校長ニュース
令和8年度の取組(1)
いよいよ本校にとって最後の一年間が始まりました。最後まで三木北らしく頑張って参りますのでご支援よろしくお願いします。
本校の公式インスタからは様々な取組をタイムリーにご覧頂くことが出来ます。ぜひ、どうぞ。
◎4月28日(火) 中山芳一先生 教育講演会
中山芳一先生をお招きして、育友会主催の教育講演会を実施しました。この日は保護者だけでなく、全校生徒、教職員も参加しました。中山先生から共通の尺度で測ることができない非認知能力は、学習転移により認知能力の向上に結びつけることができるというお話を、私たちの生活で馴染み深い事例をたくさん交えてして頂きました。時折、生徒たちにもグループトークをさせて、講演を聴くだけでなく参加して学ぶ展開で、あっという間に時間は過ぎていきました。
中山先生のお話されていたことは、閉校まで残りわずかとなった三木北高校で先生方で力を入れて取り組もうとしてきたことでしたので、私たちにとっても大変多くの気づきが得られる講演で、最後まで生徒を支えていくための強力なエネルギーとなりました。
◎環境の科学の取組
この科目は3年生の文系の生徒が履修する『人と環境』(学校設定教科)の中の学校設定科目で、主に野菜の栽培を中心に行っています。昨年はトマト・キュウリ・とうもろこし・メロン・すいかなどを栽培し成功・失敗を経験しました。今年はこの経験を活かして発展的に取り組んでいます。中山先生のご講演にもつながりますが、土作り・水やり・間引きなどの世話を経て完成まで関わることで、根気良さ・計画性(見通し)・省察(振り返り)などの力を高め、できた野菜を三木市と連携して無償提供して自己効力感の向上にも繋げたいとも考えています。今年はまず、ほうれん草がたくさんできたので、先日、三木市役所でご提供させて頂きました。
10月の取り組みから
10月はさまざまな行事や取組みがございました。生徒の活躍や本校の特色ある活動について、ご紹介させて頂きます。
☆体育大会(10月1日)
各クラスが旗を作成して、よく応援を行い、力を合わせて頑張っていました。育友会の方や県立のじぎく特別支援学校の皆さんにも参加して頂く競技を設け、大いに盛り上がりました。
☆届けよう、服のチカラ〝プロジェクト”(11月21日まで回収)
ファーストリテイリング社と国連難民高等弁務官事務所による世界の難民の子どもたちに服を届けようというプロジェクトです。安住して生活できない環境下で過ごす難民の方は何かあれば、衣服のまま、すぐに身を守るために移動せねばならないことが起こります。特に子ども服は不足しているため、ユネスコスクールの指定校である本校では、このプロジェクトに参加し、学校設定科目「環境の科学」を学ぶ生徒たちが、幼稚園・保育施設・小学校・公民館なとで趣旨のご説明に伺い、回収のご協力のお願いに回らせて頂いています。
☆公開授業週間の取組み(10月27日~31日) 別の寄稿でご紹介いたします。
☆第5回卒業生の母校訪問(10月28日)
平日の日中のため、ご参加はお二人でしたが、校長が体育館や校舎を隈無くご案内し、公開授業週間中の生徒の学習のようすを見て頂きました。懐かしい思いから高校時代に感じた新鮮な気持ちが蘇り、活力にしたいという気持ちが湧いたというご感想や、生徒には人生に一度の高校生活で色々と挑戦して、自分で決断できる力をつけて欲しいというメッセージを頂きました。
☆県教育委員会からの学校訪問(10月29日)
公開授業週間では、生徒が校訓に基づく力をつけることができるよう各教科で取組みを行っています。県教育委員会の高校教育課長様が本校のこの取組みをご覧になられるために、来校されました。閉校まで2年をきりましたが、目標をもって学習する生徒の姿を見て頂くことができて良かったです。
☆韓国ムアン高校とのオンライン交流(10月29日)
本校ではオーストラリアの姉妹校のドルーイン校とは往来をもって含む対面の交流を行っていますが、韓国のムアン高校とはオンライン交流を続けています。放課後の時間ですが、2年生の有志の生徒が生徒の自己紹介、趣味などを話し、瞬く間に時間が過ぎ、また交流したいという感想が聞かれました。
2学期が始まりました
まだまだ暑さが続く日々ですが、2学期が始まり、生徒たちは色々な取組みで頑張ってくれています。
1 授業のようす
3年生は始業式の翌日から授業でしたが、積極的に取り組む様子を見ることが出来ました。
2 加東市の派遣事業の報告
3年生の男子生徒が夏休み中に加東市交換留学オリンピア市(アメリカのワシントン州にある加東市の姉妹都市)派遣事業に参加しました。男子生徒は、ホストファミリーとの生活から感じた文化や習慣の違いについてや、メジャーリーグの試合を観戦したこと、特大のTボーンステーキをご馳走になったこと、家庭で所有している銃を見せてもらったことなど、強く思い出に残った出来事などを話してくれました。また、現地では、昨年、日本で受入れた少年が訪ねて来てくれて、久しぶりの再会を果し、友情を深めることができたそうです(2枚目の写真)。派遣団の各参加者が現地の高校生に行った日本文化の紹介では、空手道部に所属している男子生徒は、空手の型と瓦割りを披露しました(3枚目の写真。動画でも見せてもらいましたが、複数の瓦を簡単に叩き割る姿には歓声が上がっていました)。先日(9/7)、加東市の報告会に出席して、彼の貴重な体験をしっかりと皆さんに伝えることもできたようです(4枚目の写真)。
3 県教育委員会の学校訪問
9月11日(木)に県教育委員会高校教育課の主任指導主事が、発展的統合による閉校まで2年となった本校生の学習活動を見に来られました。2年生は全クラスご覧になり、国語・英語・保健・家庭科を見て頂きました。生徒が集中して取り組んでいる様子を褒めて頂きました。理科のご担当の主任指導主事は、このあと3年生の理系の化学もご覧になり、先生の発問にてきぱきと答えていくなど、集中して演習に取り組む生徒の姿を見て頂きました。
夏季休業中の活動を振り返って
夏季休業中も、三木北高校が掲げる「国際理解」「地域貢献」「環境教育」の取組のため、多くの生徒が頑張ってくれました。また、校内では、自分の目標の実現に向けて補習や自習で頑張る生徒や、暑い中、学校を美しく保つために丁寧に作業されている校務員の姿を目にすることができました。今回はそれらの様子を紹介いたします。
1 地域との連携した様々な取組
◎7月25日 「平和の鐘を鳴らそう」
ユネスコスクールの指定を受ける本校も毎年この行事に参加し、平和への願いを込めて、スピーチを披露し、最後に参加者全員で鐘を鳴らしました。
◎8月2日(土) 青山夏祭り
吹奏楽部・音楽部の生徒が出演し、祭りの雰囲気を盛り上げてくれました。
◎8月3日(日) 緑が丘駅前清掃
朝の8時からでしたが、暑い中、約20名の生徒が地域の奉仕活動に参加し、道端や駐輪場の雑草抜きや清掃を行ってくれました。
◎8月4日(月) 保育選択者による実習
保育選択者3名が1学期の授業で練習を重ねた「三匹の子ぶた」を披露し、子どもたちに楽しんでもらうことができました。
◎8月5日(火)・18日(月)
三木市の若者ミーティングに参加し、同世代の仲間と市の活性化について様々な観点から考え、関西万博を訪問して、今後のミーティングで活用できるPR方法について見学してきました。
2 学校内の取組み
◎夏季補習と自学自習の取組
8月に入っても、自分の目標に向けて補習に参加して頑張る生徒や、いつでも先生に質問ができるように職員室近くで熱心に自習をする生徒が見られました。校訓の1つである「自学」の精神を感じることができました。
◎きれいな校舎であるために
8月の母校訪問で来られた卒業生の方や、来校されたお客さんからは「校舎がきれいですね」と言って頂いています。この夏も暑い中で、校務員さんが校舎周りの植木の世話、校舎内のタイルの貼り替えなどを行い、いつも美しく整えてくれています。写真は生徒昇降口のタイル貼り替えのようすです。
◎「環境の科学」(学校設定科目)の取り組み
受講している3年生の生徒が、校舎南側の花壇に野菜や果物の苗を植え、夏にはたくさん実りました。夏休み前に生徒も実食しましたが、なかなか良い出来であったようです。特にスイカは「緑が丘・青山の絶品Food発見!」のお店周りに行ってくれた生徒(5枚目の写真の左下のスイカです)や、8月の母校訪問で来られた卒業生に味わってもらうことができました。
ドルーインセカンダリーカレッジ(姉妹校)の来校
本校は2005年よりドルーインセカンダリーカレッジ(オーストラリア)との交流を開始し、親交を深めてきました。新型コロナウイルス感染症の流行により一時中断しましたが、2023年に正式に姉妹校提携を締結し、今年度に研修団の受入れを実現させることができました。
本校は今年度、2,3年生のみが在籍し、職員数も20名程であるため、研修団の迎え入れの準備は大変でしたが、教職員・生徒で協力して最大限の歓待をすることができたと思います。また、本校生徒が研修団の生徒一人一人に“バディ”としてお世話にあたり、5日間の交流の中心として頑張ってくれました。さらに日曜日のバディファミリーとの交流では保護者の方にも様々な工夫をして頂き、研修団の皆さんに日本のご家庭の温かさを感じてもらうことができたと思います。本当にご協力ありがとうございました。以下に簡単ですが、5日間の交流のダイジェストとしてご紹介させて頂きます。
※交流の様子は神戸新聞の取材を受け、7月15日(火)朝刊の三木版に掲載されました。
期間 令和7年7月10日(木)~7月14日(月)
研修団 生徒15名、教員4名
日程
7月10日(木)
歓迎会(学校紹介・歓迎演奏など) 歓迎レク(福笑い・伝言ジェスチャー) 各クラスでの交流(クイズ・ゲームなど) おにぎり作り(昼食) 書道・茶道体験 ウェル
カムパーティ(夕食)
7月11日(金)
縁日・盆踊り(三木音頭)体験 黒檀を用いた箸作り(三木金物商工協同組合連合会のご協力) 折り紙遊び
7月12日(土)
人と防災未来センター(神戸) 世界遺産姫路城見学
7月13日(日)
終日バディ家族との交流
7月14日(月)
送別会(記念品交換など) ※午後帰国されました。
【交流期間のさまざまな活動のご紹介】
◇福笑い
言葉は通じなくても皆で大笑いして、アイスブレーキングになりました。
◇茶道
茶道部員により、外国人旅行者に人気がある抹茶について、お作法も含めて体験してもらいました。
◇ウェルカムパーティ
料理を囲んで会話が弾み、プレゼントも頂き、リラックスした時間を過ごしました。
◇縁日体験
賑わいや各種ゲームを再現し、日本の夏の祭りの雰囲気を満喫してもらいました。
◇箸作り
金物組合の皆様のご指導により、三木製の鉋を用いて黒檀の立派な箸を作ることができました。
◇人と防災未来センター見学
バディの生徒は校内で事前学習を行って研修団の皆さんの見学に付き添い、震災について真剣に考えてもらうことができました。
◇世界遺産姫路城見学
広大な城内を巡り、天守閣の最上層まで上り、眼下に広がる姫路の城下を目にした研修団の皆さんは大変満足されていました。
◇バディファミリーとの交流
日曜日は本校の保護者様に研修団の宿舎で送迎して頂き、バディ生徒が事前に立てた計画に沿っておもてなしをして頂きました。神戸・あべのハルカス・淡路島・渦潮クルーズなどのお出かけをされたり、自宅で手巻き寿司やバーベキュー、花火をされたり、三木・小野界隈のレストランや博物館を巡られたり、各ご家庭でとても工夫して頂きました。一日の活動を終えて宿舎に戻ってきた研修団の皆さんは、保護者の方に日本語で感謝を述べたり、バディ生徒とハグするなど、日本のご家族との貴重な体験ができたことで、とても気持ちが高ぶっている様子でした。
☆記念品の交換
今回、本校からは三木市が誇る伝統産業の金物の一つである鏝(こて)を贈呈しました。また、ドルーイン校からはワライカワセミをモデルに描いた絵画を頂きました。鏝の贈呈にあたり、ドルーイン校の引率の先生方には、生徒がバディファミリーと交流をしている日曜日に、国の伝統工芸士の方が運営されている製作所に伺い、鏝ができる工程の実演を見学し、完成した鏝で土壁を塗る体験をして頂きました。引率の先生に三木市の伝統工芸の魅力を肌で感じて頂くことで、帰国後も贈呈品の鏝を校内で愛着をもって大切にして頂ければと思っています。
◇本校からの贈呈品
「鏝」(五百蔵製作所製)と贈呈式。右端はドルーインの引率の先生の鏝の体験のようすです。
◇ドルーインからの贈呈品
引率代表の教頭先生から絵画「ワライカワセミ」を頂きました。職員室前に飾っています。