看護科blog

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看護科集会

令和7年度、第2回看護科集会を行いました。

各学年より1学期の振返りの発表がありました。1年生は、少しずつ学校や看護科の環境に慣れてきたが、看護の勉強や技術の難しさに苦戦している現状と、それでも自分たちにできる精一杯の努力を重ねたいという決意を話してくれました。2年生は、宣誓式を通してクラスの団結が強まり、看護への気持ちも高まった状態で学習や実技練習に臨めている現状や、2学期の実習に向けて、患者さんにより良い看護を実施できるようにこれからの時間を有効に使いたいという思いを話してくれました。3年生は、6月の病院実習での学びや反省について述べ、患者さんの状態に応じた個別性のある看護を展開するためにはまだまだ知識・技術が未熟な状態であるため、一人一人が今すべきことを精一杯取り組みたいと話してくれました。

また、看護科長より夏休みを迎えるにあたり、今の自分としっかり向き合うことの必要性について話しがありました。知識・技術・心の三側面から自分自身を見つめ、今自分が取り組むべきことを明確にして、限られた時間(夏休み1054時間)を過ごすことが大切であることを伝えられました。

厳しい話もありましたが、その後のレクリエーションや学年間交流では、たくさんの笑顔が見られ、お互いの思いを話すこともでき、有意義な時間を過ごすことができました。

臨床看護総論(排泄障害)発表

高校3年生が、臨床看護総論の授業で学習した「排泄に関連する症状を示す対象者への看護」について理解を深めるために、事例をもとに4~5人のグループに分かれ演習を行いました。

生徒たちは、事例患者さんの問題点から、どのような援助が効果的かエビデンスをもとに考え、実演しました。自分たちが考えた援助を実演することで、クラス全体でより良い看護についての考察を深めることにつながり、患者さんの気持ちに寄り添うことの大切さをあらためて感じられました。また、多角的に患者さんを観ることの大切さを感じている生徒の姿があり、病院実習での経験が看護を考える過程に大きな影響を与えていることがわかりました。

 

看護科3年生 基礎看護実習Ⅲ

高校3年生の基礎看護実習Ⅲが終わりました。

患者さんの状態に応じた日常生活援助方法の選択・工夫、正確なバイタルサインの測定・一般状態の観察と報告が大きな目標でしたが、100%目標達成するには、今必要な力(課題)が明確になりました。これらの力が未熟だと気づけたことが、今回の実習の学びの一つでもあり、次回までの課題です。

また、自分たちの実習に臨む態度・心について振返りました。自分への甘さや安易な考え、認識不足など一人一人の気持ちの弱い一面が、責任ある行動から大きく逸脱してしまうことを実感し、自分自身を見つめなおす機会となりました。患者さんを第一に考えてどうすべきか、また実習させていただける環境への感謝を忘れずどう行動すべきか、今回の学びを活かして、次へ進みます。

生徒たちは、患者さんの笑顔や「ありがとう」の言葉に、たくさんの喜びと元気をもらったと話していました。次の実習で出会う患者さんへより良い看護を届けることができるように、一人一人が必要な準備を、またスタートします!

  

[校内実習、発表の様子]

看護学概論発表

高校1年生が、看護学概論の授業で学び始めた「看護とは」について考えを深めるために、5人グループに分かれ演習を行いました。看護師とはどのような職業か、また、患者さんの状態から考えられる看護とその理由について考え、発表しました。

看護を学び始めて間がない状況ではありますが、看護と看護でないものの違いや、患者さんができないことをすべてしてしまうことが優しさ・看護なのか?ということを考えるグループもあり、看護の奥深さに触れる大切な時間を共有できました。

人前での発表に慣れておらず緊張した様子が見られましたが、自分たちの考えを伝えるための工夫も考えており、これからの発表が楽しみに感じられる演習でした。

地域在宅看護(地域包括ケアシステム)発表

 高校2年生が、地域在宅看護の授業で学習した「地域包括ケアシステム」について理解を深めるために、4~5人のグループに分かれ演習を行いました。具体的には、地域包括ケアシステムがなぜ推進されているのか、構成要素や支える資源、互助の具体例などを考える演習を行いました。

発表では、学んだ内容をわかりやすく伝えるために、小道具や写真、劇を織り込んだ工夫があり、見ている人の興味を引く構成で楽しませてくれました。

高齢化がさらに加速する現代ですが、今からできる必要な取組について考えを深める機会となり、私たちにできること、必要なこと、地域在宅看護の役割について考える時間となりました。