ウエスト・サイド・ストーリー
ウエスト・サイド・ストーリー
スティーブン・スピルバーグ監督が「ウエスト・サイド・ストーリー」を再び映画化しました。現在上映中です。元々は1957年に初演された、ブロードウェイ・ミュージカルで、シェークスピアの有名な戯曲「ロミオとジュリエット」に着想を得て、当時のニューヨークを舞台に、ポーランド系アメリカ人とプエルトリコ系アメリカ人との2つの異なる少年非行グループの抗争の犠牲となる若い男女の2日間の恋と死までを描いています。
舞台で大評判となったため、まず1961年に映画化されました。映画も大ヒットし、この年のアカデミー賞では作品賞をはじめ、10部門を受賞しました。1961年といえば、私が生まれた年ですが、私はこの映画を映画館で見た記憶があります。多分中学生くらいの頃、リバイバル上映をしていたのだと思います。レナード・バーンスタイン作曲の歌は素晴らしく、登場人物のダンスも魅力的なのですが、結末はなかなか悲しいもので、涙を誘います。
今回2021年版も見てきました。びっくりしたのは、1961年版でアニタ(プエルトリコ系のシャークス団のリーダー、ベルナルドの恋人)役を演じたリタ・モレノ(彼女は1961年版で、アカデミー助演女優賞に輝きました。現在は90歳を超えていますが、元気です)が、2021年版では、若者たちのたまり場となるドラッグストアの店主であるヴァレンティナ役で出演しています。しかし何といってもこの映画の主人公はロミオにあたるトニーと、ジュリエットにあたるマリアの2人です。今回トニー役はアンセル・エルゴート、マリア役はレイチェル・ゼグラーというあまり知られていない役者さんが演じていますが、マリアの役は約三万人の中からオーディションで選ばれただけあって、さすがの出来映えでした。2021年版もアカデミー賞には多くの部門でノミネートされていて、受賞が楽しみです。
最後に難点を1つだけ。生徒の皆さんでしたら、全く問題ないと思いますが、私のような年寄りには、2時間37分という上映時間は長すぎます。予告編等を含むと3時間近くになってしまいます。映画鑑賞を執行するためには水分補給にご注意を。
学校紹介・美術工芸部紹介
サンテレビ「4時!キャッチ」2020/7/15
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