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北高ダイアリー

特別講義「マイム実習」

8月6日(水) 1年生、 7日(木)2年生   於 本校アポロンホール 
 マイム俳優・演出家・振付家である本校卒業生のいいむろなおき氏をお迎えし、演劇科1,2年生がマイム実習に取り組みました。

 1年生は、見えない「ボール」を投げたり、見えない「壁」に触れたりというマイムの基礎的な表現や、「スローモーション」や「見えない綱」「動く彫刻」などの課題を通して、普段無意識に行っている動きや身体の使い方、息の合わせ方などについて考えました。
マイムそのものについての学びはもちろんのこと、相手と息を合わせることや、周囲を観察すること、信頼すること・信頼されることの大切さを学びました。

 

  2年生は、昨年学んだことをふまえ、マイムの歴史や成り立ち、社会背景などについて理解を深めた上で、言葉を使わずに感情を表現する課題や、より物語性の高い課題に取り組みました。
相手との関係性やその場の感情を表現するため必要な、身体のコントロールの仕方や相手との息の合わせ方を考え、実践しました。
また、最後の質問コーナーでは、演劇科の先輩でもある講師から、卒業公演に向けて大切なことなどについても話していただきました。

演劇科2年生 特別講義「劇作について~実践編~」

7月22日(火)3・4限、23日(水)3・4限   於 被服室 / アポ1・被服室  

劇作家・演出家である6回生の角ひろみ氏を講師としてお迎えし、演劇科2年生が「劇作について」の講義を受けました。昨年、1年生の時にも、戯曲の構造や要素、作品作りの面白さについて講義を受けましたが、今回は、より実践的な内容で講義をしていただきました。

1日目は、4~5人が組になって、卒業公演の台本作りの参考としている作品をふまえ、聞き手が心をうつような内容を盛り込みながら、題名や登場人物などの作品設定を考えつつ、戯曲の構成を行いました。


2日目は、 一人一人が起承転結のそれぞれの部分を担当し、背景やどの登場人物に注目するのかを決めて一から取り組み、2日間で個性あふれる作品に仕上がりました。

 

2年生は、この夏休みから、いよいよ卒業公演の準備が始まります。
今回の講義は、集団創作の難しさと面白さを学び、卒業公演の作品作りにつながる非常に有意義な機会となりました。

演劇科1年生 特別講義「劇作について~入門編~」

7月22日(火) 5・6限   於 被服室 

高校生魅力アップ推進事業として、劇作家・演出家である6回生の角ひろみ氏を講師としてお迎えし、演劇科1年生が「劇作について」の講義を受けました。前半は、劇作家として作品を立ち上げる面白さや「浦島太郎」を用いて戯曲の構造や要素、書き方についての基本を学びました。


後半は「トトロ」の物語を題材とし、実際に自分たちで戯曲を書いて発表しました。前半で学んだことを生かしながら物語の始まりを変えたり、オリジナルの登場人物を作成したりと様々な工夫を凝らし、思い思いの作品に仕上がりました。何人かの生徒の発表を聞きながら、予想外の展開や話の面白さに、とても盛り上がりました。

GS科 40回生 2年生 リサーチプラン検討会

7月31日(木)

 GS科2年生が学校設定科目「GSⅡ」において、京都大学名誉教授馬場正昭先生、神戸大学教授谷篤史先生をお招きし「リサーチプラン検討会」を実施しました。

1年生の3学期には「リサーチプラン講習会」「リサーチプラン相談会」を実施し、2年生になって予備実験を実施し、今回「リサーチプラン」

をブラッシュアップするというものです。

 

  事前に作成した最新版の「リサーチプラン」をパネルに貼り付け、班ごとに説明し、質疑に答えたりご助言を頂いたりしました。

答えが用意されていない課題研究を進めていくにあたり、本当にこの方向性でいいのか不安でいっぱいの中、励まされたり、気づかされたりと、課題研究を進めるための勇気となる検討会となりました。

 

 今後本格的に課題研究に取り組んでいきます。どんな研究に仕上がるのか楽しみですね。

GS科 学校設定科目「GSⅠ」~データの解析法~

7月15日(火)
 GS科1年生の学校設定科目「GSⅠ」で、データの解析法の授業を行いました。講師にお招きしたのは奈良女子大学 准教授 京極大助 先生です。GS科1年生は、2学期に研究のリサーチプランを作成し、2年生から始まる課題研究のテーマを3学期に決定します。どのような目的でデータを収集するのか、またデータに基づいて論じるためには統計学が不可欠なことなど、様々な内容について学ぶことができました。
 多忙な中、本校に来ていただいた京極先生に感謝を申し上げます。

GS科41回生 1年生 【GSⅠ】生物学講座

7月15日(火)

学校設定科目「GSⅠ」の授業で、京都大学名誉教授の沼田英治先生をお招きし、生物学講座「クマゼミは雨の日に孵化する」を実施しました。
「どうしてクマゼミは雨の日に孵化するのか?」様々な実験結果から結論を導きました。
探究ってこう進めるのだということがよくわかる内容でした。
実際にクマゼミの卵がついた枝を何本も持ってきてくださり、顕微鏡で卵や孵化を観察しました。普段セミが木にとまって鳴いているのが日常ですが、卵が枝についているのや、孵化した直後などはほとんどの生徒が見たことがなく(気にも留めたことなく)、みんな興味深々でした。

 また、中学校の国語2の教科書の「クマゼミ増加の原因を探る」の執筆者であることが明かされた時は「あれか!」と驚きと共感で、過去と現在が線でつながった瞬間でした。
まさか、あの教材の執筆者とここでお出会いするとは!
探究心をそそる非常におもしろい講義、実習をありがとうございました。

GS科39回生 和蝋燭班 松本商店訪問2

7月10日(木)

GS科 3年生 和蝋燭班の4人が和蝋燭メーカーの松本商店(西宮市)さんを再度訪問し、試作に立ち合い、打合せを行いました。
和蝋燭班は松本商店さんからの依頼を受けて「芯切り不要な和蝋燭の開発」について研究し今回実験室での研究結果をもとに、生産機での試作を目の前で行って頂き、商品化に向けた課題について打合せました。
提案した和蝋燭をどのように製造するか、そして実際に製造したものだからこそ課題として明らかになることがあり、これらについて意見交換を行いました。
ものづくりの奥深さと面白さ、生産者、販売者の思いを感じる貴重な機会となりました。

日本の和文化に携わる方々の作品が全国から集まる「日本和文化グランプリ」に,今回試作して頂いた和蝋燭を出品し、1次予選を通過しました。いよいよ最終審査です。選ばれても、選ばれなくても、和蝋燭の販促に少しでもつながればと思うところです。

芸術鑑賞会

例年この時期に実施している芸術鑑賞会。
今年度は、本校の卒業生でマイム俳優の いいむろなおき さんによるパントマイム「マイムの時間」を東リ いたみホールで鑑賞しました。
さまざまなテーマについて、ことばの発声がなく、動きだけで見事に演じておられ、時には大きな笑いがおこり、時にははっと考えさせられるなど、終始演技に引き込まれあっという間に時間が過ぎました。
後半ではパントマイム講座や生徒や職員がステージにあがって演技に挑戦するコーナーもあり、大いに盛り上がりました。

  

ソロプチミスト入会式

7月11日(金) 於 アポロンホール  新生徒会役員・演劇科2年生
国際ソロプチミスト宝塚Sクラブ兵庫県立宝塚北高等学校新入会員入会式がとり行われました。

式次第
1 開会宣言          演劇科生徒代表
2 スポンサークラブ会長挨拶  国際ソロプチミスト宝塚会長
3 生徒(Sクラブ)代表挨拶  本校生徒会長
4 新入会員紹介(名乗り)
5 バッジ授与
6 謝辞・誓約         演劇科生徒代表
7 式歌披露          演劇科2年生
 「永遠の花」
8 閉会宣言          生徒会生徒代表

*国際ソロプチミストとは世界的な女性の奉仕団体である。1920年代アメリカで伐採されようとする木々を守るために女性たちが立ち上がったことから始まる。
*国際ソロプチミスト宝塚とは1979年日本で90番目のクラブとして誕生し、女性と子供たちのよりよい生活をめざして地域に根ざした奉仕活動を行っている。
*Sクラブの“S”とはサービス(奉仕)のSで、学校(School)、地域社会(Society)への奉仕のSであり、そしてソロプチミストの“S”でもある。

 

「GSⅠ」 演劇科卒業公演鑑賞会

GS科1年生が学校設定科目「GSⅠ」において、本校演劇科3年生の卒業公演を鑑賞しました。
演劇科の学びの集大成を鑑賞し、演劇科から「表現」について学ぼうとするものです。作品は生徒たちが一から作ったものということで、始まる前は若干の不安もありましたが、最初の挨拶からその迫力に圧倒され、そこから引き込まれていきました。GS科の生徒らも瞬きすら忘れるくらい引き込まれ、見入っていました。

 

振り返りのアンケートでは、
92%の生徒が、「自身の意識の変化や成長につながるものであった」と回答しました。また、表現技法や意識、そこまでのプロセスを讃えるものに加えて▶個々の力では表現できないこともある中、仲間と協力する事でできる事が格段に増える。▶したいことに没頭し、それを外に出すことで人を感動させることができる。▶全力で取り組むことのかっこ良さ。▶見ている人に伝えたいという熱意が指先まで感じられて、それまでの道のりの長さが伝わってきた▶自分たちも、聞き手を感動させられる研究発表会にしたい▶三科が奏でるハーモニーでした!!
など、多くの気づきを振り返りに書いてくれました。

 

 普段廊下ですれ違う演劇科生がここまで凄い演劇を造りあげていることに感動し、自分たちも形は違えど、同じように完成度の高い研究発表をしたいと思わされた鑑賞会でした。演劇科、普通科、GS科、3科がある宝塚北高校ならではの、大切なひと時でした。

GS科1年生 学校設定科目GSⅠ「探究基礎実習」

6月17日(火)

 GS科1年生が学校設定科目「GSⅠ」の授業として、京都教育大学 村上忠幸先生、亀田 直記先生をお迎えし、探究実習を実施しました。

今回の実習は、単なる課題の探究ではなく、“マルチプル・インテリジェンス理論”に基づいて班を編成し、探究し、最後に“デノボの帽子思考法”を使って、進め方、行動、考え方について振り返るというものです。この理論に基づいて、個人の知能を8つに分類し分析し、お互いに補いあって8つの知能を集結させた班を編成し、探究活動に挑みました。お互いに苦手を得意でカバーしあった班編成の中で、自分の得意を発揮し、チームとして機能させます。北高GS科が目指す、チームでの探究活動の神髄ですね。そうしたチームで不思議現象の解明に挑みました。なかなか苦戦し探究のプロセスを何回も繰り返しましたが、最後は多くの班が仮説の実証にたどり着きました。誰かのちょっとした一言から一気に動き出す場面などもあり、ワイワイがやがや、あーでもないこうでもないと取組みながら、解明できたときの達成感はひとしおでした。探究後は、デボノの帽子という色別のカードを使って、活動での具体的な場面を思い出しながら振り返り、自分を見つめ直すことができました。また、教員を目指す京都教育大学の学生4名の方にも、実習をお手伝いいただきました。京都教育大学の先生方、学生さん、ありがとうございました。

第39回 演劇科卒業公演 『不滅のひと夏』

6月14日(土)演劇科39回生の卒業公演は無事終了いたしました。

 今年の演目は、自分たちでゼロから物語を立ち上げた作品『不滅のひと夏』でした。

 今年も、中学生の皆さまをはじめ、非常にたくさんのお客さまが足を運んでくださり、文字通り、満員御礼となりました。ご来場いただきました皆さま、本当にありがとうございました。

開催にあたりご支援いただきました皆さまに心より感謝申し上げます。

演劇科3年生 メイク講習会

5月24日(土) 於 アポロンホール2F  
講師として35回生の村山由芽さんをお迎えし、卒業公演に向けて舞台メイクの仕方について学びました。
先生方に助けていただきながら、悪戦苦闘でメイクを仕上げていきます。
最後は、それぞれの衣裳に着替え、役に合ったメイクの仕方、髪型などのアドバイスを受けました。

GS科40回生 2年生のイラストが神戸新聞に掲載されました。(GS科)

6月6日(金)

神戸新聞 教育・子育て欄の 子ども新聞まなびーでのコラム「理科の散歩道」にGS科2年生上条さんのイラストが掲載されました。
コラムは、オタマジャクシからカエルに成長していく過程で尾部がなくなるプログラム細胞死(アポトーシス)をもとに、植物やガンの細胞についても書かれたもので、生物の魅力的な世界が書かれています。年齢によっては少し難しい話かもしれない中で、誰もが知るところのオタマジャクシのプログラム死を経て力強く成長を遂げるカエルの姿を描き、コラムに花を添えてくれました。

 

第40回文化フェスティバルが開催されました

第40回文化フェスティバルが6月3日(火)・4日(水)に開催されました。

今年のテーマは「Requartet(リカルテット)」です。このテーマにはこれまでの「40年間」の伝統と「新たな挑戦」を組み合わせ、より楽しめるものにしたいという生徒会執行部の思いが込められています。

1学年は、合唱コンクールでクラス一丸となり、美しいハーモニーを奏でてくれました。振り付けがあるなど、それぞれのクラスの個性が見られました。2学年は、手の込んだアイデアたっぷりの展示でクラスの個性を表現してくれました。また、模擬店では電子決済を導入し、どの店も大繁盛していました。3学年は、クラス一丸となって舞台作品を作り上げ、工夫いっぱいの演出、演技、ダンスで観客を魅了しました。文化部の皆さんも、日頃の活動の成果を発表してくれました。
ご来場いただいた来賓や保護者の皆様、生徒会をはじめ、準備・運営に携わったすべての方々に、心よ りお礼申し上げます。 
2日目は中学生対象のオープンハイスクールでもあり、校内のあちこちで北高の文化祭を楽しむ姿が見受けられました。生徒会執行部の思いが伝わり、エネルギーみなぎる素晴らしい2日間となりました。

  

  

  

  

  

  

  

PTAのページでも文化フェスティバルが特集されています。ご覧ください。

アンケートの適切な設定方法やインタビューなどの手法(リス探)

6月6日

普通科2年生を対象に、兵庫県立大学減災復興政策研究科の馬場美智子先生をお招きし、「アンケートの適切な設定方法やインタビューなどの手法」をテーマに講演会を実施しました。


講演では、アンケートの具体的な作り方や実施時の注意点について、詳細な資料をもとに分かりやすくご説明いただきました。また、講演会の後半では、ワークシートを用いた演習を通じて、調査目的や把握したい内容に応じて設問を工夫することの大切さを学びました。
今回の講演で得た知識や視点を今後の各ゼミでの探究に活かし、より深みのある活動につなげていってほしいと期待しています。

GS科 39回生 3年生 論文書き方講座

5月13日(金)

GS科3年生が学校設定科目「GSⅢ」において、兵庫県立大学准教授、人と自然の博物館主任研究員の中濵直之先生をお迎えし、「論文書き方講座」を受講しました。
「GSⅢ」では、「GSⅡ」で行ってきた「課題研究」を卒業論文としてまとめます。これまで、内部、外部での研究発表を行うにあたり、ポスターやスライドを作成してきましたが、科学論文を書くのは初めてです。どこからどのように書けばよいのか不安に思っている中、書き方に決まりがあることや、書き始める上でのコツなどを丁寧にお教え下さり、非常に有意義な時間となりました。
これから、班員で協力して卒業論文に仕上げていきます。そして、専門家の方に査読を頂き、充実したものにブラッシュアップしていきます。出来上がりが楽しみですね。

GS科3年生 和蝋燭班 松本商店訪問

5月17日(土)

GS科 3年生 和蝋燭班の4人が和蝋燭メーカーの松本商店(西宮市)を訪問し、課題研究の結果の報告と今後の展開について相談しました。

和蝋燭班は松本商店さんからの依頼を受けて「芯切り不要な和蝋燭」の開発について研究しました。過去には本校では先輩方が、そして、他校でも何度か検討されてきましたが十分な解決案を提案できないままとなっていました。しかし今回、「GSⅡ」で研究を重ねた結果、従来の検討を見直し柔軟な発想で、普及の障壁となっていた「芯切り」という作業を必要としない新たな和蝋燭の形を見出しました。そこで、松本商店を訪問し、これを提案しました。和蝋燭班の4人も、自分たちの発想が受け入れられるのか不安で一杯でしたが、結果「非常におもしろい」とのコメントを頂き「ホッ」としました。実用に向けて検討を進めて頂けることになり、自分たちが開発した物が商品として出ていく可能性に大いに喜びを感じました。一方で、松本商店さんの「お客さんが先ず安全に、快適に使用できることが一番大事だ」というお言葉をお聞きし、商品を販売する責任も強く感じることにもなりました。今回の開発品が伝統の継承の一つの形になればいいですね。

学校説明会を実施しました

5月24日(土)に中学生向けの学校説明会を実施しました。
兵庫県内の約60校からたくさんの中学生と保護者の方が参加してくださいました。

(プログラム)
①学校紹介動画
②学校長挨拶
③学校概要説明
④北高の学校生活の様子について(生徒会生徒)
⑤スーパーサイエンスハイスクールについて
⑥普通科について(普通科代表生徒)
⑦グローバルサイエンス科について(GS科代表生徒)
⑧演劇科について(演劇科代表生徒)
⑨進路について
⑩個別相談

  

  
 参加された方々からは、「生徒の発表がハキハキとしていてわかりやすく、主体性が感じられた」「学校の雰囲気や学科の特徴がよく伝わってきた」「実際に生徒の姿を見て生き生きと充実した学校生活を送っていることが伝わった」「とても魅力ある学校だと感じた」などの嬉しいご感想を多数いただきました。
 特に、探究活動への関心や、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)事業のもとで3学科が連携しながら高め合う姿勢に対して、興味を持っていただけたことは大変励みになりました。また、在校生・卒業生の声を通して将来の具体的なイメージが持てたという意見も多くいただきました。
 今後も、本校の魅力をより多くの方に知っていただけるよう、丁寧で充実した説明・発信に努めてまいります。ご参加いただき、ありがとうございました。