校長室より

スライスようかん

スライスようかん

 創業200年以上の京都の老舗和菓子店「亀屋良長」が食パン用「スライスようかん」を考案し、ヒット商品になったそうです。

 「ようかんを食パンのトースト用にアレンジした商品です。小倉ようかんを2、5ミリにスライスし、真ん中に塩入りのバターようかんをのせ、けしの実をトッピングしたものです。トーストするとあつあつの小倉バタートーストができます。2018年の秋から販売しています」

 発案した女将の吉村由依子さんは、発案のきっかけを語りました。

 「二人の子どもの朝食を作る中でひらめきました。長男はスライスチーズをのせたトーストが好き。一方、次男はあんこが好きで、トーストしたパンにあんこをぬっていました。でも、あんこは冷えると硬く、ぬりにくくて面倒で。『チーズみたいに簡単にできたらいいのに』と思ったのです」

 原因はいろいろあるのでしょうが、和菓子離れは深刻な状況のようです。ヒット商品はどうしても洋菓子の方が多く、また若者はあまり和菓子を食べない傾向があるようです。

 私は朝食にはお米を食べることが多いですが、このスライスようかんがあれば食パンも良いかなと思います。ようかんは、ようかんで食べないといけません。