看護科とは
高等学校3年と専攻科2年の5年間で看護師を目指します。
看護職には、看護師の他に保健師・助産師・養護教諭があります。
これらは専攻科卒業後、専門学校等で学ぶことで資格取得ができます。
看護科5年一貫教育とは
看護科は、看護師養成教育です。 専攻科2年間と合わせて看護を学び、最短年齢で看護師国家試験の受験資格を得ることができます。
看護師国家試験合格率
卒業生 |
合格率 |
平成26年度(龍北3期生) | 100% |
平成27年度(龍北4期生) | 100% |
平成28年度(龍北5期生) | 100% |
平成29年度(龍北6期生) | 100% |
平成30年度(龍北7期生) | 100% |
令和元年度(龍北8期生) | 100% |
令和2年度(龍北9期生) | 100% |
令和3年度(龍北10期生) | 100% |
令和4年度(龍北11期生) | 93% |
令和5年度(龍北12期生) | 100% |
スクール・ミッション:
「進取 練磨 貢献」の理念のもと、地域のニーズに応える実践的なスペシャリストとしての自信と誇り、豊かな人間性や感性を備え、地域の活性化に貢献できる人材を育成する。
スクール・ポリシー(三つの方針):
育成をめざす資質・能力に関する方針(グラデュエーション・ポリシー)
① 看護師としてふさわしい倫理観をもった人材を育成する。
② 他者と協働でき、社会人としてのスキルを身につけた人材を育成する。
③ 専門的な知識・技術を身につけ、豊かな心をもつ人材を育成する。
④ 予測困難な時代に適応し自己研鑽ができる人材を育成する。
⑤ 自分の意見をもち、自ら考えて看護できる人材を育成する。
教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラム・ポリシー)
① 自ら学ぶ姿勢を身につけ、主体的に問題解決をする能力を育成する教育を展開する。
② 専門的な知識が定着を図れるよう、実践的な演習やICTを活用した授業実践、段階を踏んだ授業展開を行う。
③ 地域で働く方々と連携し、地域理解や地域貢献の意識を高める授業を展開する。
④ 外部や地域で暮らす人々との交流や臨地実習により、人間的な成長を促す。
⑤ 真摯に患者に向かう姿勢と専門的な知識の活用によって、臨機応変に対応し看護を実践する能力を育成する。
入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)
① 何事も一生懸命に取り組み、粘り強く広い視点で物事が考えられ、素直に人の意見に耳を傾けることができる生徒を募集する。
② 人に関心をもち、愛情をもって他者に接することができる生徒を募集する。
③ 看護に興味関心があり、学ぼうとする強い意志、困難に立ち向かえる強さを備えた生徒を募集する。
看護科課程
行事
看護科集会(全学年)
宣誓式(2年生)
赤ちゃん先生(3年生)
体育大会
龍北祭
授業
解剖生理(1年生)
解剖生理(2年生)
臨床看護総論(3年生)
基礎看護技術(1年生)
基礎看護技術(2年生)
校内実習
オープンハイスクール
地域拠点型防災訓練
町ぢゅう美術館
外部講師(歯科衛生士)
看護専攻科課程
看護専攻科は、5年一貫教育の後半の2年間の課程です。ここでは看護に関するより専門性の高い分野を学びます。
専攻科1年生は主に学校で講義を受け、専攻科2年生は主に臨地(病院や施設)で実習をします。
専攻科を卒業後は、看護師として地域の医療機関に大いに貢献してくれることを期待しています。
・臨床看護総論Ⅱ(専攻科2年生)
・災害看護実習(専攻科2年生)
・研修旅行(専攻科2年生)
・授業(専攻科1年生)
・神戸研修(専攻科1年生)
★日々の様子は「看護科Blog」をご覧ください!
就職先・進学先
就職先:
県立はりま姫路総合医療センター 県立西宮病院 ツカザキ病院 揖保川病院 たつの市民病院 神戸市立医療センター中央病院 高砂市民病院 |
県立加古川医療センター 赤穂中央病院 姫路聖マリア病院 神戸赤十字病院 姫路中央病院 加古川中央市民病院 国立循環器医療センター |
県立こども病院 |
進学先:
兵庫県立総合衛生助産学科 | 洛和会京都厚生学校助産学科 | 聖泉大学別科助産学専科 | |
藍野大学短期大学部地域看護学専攻 |
看護科blog
看護科blog 町ぢゅう美術館
龍野北高校デザイン科が主催している、たつの市の「町ぢゅう美術館」に看護科も参加しました。看護科2年生2名、1年生2名がスタッフとして参加し、血圧測定とハンドマッサージのブースで地域の方や遠方から来てくださった方々と交流しました。
ハンドマッサージを行うのが初めての生徒もいましたが、事前にリラックスするツボや肩こりに効果があるツボなどを調べながら練習し、来ていただいた方に少しでもリフレッシュしていただけるように工夫しました。小さなお子様から高齢の方まで様々な年代の方30名と触れ合うことができ、コミュニケーション能力の向上にもつながり良い経験となりました。
看護専攻科トピックス
事例報告会
7か月間続いた看護臨地実習が終了し、事例報告会が行われました。
高校2年生から始まった臨地実習は、新型コロナウイルスの影響で校内での代替実習などを経て、専攻科ではすべての実習を臨地で行うことができました。臨地で実習できる嬉しさとともに不安も大きかったようですが、多くの人々に支えられて成長できました。
今回の発表会では、成人看護学実習Ⅱ(急性期)、成人看護学実習Ⅲ(終末期)、精神看護学実習のうち1つを選択し、自身が行った個別性のある看護を振り返り発表しました。患者様から教えていただいた大切なことは何か、何が学んだことなのか、患者様が伝えたかったことは何かなど、自分の発表内容にそってまとめ、それを相手に伝わるように表現することはとても難しかったようです。しかし、時には投げ出しそうになりながらも一生懸命取り組む姿は、自己研鑽をしようとする学生たちの心を表しているようで頼もしい限りでした。そして、看護科・看護専攻科の5年間の集大成としてふさわしい発表会となりました。
堂々と発表する看護専攻科2年生を羨望や感心のまなざしで聴講する看護専攻科1年生は、3月から始まる老年実習を控えています。先輩たち以上に逞しく成長してくれることを期待しています。