看護専攻科トピックス

看護専攻科トピックス

台湾康寧大学生の来校・交流

 本校に台湾の康寧大学から教職員1名と学生5名の方が来校され、校舎見学や沐浴の体験、茶話会などを通して交流を深めました。

 はじめに、校舎を案内しながら、本校の教室や実習室などの教育施設をご紹介しました。康寧大学の学生の皆さんは、自分たちの学校との違いを感じながら、一つひとつを丁寧に見学されている様子が印象的でした。はじめての沐浴体験では、本校の学生が実演を交えながら丁寧に指導し、戸惑いながらも真剣に学ばれていました。言葉の壁がある中でも、翻訳機能を活用しながら積極的にコミュニケーションを図り、身振り手振りを交えながら理解を深めていく様子が見られました。

 茶話会では、お菓子を囲みながら和やかな雰囲気の中で会話が弾みました。お互いの学校生活や文化について語り合う中で、本校の学生からは地元のおいしいお店やおすすめの観光スポットなどの紹介もあり、康寧大学の皆さんも興味深く聞き入っている様子でした。終始あたたかな空気に包まれた、心に残るひとときとなりました。こうした交流を通して、看護への理解や国際的な視野をさらに広げていけるような機会を大切にしていきたいと思います。

台湾研修旅行

 3泊4日の日程で台湾へ研修旅行に行きました。現地の康寧大学を訪問し、姉妹校としての提携に向けた調印式が行われました。これからの交流や学びの広がりに期待が高まる、心に残る大切な機会となりました。学生は初めて目にする現地の大学の広くて明るい校舎に興味津々で、設備や学習環境の違いに驚きながら見学を楽しんでいました。自分たちの学校との違いを感じる中で、新たな発見や刺激を受けている様子が印象的でした。

 また、学生同士の交流では、台湾の看護技術に直接触れる機会もありました。実技を通してお互いの技術や手順の違いを知り、驚きや発見がありながら、楽しそうに学びあう姿が見られました。言葉は違っても看護に向き合う気持ちは共通しており、互いに良い刺激を受ける貴重な時間となりました。

故宮博物館や中正記念堂も訪問し、台湾ならではの歴史や文化に触れる貴重な時間を過ごしました。異なる歴史背景や価値観を学び、学生たちにとって新しい視点を得る良い機会となりました。また、夜には、康寧大学の学生と夜市を訪れ、屋台の食べ物を楽しみながら台湾の食文化にも親しみました。3日目に訪れた十分では看護師国家試験合格の願いを書いたランタンを空に飛ばしました。

今回の研修旅行を通して、学生たちは異文化に触れ多様な価値観を知ることで、人としても大きく成長することができたと感じます。この貴重な経験を今後の実習や日々の学びに活かし、国際的な視野を持った看護師として成長していることを期待しています。

看護専攻科 研修旅行の事前学習(語学)

専攻科2年生は7月に研修旅行で台湾に行く予定です。オンラインでの台湾の康寧大学生との交流、台湾の歴史の学習に続き、事前準備として在日台湾人の方から中国語(繁体字)について教えていただきました。

内容は、声調について、繁体字と簡体字の違い、基本的な挨拶、日常会話の練習、自己紹介の方法などでした。すべての単語に第1~4の声調があり、1つの単語でも声調によって様々な意味になり、声調を正しく発音しないと通じない難しさを実感しました。また、基本的な挨拶や日常会話の練習では、台湾に行ったときに使えそうなフレーズを学びました。さらに、自己紹介では自分の名前が言えるように、講師の先生から学生一人ひとりに発音して教えていただき、何度も何度も自分の名前の発音し覚えていました。今日の学びが活かせるよう復習し、台湾で発揮していきたいと思います。

研修旅行の事前学習

 専攻科2年生は7月に研修旅行で台湾に行く予定です。4月の台湾の康寧大学生との交流に続き、事前準備として佐久大学の教授から台湾の歴史、文化や医療について講義していただきました。

日本との関係があったという台湾の歴史や社会情勢、保健・医療制度、看護師の教育制度、おいしい食べ物など、写真やクイズを交えながらわかりやすく説明してくださいました。全員が初めて台湾に行くため、興味関心が持てた内容が多く、最後の質疑応答の時間では、台湾でのマナーや注意点、持参した方が良いもの、喜ばれるお土産はなにかなど、多くの質問が出ました。

この講義を通して、学生から「台湾に行くのが楽しみになった」、「早く台湾に行きたい」との声が聞かれました。

臨床看護総論Ⅱ(外部講師)

5月12日から始まる看護臨地実習を前に、専門領域の看護師から講義、ロールプレイやシミュレーションを入れながら、患者様への看護がイメージしやすいように教えていただきました。

18日は、術直後の観察やフィジカルアセスメントの視点を学びました。

24日、5月7日はメディカルシミュレーションセンターひめマリアへ行き、周術期と終末期の観察点やアセスメントの方法、各領域での看護のポイントを学びました。

 学生の振り返りより、2日間の演習を通して、プロセスが分かり自信につながった。患者様の身体的・心理的・社会的な要因が関連し、また家族の思いや行動の背景を観察しながら必要な看護を実施することが大切であると学んだ。必要な看護を班員全員で考えることで、自分では気づかなかった視点や他の班の考えも取り入れることができたため、より学びを深めることができた。また、自分1人では質の高い看護の提供は難しいと思うが、チーム内で意見を出し合いより良い看護を考えることが大切だと感じた。 

 これらの授業を通して、専攻科1年生の座学で得た知識が臨地実習で実際に活かせる知識となりました。ご指導いただいた講師の先生方、ありがとうございました。