看護専攻科トピックス
小児看護学概論発表
2026年9月1日(火)@看護専攻科1年生教室
看護専攻科1年生は、「小児看護学概論」の授業で、小児の成長・発達の理解と子どもおよび養育者への適切な関わり方について学びました。授業の集大成として、学生たちはグループごとに発達段階に応じたスライドを作成し、成果発表を行いました。発達段階は 3カ月・6カ月・1歳・2歳・3歳・4歳・5歳・10歳 を設定し、成長の特徴が視覚的に伝わるよう、動画を取り入れた資料を作成しました。動画に登場する子どもの 身体的機能、感覚・運動機能、知的・情緒的機能、社会的機能 について解説し、各時期における子どもや養育者への関わり方も丁寧にまとめました。発表では、幼少期の写真や動画を活用したり、子どもになりきって撮影した映像を取り入れたり、親しみやすい漫画キャラクターを例に発達を説明するなど、学生たちの創意工夫が随所に見られました。発表時間は各班14〜15分と長めでしたが、互いに協力しながら、充実した内容のプレゼンテーションを行うことができました。
<学生の感想>
・年齢順に段階を追って発表を聞くことで、成長・発達の特徴がよく理解できた。小児の成長・発達には個人差があるため、年齢だけで判断するのではなく、一人ひとりの成長・発達を捉える必要があることを再認識した。
・発表の中に動画を取り入れることで理解しやすかった。動画を流してから説明すると、説明の内容がより頭に入りやすいと感じた。
・各発達段階の特徴を知識として理解するだけではなく、実際に子どもの様子を見て、個性に合わせて関わることが大切だと学んだ。
・ただ身体的なサポートをするだけではなく、小児の各発達段階の特徴を把握したうえで、その特徴にあった看護を提供すること、小さな変化に気付くことができる看護師になりたいと思った。
公衆衛生学(出前講座)
2026年8月26日(水)@看護専攻科棟 多目的室
専攻科1年生が「公衆衛生学」の授業で、兵庫県西播磨県民局龍野健康福祉事務所と兵庫県企画部地域創生課創生企画班の方から講義を受けました。
まず、兵庫県企画部の方から、「ひょうごビジョン2050」の話をされ、自分たちが住む兵庫県が将来どのような社会を目指しているのかを理解することができ、視野を広めました。次に健康福祉事務所の方から保健所と保健センターの業務内容の違い、西播磨地域の概況・地域医療について、医療計画の重点課題について等が説明されました。その後、グループに分かれ、①みんなが考える(イメージする)西播磨地域の医療とは、②自分たちの立場で何ができるか、という内容で話し、発表しました。今回の講義を通して、具体的な西播磨地域の現状や課題、今後の自己のあり方を考える機会となりました。
<学生の感想>
・今回の講義で、兵庫県がどのような社会を目指しているのか、地域に貢献するためにどのような医療を提供すれば良いのかを学ぶことができた。私たちはこれから地域に貢献できる医療者になるために、地域の特性だけでなく、地域の医療体制や保健活動を知ることが重要だと考えた。
・地域医療では一人ひとりの生活背景や家族状況、住環境などを踏まえて支援する必要があるということである。同じ病気を抱えていても、生活環境や家族から受けられる支援によって必要な援助は異なる。そのため、医療者が病気だけを見るのではなく、その人が地域でどのように生活しているのかを知ることが大切だと感じた。また、高齢化や核家族化などにより、医療だけでなく介護や福祉を含めた多職種連携の重要性がさらに高まっていると感じた。看護師として地域のさまざまな機関や職種と連携し、患者や家族の思いを尊重しながら、その人らしい生活を支えられるようになりたい。
・講義を受けて、医療は病院の中だけで行われるものではなく、地域で生活する人々の健康を支えることも重要であると再度学んだ。特に地域医療では、病気の治療だけでなく、予防や健康づくり、生活環境なども含めて考える必要がある。高齢化が進む中で、住み慣れた地域で安心して生活を続けるためには、医療機関だけでなく、介護や福祉などさまざまな職種が連携することが大切である。今回の講義を通して、地域全体で健康を支える公衆衛生の役割について理解を深めることができた。
災害看護実習
8月17日(月)@兵庫県立はりま姫路総合医療センター 教育研修棟1階講堂
講義では、災害時における看護師の役割や災害医療の基本的な考え方について学びました。災害時には限られた医療資源の中で、多くの傷病者に対応する必要があることや、医師や救急隊、DMATなどの多職種と連携しながら活動することの重要性について説明を受けました。
トリアージ演習では、START法を用いて傷病者の状態を評価し、トリアージタグを用いた判定を行いました。判定結果を都度振り返り、判断の根拠や優先順位の考え方について確認しながら理解を深めました。
施設見学では、ドクターヘリやDMATカー、救急初療室を見学しました。それぞれの役割や運用について説明を受けるとともに、救急患者の受け入れ体制や災害時の医療体制について学びました。
<感想>
今回の実習では、講義だけでなく演習や病院見学を通して、災害医療について具体的に学ぶことができました。特に、災害時には迅速な判断や多職種との連携が重要であることを改めて理解しました。今回学んだ内容を今後の学習につなげ、災害時にも落ち着いて行動できるよう知識を深めていきたいと思います。
就職活動スタートアップ講座
看護専攻科1年生が、卒業後の進路決定に向けて「就職活動スタートアップ講座」を受講しました。株式会社マイナビの講師から、就職活動の現状や社会人基礎力、今やるべき準備、基本的なマナーなど、自分たちの状況に合った内容を学びました。
特に大切だと感じたのは、自分が看護師としてどうありたいかを考え、選ぶ病院がその理想を実現できる環境かどうかを見極めることです。就職後のミスマッチを防ぐためには、選考を通じて自分の看護観と病院の考え方をすり合わせることが重要だと学びました。また、病院側が合否を決める際に、学校の成績や実習評価だけでなく、説明会や見学会、インターンシップでの態度や姿勢も重視していることを知りました。日々の授業や実習での学びが就職活動の土台となり、日頃の取り組みやマナー、接遇が将来につながっていると実感しました。今後は、学校の授業と並行して就職活動をスムーズに進めるため、自己分析や病院の情報収集を計画的に行い、自分に合った病院を選んでいきたいと思います。
<学生の感想>
・就職に対する意識がより一層高まったと感じました。特に、私はこれまで病院選びをする際、自分の目指す看護師像ややりたい看護を重視していました。しかし、講義を聞いて、自分の長所や短所にも目を向け、この病院で長所をどのように伸ばし、短所をどのように改善していけるのかという視点を持つことも大切であると感じました。また、社会人基礎力についても学ぶことができたため、今後は社会人基礎力を身につけることを意識しながら、学校生活や実習に取り組んでいきたいと思います。
・就職活動では病院見学や面接だけでなく、その前の準備も非常に大切であることを学びました。特に、病院見学では社会人としての基本的なマナーを身につけておくことが、良い印象につながると感じました。また、自己分析を行うことで、自分の強みや適性を客観的に知ることができ、就職活動だけでなく今後の看護師としての成長にも役立つと感じました。今回学んだことを今後の就職活動に生かし、自分らしさを十分に伝えられるよう準備を進めていきたいと思います。
看護研修旅行
本研修旅行は、台湾の医療・看護の実際を学び、国際的な視野を広げることを目的として実施されました。康寧大学の学生との交流を通して、言語や文化が異なっても、看護を志す者同士で理解し合えることを実感しました。台湾と日本では、看護技術の手順や使用する物品、医療制度などに違いがあることを学びました。一方で、患者の安全を守り、よりよい看護を提供するという基本的な目的は共通していることが分かりました。また、翻訳機や英語、身振りを活用することで、言葉の壁を越えて積極的に交流する力を身に着けました。現地学生の知識や技術、学習姿勢に刺激を受け、自分自身の学習不足や今後の課題を振り返る機会となりました。
台湾の歴史、食文化、生活習慣、公共のルールなどに直接触れ、異文化を理解し尊重する大切さを学びました。食事や気候、交通、言語の違いに戸惑う場面もあったが、仲間と協力して対応する力を養うことができました。現地の学生や人々の温かさに触れ、海外への不安が軽減され、台湾を身近に感じる貴重な経験となりました。
今回の研修は、看護職として国際的な視点と柔軟な対応力を身につけ、楽しい時間を共有したことで、仲間との絆も強まり、今後の実習や国試勉強に向けて、学習意欲が高まる有意義な機会となりました。