看護科blog

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基礎看護技術(観察・報告)発表

 高校3年生が、春休み期間中に家族の協力を得て、「観察」「報告」の技術を高める演習を行いました。そして、そこから考えたことをスライドにまとめて発表しました。

 実施した援助は、食事介助と口腔ケアでしたが、今回の演習課題は“対象に応じた援助方法や観察項目を考えて実施・報告する”という内容でした。生徒たちは家族の状態に応じた方法・観察・報告について様々な工夫を考えて実施し、丁寧に振り返っていました。

 より良い援助を行うためには、これまで学習した基本的な方法ではなく、対象の状態に応じた方法が求められます。そのためには、対象の状態を知ることが重要であるということを今回の演習を通して学ぶことができました。6月の病院実習に向けた大事な準備となり、考えを深めることができました。協力していただいた家族の皆さま、ありがとうございました。

看護科集会

令和7年度、第1回看護科集会を行いました。

新たな教員が加わった新体制の発表後、看護科高校課程で身に付けてほしい力について話がありました。

高校課程では、① 色々な気づきを基に自ら考えて行動する、② 家庭学習の習慣をつける、③ 規則正しい生活を送る(体調を自己管理する)、これらの力を身につけ学校生活を送ってほしいと伝えました。また、行動する際は一人で判断せず、必ず報告・連絡・相談をすることの大切さも伝えました。

難しい勉強や技術の習得に心が疲れてしまうこともあると思いますが、みんなには素敵な仲間がおり、同じように大きな壁を乗り越えていく先輩や後輩の存在が強い力になることを話しました。最後は楽しいレクリエーションを行い、学年間で色々な情報の共有をし、たくさんの笑顔が見られました。みんなの夢の実現に向けて、今年度も楽しく看護を学んでいきましょう(^^)/

看護科blog 看護科集会

令和6年度、第4回看護科集会を行いました。

1年を振り返り学年ごとに代表者から発表がありました。あっという間に過ぎた1年でしたが、専門的な学習や実習を通して、確実に成長している生徒の姿を見ることができました。

また、生徒が企画したゲームではたくさんの笑いがあり、先輩・後輩の緊張がほぐれたその後のフリータイムでは、とても楽しそうに話す姿が見られました。

4月からは学年があがりさらに難しい内容の学習が始まりますが、同じ科で頑張る仲間との交流を通し、今やるべきことを考える素敵な時間となりました。

  

  

看護科blog 町ぢゅう美術館

 龍野北高校デザイン科が主催している、たつの市の「町ぢゅう美術館」に看護科も参加しました。看護科2年生2名、1年生2名がスタッフとして参加し、血圧測定とハンドマッサージのブースで地域の方や遠方から来てくださった方々と交流しました。

 ハンドマッサージを行うのが初めての生徒もいましたが、事前にリラックスするツボや肩こりに効果があるツボなどを調べながら練習し、来ていただいた方に少しでもリフレッシュしていただけるように工夫しました。小さなお子様から高齢の方まで様々な年代の方30名と触れ合うことができ、コミュニケーション能力の向上にもつながり良い経験となりました。

 

 

看護科blog 看護科レクリエーション

 LHRの時間に、高校1年生と2年生が一緒にレクリエーションを行いました。タオルやボールを用いた競技やチームで協力して創り上げる演技など、様々な催しを通して親睦を深めました。先輩・後輩関係なく、思いきり楽しむ姿があり、普段難しい学習で厳しい表情をしている生徒たちも、今日はたくさんの笑顔を見せてくれ楽しい時間を過ごすことができました。

 3年生はもうすぐ卒業し、専攻科へ進みます。4月からは新1年生を迎えた仲間と、また一緒に頑張っていきたいと思います。

 

看護科blog 県立高校魅力アップ推進事業

 看護科3年生が高校最後の成人看護学実習Ⅰを終えました。そのタイミングで「肩の凝らない医療の話」という内容で姫路医師会の向原伸彦医師に講義をしていただきました。外科治療の歴史、臨床倫理や医療安全に関する内容で、特に医療安全では、「人は誰でも間違える」と認識し、医療事故を起こさないようにエラーをなくし安全を確保できるようシステムを構築することが必要であることを学びました。続けて行なった演習では、5~6人が一組となり、紙・はさみ・のりを使用して輪を多くつなげるということを3つの状況設定で行いました。そこからチーム医療における安全・質の確保として、テクニカルスキルの他にノンテクニカルスキルとなるコミュニケーション、チームワーク、リーダーシップ、状況認識、意思決定が必要になるということを学びました。今日の学びを頭に置き、今後に活かして欲しいと思います。

<生徒の感想>

・医療の進歩を振り返ると、現代の治療がいかに多くの偉人たちの努力によって築かれてきたのかを改めて実感した。昔は麻酔のない状態で手術が行われたり、消毒の概念がなく素手で処置が行われたりしており、感染のリスクや死亡率が非常に高かった。しかし、時代とともにさまざまなことが解明され、今の医療へとつながっているのだと感じた。

・人は、きっとこうに違いないという思い込みや、無意識のうちに自分勝手な持論を持ってしまい、他者から言われたことも自分の思いにかき消されてしまう場合があることを学びました。このような先入観は非常に危険であり、人の生死を左右させるものだと実感しました。

・看護師という立場は思い違いが大きな誤りとなるため、広い視野で常に余裕を持って判断しないといけないと思いました。

 

 

 

看護科blog 梅と潮の香マラソン 救護ボランティア

 たつの市主催の「梅と潮の香マラソン大会」の救護スタッフとして看護科2年生1名、1年生3名が参加しました。救護テントに来られたマラソンランナーに対し、たつの市民病院の看護師や救急隊員がされている初期対応、怪我の処置や声のかけ方などを見学しました。看護学生として記録をするよう指示されていたので、テントに来られた方の年齢、負傷場所や程度、処置内容などを情報収集し、記載しました。今回、救急車で搬送された方もいて、病院外での看護師の役割の実際を見ることができ、良い経験となりました。

 

看護科blog 基礎看護技術演習発表

 高校2年生が基礎看護技術Ⅱの授業で、日常生活援助の理解を深める演習をしました。

 より良い援助につなげるために、これまで学習した知識・技術を活用し、事例の患者さん(円背のある患者さん)への援助の必要性を科学的に考え、セルフケア能力を低下させない方法を模索しました。発表では、看護の場面を実演したり、援助の場面を再現した動画を用い、視覚的にも伝わりやすい工夫が見られました。  

 患者さんの症状の理解や、セルフケア能力を低下させない援助方法等、まだまだ学習不足な面もあり課題が残りましたが、これまで学んできた自分たちの力を存分に発揮し、看護を考えることができた生徒の表情はとても素敵で、今後さらに期待がもてると感じました。

 

 

看護科blog 高齢者大学院生との交流

 看護科3年生の生徒が病院での臨地実習に向けて、目的を持ったコミュニケーションを図り、対象者に応じた援助を計画することを目標に演習を行いました。事前に疾患の学習を終え、どのようにコミュニケーションを取ればいいのかをペアで考え臨みました。交流当日は、新宮町の高齢者大学に通う大学生19名の方に模擬患者になっていただきました。簡単なシナリオに基づいて実際の入院患者と同じような状況を実習室のベッドで再現し、大学生には腰や足に痛みのある患者を演じていただきました。

 生徒は緊張しながらも挨拶や自己紹介を行った後、バイタルサイン(体温、脈拍、血圧)の測定や疾患にあった症状の観察・情報収集を行いました。演習後の振り返りでは、大学生の方から率直な感想を話していただき、改善すべき点を考えることができました。このコミュニケーションの演習を生かして、今後出会う患者さん一人一人に応じた援助が考えられるよう努力を重ねていきます。

  <生徒感想>

・コミュニケーション中は、相手の目を見ること、話しを遮らないこと、マスクで口元が見えない分、目で笑顔を伝えることを意識することで、高齢者の方々に「とても親切な話の聞き方をしてくれて嬉しかった」と言って頂き嬉しかった。

・今回自分ができたことは、傾聴です。私は話すことが苦手ですが、話しを聞くことは好きです。今回の交流でも、傾聴することを大切に関わり、「楽しかったよ」と言っていただけて、ホッと安心したと共に、嬉しさも感じることができました。実習で関わる方々に楽しいと思っていただけるよう、明るく、元気にコミュニケーション技術を深めたいと思いました。

 

 

看護科blog 特別非常勤講師(助産師)

 看護科高校3年生が、本校卒業生の助産師より「知っておきたい命の話」という内容で講義を受けました。助産師を目指した経緯から現在の助産院開設や地域での活動内容までを話された後、命の話として受精から妊娠、胎児の成長、出産までをイメージがしやすい説明をしてくださったので、真剣に聞いていました。また、看護師として身につけてほしい品位や女性としてパートナーとどのようにコミュニケーションをとって関係を築いていくかなど、今後に活かせそうな内容が多くありました。2時間という短い時間でしたが、今後看護師の免許を持った1人の女性として生きていくうえで大切なことを教えていただきました。

 

<生徒の感想>

・命の誕生が改めて当たり前ではないこと、妊娠が簡単でないこと、妊娠を簡単に考えてはいけないことなど多くのことを学びました。新しい命が誕生することは、その分責任やお金など様々な負担も加わるので、パートナーとの信頼関係ではコミュニケーション能力も大切であると考えました。

・今日の授業を受けて、改めて自分や他の人の命を大切にしなければいけないと思いました。赤ちゃんが1人生まれて家族が増えたり、逆に減ったりすることで人生が180度変わってしまい、それが悪いほうや自分が思ってもないほうへ傾いてしまうこともあります。自身や生まれてくる子ども、周りの人を悲しませないため、良い環境の中で子育てができるようにも、自分や周りの人の命を大切にしようと思いました。