルス感染症対策のため、換気を行い室温が低く寒かったと思いますが、環境建設工学科の生徒たちは無駄話をせず、時にはメモを取りながら真剣に話を聞いていました。
令和3年度 建築専門分科会製図コンクール
12月10日に開催された兵庫県建築専門分科会製図コンクールにおいて、本校3年 建築類型の髙尾和花さんが優秀賞、大澤育也くんが佳作に選ばれました。このコンクールは兵庫県内にある建築系学科を有する学校の生徒たちが参加するもので、毎年12月に開催されます。
3年生の課題内容は、鉄骨で造られた店舗付事務所のカナバカリ図をトレースするというものです。カナバカリ図とは建物の一部を垂直に切断して、建物の高さや使用されている材料等を細かく記入した断面図の詳細版になります。環境建設工学科 建築類型の生徒たちは製図コンクールの締切りに間に合わせるため、毎日遅くまで図面と向き合う日々が続きました。
そのなかで2人の生徒が入賞したことは大変嬉しいことです。さらに私が嬉しいと思うのは、生徒全員が最後まで諦めることなく、提出日をしっかりと守り課題を仕上げたということです。そんな生徒たちの一生懸命な姿に強く心を打たれました。
(追加報告!)
2年 建築類型の有末妃那さんと横林寛大くんの2名も、製図コンクールにおいて佳作に選ばれました。課題内容は木造2階建て小住宅設計図の断面、立面図のトレースです。線の種類と太さを使い分け、文字や数字を丁寧に書き入れました。来年はさらに上位を目指してくれることを期待しています!
ゆうゆうの森 完成式
3年生の課題研究授業で行っている「西播磨文化会館 ゆうゆうの森づくり」において、今年度の事業が終了し、12月2日に完成式典が執り行われました。
この事業は平成22年度より西播磨文化会館と龍野北高等学校が行っている連携事業のひとつで、本校1期生から継続し、今年で12年目になります。テーマを決めて作業を行うのですが、一昨年の「早春」、昨年の「三夏」を継承し、今年度は「早秋」にテーマを定めました。早く綺麗な紅葉を見たいという思いから生徒たちが考えたものです。9月から作業に取り掛かり、地面を平らに均しコンクリートで歩道を作り、レンガを積み上げるなどの作業を行いました。また秋になると赤い実をつけ紅葉が美しいナナカマドの樹木、草花は宿根バーメナを植えました。
また、人々が集える場としてコンクリートの土間を敷設し、憩いの場を設けました。完成式典には様々な方が参加していただき、盛大な式典となりました。
兵庫県測量設計業協会主催の出前講座
環境建設工学科では毎年2年生「都市計画類型」の生徒を対象に、兵庫県測量設計業協会主催の出前講座を実施しています。
都市計画類型では、土地の大きさや高さを測定する「測量」について深く学習していきます。普段の授業では計算が主な内容となるので、生徒たちにとっては難しいと感じる人もいることでしょう。しかし、測量業界は現在、すさまじい勢いで情報化が進んでいる分野なのですよ。
今回の出前講座では、実際に測量現場で使っている「ドローン」を操縦する機会もありました。タブレットを使って操縦するのですが、生徒たちは操縦のコツをつかむのが上手で、担当の方からもお褒めの言葉ももらっていたようです。その他にも、本校の実習では普段使用できない高価な測量機器などに触れる機会もあり、改めて測量についての興味を深める良い機会となったようです。
ちなみに、現在日本ではいろいろな自然災害が起こっていますが、災害が起きた時に最初に現場に入るのは測量屋さんです。災害の状況をいち早く確認するために、「ドローン」を飛行させ、安全に災害直後の状況を確認し、復興作業につなげるためです。このように「測量」は建設工事だけでなく、いろいろな面で人々の役に立っているのです。
環境建設工学科の授業
このたび、環境建設工学科で初めて「生コンクリート工場」の見学会が実施されました。姫路大阪生コンクリート工場は、姫路市の飾磨港の近くにある大規模な生コンクリート工場です。今回、このような大きな工場の見学ができるのはとても貴重な体験となりました。
工場到着後、各班ごとに「コンクリート製造の座学」・「工場内の施設見学」・「コンクリート配合実演試験」などを体験させて頂きました。「コンクリート製造の座学」では、コンクリートの基本的な性質や歴史、コンクリートが硬化する原理などを学びました。
「工場内の施設見学」では工場内にある色々な施設を見学しました。「コンクリート配合実演試験」では、実際に社員の方の指導を受けながら、コンクリートを配合し、スランプ試験などを体験しました。建設業界の仕事は工事現場で行う仕事がメインと思いがちですが、安全・安心な建築物や土木構造物を作るためには、コンクリート等の建設資材を製造する企業の方の協力も必要不可欠だと生徒達も感じたようです。
環境建設工学科の授業
今回は、2年生の実習の様子です。実習では材料実習・情報実習・類型実習の3つのグループに分かれて授業を行っています。材料実習ではコンクリートを作るために必要な材料の分量計算(配合計算といいます)を行っています。計算ミスがないようみんな集中しています。情報実習では表計算ソフトであるEXCELの使い方について学んでいます。現在は関数を使って数値の合計、平均値、順位などを求める練習や、求めたデータをグラフにする練習を行っています。類型実習の都市計画類型では、測量機器を使って地盤の高さを求める水準測量の練習、建築類型では平屋建住宅の図面を描いて、そこから建物の骨組である軸組模型を作っています。3時間連続の授業ですが、みんな一生懸命取り組んでいます。
材料実習の様子 情報実習の様子
類型実習(都市計画類型) 類型実習(建築類型)
環境建設工学科の授業
3年生 課題研究(造園班)の授業では、西播磨文化会館の敷地内整備を行っています。この整備は1期生から毎年行っており、その年毎にテーマを決めて作業をします。今年度は「秋」をテーマに、人々の憩いのスペースを作っています。今回の授業では、床を作る作業のメインである生コンクリートの打込みを行い、鏝(こて)を用いて生コンクリートの表面を平らに仕上げました。12月の完成式に向けて頑張っています。
環境建設工学科の授業
1年生 工業技術基礎の授業の様子です。現在は建築類型と都市計画類型、両方の学びを体験しています。
建築類型では住宅やマンション、店舗といった図面をたくさん描きます。そのために必要な線の引き方や表現方法について学んでいます。図面を汚していないか、定規の使い方は間違っていないか見回り指導中です。
都市計画類型では道路を設計するために必要な曲線の描き方について勉強中です。皆さんが普段何気なく通っている道路も、実は綿密な計算に基づいて造られているのですよ。
環境建設工学科の授業
本校は、兵庫県下でも珍しい、室内に土が敷いてある教室があります。そこで行われる授業の一つに、1年生の環境緑化の授業があります。写真は造園実習班の様子です。この授業では、3級造園技能検定を基に、四ツ目垣を作る練習をしています。その中でも難しいのが丸太と竹、竹と竹が交差するところを結ぶやり方です。生徒たちは苦戦しながらも、チームで協力しながら完成させていきました。造園実習では少人数で作業を行うため、一人一人が積極的に行動する必要があります。そのため、クラスの団結力は自然と高まっていきます。
環境建設工学科の授業
3年生 課題研究の授業です。今週から新たにドローンを使った測量の練習をスタートしました。今日は、初めての授業ということもあり、ドローンの初期設定である「コンパス・キャリブレーション」のやり方と、低空でのドローンの飛行練習をしました。各班それぞれドローンの操縦係とタブレットの映像確認係に分かれて進めていきました。どの班も、30分程度の練習で全員が操縦方法をマスターできました。次回は上空30mまで上昇させ、学校の航空写真を撮影する予定です。
環境建設工学科では、県内でも珍しいドローンなどの最新機器を使った授業も行っているんですよ。
環境建設工学科の授業
2年生 建築類型の授業の様子です。今回は型枠工事に使用する金物の役割について説明をしました。教科書の文字やイラストだけでは理解が難しいところを、模型を使って説明しています。材料の色や形、納まりを自分の目で実際に見ることはとても重要だと思います。施工の授業ではなるべく実物を使用しながら生徒たちの理解度を高めることを意識しています。
環境建設工学科の授業
3年生のまちづくり科目群(防災)の授業で火起こし体験をしました。災害時、マッチやライターがあれば暖房器具(ストーブなど)を使用できますが、もし着火道具がなければ・・・そのような想定のもと、火を起こす方法として「切りもみ式火起こし」を体験してもらいました。実際に体験してみれば分かるのですが、かなりしんどいです。生徒たちは汗をかきながら必死で取り組みました。
環境建設工学科長によるブログ・つぶやき等を公開します!
しばらくお待ちください!